産業用レンズ「Nikon Rayfact ILシリーズ」は引き伸ばしレンズとして使えるのか? ― 2007年04月10日 00時00分00秒
株式会社ニコン(社長:苅谷道郎)の子会社、株式会社栃木ニコン(社長:黒澤知至/本社:栃木県大田原市)は、シート・印刷面やプリント基板など工業製品の外観検査、各種検査における画像取り込みに適した産業用レンズ「Nikon Rayfact IL40mm」「Nikon Rayfact IL50mm」「Nikon Rayfact IL63mm」を開発。IL50mm、IL63mmを2007年4月23日、IL40mmを7月30日からそれぞれ発売するそうだ。
産業用レンズ「Nikon Rayfact ILシリーズ」の発売について(ニコン)
それで、おや?と思ったのは、40mm/50mm/63mmという焦点距離だ。これはこのあいだ生産終了になったニコンの引き伸ばしレンズのエル・ニッコールと同じ焦点距離じゃないか。そう思って読み進めると、
「エル・ニッコール 40mmF4N、50mmF2.8N、63mmF2.8N」との互換性を確保
ニコンでは生産終了となった「エル・ニッコール」シリーズのうち、各種外観検査装置に最適な「エル・ニッコール 40mmF4N、50mmF2.8N、63mmF2.8N」との互換性を確保しています。
検査装置についているエルニッコールと互換性があるということは、引き伸ばし機にRayfact ILレンズを付けて引き伸ばしに使えるということなのだろうか。もし使えるのならそのあたりきちんと書いた方が、ニコンは引き伸ばしレンズもやめたというイメージを払拭できていいと思うのだが。昔から宣伝下手なニコンだからなぁ。キムタ、いやなんでもないです(笑)。
写真は記事とは関係ない。
しだれ桜:GR DIGITAL、28mm相当、1/930sec、F8、ISO64、-0.3EV、プログラムAE、フードなし、フィルターなし
なんか逆光性能テストみたいだが、GR DIGITALのGRレンズはコーティングがよく、私の個体はゴーストはあまりでない。28mm相当のノーマルで使っていてゴーストが出たことはほとんどない。21m相当のワイコンGW-1は画角の問題や、レンズ枚数が増えることから、ゴーストが出ることがある。ただ、ワイコンの方もフードを付けたりハレ切りすればゴーストが出る場面は減る。レンズ前の銀色の"GR LENS f=5.9mm 1:2.4"という文字をカスタマイズサービスで黒の文字に変えれば、ワイコン使用時にゴーストが減るのかどうか気になっている。最初から黒にしておいてくれればいいのに。そうか、パーマセルテープでも貼ってテストすればいいのか。
最近のコメント