国立科学博物館特別展「元素のふしぎ」はお盆休みで激混みだった ― 2012年08月14日 00時00分00秒
昨日は更新できなくてすまんかった。実は東京・上野の国立科学博物館に行って特別展「元素のふしぎ」を見てきたのであった。月曜日は普段は休館日なのだが、夏休みの8月中は無休なのであった。月曜日は普段休みだから、開いてないと思って来る人が少ないんじゃないかと期待して、会館少し前に到着したのだが、これが激混み。
お盆休みで東京の道路や電車は空いているので、博物館も空いていると思ったら大間違い。お盆休みを利用して東京に来る人とまだ帰省していない人が大挙して押し寄せている感じ。
しかも、開館前に並んでいて列の前の方にいたのに、入館直後に音声ガイドを借りようとしたらこれがなんか手慣れておらず借りるのにものすごく時間が掛かった。その間に後ろの方に並んでいた人にたくさん抜かされ大混雑の渦中に。今回の「元素のふしぎ」音声ガイドはイマイチなので借りない方がいいと思う。
展示もイマイチであった。元素ごとにブースになっているような感じで、元素の説明と関連の現物が展示されているのが延々と続いているだけ。小学生の入場が多く見受けられたが、あの展示でなにか得たものはあっただろうか。たとえば、原子模型をおいたりすればまだ分かりやすかったが、原子模型の図が電子雲の近くに一部にあっただけであった。
いろんな元素があるんだよというだけの展示であった。ここに来るとあれが見られるという目玉も特にない。『世界で一番美しい元素図鑑 THE Elements』 (創元社刊)を本屋さんで買えば十分な内容であった。
あと、会場内でヘリウムの入った風船を子どもだけに配っていたのだが、これは出口で配るべき。観客の風船がパネルやモニターの前にあって、読みづらい。この特別展が始まって3週間ぐらい経つが誰もおかしいと思わないのかねぇ。展示が見づらくなる邪魔な配布物を配るセンスが分からない。まあ周期表の最初の方にあるヘリウムだから展示の最初の方で配りたいんだろうけど。
そんなこんなでこなれていない展示の特別展であった。混んでいたので常設展も見ずに退散した。
お盆には出掛けないのが一番なのか(泣)。あと、イマイチの特別展には行かないのが一番ですな。
ヘリウム風船配布中(国立科学博物館特別展「元素のふしぎ」):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、1/30、F2.8開放、ISO720、-0.3EV、ポートレート、AWB、L37c
フォーカスエイドに従って撮ったのだが、暗いのでかなりの確率でピンぼけが出た(泣)。だからトキナー12-24mm買ったのに…。
コメント
_ たけぴょん ― 2012年08月14日 13時53分01秒
_ Haniwa ― 2012年08月15日 11時32分40秒
この特別展は誰が企画したのか誰が監修したのかなぁと思うようなところがありますね。公式サイトがTBSのサーバーにあるので、テレビ局主導なんですかねぇ。だとしたら推して知るべしです。
月曜日に会場で配布していた、朝日新聞の広告の形を取った元素周期表(2012年5月3日付け12版▲)のXeの部分は「ストロボやスポットライトに用いられるほか、イオン化させることでロケットの推進力にもなる。小惑星探査機『はやぶさ』がこのイオンエンジンを使用した。」とあります。Krの方は「ギリシャ語で『kryptos(隠されたもの)』という意味で、発見が難しかったことに由来する。不活性ガスの一つで、電球に用いられており比較的長持ちする。」とありますね。少しずつ(こっそり)直しているのでしょうか。
この特別展は誰をターゲットにしているのかというのも気になるところです。未成年は見たところ小学生が一番多いように見えましたが、その辺がターゲットなんですかねぇ。「元素というものがあって、ものはそれでできているんだよ」というレベルでOKという感じがしました。その割りにはひとつひとつの元素の説明は小学生向けではなく、また各元素を平等に割り振っているので、子どもの集中力では途中で飽きてしまうような展示方法でした。途中に金塊や銀塊などとアルミのインゴットを持って重さを比べられるコーナーなどがありましたが、ああいいうのを主体にするか、もしくはもっと周期表の性質を中心にコーナーを形成するとか工夫があって然るべきだと思いました。
もしかしたら朝日新聞広告局が中心になって企画して、各企業から製品を出してもらってそれを各元素ごとに並べるのが企画の中心だったのかなぁとか思ってしまいます。広告屋の匂いがします(笑)。
_ たけぴょん ― 2012年08月16日 18時47分00秒
それは確認しないと、、、。
ちょっと問題のある放送局だから、、前は良い放送局だったのですけどね。
今は「イカさまタコさま」を問題にしています。
放送で「法律に違反する可能性」のある事を紹介しているのですから。
一家に1枚周期表
以下のページからダウンロードできます。
指摘した部分は直ってないですね。
ttp://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/week/1298266.htm
クリプトン
明るいクリプトン電球フラッシュやストロボの充塡ガス
吸入すると低い声がでる
ギリシャ語の「隠されたもの」に由来
フラッシュとストロボを別のような感じに扱っている(商標なんですけどね)
クリプトンは使ったストロボが無いかまでは確認してないけど普通はキセノン。
_ ノーネームしたん ― 2012年08月19日 16時16分28秒
Haniwa家のお風呂からキセノン133とか135、クリプトン85がブクブクと・・、
Haniwa氏特別食はストロンチウム89,90をたっぷりと(泣)。
TB○とMB○なら大阪にあるMB○の方が良心的かも・・、友人がこないだ夕方のニュースで今のセシウム137,134の安心基準は本当に安全なのか・・的なニュースをやってたよ・・と、
まあ脳衰省は安全強調ですが・・と両論を併記するような配慮がなされていたそうで・・。
_ Haniwa ― 2012年08月20日 07時59分14秒
■ たけぴょん様
「元素のふしぎ」展の公式サイトはなぜかTBSのサイト内にあります。
ttp://www.tbs.co.jp/genso-ten/
放送局はデジタル化で随分とお金を使ったのに、最近はメディアの多様化で広告が集まらず苦しい経営が続いていると聞きます。視聴率取れればなんでもやるという傾向が強く出てきているかもしれませんね。私も以前のTBSはよい放送局だったと思います。
一家に1枚周期表第6版の文科省のページ、文書の日付がないですね。いつ更新されたのか不明ですし、該当箇所は直っていないですね。
全然関係ないですが、おそらく先週のアップデートでAdobe ReaderをアップデートしたときにデフォルトのPDFリーダーをFoxit ReaderからAdobe Readerに勝手に変えられたようです。わざわざAdobeを使わないようにしているのに勝手に関連づけを変えるなんてウィルス並みだと思っています。Adobe Readerはアンインストールしてしまった方がよさそうですねぇ。
たしか二コンの古いスピードライトもキセノン封入とありましたね。わたしもクリプトンは電球でしかみたことがないです。
■ ノーネームしたん様
いや、そういう放射性同位元素は…(泣)。誤用学者の皆様方の健康のために用いてくだされ(泣)。
MBSといえばラジオの「種蒔きジャーナル」存続問題はまだ決着がついていないのでしょうかねぇ。MBSに良心があるのならば、存続してもらいたいものです。
MBSは昔からそういうニュース編成姿勢がありましたね。平松前大阪市長がMBS出身なのも無関係ではないと思いますよ。どうしてあんな現市長に…。
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元素のポスターを見てがっくりした経験があるのでひかえてました。
それなりの方が書いているのに用途についていい加減な解釈をしてました、苦情を言っても間違い無いと対応せず。
恐らく事務方が対応したのでしょうね。
版が変わる毎に「用途についてより身近なものに変えました」なんて書いて変更してたりします。
今でも「キセノン」や「クリプトン」の表現の問題点があります。(ストロボとフラッシュの違い(意味)を知らないようです。)
(この掲示板的な部分ね、他にも少し問題があったりします。)
ここポスター制作者と同じような感じがして、、、。