バッファロー、LSW10/100-5PのACアダプタ不具合交換の対象を全品に拡大 ― 2007年04月09日 00時00分00秒
先週のネタですまん。バッファローのスイッチングハブLSW10/100-5PのACアダプタが不具合で交換(リコール)になり、交換品が届いたので報告。私のACアダプタが調子悪かったり火を吹いたわけではない。
この件で重要なのは、最初特定のロットのACアダプタのみが交換対象であったのに、翌日には全品交換対象に変更になったことだ。BroadBand WATCHの続報の記事はそれが明確になっているのだが、ほかの記事や、バッファローの告知に最初それが書かれていなかった。今バッファローの該当サイト見たら訂正告知が出ているのでよかった。私は最初の記事を見て、自分のACアダプタが交換対象ではなかったので、遅れて他の記事が報道しても「ああ、オレのは交換対象じゃないんだよな」と思っていたのだった。BroadBand WATCHの続報で明確に書かれていて初めて自分も交換対象と知ったのであった。こういうところ、インプレスは偉いと思う。また過去の記事も消さずにずっと残しているところもインプレスは偉い。
・バッファロー、LSW10/100-5PのACアダプタ不具合交換の対象を全品に拡大(BroadBand WATCH 2007年4月4日)
・バッファロー、5ポートスイッチングハブのACアダプタに発火の不具合(BroadBand WATCH 2007年4月3日)
・【訂正案内】10/100Mスイッチングハブ「LSW10/100-5P」付属ACアダプタの無償交換についてのお知らせとお詫び(交換対象範囲を拡大)(バッファロー)
写真は、右が交換前のACアダプター。左が届いた交換後のACアダプター。大きさ・重さが全然違う。また交換前のACアダプターは100V用だったが、交換後のものは100-240V対応になり、めがね型コードを繋ぐようなものになっている。
このスイッチングハブは、自宅をADSLにしたときに買ったもので、その後無線LANを導入するまで使っていた。そしてZaurusを買ってから、Zaurus用に802.11bのWEPの無線LANを追加した際に、他のLAN系統とZaurus用の無線LAN系統を切り離すために(Zaurus用のアクセスポイントからはWAN側にしかアクセスできないようにした)LANの一部に組み込んでまた使い始めていたのだった。でも結局自宅でもZaurusはPHS回線を使うかUSBでWindows PCに繋ぐので、あまり役に立っていないのであった。
昨日の京都は桜満開だったが… ― 2007年04月09日 00時00分01秒
実は昨日急にまた京都に行ってきた。今回は親戚のお年寄りが亡くなって葬儀なのであった。京都は桜が丁度満開で見頃であった。しかし、写真など撮っている時間はないのであった(泣)。亡くなった人は98歳だったので大往生と言っていいのだろう。その人のこどもにあたる人々(と言ってもこちらも相当のお年だが)が涙を浮かべていたのが印象的であった。
西行の「ねかはくは 花のしたにて 春しなん そのきさらきの もちつきのころ」(山家集)、「ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比」(続古今和歌集)の歌のように満開の桜の下での出棺であった。
【追記】せっかくだから、カメラネタも書いておこう。葬儀屋さんが頼んだのか、ニコンのD2Xにプロストラップつけたカメラマンがグリップストロボで参列者を撮っていた。私はそれを食い入るように見ていたのだが、カメラマンの方は私の視線が「葬儀でバシャバシャ撮って、なんなんだ」みたいに受け取っているらしく、仕事し難そうだった。すまん。そういう感情は全くなくて単にカメラとレンズ何を使っているのか気になって仕方がなかっただけなのだ(笑)。D2XにAF‐S DX Zoom Nikkor ED 17-55mmF2.8G(IF)とD200にTokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4のように見えた。カメラオタクの証にNikon F3にAi Nikkor 35mm F2Sとプロストラップでもつけて首からぶら提げていればカメラマンも安心して撮影できたろうが、さすがに急な葬儀に大きなカメラぶら提げていく勇気はなく、ワイシャツのポケットにGR DIGITALを忍ばせるのが精一杯であった。【追記ここまで】
写真は、京都ではなく先週の東京・田安門(北の丸)。
東京・田安門(北の丸):GR DIGITAL、28mm相当、1/290sec、F7.1、ISO64、-0.3EV、プログラムAE
ペンタックス、HOYAとの合併中止へ(追記あり) ― 2007年04月09日 00時00分02秒
ペンタックス、HOYAとの合併中止へ(デジカメWATCH 2007年4月9日)
だそうだ。
ペンタックス社長辞任へ 対HOYA合併巡り内紛(asahi.com 2007年4月9日)
光学機器大手ペンタックスの取締役会が、レンズ大手HOYAとの合併計画をめぐって二分し、浦野文男社長(63)が辞任する見通しとなった。4日の臨時取締役会は浦野氏ら2人の反対を押し切って合併断念を決定。HOYAは株式公開買い付け(TOB)による買収方針に切り替えたが、合併断念に賛成した6人はTOB反対でも足並みをそろえる見込みで、HOYAのTOBが敵対的になる可能性もある。
うーむ、名門ペンタックスのカメラは存続できるのか、不安になってきた。HOYAは医療用機器部門が欲しいだけでカメラ部門はどうでもいいらしいので、この合併にはカメラファンとしてはもともと不安要素があったのだが。頑張れペンタックス。
【追記】
HOYAの鈴木洋CEOが2007年1月22日の決算説明会でカメラ事業の売却もありうると発言したということのソースが、HOYAのIR情報にあったので紹介しておく。
Q:ペンタックスさんとの合併後のイメージを教えてください。M&Aはこれで終わりなのか、HOYAにとってノンコア事業は切り離す予定なのかなど、全体像を教えてください。
A:(鈴木CEO)HOYAは、ポートフォリオ的な見方をしていますので、ペンタックスさんと合併するというよりも、ペンタックスさんの中に入っている、カメラ事業、メディカル事業、光学機器事業、これら3 本と一緒になるという概念です。それらの事業体がそれぞれポートフォリオとして一緒になるということです。光学の部分は部分的に当社の光学と一緒になり、メディカルもシナジーがあるところは一緒になるでしょう。ポートフォリオの数が増えるということです。その中で、従来通り「収益のレベルに達しないと、いつまでグループの中にいるかわかりません」ということです。それはこれまでずっとやってきたし、今でもそうなので、ペンタックスさんの事業が加わっても同じ発想をするのではないでしょうか。
Q:ブランクスをやっていて、ブランクスの客先と競合するLSIフォトマスクもやっているが、(これからは、レンズを売って、レンズの客先と競合するカメラ事業をやることになるが)LSIフォトマスクのように、カメラ事業も捉えるということですか?
A:(鈴木CEO)そうですね。ある意味メガネ店と競合するコンタクトレンズの小売もやっていますし、色々な事業をポートフォリオの中でやっています。カメラ事業が入ったからと言って、全体として違和感があると言えないし、シナジーは活用したい。どんな事業だろうと、事業に対して投下したものにリターンがあるのであれば、ポートフォリオの中にあるべきだと考えますし、当社の既存の事業と同じで、長期にリターンが出てこなければ、あるいは外に出した方が価値が付くと言うのであればそうするし、ということになると思います。
http://www.hoya.co.jp/data/current/briefingsubobj-218-pdffile.pdf (PDFファイル 223KB)
対等合併だと言っていた時ですらHOYAはこういうスタンスなのだから、これが吸収合併や敵対的買収になれば、ペンタックスのカメラ部門がどういう扱いを受けるのかは、推して知るべしだろう。
【追記:2007年4月11日】
ペンタックス綿貫新社長が会見~経営統合の検討を継続、カメラ事業は好調(デジカメWATCH 2007年4月10日)
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