「FUJIFILM X10」第4回――夏の日差しとフィルムシミュレーション(ITmedia)2012年08月08日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その39(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ITmediaデジカメプラスの長期試用リポートでに「FUJIFILM X10」第4回――夏の日差しとフィルムシミュレーションが載っていた。これも1週間遅れの情報ですまん。

X10に用意されているフィルムシミュレーションは、同社銀塩フィルムの名前が付けられている「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」の3つで、PROVIAがスタンダード、Velviaがビビット、ASTIAがソフトとされており、そのほかにもモノクロやセピアも用意されている。それぞれのフィルムシミュレーションだが、PROVIAは「標準的な発色と階調」、Velviaは「高彩度な発色とメリハリある階調」、ASTIAは「落ち着いた発色とソフトな階調」と説明されている。まずはこの3枚の違いを見てみよう。

デジタルフィルターのある意味分かりやすい効果とはひと味異なり、微妙なニュアンスの違いが見受けられる。スタンダードのPROVIAは彩度の押さえられた落ち着いたトーンにまとめられており、派手さはないものの、被写体や状況を選ばずに使える。また、Velviaはハッキリクッキリ、ASTIAはいうならばソフトで豊かな階調とそれぞれに特徴を持つことも分かる。一番上の雲の写真で言えば、炎天下の夏を太陽のコントラストを濃厚な感じで切り取るならVelvia、雲のふわっとした感じを出すならASTIAというところか。

うーん、モニターにも寄るのかもしれないが、空の色が富士フイルムのリバーサルフィルムの色とは違うような…。Velviaの空の色が一番違うように思うが、どれも違うという印象だ。

設定名が「スタンダード」「ビビット」「ソフト」でそれぞれ「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」に相当というのならまだいいが、最初から「PROVIA」「Velvia」「ASTIA」って名乗ってこれなのか。うーん。

フィルムの担当者はこのフィルムシミュレーションに関わっているのか、納得しているのか1週間ぐらい合宿して聞いてみたい。

長い目でみてフィルムの衰退は明らかだから、いまのうちにできるだけフィルムの表現をデジタルで再現できる方法を研究しておいてもらいたい。本当は色だけじゃなくて、モノとして画像が存在することが大事なんだけどね。


ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その39(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

国道1号バイパス(横浜新道)のここの部分だけ歩道が広くなっていて奥行きのないお店が道路沿いにあるという変わった光景。なにか歴史的な経緯がありそう。

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