意外な反響、リコーCaplio GX100 ― 2007年04月02日 00時00分00秒
先週発表されたリコーのCaplio GX100だが、意外な反響だ。普段GR DIGITALネタを書いても、ニコン関係に比べて反響が少ないので、コンパクトデジタルカメラ関係はあまりこのブログではウケないのかと思っていた。
しかし、コメント欄でGX100でかなり盛り上げていただいている。私の場合28mm好きなので、GR DIGITALはツボに嵌ったのだが、ズームレンズのGX100の方が広範な方々のツボに嵌るようだ。私も前に書いたが、ブログやホームページ用の物撮り写真でNikon Coolpix2500(E2500)を使っていて不満があるので、物撮りにも使えるズームレンズ付きのコンパクトデジタルカメラが気になっていた。
GX100は24-72mm相当という広角寄りのズームがいい。ニコンからもかつては24-85mm相当のコンパクトデジカメがあったが、最近はない。APS-Cサイズのデジタル一眼レフはレンズラインナップの関係でどうしても広角・超広角のレンズの選択肢が少ない。デジタル一眼レフでコンパクトでかつそこそこ明るい広角レンズという選択肢がないのだ。その点GX100はズームでもレンズは大きくないし、広角端の開放F値がF2.5で望遠端でもF4.4と抑えられている。無理に望遠側を伸ばして「暗黒ズーム」になっていないところがいい。
Caplio GX100の最大のウリは、EVF(着脱式液晶ビューファインダー)だろう。液晶の見えも悪くないらしい。また、アングルを変えて、ウェストレベルファンダーのようにもできるのがいい。フォーマットにスクエアが選べるので、ウェストレベルファインダーで覗いてスクエアフォーマットなんて、二眼レフのようでマニアックだ。
気になるズームの歪曲収差だが、かなり抑えられているらしい。ズーム比も欲張っていないので、かなり期待できそう。
気になる点は、EVFを付けると、外部ストロボを付けられないということ。シンクロ接点も別に用意されているわけではないので、ストロボをブラケットなどで固定してシンクロコードを繋いでEVFと両立させることができないのが残念だ。またEVFをウェストレベルにすると内蔵のフラッシュをポップアップできなくなるそうなので、ウェストレベルで内蔵フラッシュを使って外部ストロボをスレーブ発光させるということもできない。うーん、もう少しなんとかしてくれ。
もう一つは、レンズバリアーがなく、レンズキャップだということ。レンズキャップをしないとポケットに突っ込めないというのは使いにくい。レンズ前玉に直接フィルターを取り付けられればレンズキャップでもいいのだが、それもできないらしい。レンズ前面にフィルター枠を付けるとそこに重いワイコンやテレコンなどを装着してしまって鏡筒に負担が掛かることを懸念してフィルター枠をつけないのだろう。しかし、それは専用のバヨネット式フィルターなどにして、専用フィルター以外を付けられないようにすれば済む話だ。GR DIGITALも銘板交換サービスがあるのだから、専用バヨネット付きの銘板に交換して専用フィルターが付けられるようにして欲しいと前に書いたことがあるのだが、そういうサービスやアクセサリーの出る気配はない。残念だ。前玉に傷がつくと、前玉だけの交換は出来ずレンズユニットごとの交換になるのだから、前玉保護を考えて欲しい。筒状のアダプターは鏡筒保護にもなっていいのだが、カメラがポケットに入らなくなる。この点はGR DIGITALのレンズバリアーの方がいい。
GX100ネタはまだ続く予定。
【関連】
いただいているGX100関連のコメント
http://haniwa.asablo.jp/blog/2007/03/30/1356041#c
http://haniwa.asablo.jp/blog/2007/03/27/1349005#c
【関連:2007年4月5日追記】
Ricoh Caplio GX100に触ってきた(2007年04月05日)
リコーCaplio GX100のEVFと内蔵フラッシュの関係(2007年04月03日)
GR DIGITAL ファームウェアV2.30キター!(2007年03月30日)
米ライフ誌、来月廃刊/Caplio GX100明日発表?(追記あり)(2007年03月27日)
【関連:2007年4月12日追記】
Ricoh Caplio GX100の画像サンプルがキター!(2007年4月12日)
【関連追記:2007年4月25日】
【実写速報】リコー Caplio GX100(デジカメWATCH)(2007年04月25日)
【追記ここまで】
【追記:2007年5月16日】
・Caplio GX100は機能拡張ファームウェアの予定なし(2007年05月16日)
写真は記事とは関係ない。
C62 2(梅小路蒸気機関車館:京都):GR DIGITAL、28mm相当、1/350sec、F3.5、ISO64、-0.3EV、プログラムAE、Kenkoプロテクトフィルター使用
このブログは長辺300ピクセルまでの写真しかアップできないので、実はスクエアフォーマットの方が大きな写真を掲載できる。トリミングしてスクエアにしてアップしようかとも思ったが、邪道のような気がして元のまま縮小して掲載。こういう蒸気やら油やら飛んできそうなところでは、プロテクトフィルターをすることにしている。
梅小路蒸気機関車館へバスで行かれる方にアドバイス。京都駅の烏丸口からバス205系統か208系統に乗り「梅小路公園前」で下車なのだが、乗り場を間違えやすい。205系統の乗り場は二つあって、九条車庫行きの乗り場(C1)からは梅小路公園へ行かないので注意。C1乗り場には「梅小路公園前」と書いてあるが、それは208系統のこと。208系統は1時間に2本しかないので、C1乗り場から梅小路公園に行くのはお薦めしない。B3乗り場の205系統が金閣寺方面行き(正確には「西ノ京円町・金閣寺道」行き)なので本数が多い(その分混んでいるが)。208系統もB3乗り場から発着するようにすれば間違えなくなると思うのだが。そういう発想は京都市交通局にはないのか。なお、33系統と特33系統も梅小路公園前を通るが、これも1時間に2本しかない。1時間に最大10本もある205系統 西ノ京円町・金閣寺道行きがベスト。市バス主要停留所案内図(京都駅前)←バス時刻表へのリンクあり
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