魚眼レンズ画像を超広角画像に変換2006年03月15日 00時00分00秒

東急東横線旧桜木町駅
東急東横線旧桜木町駅(Panorama Tools Plug-insで処理)

昨日、ニッコールレンズが品薄だという記事の中で、魚眼レンズが品薄なのはDXフォーマットで超広角レンズのラインナップが弱いので、 魚眼レンズで撮った画像を画像処理ソフトで超広角レンズで撮った画像のように加工して使う需要があるのではないかと書いた。

調べると、Nikon Capture 4で変換できるのは、AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mmF2.8Gだけで、その他の魚眼レンズはNikon Captureでは超広角に変換できないことがわかった。ほかにできるソフトウェアはないかと調べると、Adobe社のPhotoshopやPhotoshop Elementsのプラグインとして使えるフリーソフトがあることが分かった。

Panorama Tools Plug-ins (16-bit)というフリーソフトで、魚眼を超広角にする(りゅうの犬小屋)というサイトで知った。 インストールや使い方は、上記「りゅうの犬小屋」(管理人&飼い主2号:ジロー(源氏名?)さん、飼い主1号:デビ夫人さん)を参照。詳しく書かれている。 ただし、pano12.dllファイルについては、A faster Pano12.dllからダウンロードしたものを使った。 私の加工ソフトは、高価なPhotoshop CSなどではなく、Super Coolscan 5000EDにおまけで付いてきたPhotoshop Elements 2だが、Panorama Tools Plug-ins (16-bit)を問題なく使えている。

魚眼レンズと言っても、手元にあるのは、「おもしろレンズ工房ぎょぎょっと20」しかない(笑)。ぎょぎょっと20は厳密な意味での魚眼レンズではないのだが、対角線画角153度のフィッシュアイタイプレンズで、私はニコンオンラインショップのアウトレットで新品3本セット(ぎょぎょっと20・ぐぐっとマクロ/ふわっとソフト・どどっと400)を9800円で買った。 ぎょぎょっと20はF8固定の、絞り機構もなければ固定焦点でピントリングもないレンズなのだが、これで1mから無限遠までパンフォーカスだ。 Panorama Tools Plug-insで入力するHFOVの欄には水平画角を入れる必要があるので、ぎょぎょっと20の場合は120.7度と入れた。出来上がり画像の方は120度でやってみた。

これはおもしろい。おもしろいほどに超広角のパノラマ写真ができる。楽しいので、ぎょぎょっと20で撮った写真はもっとないか探してしまったほどだ(笑)。自分のぎょぎょっと20で撮った写真は結構知り合いが写っているので(魚眼で人物撮るなよと突っ込まれそうだが-笑)、人の写っていないサンプルを探すのに苦労した(笑)。

サンプルを、ニコンオンラインアルバムにアップしてみたので、ぎょぎょっと20のノーマル画像とPanorama Tools Plug-insの加工後を比べてみて欲しい。

ぎょぎょっと20を超広角パノラマ画像に(ニコンオンラインギャラリー)
【追記:2009年11月16日】ニコンオンラインアルバムがニコンオンラインギャラリーに改まったのでリンク先URLを変更した。【追記ここまで】

おもしろレンズ工房ぎょぎょっと20 + Photoshop Elements + Panorama Tools Plug-insって、プアマンズウルトラワイドだなぁ(笑)。

コメント

_ ぱにー ― 2006年03月15日 12時33分40秒

この写ってるおにぃさん?も、
「あ。あのヒト鉄だ・・・。」と思ってますな。

_ Haniwa ― 2006年03月15日 12時55分24秒

いや、別にひとに何と思われても。思うこと自体をやめさせることはできませんからねぇ。でも「なんでこっち向けて撮るんだよ」ぐらいは思っているかもしれません。

まあ、駅で写真撮ってるからって、全部が鉄道マニアとは限らないということです。ステンレスマニアかもしれないし(笑)、点字ブロックマニアかもしれないし(笑)、消え行くものを記録したいマニアかもしれないし(笑)、単に中古で買ったカメラレンズをテスト撮影しているのかもしれないし、鉄道マニアを装った諜報機関かもしれません(笑)。

_ りー ― 2006年03月15日 14時50分15秒

いろいろやってますね。

以前、ホライズン202というカメラを持ってました。結構、戦力になりました。安っぽい作りですぐ壊れましたが。そのうちワイドラックスが欲しいと思いつつ忘れてました。

パノラマカメラって、撮ろうと決めてる時はいいんですが、急に撮りたいと思っても持ってなかったりするんですよね。少しはデジタルになって手軽になったのかな。

_ Haniwa ― 2006年03月15日 15時57分00秒

ホライズン、欲しいと思ったことがあります(笑)。

こういうソフトの処理でいいのなら、わざわざパノラマカメラ持って行かなくてもいいかも。FujiのTXとかの描写には絶対に勝てませんが。魚眼→超広角は、画像処理で端っこの方を伸ばすのでどうしてもそこら辺の画質が見劣りします。

またぎょぎょっと20つけて出掛けようっと。こういうときはAE付いてるカメラがいいんですよね。シャッター速度が1/3段で制御できればAEなくてもいいんですが。

_ kamesan ― 2024年03月02日 13時09分58秒

私の環境では、画像が見れないです。ただ、これは私が求めていたソフトでした!  今も公開されているのかな?(今から、調べてみます)

ありがとうございます。

_ Haniwa ― 2024年03月04日 11時29分28秒

kamesan様
>私の環境では、画像が見れないです。

すみません、ニコンオンラインギャラリーが終わる時に、Nikon Image Space移行失敗しまして、画像そのものはバックアップあるものの、どの画像がニコンオンラインギャラリーに挙げていたのかわからなくなってしまったのでそのままになっています。

>ただ、これは私が求めていたソフトでした!  今も公開されているのかな?(今から、調べてみます)

Panorama Tools Plug-ins (16-bit)はNot Foundになっていますね。

いまですと、フリーの画像処理ソフトGIMP(GNU Image Manipulation Program)のフィルター→変形→レンズ補正でできますが、"Main"のパラメーターが-100%までしかないので、魚眼レンズを広角レンズぐらいまではできても、シフトレンズみたいに端っこの建物を直立させるところまでは補正できないですね。-200%ぐらいまでできればよいのに残念です。
ttps://www.gimp.org/
ttps://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gimp/

もう少し探してみるとフリーの画像処理ソフトで同じような処理のできるものがありそうです。

ニコンのNX-Studioは対応しているレンズ(おそらくCPUレンズでデータのあるもの)以外はフィッシュアイ補正ができないようです。

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