BESSA R4Aのファインダーを覗いてみた2007年04月23日 00時00分00秒

コシナがフォクトレンダーブランドで出している、ライカMマウント互換のレンジファインダーフィルムカメラBESSA R4Aのファインダーを覗いてきた。このBESSA R4Aは、21mmで倍率0.52倍の内蔵のファインダーが特長だ。いままでこの手のレンジファインダー機で超広角レンズを使うときは、外部ファインダーが必要だったのだが(なくても撮影できないわけではないが)、21mmまでをカバーするファインダーで、外部ファインダーがなくても済むというのがウリ。

個人的には28mmまでカバーしてくれれば十分な気持ちなのだが、コシナのベッサシリーズは、35mm以上のものとこのベッサR4A、R4Mの21mmからのものしかない。コシナのカールツァイスブランドのZeiss Ikonは28mmからのファインダーなので、被らないようにしたラインナップなのかもしれない。

ファインダーを覗いてみた結果は、高コントラストでクリアな視界だった。ファインダー像が青みがかっていて、二重像部分は黄色だった。青みがかっているのが気になるのだが、理由があってわざとそうしているのかもしれない。そしてファインダー像の大きさだが、0.52倍で小さいのではないかと心配だったが、意外と大きい。ファインダー倍率0.8倍のニコンF3アイレベルに20mmレンズを装着した場合の像の大きさは、0.8×20/50で0.32倍なので、一眼レフに超広角レンズを装着した場合よりもはるかに大きな像が見える。これなら、28mm常用の人でもベッサR4シリーズでいいかもしれない。ニコンF3に28mmレンズを付けた場合、0.8×28/50で0.448倍なので、ベッサR4Aの0.52倍の方がまだ大きい。問題は50mmレンズでの使い心地だろう。

ちなみに、ヨドバシカメラ某店では、ベッサの自由に触れる店頭展示品はなく、ガラスケースの中にある展示品を店員さんに言って開けてもらって初めて触れた。私が頼んだ店員はいわゆるハズレの人で、頼むと非常にめんどくさそうに鍵を持ってきて開けてくれた。しかもベッサR4Aだと言っているのにBESSA R3Aを取り出そうとするし。ベッサR3Aとはファインダーが違うので、それじゃ駄目なんだよぅ。そして、BESSA R4Aにはレンズが装着されていなかったので二重像部分は試せなかった。レンズを付けてくれといいたかったのだが、横に鍵を持って「早くしてくれ」と言わんばかりの嫌そうな顔で待たれていたのでそこまで言えなかった。ヨドバシカメラの店員さんよ、安心してくれ、おたくでベッサを買うことはないだろうから(笑)。買うならもっと安い雰囲気のいい店で買うから(笑)*。ヨドバシカメラのカメラ関係ではほとんど不快な感じを受けたことはないのだが、この不機嫌そうな中年の店員は別のようだ。この人よりも、若い知識のない店員の方がまだマシ。*たとえば、フジヤカメラとヨドバシカメラではR4Aの新品価格は1万5千円ほど違う。

ちなみに、その店員に、ベッサを外に展示する予定はないのかと尋ねたら、「ありません!」と言われた。ファインダーがウリのカメラなのだから、コシナは自由に触れるように展示したほうがいいと思うんだけどなぁ。メーカーと小売店の力関係でそうできないのだろうか。まあ、買う人は限られているからなぁ。でも、最初は買う気なんてないのに、店頭で繰り返し触っているうちに欲しくなって買ってしまうものなのだが(笑)。

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