デジタル画像を自動的に高画質な仕上がりに補正できる ソフトウエアモジュール 「GT-Setup」(富士フイルム) ― 2012年08月07日 00時00分00秒
これも少し前のネタですまん。富士フイルムがデジタル画像を自動的に高画質な仕上がりに補正できるソフトウエアモジュール 「GT-Setup」というものを、次世代デジタル郵便のメッセンジャーサービス「LiveCard」に提供するらしい。
次世代デジタル郵便のメッセンジャーサービス「LiveCard」って流行るとは思えないんだが、この富士フイルムの画像補整システムはほかにも使えるからちょっと注目したい。
郵便って現物が届くから使うんであって、電報みたいにコピーが届くんならeメールで送ればいいのであって、あんまり有用性はないと思うぞ。eメールの利用できないような山奥とか僻地に送ってくれるというのが考えられるメリットだが、返事を出そうにもそこからはネットに繋がらないので返事は出せない。こんなシステムに金つぎ込んでる日本郵便は本当に終わっていると思うぞ。それに道路で地図広げて途方に暮れている運転手って必ず日本郵便(ゆうパック)だし。郵政民営化とその抵抗の中で破壊し尽くされていますな。
それは置いておいて、この富士フイルムのソフトウエアモジュール 「GT-Setup」って大丈夫なのかなぁ。あの悪名高き富士「フロンティア」の系譜を受け継ぐギトギトべたべたの画像になるんじゃないだろうな。
新開発の「GT-Setup」は、当社の70年間にも及ぶ銀塩写真システムの画像解析・評価技術と、1970年代よりいち早く取り組んできたデジタルイメージング技術を通じて蓄積してきた画像処理技術「Image Intelligence™」(*2)からデジタル画像を自動補正する技術を取り出し、デジタル画像を活用したビジネス拡大を目指す企業向けに商品化したものです。
「GT-Setup」は、画像を自動的に高品質な仕上がりにすることができるソフトウエアモジュールです。カメラで撮影した画像は、撮影時の天候や逆光などの撮影条件によってきれいに撮影できないことがあります。しかし、「GT-Setup」を使えば、当社独自の画像処理技術により、デジタル画像の色や明るさを自動的に補正し、最適な画質に仕上げることができます。
当社は、写真事業で培った画像に関する膨大な技術をもとに、デジタル画像を統計学とコンピュータ技術を駆使して解析することで、最適な画像処理の方法を追求し、ほとんどの画像を自動で美しく仕上げることを「GT-Setup」で可能にしました。この「手軽さと高画質化の両立」は当社技術だから提供できるサービスです。
サイトにある作例を見る限りでは大丈夫に見えるんだが、富士フイルムのデジタル補正技術を信用してはいけない(笑)。いくら批判されてもあのフロンティアの画質を垂れ流しているんだから。
この「LiveCard」って送る前に仕上がりを確認できたり、仕上がり具合を自分で調整できるんだろうか。「自動的に」っていうところが非常に怖いですな。あなたの写真も自動的に「フロンティア」レベルに!とかだと嫌すぎますな。それを低品質宅配サービスで送られた日にゃ…。
もっと詳細な画像補正例を見せて欲しい。
クハ481-26・ED75 775(鉄道博物館):Nikon D300、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F4AE(1/400秒)、ISO1600、-0.3EV、L37c、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB
これは極端な例だが、これを勝手に補正されたらたまらんなぁ(笑)。
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