eBayでロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター購入(追記あり) ― 2015年07月08日 00時00分00秒
Nikon 1シリーズボディでニコンFマウントのレンズが使えるマウントアダプター FT1を買おうかなと思った。しかし、制限事項が多すぎる(マウントアダプターFT1について参照)。
AF-SレンズでないとAFできないだけじゃなくて、非CPUレンズだとフォーカスエイドも使えないらしい。
それで色々と検索していたら、報告:Nikon 1 用 AF confirm チップ付きマウントアダプタ(おのひろきおんらいん2014年5月25日)という記事を見つけた。
これはCPUチップと接点が付いていて、ボディ側に50mm F1.4のCPUレンズが装着されていると認識させるもののようだ。これで非CPUレンズでもフォーカスエイドが使えるようになるらしい。
なお、Gfoto社は通称「タンポポチップ」と呼ばれるCPU接点を売っていることで有名だ。MFニッコールレンズにCPU内蔵接点を付加して、D3000シリーズなどの、非CPUレンズで機能制限の多いボディで、内蔵露出計やフォーカスエイドを使えるようにするものだ。なぜタンポポチップと呼ぶのかは知らない。
記事の人はロシアのサイトで購入されたようだ。ロシアのサイトでルーブル建てで購入した方が、同じ会社のeBayのサイトでドル建てで購入するよりも数百円安いようだった。しかし、アメリカから送ってもらった方が確実に届くような気がして、eBayの方で購入した。
Nikon F lenses to Nikon 1 adapter with AF/EXP chip Gfotoで、US $56.00に送料$8.99で合計$64.99だった。昨日のレートで8,259円だった。
それで今日になって発送の動きがあったようだ。Shipping carrier が belpost になっているので、ロシア※ベラルーシから発送のようだ。うーん、それだったら最初からロシアのサイトで買った方がよかったなぁ。
【追記】
※ belpostのサイトがロシア語で書いてあるのでロシア共和国だと思っていたら、追跡サービスにСлежение за отправлениями по РБ / Track items in the territory of the Republic of Belarus
Слежение за международными отправлениями и EMS / Track EMS and international mail
と選択肢があるので、ベラルーシ共和国だと気づいた。ドメインもbelpost.byだ。
でもeBayには、 Item location: Moscow , Moscow, Russian Federation って書いてあるんだけどね。
ちなみに現在Брэст(ブレスト)というポーランド国境に近いところで荷物を受け付けてまだブレスト(Брест(露)、Брэст(ベラルーシ語))にあるらしい。
【追記ここまで】
【さらに追記】
ブレストってブレスト・リトフスク条約のブレストだ。しかも、ブレスト中央駅は、西の標準軌(1,435mm)と東の広軌(1,520mm)の接続点で、列車はブレスト中央駅で長時間停車して車輪幅を調整する(というか軌間の違う台車に交換する)らしい。鉄道技術博物館もあるようだし、行ってみたいなブレスト。
【さらに追記ここまで】
【追記その3】
ミンスク(Минск(露)、Мінск(ベラルーシ語))の税関を通過したらしい。
【追記その3ここまで】
【追記その4:2015年7月10日(金)】
2015-07-10 01:41(JST) ワルシャワ(ポーランド)に到着のようだ。どういうルートでくるんだ?
【追記その4ここまで】
【追記その5:2015年7月15日(水)】
7/14の23時付け(日本時間)で KAWASAKI HIGASHI という表示になった。国際郵便専門の川崎東郵便局のことだろう。ついに日本到着。あと少しだ。ワクワク。
ちなみに川崎東郵便局は「第4回新宿クラシックカメラ博」明日まで ― 2012年08月27日の工場夜景の作例の近くにあるようだ。京浜工業地帯の東扇島にある。
【追記その5ここまで】
【追記その6:2015年7月16日(木)】
2015年7月16日(木)午前3時(日本時間)付けで地元の日本郵便の集配局に到着したようだ。belpostの追跡サイトで郵便局の表示欄に日本の郵便番号らしい7桁の数字が入っていて、それが地元の集配局の郵便番号と一致しているからだ。
【追跡その6ここまで】
ということで、届くのが楽しみ。
マウントアダプターFT1は、AF Nikkor 20mm f/2.8D(Ai AF Nikkor 20mm F2.8D)は使えるのに、AI Nikkor 20mm f/2.8S(Ai Nikkor 20mm F2.8S)は使えないようだ。理由は不明だが、 Nikon F lenses to Nikon 1 adapter with AF/EXP chip Gfotoの方では、AI Nikkor 20mm f/2.8S(Ai Nikkor 20mm F2.8S)が使えるといいな。
20mmでも2.7倍の54mm相当の画角になってしまうので、主に望遠側で楽しむことになるんだろうな。マニュアルフォーカスになるけれども、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6DをNikon 1 V1に付けて、189~810mm相当を体験してみたい。そうしたら、1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6が欲しくなってしまうかもしれない。あと、ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)を付けると1080mm相当になる。これも試してみよう。開放F8と暗いけどフォーカスエイド効くのかなぁ。
いずれにしても、ニコンって非CPUレンズ使用時にどうしていろんな制限付けるのかねぇ。せっかくニコンF以来の「不滅のニコンFマウント」なのに。だから知り合いにはあんまりニコンを勧めない。自分から沼に入った人は自分でなんとかするだろうが、他人に透明度の低い沼を勧められない。
【追記:2019年12月4日】
ロシア製CPUチップ付きNikon 1- Nikon Fマウントアダプター到着 ― 2015年07月16日
Cマウント8mm F3.8魚眼レンズとGfotoのチップ付きNikon1用マウントアダプターを購入 ― 2019年11月20日
コメント
_ みっち ― 2015年07月08日 19時06分13秒
_ タロウカジャ ― 2015年07月08日 20時51分30秒
小生は、フジ業務用フィルム(iso100)をGRv1にセットして撮影を開始します。
マミヤ7が我が家に来た御蔭でフィルム撮影が若干増加しています。巻き上げる間が良いということを感じております。フィルムのコストパフォーマンス納得できる間は、マミヤ7、ニコンFM、GR1vそしてニコン1V1でいきます。
_ めがねのパイロット ― 2015年07月08日 22時10分04秒
先日イロイロとお騒がせしましたが、先ほど、D700の中古購入しました。
現物は後程届きますが。
主に「業務用」という位置づけでしょうか。
そんなに業務はないのですが・・・(汗
せっかくなので、NX2とかも買いたいと思います。
機種選定に悩んだ末、結局ここに落ち着きました。
まぁ割と新し目の個体と思われます。
これで、フィルムの消費が減らないよう、心してフィルムを使い買うようにします。
タロウカジャ様、マミヤ7購入?おめでとうございます。
私も7Ⅱを持っていますが、いいカメラですよね。
アクロスとか詰めて撮った写真の美しさは、なんとも言えません。
_ wakashi ― 2015年07月13日 12時50分41秒
また、富士フィルムがフィルムの縮少や値上げを伝えてます。フィルムを無くすな、と叫べる場所を、このブログくらいしか知らないものですから、書込ませてもらいました。
ハニワさんのサイトを始めて見たのは、いつのことだったか。今となっては、希少価値が出ているフォクトレンダーの125ミリマクロのハニワさんの記事をそのころ読んだと記憶しています。
マミヤ7の最後の機種、黒のザラザラの表面仕上げのものも使っていたけど、結局今は中判も卒業してしまった。「貴方がフィルムを使わなくなったのが原因なのに、フィルムが減っていくのを嘆くの?」と批判されてもしかたないけど。。。。。。
最近は、白黒のアクロスは多少買っています。ズマロンやエルマーなどの古いライカレンズを残していてモノクロのフィルム写真は撮っていますから。ニコンボディはFM3Aだけになっちゃった。今年中に、ベッサのR2Mとか、新品で一台購入し、永久保存しようと思っていたのだけど、フィルムの販売終了とか、値上げとか、報道されてしまうと、少しさめちゃいます。
マミヤも止めてしまった今、冷蔵庫に残っている120フィルム、EVS10本、アスティア5本、それらは寒い冬になったら、他者に譲ろうと思っています。
_ いつもとおりすがり ― 2015年07月13日 19時23分20秒
フジのフィルムの件、英語圏でも出回っていますね。ややパニック的反応がみられますが、そもそもポジはもうずっと需要がないに等しいですから。
コダックも含め、今後の予想は難しいですが、少なくも映画産業で撮影用や保存用にフィルムが使われている間は、35mmネガであれば、急になくなることはないでしょう、実務的なことですから。
最近、NHK-BSで、主に2000年代後半から最近くらいまでにつくられたハリウッド映画をよく観るのですが、どれも大抵、フィルムで撮影されていますね、クレジットをみていると。フィルムを使わなかったら、ずいぶん印象が違っていたと思います、とくにこれらのドラマ作品では。クオリティ維持は肝です。
一方、フィルムを使っていない、デジタルのみの邦画作品もたまに目にするのですが、フィルムっぽく仕上げても不自然で、そもそもシャープさが足りないため、ぼやけた感じで、作品のよしあしを問わず、観づらく、集中できません。この差は致命的です。
このように影響は出ているのですが、それでも、フィルムを使わなくなる理由があるのでしょうね。もっとも、写真の分野では、それが、より明確ですが。笑
_ みっち ― 2015年07月13日 20時34分38秒
ttp://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0040.html
ですね。PROVIA400が販売終了・代替品の用意なし、ですか。
映画用フィルムの分野は、どういうわけか、コダックが一人で頑張っている状態で、今年公開のスターウォーズ、ミッション・インポッシブル新作も、コダックのフィルムらしいから、まだ当分は大丈夫かな。
一方で、富士フィルムは、すでに映画の撮影用・上映用フィルムから、完全撤退しています。
ですから、安心はできませんね。
_ いつもとおりすがり ― 2015年07月13日 20時57分56秒
そうですね。まあ、コダックを、ハリウッドをはじめとする映画業界全体が支え続けられればいいのですが。そして、その必要性を訴えるフィードバックも大事でしょうし、オーディエンスからの。
邦画もフィルムで撮っている作品はまだあることにはありますね。例えば、是枝監督の「海街ダイアリー」とか。
ttp://www.imdb.com/title/tt3756788/technical?ref_=tt_dt_spec
これだけを理由に劇場で観るのもいいかもしれません。笑
_ みっち ― 2015年07月13日 21時28分13秒
はい、それと映画館で鑑賞する場合には、上映設備との兼ね合いが無視できません。
映画「インターステラー」みたいに、いくらクリストファー・ノーラン監督が気合を入れてIMAX70mmフィルムで撮影しても、日本にはIMAXフィルムを上映できる商業映画館が一軒もありません。(泣)
日本のIMAXデジタル館にあるDLPプロジェクターの解像度はわずか2K(2048x1080)です。これでは、70mmフィルムの解像度の良さを感じてくれと言っても、無理な話です。
_ タロウカジャ ― 2015年07月13日 21時49分23秒
フィルムカメラは、その作法を楽しむようになっているのかな。とにかく秋以降は、使えるフィルムが減少し、残ったものも高くなる。特に120の環境が悪いので使う人が、減少しますね。
_ いつもとおりすがり ― 2015年07月13日 22時19分13秒
IMAXは特殊です。あれは、例えば、博物館等の特別映像企画程度しか需要はないでしょう、もともと。
しかし、一般的な劇場映画の、35mmネガでDIという現在のプロセスであれば、クオリティは十分担保できる(まだ伸びしろがある)ようですから、今後、4k、8kと移行しても、しばらくは使われ続けるでしょう。フィルムの情報量と柔軟性は、あなどれないです。撮影にフィルムを使うか使わないかの差、「絵」のクオリティの違いは、大きいと思います。
16mmフィルムにも同様の需要の掘り起こしがあるようですが、物理的に越えられない壁がありますから、まあ、それなりかと。
ただ、いずれのフォーマットも、上映は、昔のようにプリントフィルムでは難しいでしょうね。写真も同じように、「ハイブリッド」であれば、最終出力がデジタルどまりというのは、それなりに理にかなっていると思いますし。
映画館の設備は、ピンきりでしょうね。アート系単館映画館とシネコンでは比べられないです。単純に作品の違いもありますし、目的も違いますから。笑
_ いつもとおりすがり ― 2015年07月13日 23時07分04秒
コダックのサイトに同社のフィルムで撮影された最近の映画作品のリストがありますね。撮影現場等の写真が掲載されているのもあります。
ttp://www.motion.kodak.com/motion/Customers/Productions/index.htm
_ wakashi ― 2015年07月16日 13時51分04秒
ただ心配なのは、フィルム業者のフジやコダックを儲けさせる、やしなう、だけの需要じゃない。フィルムが減ったときに、中判の人気が急落ってことにならないか、そのへんです。グローバルなトレンドとして心配し、興味を持ってみまもっています。中古中判カメラのニーズと現在生き残っている正常動作の個体の数とのバランスがどうなるのか。いよいよ希少価値をもって生き残るのか、突然誰も欲しがらなくなるのか。(中国株がバブルなのか、なんてのに似ています。)
それでも、結論としましては、マミヤ7は別格で、お持ちの諸兄には海外流出などさせず、永く所有していただきたいです。10年、20年後、今のマキナに代わって、探されるカメラになるんじゃないかとおもいます。
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それにベラルーシというと、美人の産地ですなぁ。(何の関係がぁ?ー笑)
これはもう是非、無事届くまでの波瀾万丈の物語と、その後のこれも破天荒なテストレポートが愉しみであります。(何を期待しとるんじゃあ?ー爆)