なぜかいまごろソニー「GPS-CS1KSP」のレビュー記事が ― 2008年09月05日 00時00分00秒

デジカメWatchにソニー「GPS-CS1KSP」(デジカメアイテム丼)が掲載された。あれ?このあいだインプレスのどこかでソニー「GPS-CS1KSP」のレビューを見たぞ、と思ったら、9月2日にPC Watchでソニー GPSユニットキット「GPS-CS1KSP」(平澤寿康の周辺機器レビュー)が載っていて、読んだばかりだったのだ。インプレスは複数のジャンルにまたがる製品のレビューの場合、同じ記事を別のWatchにリンクを張って載せるのだが、ソニー「GPS-CS1KSP」の場合は珍しく別々に同じ製品を同じ時期にレビューしている。しかも発売から半年も経ってからだ。何かソニーから働きかけがあったのだろうか(笑)
GPS-CS1KSPについては、もう語ることはない(笑)。
SONY デジタルカメラ用GPSユニットキット「GPS-CS1KSP」発売 ― 2008年02月26日
で言いたいことは語っているからだ。
また、アップグレードキットについても、
ACC-GPS(SONY GPS-CS1K用アップグレードキット)が届いた ― 2008年04月11日
で語ってしまっている。
上記のレビューのうち後者の平澤寿康氏のレビューの方がいい印象だ。というのは、アップグレードキットの販売期間が短かったことについて言及しているからだ。
SONY GPS-CS1KのアップグレードキットACC-GPSが全然来ない ― 2008年03月27日参照
次に、MANA様に教えて戴いた別のGPSキーロガー Location Plus A1 も見てみたい。
Location Plus A1の方がGPS-CS1Kよりも多機能のようだ。ログを記録する間隔が、 1 / 5 / 10 / 15 / 20 / 25 / 30秒のいずれかにユーザーが任意に設定できるところもいい。GPS-CS1Kは15秒に1回に固定されているので、高速に移動する場合軌跡がガクガクになってしまう。しかもGPS-CS1Kは感度が悪いためにログが取れないことがあり、そうなると軌跡が移動したルートと違ってショートカットしたみたいになってしまう。Location Plus A1の方がよさそうだ。
一番の問題は感度だ。Location Plus A1は仕様によると、チップセットにuNAV社 uN3010A (Single Chip GPS Receiver)を使っているようだ。uN3010Aの評判が分からない。SiRF Star III なら高感度だという評判が確立しているから安心だ。
と思って検索すると、デジカメWatchにLocation Plus A1のレビューが既に載っているではないか。読んだはずなのにすっかり忘れている。
ハンファ・ジャパン「Location Plus A1」(デジカメアイテム丼)
今から買うなら、Location Plus A1の方がよさそう。ただ、GPS-CS1Kよりははるかに感度がよさそうだが、SiRF Star III チップセットを使っているGlobalSat DG-100 (コメットDL/3)の方がより高感度で軌跡のズレが少ないように思う。GlobalSat DG-100 (コメットDL/3)は画像のExifにデータを書き込むソフトが付属していないので、総合的に見てLocation Plus A1がお勧めだと思う。わたしなら、ソニーのGPS関連ソフトを持っているので、高感度のGlobalSat DG-100 (コメットDL/3)を買いたい。
Location Plus A1の唯一気になる点は、GPS-CS1Kは時速500kmで移動する場合までログ採取可能となっているのだが、Location Plus A1は時速300kmまでとあることだ。飛行機の中ではこういう電子機器は作動させてはいけない可能性があるからそんなに速い速度に対応していなくてもよさそうなものだが、時速300kmだと新幹線で微妙になってくる。500系やN700系は最高時速300kmで走るからだ。中国だと最高時速350kmの高速鉄道もある。新幹線の中でもログを取りたいじゃない(笑)。【訂正】Location Plus A1の仕様をよく見たら、「時速360km以上、海抜高度10,000m以上では測位できません。」とあった。時速350kmの中国の新幹線でも使える。お詫びして訂正します。とすると、残された問題点はWindows 2000やMacで使えないぐらいですな。Windows 2000のノートPCを持っている私としてはこれは由々しき問題なのだが…。【訂正ここまで】
MANA様大当たりです。情報ありがとうございました。
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