AstrHoriから2万5,000円の円周魚眼レンズ「6.5mm F2.0 fisheye」発売 ― 2025年04月09日 00時00分00秒
AstrHoriから2万5,000円の円周魚眼レンズ「6.5mm F2.0 fisheye」が4月7日(月)に発売されたそうだ。
AstrHoriから2万5,000円の円周魚眼レンズ「6.5mm F2.0 fisheye」(デジカメWatch)
魚眼レンズは、以前寝台列車(サンライズ瀬戸・カシオペア)に乗るときにものすごく欲しくなったのだが、結局買わずに来てしまっている。
1つには、AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dはよいのだが、ずいぶん長い間APS-Cのデジタルカメラしか持っていなかったのでAI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dだと画角が狭くなって魚眼の意味が薄れるということ。
2つ目には、APS-Cサイズ用のAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは非常にシャープで画質的には評判が高いのだが、DXフォーマットのカメラの大半がボディにAFモーターを内蔵しなくなってAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDでAFできないDX機が多いので、AF-S化されないかと待っていたこと。また、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは、フードが固定なのでFX(35mmフルサイズ)または35mmフィルムで撮影するとフードでケラレて円周魚眼にならないというのも買うのを躊躇した。
3つ目は、それらを克服したAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDが発売されたのだが、まず価格が高いこと(ヨドバシドットコムで終売時税込164,110円)、さらにEタイプなのでD2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70S、D70、D60、D50、D40シリーズ、D3000とフィルム一眼レフカメラではEタイプレンズを使用できないという制限があることがネックだった。ニコンの仕様って本当に購入意欲を削いでるよね。あっ、単にオレにお金がないだけか(泣)。
ということで、Nikon Z6という35mmフルサイズのデジタルカメラを使うようになっても、AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8DやAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはAFできないし、AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDはAFは可能だが、価格が高いとか言っているうちに生産終了になってしまっている。ということはいまニコンには魚眼レンズの現行品がないということじゃないか。
AFできないことになんで躊躇するかというと、魚眼レンズみたいな被写体が小さく写るレンズではマニュアルフォーカスのピント合わせが難しいからだ。被写界深度が深い以上にピントが合っているように見えて、後で見たらどこにもピントが合っていないということが超広角レンズでは、ある。拡大機能を使えばなんとかなるとはいえ速写性に劣る。置きピンできるほどにピントリングが回るのか回転角も小さくて心配だ。魚眼レンズはAFの方が良いと思っている。
あっ、そうすると今日言及しようと思っていたAstrHori 6.5mm F2.0 fisheyeはマニュアルフォーカスだからアレだな。終了(違)。
まあ、そういいつつも値段が2万5,000円なんだから我慢できそう。いや我慢するのだ。
安いし、絞り環もあるし、MTFを見ると素晴らしく上辺に張り付いているし、あとは対逆光性能がよければ文句なしですな。APS-Cサイズ用だが、ちょっと気になる。AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDがフード固定でなかったら買ったのになぁ。ほんとニコンって詰めが甘いし、仕様がコロコロ変わって一貫性がない。そう考えるとCPUも何もないAstrHori 6.5mm F2.0 Fish-Eyeが直販で税込19,800円って買いかも(←アブナイ)
コメント
_ ノーネームしたん ― 2025年04月10日 15時41分08秒
_ めがねのパイロット ― 2025年04月10日 21時34分49秒
あ、これ私も気になっています(笑)
フルサイズつけると、周囲の黒い余黒?が大きくなるだけで、画素に余裕があるなら、中心の円形部分だけ四角く切り撮ればいいですね。
それでいいのか?という議論はさておきで(笑)
開放F値がF2と明るいので、少しはピントも見やすいですかね。
Ai16mm F2.8sは使っていましたが、正直ピントは距離指標と深度で済ませていました(笑)
とはいえ、夜のお祭りで使ったりもしましたが、1-2m程度であればある程度は目視でピントは合わせられますね。
後はカメラマンの目がピント合うかという別な問題に発展しそうなので(以下略)
_ Haniwa ― 2025年04月14日 08時57分13秒
>>ニコンの仕様って本当に購入意欲を削いでるよね。あっ、単にオレにお金がないだけか(泣)。
>
>いゃ…お金があっても…。
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDは、2014年9月25日発売ですから、その時点では絞り環ないと嫌だなぁという人も多かったと思います。Gタイプは、他社ボディだとマウントアダプターで絞りを手動設定できるのに、ニコンFボディだと絞りを設定できないカメラが多かったという矛盾も購入を躊躇う理由だと思います。私もGタイプなので見ないようにしていました(笑)。
>安いし、絞り環もあるし、MTFを見ると素晴らしく上辺に張り付いているし、
>APS-Cサイズ用だが、ちょっと気になる。
>
>35㎜フルに付けたらどういう写りなのか?、とか色々検証してみてください。
APS-Cサイズで円周魚眼なので、35mmフルサイズに付けると日の丸になるだけのように思います。APS-Cで対角線魚眼・35mmフルサイズで円周魚眼になるだけのイメージサークルがあればよいのにと思いました。多分相当コスト増になりますし、イメージサークルが大きくなると画面全体で性能を維持するのに設計や硝材などが大変になってくるように思います。
_ Haniwa ― 2025年04月14日 09時13分29秒
>あ、これ私も気になっています(笑)
>フルサイズつけると、周囲の黒い余黒?が大きくなるだけで、画素に余裕があるなら、中心の円形部分だけ四角く切り撮ればいいですね。
>それでいいのか?という議論はさておきで(笑)
Z7シリーズならば画素数が多いので、トリミングで四角く使えそうですね。
SONYのα1IIなら50.1Mpixelらしいので、十分にトリミング耐性があるように思います。MTFからはトリミングに耐えそうな解像度はありそうに見えますね。
>開放F値がF2と明るいので、少しはピントも見やすいですかね。
>Ai16mm F2.8sは使っていましたが、正直ピントは距離指標と深度で済ませていました(笑)
>とはいえ、夜のお祭りで使ったりもしましたが、1-2m程度であればある程度は目視でピントは合わせられますね。
>後はカメラマンの目がピント合うかという別な問題に発展しそうなので(以下略)
これは良い情報をありがとうございます。
AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dのいいものを見つけたら買うかもしれません。
AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8Dの中古を買うときの注意点は、後部バヨネット交換式フィルターのL37Cがないものはピントが来ない可能性があるということですね。ほかにO56、A2、B2もセットのはずですが、中古だとL37Cしか付いていないものが多いですね。
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは本当にもったいなくて、フードが固定でなければもっと売れたと思います。DXなのに唯一のモーター内蔵ではないレンズというニコンの何も考えていない点を除いても、この固定フードは惜しいです。この固定フードを削って除去している人もいるぐらいでした。めがねのパイロット様の情報で迷いなく16mmの方だけをチェックすることにします。
_ めがねのパイロット ― 2025年04月14日 21時02分17秒
ボディAFで済ませられるなら、Ai-sのMFよりAiAFの方がいいですね。
理由はこちら
第五十三夜 Ai AF Fisheye-NIKKOR 16mm F2.8D
ttps://nij.nikon.com/enjoy/life/historynikkor/0053/index.html
ここにあるように、AFレンズでは補正機能が入っているため、周辺画像の質が改善されています。
私も何度か買い足しを迷いましたが、8-15mmの方へ流れました・・・
>買うときの注意点は、後部バヨネット交換式フィルターのL37Cがないものはピントが来ない可能性がある
そうです。
後部フィルターが付いた状態での光線条件で焦点を算定しているため、ピントがずれますね・・・
Ai15mm F3.5sなども同様ですので、ご注意ください。
10.5mmのは、知り合いが絶賛してD300につけていました。
絶賛しすぎて何を撮るにもとりあえずこれで撮ってトリミングすればいい、となってしまって、撮った写真が個性強く画一的になってとてもつまらなくなってしまっていました(笑)
_ Haniwa ― 2025年04月15日 21時47分23秒
>ボディAFで済ませられるなら、Ai-sのMFよりAiAFの方がいいですね。
>理由はこちら
>第五十三夜 Ai AF Fisheye-NIKKOR 16mm F2.8D
>ttps://nij.nikon.com/enjoy/life/historynikkor/0053/index.html
>
>ここにあるように、AFレンズでは補正機能が入っているため、周辺画像の質が改善されています。
>私も何度か買い足しを迷いましたが、8-15mmの方へ流れました・・・
情報ありがとうございます。
「無限遠に対して高性能な魚眼レンズを設計します。そして、物像間関係を平面対平面と考えたときに対応した新たな近距離補正方式(フローティング方式)を考えました。」「この瞬間、世界で初めて近距離性能をも重視した魚眼レンズが誕生したのです。」
という部分ですね。Ai AF Fisheye-NIKKOR 16mm F2.8Dは、近距離補正機構が入った、近距離でも性能のよい魚眼レンズなのですね。Dタイプを買います。
AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED買われましたか。うらやましいです。
魚眼レンズはそんなに使うことはないと考えますと、8-15mmの値段はちょっと高いなぁと思っていました。いやお金ないだけなんですけど(泣)。
>>買うときの注意点は、後部バヨネット交換式フィルターのL37Cがないものはピントが来ない可能性がある
>
>そうです。
>後部フィルターが付いた状態での光線条件で焦点を算定しているため、ピントがずれますね・・・
>Ai15mm F3.5sなども同様ですので、ご注意ください。
ありがとうございます。そうですよね。これ。L37Cしか付いていない中古を買うと、使う当てもないのに、後部バヨネットフィルターのA2とB2とO56を探してしまいそうです(笑)。
>10.5mmのは、知り合いが絶賛してD300につけていました。
>絶賛しすぎて何を撮るにもとりあえずこれで撮ってトリミングすればいい、となってしまって、撮った写真が個性強く画一的になってとてもつまらなくなってしまっていました(笑)
AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは画質素晴らしいですよね。なんどもほしいなと思いつつAF-S化されるんじゃないかと思って躊躇っていました。AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G ED買ったらすぐに"AF-S" DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDが発売される気がしたのです。
「何を撮るにもとりあえずこれで撮ってトリミングすればいい」っていう発想、実は好きです(笑)。高画素で高解像度の超広角あるいは魚眼レンズで撮ってあとでトリミングしたいなという衝動はあります。なんなら360度カメラで常時記録し続けて撮りたいという気持ちもあります。ただ、作品としてはつまらないかもしれませんね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
いゃ…お金があっても…。
>安いし、絞り環もあるし、MTFを見ると素晴らしく上辺に張り付いているし、
>APS-Cサイズ用だが、ちょっと気になる。
35㎜フルに付けたらどういう写りなのか?、とか色々検証してみてください。