AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6 G (IF)交換レンズ実写ギャラリー(デジカメWATCH)2007年04月16日 00時00分00秒

ニコン「AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6 G (IF)」交換レンズ実写ギャラリー(デジカメWATCH)
私は広角単焦点レンズが好みなので、いまひとつ興味の乗らないAPS-Cサイズ撮像素子のニコンのデジタルカメラ専用で、しかも暗い望遠ズームなので普段なら取り上げないのだが(笑)、ネタもないので取り上げてみる(笑)。

このズームは、廉価でかつ標準キット用のレンズに手ブレ補正(VR)機構が搭載された点が注目だ。

エントリークラスのデジタル一眼レフのキットレンズに手ブレ補正が内蔵されていなかったのは、ソニーやペンタックスといったボディ内手ブレ補正組には突っ込みどころだった。「キットレンズでは手ブレ補正ができないんですか。じゃあ、初心者には不便ですよねぇ」といわれたら、ぐうの音も出なかったのである。だから、ダブルズームキットの望遠にVRが搭載できた意味はかなり大きいわけだ。

VRで気になるのは、光学系の一部が光軸からずれて動くことが画質にどう影響するのかだ。手ブレでブレブレ画像よりは、多少像が甘くなっても手ブレしていない方がシャープだというのは分かるのだが。なんか気になる。

シャッター速度が遅い条件での手持ち撮影で描写がアマくなることがあるのが気になるところ。十分にシャッター速度が速い条件や、VRオフで三脚に固定して撮ったカットはまずまず以上のシャープさなので、補正光学系の位置によって画質が変動しやすいタイプなのかもしれない。

うーむ。「シャッター速度が遅い条件での手持ち撮影」というのは、まさにVRを使うべき条件だから、そこで「甘い」というのはどうなのか。おそらく手持ちでもぶれない腕の人が使うと、そのように言えるのだろうが、手持ちでブレブレの人が使った場合はVRをOFFするよりもはるかにシャープなのだろう。そういう意味で、初心者用廉価版キットレンズとして割り切った設計なのかもしれない。

個人的には望遠レンズはあまり使わないのだが、将来望遠ズームが必要になったときには、「DX」がついていて135フルサイズには使えないこのレンズよりは、生産終了になったAi AF Zoom Nikkor ED 70~300mm F4~5.6Dか、重くて高いけれども明るいAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D<NEW>の方を買うだろう。特にAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D<NEW>は、マニュアルフォーカスのフィルムカメラでも使えるので(前者の70-300mmも使えるが)、生産終了になっていないのがありがたい。

【関連追記:2007年4月19日】
ニコンD40x,AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF)新発売・Nikon View Pro発売中止(2007年03月07日)

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