ライカの超広角大口径F1.4レンズ ― 2008年09月17日 00時00分00秒
ライカが超広角のF1.4大口径レンズを発売するようだ。また、50mm F0.95という超大口径レンズも発売するようだ。
ライカ、F1.4「ズミルックス」に広角21mmと24mm(デジカメWatch)
ライカ、開放F0.95の「ノクティルックスM 50mm」(デジカメWatch)
超広角21mmと24mmでF1.4の大口径だ。すごい。MANA様が仰っていたように、M8での広角対策でリリースされたのだと思う。M8は35mmフルサイズではないので、35mmライカ版と比べて、同一焦点距離で1.33倍の焦点距離の画角に相当する。要するに同じレンズを使うと画角が狭くなるのだ。だから21mmレンズで約28mm相当の画角になる。28mm F1.4相当なのだ。
M8は高くて買えないし画角も広角側にレンズが少ないので、ここはこれらの大口径広角レンズをフィルムカメラで使うことを夢想したい。フィルムカメラのライカM型で使えば対角線画角90度のF1.4レンズとして使えるわけで、これは史上初だ。これはフィルムがまだ優位な点だ。Summilux M f1.4/21mm ASPHが手に入れられれば、ボディはBessa R4A(M)でもいいし、M6やZeiss IkonやKonica Hexar RFに外部ファインダーでもいいわけだから。まあSummilux M f1.4/21mm ASPH.も私が買えない値段だとは思うが(爆)。
しかし、ズミルックスのF1.4レンズ、角形フードなのはよいが、これ、フード外れるんだろうな。なんか一体型だとしたらかっこわるい。21mmの方のフードのデザインももう少しなんとかならなかったんだろうか。ピントリングと絞りリングのギザギザも工夫がない。せめて感触を違えるぐらいにして欲しいなぁ。安いレンズじゃないんだから。まあ、買えない私が何言っても通らないと思うが(笑)。
一方のNoctilux M f0.95/50mm ASPH.もすごい。キヤノンの50mm F0.95よりもきちんとF0.95なのだろう。
いずれのレンズも、フィルムでの作例が早く見たい。各カメラ雑誌に期待する。作例がたくさん載っていたら、買いますよ。なぜ「フィルムでの作例」なのか説明しておくと、35mmフルサイズセンサーのカメラがまだないライカMマウントでは、端っこの方の描写が見られないし、デジタルカメラはセンサーが変わると同じレンズでも写りが全然違ってくるからだ。フィルム銘柄が違って写りが若干違うこともあるが、あるフィルムだと周辺減光するが別のフィルムではそうではないとか、あるフィルムでは周辺が流れるが別のフィルムではそうではない、なんてことはフィルムではないからだ。デジタルカメラはボディが変わるとレンズとの相性も全然違うものになるので、作例を見せられてもそのボディを買う気がなければ全然参考にならないからだ。何年か経ってそのボディが顧みられなくなると、一生懸命撮った作例の価値がなくなりますぞ(笑)。フィルムの作例だと10年前のものでもそのレンズを買うときの参考になるでしょ。デジタルだとそうはいかない。と、煽っておく(笑)。
やまろ様の仰っていたように、こういうわくわくするレンズを日本のメーカーもラインナップして欲しい。すぐに買えなくてもいつかは買うぞ、と言うレンズを。お金が貯まらないうちに生産終了になるのではなく、息の長い憧れのレンズをラインナップして欲しい。
【追記】
ライカのサイトに小さな作例がアップされている。デジタルのライカM8.2での撮影だが…。M8.2の宣伝もあるから仕方ないか。
ライカノクティルックスM f0.95/50mm ASPH.
ライカ ズミルックスM f1.4/21mm ASPH.
ライカ ズミルックスM f1.4/24mm ASPH.
【追記ここまで】
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