Windows 2000 Professional SP4 でReadyBoost 機能を使ってみる ― 2009年01月18日 00時00分00秒
日曜日なのに珍しく更新。一昨日の晩からコメントスパム攻撃がすごく、世界中のドメインから書き込まれている。見つけ次第消しているのだが、その記事のコメントを書き込めなくするとまた別の記事にスパムが…という感じでいたちごっこなのである。アサブロはスパム対策が不十分なので私が手動で消すのが遅れることがある。その場合でもスパムコメントのリンク先を決してクリックなさらないようにお願いします。場合によっては未対策のセキュリティホールを突かれて何か変なものをインストールされたりするかもしれませんので。
それでそんなスパムに労力割くぐらいなら、ついでに下書きしてあった記事もアップしてしまおうという前向きなんだか後ろ向きなんだか分からない更新だ(笑)。
また、ブログのデザインテンプレートが一昨日の晩から変わっている(「アサブロたん」)。これはぱにー様のご提案によるもので、1週間これでいきますので、我慢してご了承ください。
さて、Windows VISTAって必要動作環境のハードルが高いのでまったく興味が湧かないのだが、ひとつだけうらやましい点がある。それは、「ReadyBoost」機能という、USBメモリなどのフラッシュメモリの記憶領域をキャッシュメモリとして使用して、PCのパフォーマンスを上げられる機能が用意されている点だ。古いPCでメモリの増設などができないPCにこそこういう機能が必要だと思うのだが、それがVISTAという重いOSでしか用意されていない点に矛盾を感じていた。
しかし、日経BPの記事によると、eBoostrというソフトでWindows XPでも同じ機能が可能になるという。
Windows XPでVistaの「ReadyBoost」を実現して高速化(日経BP)
しかし、うちのWindows XP機はメモリを2GB積んでいて、私の使い方ではCPUの処理能力をもっと向上させたいと思うことはあっても、キャッシュメモリは十分に足りている。
そこで、eBoostrのサイトを見てみると、Windows XPのみならずWindows 2000にも対応しているじゃないかっ!こ、これは試してみるしかない。しかし、よく読むとFAQにUSB 1.1は遅いので対応していないとある。うちの古いノートPCはUSB 1.1なのであった。残念。
しかし、よくよく考えてみるとPCカードスロットに挿してUSB 2.0にするカードを持っていたのだった。そこにUSBメモリを挿してUSB 2.0でキャッシュメモリを割り当てられないだろうか。やってみる価値はある。試用版はフル機能がOS起動後4時間は使えることになっている(再起動すればまた4時間使える)。うちのノートPCは連続で4時間使うことはないので試用版で十分だ。
用意したのは、東芝Libretto L1 Crusoe 600MHz 384MB(128MB + 256MB) + Windows 2000 Professional SP4 + BUFFALO IFC-CB2U2V + SILICON POWER USBメモリUltima III-Series 2GB。キャッシュの割り当ては1.5GBにした。SILICON POWER USBメモリUltima III-Series 2GBは、ソフマップの特価ワゴンで1200円だかで売っていたもの。
結果は、キャッシュ有効時アクセス速度1.55倍。うーん。どうなんだろう。eBoostrを使うためにUSB2.0 インターフェイスPCカードを挿入しているとLibretto L1のCPUファンがほとんど回りっぱなしになるのでそれを考えるとメリットをあまり感じない。たしかにブラウジングとか速くなっているのは分かるのだが。測定時はアンチウィルスソフトのAvast!を常駐させている。また、Libretto L1のHDDは購入当初の東芝MK1016GAP(10GB)から東芝MK4025GAS(40GB)に換装してあるので、もともとのMK1016GAPの状態で測定するともっと速度向上になるはずだ。HDD換装後はHDDが高密度化している分HDDのアクセス速度がノーマルよりも上がっているからだ。
CardBus用 USB2.0 インターフェイスPCカードバッファローIFC-CB2U2Vを介してUSBメモリを挿しているので、IFC-CB2U2V自体がPCの負荷になっているのだろう。動画などはeBoostr使わないとき(IFC-CB2U2Vを挿してないとき)の方が滑らかに再生できた。IFC-CB2U2Vを挿すとLibretto L1のCPUファンがずっと回っている。抜くとCPUファンは止まる。eBoostrは最初からUSB 2.0を装備したPCなら効果あるんだろうなぁ。残念。eBoostrはLibretto L1からアンインストールした。
これはeBoostrの問題ではなくてUSB 2.0のインターフェースを持たないPCの問題だ。ちなみにLibretto L1にはIEEE1394があるので、ここにIEEE1394のカードリーダーを挿してCFカードなりSDカードを挿せばeBoostrを使えるかとも思ったが、eBoostrのサイトにはIEEE1394に言及していないので使えないのかも。やっぱり駄目か…。
USB 2.0装備のWindows 2000やXPのPCでeBoostrを使うと幸せになれそうだ。
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