SONY ガンズームマイクロフォンECM-HGZ1 ― 2013年09月10日 00時00分00秒
SONYのビデオカメラ ハンディカムHDR-CX590V用に外付けガンズームマイクECM-HGZ1を買った。
ビデオカメラはデジタルカメラのサブに使っているのだが(「鉄ちゃんプレート」でスチル・ビデオ同時撮影に挑戦 ― 2013年03月18日参照)、動きものが連続で撮れるのと音が録れるので、スチル写真とは違った情報が得られてよいですな。
HDR-CX590Vはステレオマイク内蔵で録れる音も悪くはないのだが、問題はズーミングで遠くの被写体を撮っているのに、音は近くの音ばかり録れることだ。某アマチュアスポーツを撮っていると、私の知り合いは「今日はビデオも撮っているな」と分かると近くで雑談はしないでくれるのだが(変な話を録られて後で何されるか分からないし-笑)、知らないよその人の雑談がものすごくよく録れていて困る。そういうとき、肝心の被写体の音はほとんど入っていない。
それで外付けのガンズームマイクECM-HGZ1を買うことにした。これは、SONY独自規格の「アクティブインターフェースシュー」に取り付けるもので、HDR-CX590Vだと本体上部前側にそのアクティブインターフェースシューがある。給電も兼ねているので、そのアクティブインターフェースシューに取り付けるだけでマイクの音も給電も別にコードが必要ない。まあそれはそれで便利なんだけど、SONYの独自規格の悪習ですなぁ。汎用性がまったくないもの。いままでどれだけの独自規格を作り散らかしてきたことか。
このECM-HGZ1がガンマイクではなく「ガンズームマイク」と名乗っているのは、ガンマイクとして遠方の音だけを拾う機能の他に、ビデオカメラ本体のステレオマイクとミックスしてテレ端だとECM-HGZ1からの音のみ、ワイド端だとビデオカメラ内蔵のステレオマイクのみ、その中間では徐々に両者の割合が変わっていくというズームマイク機能があるからだ。ガンマイクとしてのみ、ズームマイク、OFFの切り替えスイッチがマイク側にある。ガンズームマイクECM-HGZ1はモノラルマイクなので、ワイド端にズーミングしていくにしたがってステレオ音声の割合が高まっていく感じになる。
ECM-HGZ1の音質はかなり硬い。低音はほとんどない感じ。高音も上の方はない感じ。音声が明瞭に録れる・聞こえるということを主眼にした硬い音だ。テレ端でガンマイクとして使ったときは、声などはよく録れている。ただし、パラボラマイクみたいにそこからは聞き取れないような音が手に取るように録れるというわけではない。
あと、事前にネットで調べたらECM-HGZ1にはウインドジャマー(風防)がないので、風きり音が結構入るということだった。数回使ってみたが、風があるときでも気になる風きり音は入ってなかった。それでもウインドジャマーは、レンズのフードと同様に、あった方がいいものなので、合うものを探してみた。ネット上の情報によると、audio-technicaのAT9941というマイクに付属しているウィンドマフが合うらしい。
それでヨドバシカメラでaudio-technicaのAT9941用ウィンドマフを取り寄せてもらった。型番などはカタログにもないが、ちゃんと取り寄せできた。届いたウィンドマフには以下のようなシールが貼ってあった(写真一番上参照)。ウィンドマフの値段は税込み735円だった。
依頼:94081
AT9941
385301380
ウィンドマフ
audio-technica
このウィンドマフはまだ使っていないのでどれぐらい効果があるのかはまだ分からない。ワイド端でもウィンドマフでのケラレはない。ただ、ワイコン付けるとケラレるかもしれないが、ワイコン使用時はガンズームマイク使わないので問題ないと思う。しかし、これは目立ちますな。猫撮りしたら猫パンチ食らいそうだ(笑)。
話は変わるが、デジタルカメラって撮っていて楽しくないので、はやくビデオカメラがデジタルカメラを包摂してくれないかなぁとも思うことがある。前にも書いたが、デジタルカメラぐらいの解像度で超高速度撮影して魚眼ないし超広角レンズで数時間撮りっぱなしで、あとからここだと思うところが切り出せれば、もうデジタルカメラで決定的瞬間を撮る必要もない。三脚にビデオ載せて撮りっぱなしにして、自分はフィルムカメラでまたーりと撮りたいものだけを撮る。それが技術の進歩ってものじゃないかなぁ。まあ実現したときにはすでにフィルムはないという最悪の状況になっているような気はするが…。
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