富士 GF670 Professional のアサカメ表4広告版下がリーク2009年01月20日 00時00分00秒

GF670 Professional

昨日しがない写真屋様からいただいた情報で、富士フイルムの6×7版6×6判兼用のスプリング中判フィルムカメラ、GF670 Professionalのアサヒカメラの広告用版下と思われるPDFが富士フイルム子会社の富士フイルムイメージング株式会社の販売店向けビジネス情報サイトにアップされていることが分かった。なにかの間違いで公開されているのかもしれないので、雑誌発売日の20日に日付が変わるまで待ってみたが、まだ公開中のようなので記事化することにした。しがない写真屋様いつも情報ありがとうございます。m(_ _)m

問題の版下は以下のURLにある(PDF 1.2MB)
https://fujicolor-bp.jp/upfiles/GF670_ad_12_206.pdf

このPDFを見ると、GF670 Professionalは、「近日発売」で、まだ発売日は告知されていない。また価格も載っていない。そして左肩には「アサヒカメラ表4」の文字が。周囲にはトンボと呼ばれる版下特有の目印もついていて、アサヒカメラの裏表紙(表4)の広告版下であることを伺わせるものになっている。

また、富士フイルムイメージング株式会社の販売店向けビジネス情報サイトのトップページにも

2009/01/19
新中盤カメラ『GF670 Professional』発売告知開始」

とあり、今日発売のアサヒカメラにこのリークされた(?)広告が載ることを予想させるものとなっている。一般人は残念ながらトップページ以下には進めないようになっているのだが。しかし、「中判」でなくて「中盤」と書いてあるのは、写真フィルム、それもブローニーは終盤にさしかかってはなくてまだまだ中盤だぜ、という意味を込めているのだろうか(笑)。

さて、GF670 Professionalの一番の問題はその価格だろう。フォトキナで30万円という情報があったのだが、急速に悪化する世界経済のさなか、30万円の中判スプリングカメラは買う人が少ないだろうというのが多くの一致した意見であった。さてどうなるのだろう。

しがない写真屋様、情報ありがとうございました。

【追記:2009年1月20日】
まだ、本屋さんに寄っていないので雑誌は見ていないのだが、アローカメラ・我楽多屋さんのブログに、今日発売のカメラ雑誌裏表紙(表4)にGF670 Professionalの広告があることが写真入りで書かれている。
カメラ雑誌発売日!(2009年1月20日 アローカメラ&我楽多屋)
【追記ここまで】

【さらに追記:2009年1月20日】

Voigtlaender Bessa III(Fujifilm GF670 Professional)

ドイツの「フォクトレンダー」からもBessa III の名前で出るようなのでリンクを張っておく。
Bessa III Mittelformatkamera(Voigtlaender - Die offizielle Homepage)(独語)
Voigtlaender - Bessa III (voigtlaender.de)(英語)
【さらに追記ここまで】

【関連】
富士「GF670プロフェッショナル」は「お目見え間もなく」 ― 2008年12月24日
6×7判のフィルム中判カメラ「GF670」の価格 ― 2008年10月10日
PMA08で富士フイルムが67判スプリングカメラ「GF670フォールディング」を参考出品 ― 2008年02月04日

【関連追記:2009年1月30日】
中判フィルムカメラ「GF670 Professional」を3月中旬より限定5000台で発売 ― 2009年01月28日
【関連追記ここまで】

コメント

_ せいじん ― 2009年01月20日 01時41分33秒

カメラ雑誌発売日に合わせたのかもしれませんが、コシナのサイトで
EOS用ツァイスレンズの発売告知が出ています。
http://www.cosina.co.jp/seihin/co/ze.html
これでフォーサーズ陣営以外のデジタル一眼にツァイスレンズが装着可能となりましたね。
もっともフォーサーズ側はライカレンズが装着可能ですけど。

こうやって書いてみたらなんか、50年位前のドイツ製カメラみたいですね
各社がボディを作って、ツァイスがレンズを供給する見たいな感じで(^^;

_ Haniwa ― 2009年01月20日 09時19分35秒

せいじん様
情報ありがとうございます。
絞りリングのないレンズなのでスルーするところでした(笑)。

ボディよりもレンズの方が儲けが多いと昔から言いますからねぇ。
デジタルになってなおさらボディにお金が掛かっているんじゃないでしょうか。

Zeissのサイトに以前「どうしてEFバヨネットは出さないのか?」というインタビューがあってツァイスの人が「ZSやZFにマウントアダプターを使えばEFマウントでも使える」と答えていたインタビューが載っていたのですが、今探しても見つからないですね。消されちゃったかなぁ(笑)。

フォーサーズはあまりにセンサーサイズが違うので出ないように思います。今まで出ているのはすべて35mmフィルムをカバーするイメージサークルを持つレンズなので。

_ りー ― 2009年01月20日 10時34分01秒

あれ?ブラックなんですかね。
確か最初の発表では、フジはシルバータイプで、ファクトレンダーの名前でブラックが出るという情報を見たような気がするのですが。

ちょっと時間がないので、過去の情報も最近の情報も見ないで書いてますが。

価格は未定かあ。

_ りー ― 2009年01月20日 10時35分33秒

ファクトレンダーって何だ(笑)。フォクトレンダーね。
最初の変換では、フォクト連打ーって出ました。

_ Wakashi ― 2009年01月20日 13時42分53秒

アメリカのcameraquest(コシナ代理店)のオーナーが昨年このカメラを海外に伝えたときに、海外にも正式に輸出されるか、コシナなのか、フジなのか、未定とのことでした。そういえば、レンジファインダーのツアイスイコンも海外ではシルバー/ブラックで販売権が異なっていたような。
あと、当初TTL露出と彼が紹介して、フォーラムみたいなところで、「レンズシャッターカメラのTTLってのは、むずかしいんじゃないかい?」なんてやり取りもあったようです。距離計窓の向かって左の丸いところが外部露出計の受光窓なんでしょうね、きっと。(露出時間中の光の量を測定するダイレクト測光みたいな原理なら可能ですか?でも、ベッサAシリーズやツアイスイコンと同じ、オート+メータードマニュアルの露出計なんだろうから。。)丸いアイピースのサイズは、きっと、ベッサ、イコン、ニコンFM、ニコンF2と同サイズですね。

_ Haniwa ― 2009年01月20日 13時49分34秒

PMA2008の段階では、「ホワイトとブラックの2色展開で、年内の製品化が見込まれている。」と書いてありますね。

北斗連打というのもありますし(笑)。あたた!ひでぶ
たぶん、フォクト連打ーの誤変換から来たものだと思います(笑)。

もともとどういう展開予定だったのかもはっきりしないのですが、シルバーのみだと売れ行きに影響すると思いますよ。

今更言ってもあれですが、巻き上げがレバーじゃなくてノブというのはどうなんでしょうねぇ。あとからレバーに交換サービスとかやりそうな予感が(笑)。カスタマイズでさらに出費させる作戦だな(笑)。

_ Haniwa ― 2009年01月20日 14時11分18秒

Wakashi様と行き違いに。

ツァイスイコンはシルバーとブラックで販売権が違うのですか。そういえば富士のTXシリーズもハッセルブラッドと色違いで発売していましたね。国内では両方選べるようにして欲しいものです。あるいは外装を混ぜてパンダカスタマイズもあり、とか(笑)。

露出計はどうなんでしょうね。私も分かりません。
ただ、フィルム会社の発売するカメラで露光中のフィルム面を測光するダイレクト測光のカメラは出ないと思います。なぜならダイレクト測光にするとフィルムの反射率を変えないように縛られてしまうからです。シャッター幕での反射でストロボ制御とか直前の露光を記憶とかなら、シャッター幕の色を整えれば済むのですが。

左の丸い穴はきっとアクティブ赤外光照射窓なんですよ(笑)。あるいはレーザー光でピントばっちり、被写体はカメラ目線が危ない!とか(笑)。

丸いアイピースはニコンF2、FM系のアイピースがデファクトスタンダードに(笑)。FM系の薄枠ではなくF3(アイレベル)のゴムが独立したタイプのアイピースと同じものを作って欲しいですねぇ。F3(アイレベル)用のはアイポイントが長くないといけないので無理だと思いますが。

_ MANA ― 2009年01月20日 18時45分11秒

今日発売のカメラ雑誌を立ち読みしていたら、どこかの雑誌に30万円の予価は決定じゃないみたいなことが書いてありました。日本カメラだったかな?
ぐーっと安くなって出てくるのでしょうか。<希望

考えてみると、例えばマミヤ7とかの中古価格よりも安いくらいじゃないと魅力がないのかも。
10万円を切ったら、本気で欲しくなってしまいます。あり得ないかもしれませんが。

_ Haniwa ― 2009年01月21日 09時23分56秒

日本カメラは未チェックです。情報ありがとうございます。

あれ、30万円なら確実に失敗しますよね。ぐーっと安くしないとどうしようもないと思います。かつてのトヨタプリウスのように、中判保護のためにあるいはフィルム関連労働者・カメラ製造労働者の雇用確保のため国が補助金を出すとか(笑)。

定価12万8千円で実売9万8千円なんてどうでしょう(勝手すぎ)。

_ MANA ― 2009年01月21日 21時23分24秒

あ、日本カメラじゃないかもしれません。
立ち読みで興味がありそうなのを大量に斜め読みしたので…

>定価12万8千円で実売9万8千円なんてどうでしょう(勝手すぎ)。

そして、クラッセのようにキャッシュバックまでしてくれたら最高です。
でも、正直、ファインダスクリーンがあった方が萌えます(笑)

_ Haniwa ― 2009年01月21日 21時36分02秒

MANA様
他のカメラ雑誌は立ち読みする時間がなかったので、今度一通りチェックしてきます。

クラッセもあんまり売れてなさそうですよねぇ。
もうちょっとレンズがこんなに素晴らしいという方向でアピールしないと。赤城耕一氏や飯田鉄氏や築地仁氏を動員して(笑)。

>でも、正直、ファインダスクリーンがあった方が萌えます(笑)
そうなんですよね。あんなに大きくて重いのに一眼レフが流行る理由はやっぱりあのスクリーンに映し出される像が魅力的で撮影意欲が湧くからなんですよね。そういう意味でもEVFが主流になったら、カメラ趣味は衰退するでしょうね。なんかビデオカメラみたいですもの。

_ MANA ― 2009年01月21日 23時48分33秒

いやぁ、クラッセは写りが良くても、値段と見た目でダメでしょう。
いつもの話題ですが、もっと趣味的じゃないと。
TC-1、T3、GR1のいずれにも勝てない気がします。
負けているカメラをいくら新品とはいえ、いけてる中古と同じくらいの値段を出して買う人はいないでしょう。

_ Haniwa ― 2009年01月22日 09時02分15秒

MANA様
そうでした(笑)。ここでも何度か話題に出てはそそらないという結論になったのでした。計画段階で田中長徳氏や田中希美男氏や横木安良夫氏に相談すればよかったのに。そしてGR DIGITALそっくりのクラッセWができて銀塩GRの再来となる、と(笑)。

_ MANA ― 2009年01月26日 20時58分55秒

今日、日本カメラ買ってきました。<別件で欲しかったのですが。

やはり、P.144にこう書いてあります。
「昨年のフォトキナでは、予価はとりあえず30万円とされたが、これは決定ではないもようだ。」
だそうです。

45万円だったりして(笑)

_ MANA ― 2009年01月26日 20時59分39秒

↑間違いでした。P.114です。
ごめんなさい。

_ Haniwa ― 2009年01月27日 09時14分42秒

MANA様
情報ありがとうございます。

>45万円だったりして(笑)
あう、たしかに下げるとは誰も言ってないですものね(笑)。

いやー、もし45万円で出してきたらカメラ雑誌でどう扱うんでしょうね(笑)。誉めといて最後に値段で落とす?あるいは45万円の値打ちがある!とか誉めまくる?使う人を選ぶ価格設定だと言って誤魔化す?(^ ^;

私もポンカメ買いに行ってきます。

_ ジャンバラヤ ― 2009年01月30日 16時15分56秒

はじめまして。
gf670、かなり気になります。

ヨドバシやビックではネットでも予約が始まっていますね。
値段は217000円(ポイント10%還元)→実質198000円程!。

30万円発言は多分「不動産商法」ですね。
そのおかげで、ぐっと身近になった感じがします。

買えば「新品!」なんですよねー。

_ Haniwa ― 2009年01月30日 17時14分58秒

ジャンバラヤ様
コメントありがとうございます。

おそらく富士フイルムにそういう小細工の意識はなかったんだと思います。普通にコスト計算して30万円ぐらいと言ったら皆に退かれてしまったので頑張って20万円台前半に持って行ったんだと思います。

でも冷静になるとその金額で…。

と、皆が思う心理をもう少しリサーチした方がいいように思います。GR DIGITALがあの性能であの値段でどうして売れたのかとか参考になるような気もします(本当か?笑)。

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