キター!GR DIGITAL II ― 2007年10月30日 00時00分01秒
リコー、高級コンパクト機「GR DIGITAL II」~正方形の撮影など改良点多数(デジカメWATCH)
リコーは、コンパクトデジタルカメラ「GR DIGITAL」の後継モデル「GR DIGITAL II」を11月22日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は8万円前後の見込み。
なんか外観ほとんど変わっていないのは予想通り(笑)。さすが田中長徳氏、うまくリークしますな(GR DIGITALの新機種は11月3日に横浜美術館でお披露目 ― 2007年10月25日参照)。
- 撮像素子は1/1.75型有効1,001万画素CCD
- RAW書き込み時間は、約3.8秒に短縮
- アスペクト比1:1での撮影が可能、RAWでも記録できる
- 画像処理エンジンは、新開発の「GR ENGINE II」
- ボディ側面にストロボポップアップボタンを装備し、マニュアルでのポップアップが可能になった
- レンズはGR DIGITALと同じ、焦点距離28mm(35mm判換算)、F2.4の「GRレンズ」を搭載
- 液晶モニターは、2.7型TFT(約23万画素)に大型化
- 記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとMMC
- 電源はリチウムイオン充電池「DB60」をGR DIGITALから引き継ぐ
- バッテリー室にはロックを設けた
- 外付け光学ファインダー「GV-2」(28mmの画角にのみ対応)
- テレコンバーターGT-1は、装着時の焦点距離が40mm相当(35mm判換算)
レンズはGR DIGITALと同じだから、ワイドコンバージョンレンズGW-1とテレコンバージョンレンズGT-1が共用できる点がうれしい。これで、21mm、28mm、40mm相当に使える。ブログの物撮りは40mmが使えるとありがたい。「GT-1」が1万5,750円かぁ、これはヨドバシのポイントで買おう。
外観写真を見ると、GR DIGITAL II はアクティブ式の赤外線照射受信窓外光パッシブ式のセンサー(*)がなくなっている(AF補助光はある)。ハイブリッドAF(アクティブ式外光パッシブ式AFとCCD-AF(パッシブ式)AFの併用)はやめたようだ。
【訂正追記:2007年11月4日】
GR DIGITALのハイブリッドAFは2方式のパッシブAFを組み合わせたものだった。訂正します。
パッシブ?アクティブ?ハイブリッドAF ― 2007年11月04日
【訂正追記ここまで】
また、旧型のGR DIGITALに対する機能拡張ファームウェアも公開されるようだ。リリースは日経のプレスリリースによれば新型のGR DIGITAL II の発売日と同じ2007年11月22日だ。デジカメWATCHよると、10月31日0時に公開するそうだ。どっちが正しいのか?(デジカメWATCHの記事は訂正されて11月22日となった)
リコー、コンパクトデジカメ「GR DIGITAL」向け機能拡張ファームウェアの第5弾を提供(日経プレスリリース)
<拡張される機能>
(1)従来の白黒に加え、個性的なモノクローム表現を追加。
色は、セピア、赤、緑、青、紫から好みの選択が可能。 (セピアは機能拡張第4弾で反映) 色の濃さ、コントラスト、シャープネスをそれぞれ5段階の設定が可能。(2)情報表示モード(外部ファインダーモード)
液晶モニターの表示を消すシンクロモニターオフモード時に、絞り値やシャッタースピードなどの情報のみを表示することが可能に。 (シンクロモニターオフモードは機能拡張第1弾で反映) 外部ファインダー使用時に便利。(3)フラッシュ調光補正
フラッシュの光量を1/3EV単位で+2.0EV~-2.0EVまで補正可能に。(4)テレコンバージョンレンズ対応
近日発売予定のテレコンバージョンレンズ(GT-1)の装着が可能に。テレコンバージョンレンズが装着されたことを認識する機能を追加し、EXIFファイルに記録される焦点距離情報を補正するほか、フォーカス制御を最適化。
おお、どれも使いやすくなるいい機能拡張だ。ただ、
なお、「GR DIGITAL」に対する機能拡張ファームウェアの提供は、今回が最終となります。
は、残念。
【関連リンク】
リコー、最後の「GR DIGITAL」機能拡張ファームウェア~「GR DIGITAL II」の一部機能が利用可能に(デジカメWATCH)
コメント
_ ataru ― 2007年10月30日 23時17分41秒
_ Haniwa ― 2007年10月31日 08時52分35秒
そうですね。ほんの0.5度傾いただけで変な写真になります。これでISO400が常用できるようならば、GR DIGITAL II も買いたくなってきます。とりあえずはテレコンだけは買いますが。
ハイブリッドAFの件、
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2007/10/30/7324.html
の記事の記者、アクティブとパッシブを間違えてますね。よく掲示板で間違っている人を見かけるんですが、この人だったのか(笑)。原理が分かっていれば絶対に間違えないと思うのですが。
たしかに暗所で補助光使いたくないときにアクティブ式は重宝しますよね。どうしてやめたんでしょうね。手元のGR DIGITALでは、ハイブリッドAF時にアクティブAFの情報がおかしいせいでピントを外す時がありました。キッチンのような壁がせまっていてステンレスがはってあるような場所で。そういうところでも、パッシブセンサーだとピントは正確でしたから、その辺を勘案したのかもしれません。しかし、ハイブリッドAFでパッシブAFのみにすることはできても(マクロモード)、パッシブ式しかないときにハイブリッドAFにはできないので、この点は選択できる旧型の方がよかったと思います。
_ MANA ― 2007年11月01日 21時00分23秒
私も密かにハイブリッドAFが廃止になっていることがチョット気になりました。
そして、GRDIIも気になったのですが、なぜかGX100が気になり出しました。
でも、GX8を触りながら、とりあえず、衝動買いは我慢することにしました。GX100にレンズバリアが付けばなぁ…
_ BlackCrane ― 2007年11月01日 21時26分43秒
変わったAFがどの程度使い物になるか、見難かった液晶がどの程度改善されているか、注目ですね。
_ Haniwa ― 2007年11月02日 08時51分17秒
ハイブリッドAF廃止の影響はどう出るのか、ちょっと興味がありますね。合焦は早いのか、など。
GX100は私もそそるところがあるのですが、レンズキャップと絵作りにちょっとひっかかりがあって、散財しないで踏みとどまっています(笑)。GRD用テレコンが出れば、GX100の物欲がさらに下がることが予想されます(笑)。
BlackCrane様
そうでした、晴天下で見づらい液晶も改善して欲しい点でした。手元のGR DIGITALの液晶がほとんど見えないのに、2mぐらい離れたところで撮っている他人のD200の液晶モニターはよく見える、という状況に愕然としたことがあります(老眼という意味じゃないです-笑)。
ADJ.ダイヤルがシーソースイッチになったのは、特許がらみとはいえ残念です。はやく色々なサンプル画像が見たいですね。
_ Haniwa@パッシブ(>_<) ― 2007年11月04日 19時33分41秒
私が間違っていました。正直すまんかった。\(^o^)/
http://haniwa.asablo.jp/blog/2007/11/04/1889767
しかし、リコーでは外交パッシブ方式以外のパッシブ方式(CCD-AF)は、パッシブ式とは呼ばないのだろうか。
あの小さな窓が外交パッシブ方式だったとすると、暗いところでは役に立っていなかったのではないか。
また、窓が二つ並んでいることから、基線長もほとんどなく、測距性能はよくなかったと思われる。
これなら新型で廃止したのも納得できる。
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ニコンですら一眼レフでやっと搭載したばかりというのに、このサイズで入れてくるとは。コンデジの方が手持ちで水平出しにくいのでポイント高いです。
フォトエキスポとかでメーカーの人に「水準器入れて」と言うことがあったんですが、やっと現実になりました。
ハイブリッドAFの廃止は、暗所で補助光オフの時のAF性能が不安。