フィルムとデジタル撮影での被写界深度の違い(Ai Nikkor 20mm F2.8SとCOLOR-SKOPAR 21mm F4 P)2025年06月25日 00時00分00秒

【画像】Ai Nikkor 20mm f/2.8S(Ai Nikkor 20mm F2.8S)

COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pを新品購入したら、前玉内側に傷があって交換してもらった際に、マウントアダプターの精度の問題やレンズの被写界深度表示に合わせても無限遠までピントが来ない問題(過焦点距離)など色々と悩んだ。
COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pを新品で購入したが… ― 2025年05月25日 11時05分00秒
COLOR-SKOPAR 21mm F4 P 交換品無事に届く ― 2025年05月25日 19時06分
富士フイルム、フィルム現像をスマホで完結できるアプリ「写ルンです+」を公開 ― 2025年05月29日
焦点工房のLM-NZ II マウントアダプター購入 ― 2025年05月29日
Rayqual LM-NZマウントアダプターが出荷された ― 2025年06月04日
Rayqual LM-NZマウントアダプター + COLOR-SKOPAR 21mm F4 P ― 2025年06月06日

上記リンク先の最後の記事にみっち様がコメントをくださり、以下のように解説してくださっています。

みっち ― 2025年06月06日 18時23分01秒

>荒野の故障ブログへようこそ(泣)…

おっ、流石はHaniwa氏!というところなんですが、ちょいと疑問があります。
というのは、無限遠でピントがちゃんと合っているレンズで、途中の距離目盛表示が大きく狂っているのって、そんな事ありうるのかなぁ、という疑問です。

そもそも、ここで云ってる被写界深度って、許容錯乱円径を0.033mmに取った場合の話だと思います。これで計算すると、焦点距離21mm、F8、距離2mでは、後方被写界深度は無限遠になります。でも、この0.033mmって、確たる科学的根拠に基づくものではなく、フィルム時代の話で、六つ切りだか四つ切だかの印画紙にプリントした画像を1mくらいの距離から視力健常な人が見てボケがない、とかが元になっていたような記憶があります。

一方デジタルでは、平気で等倍鑑賞しますので、この許容錯乱円径をいくつに設定するかは、かなり難しい問題です。フルサイズデジタルカメラで2400万画素ですと、だいたい画素ピッチは0.006mmくらいだと思います。許容錯乱円径を画素ピッチの2倍とすると、0.01mmくらいであり、上記条件での後方被写界深度は1mちょっとしかありません。これでは厳しすぎではないか、ということで許容錯乱円径を0.02mmとすると、後方被写界深度は5mちょいくらいです。

この問題は、昔から色々なサイトで議論されていたような。どこかに定説があるのかなぁ、まぁ、みっちが今思いつくのはこんなところです。

https://haniwa.asablo.jp/blog/2025/06/06/9780667#c9780707

みっち様ありがとうございます。

それで、CONTAX G用Biogon T* 21mm F2.8にはピントリングも距離指標もないので試せないが、Ai Nikkor 20mm F2.8S(Ai Nikkor 20mm f/2.8S)には、距離指標も被写界深度目盛りもあるので、2m・F8で試してみた。Rayqual LM-NZマウントアダプター + COLOR-SKOPAR 21mm F4 P ― 2025年06月06日でCOLOR-SKOPAR 21mm F4 P試した2m・F8とどう違うのか同じなのか。

【写真1_1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある
【写真1_1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある
【写真1_2】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真1_1】の中央部分をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある
【写真1_2】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真1_1】の中央部分をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある
【写真1_3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真1_1】の左側をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある
【写真1_3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真1_1】の左側をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、ピントは「神田ふれあい橋」に合わせてある

ピントを「神田ふれあい橋」に合わせると、F8でも手前の「処方せん受付」のとこころまではピントは来ていない。ちなみにZ6のフォーカスピーキング機能では、F8に絞った状態では無限遠突き当てよりも少し手前の方がピーキングが強く表示されているし、拡大機能で見ても無限遠よりも手前にした方が鮮明なので、これらの写真はAi Nikkor 20mm F2.8Sの無限遠突き当てよりも少し手前になっている。

【写真2_1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある
【写真2_1】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある
【写真2_2】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真2_1】の中央部分をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある
【写真2_2】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真2_1】の中央部分をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある
【写真2_3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真2_1】の左側をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある
【写真2_3】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)【写真2_1】の左側をトリミング:Nikon Z6、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5810K)、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、FTZマウントアダプター、L37Cフィルター、フードなし、JPEGをリサイズ、ピントはピントリングの2mに合わせてある

こうしてみると、Ai Nikkor 20mm F2.8Sで2m・F8にした方が被写界深度は深いのではないだろうか。COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pの場合だと2m・F8だとどこにもピントが合っていない感じだったからだ。両レンズの像面湾曲がどれぐらいあるのかわからないので、真ん中と左側とで両レンズを比較して被写界深度が深いのか浅いのかを即座に判断することはできない。

しかし、今回のAi Nikkor 20mm F2.8Sだと、ジャストのピントにはなっていないが、鑑賞サイズによってはピンボケ判定にはならない感じだ。他方、COLOR-SKOPAR 21mm F4 Pの方は、遠くの神田ふれあい橋は明らかにピンボケだし、もっと近くの「処方せん受付」も鮮明ではなかった。
Rayqual LM-NZマウントアダプター + COLOR-SKOPAR 21mm F4 P ― 2025年06月06日参照

これだと、Ai Nikkor 20mm F2.8Sを使っている分には、「デジタルだと若干被写界深度が浅いけどまあ似た感じには使える」と思ってしまう。計算上はみっち様の仰るとおりだし、富士フイルムのサイトでも以下のように書かれている。

どこにピントを置くか、それは重要だ。どこまでピントを合わせるか、それも重要だ。しかしその基準は、きちんとあなたの目的・感覚に合わせてあるだろうか?

X-Pro2では、”被写界深度スケール”を”ピクセル基準 / フィルム基準”という2つの基準から選択できるようになった。これこそは、あなたの目的・感覚とカメラ設定をアジャストさせるための項目なのだ。

厳密なことをいうと、光学的にはピントが合っているは場所は、レンズ平面軸と平行なある一つの平面しかない。そこから1mmずれただけでもピントは合っていない。その面以外は”ボケ”ている。理論上は。しかし実際は、このボケ量が無視できるほど小さい場合は、ピントがあっているように見える。 そう”被写界深度”とは、ピントがあっている面とその前後にある(理論上はボケているのだが)、ボケてないように見える部分のことなのだ。

また、ピントから外れた面で発生するボケを”錯乱円”と呼んでいるが、ピントがあってるように見える程度の小さなボケを”許容錯乱円”と定義している。”許容錯乱円”が大きいほど、”被写界深度”は深くなる。つまり、”被写界深度”は”許容錯乱円”に比例する。

問題は、この”許容錯乱円”が、イメージャーの解像度や鑑賞媒体によって変わってくるということなのだ。

事実、昨今のデジタルセンサーは銀塩フィルムの解像力を超えており、許容錯乱円は小さくなっている。それに加え、ピクセル等倍表示がポピュラーになり、”許容”される錯乱円はさらに厳密になった。”浅く”なった”被写界深度”は、より厳密なピント位置・ピント範囲を追求するようになったとも言える。”ピクセル基準”の被写界深度は、そういった用途のためにある。

しかし、そもそも被写界深度とは”深い”からこそ意味がある概念とも言える。”深度”の深さを利用するスナップ撮影などでは、厳密すぎるスケールではむしろ用を成さないだろう。

ストリートに立つ、絞りをF8にセットする。光を探す。構図を決める。被写体がくる位置を予測する、そこをめがけてピント位置を決める、多少のズレは”被写界深度”がカバーしてくれる。そういった撮影では、ある程度の”許容”範囲を持ったスケールのほうが使いやすい。

それは、銀塩フィルム時代から受けつがれている肌感覚と言ってもよい。そして、その感覚にマッチさせた基準が”フィルム基準”なのだ。(※数値としては、4ツ切りプリントで出力し、標準的な鑑賞距離で見た場合の許容錯乱円をベースにしている。)

どちらが正しいかではない。目的・感覚に合わせて選択するのが正しい。鑑賞するサイズが決まっているのならば、それに相応しい方を選べば良い。二つから選べるのだから、それらを行き来しても良い。 ちなみに、XF14mmやXF16mm、XF23mmのような鏡筒に被写界深度スケールを持っているレンズの場合は、”フィルム基準”をベースに目盛が刻まれている。目測+マニュアルフォーカスで速写するような撮影スタイルには、この3本のレンズは非常に使い勝手が良い。

被写界深度考察(2016.04.21 富士フイルムX Stories)

ということで、Ai Nikkor 20mm F2.8SをZ6で使うときは絞ればかなり被写界深度に入るがフィルムよりは浅い、COLOR-SKOPAR 21mm F4 PをZ6で使うときは被写界深度はかなり浅く絞っても深度内に入るかは分からないということのようだ。しかし、レンズによってこんなにも被写界深度が違うのだろうか。やっぱりコリメーター(以下自粛)。

こうなると、たくさん持っている28mmでも試したくなってくるじゃないか(泣)。あと、距離環はあるけれども回転角が小さくて距離指標の無限遠の隣は0.4mのAF-S NIKKOR 20mm f/1.8G EDでも2mのものにピントを合わせた後そのままでF8で撮ってみたくなるじゃないですかぁ。神田和泉橋上でメジャーを出して2m測っている人がいても、「お前、Haniwaだなっ」と羽交い締めにしないで暖かく見守ってください(泣)。

コメント

_ みっち ― 2025年06月25日 14時02分53秒

おーっ、これは面白い結果ですねぇ。

ただちょっと気になったのは、焦点距離20mmと21mmの違いです。全景が写っている写真を見ても、やはり20mmの方が広い範囲が写っています。(当たり前ですが)

20mm、F8、距離2m、許容錯乱円径をとりあえず0.02mmとすると、被写界深度は前0.89m、後ろ8mくらいです。
一方、21mm、F8、距離2m、許容錯乱円径0.02mmでは、被写界深度は前0.84m、後ろ5.29mほどとなります。

この差はちょっと無視できない感じがいたします。Haniwa氏の撮影位置から、この「処方せん受付」の窓まで距離はどれくらいですかねぇ。今度メジャーを持って、水の上を歩いて距離を測ってみてくれませんか。(爆)

_ Haniwa ― 2025年06月25日 15時35分36秒

みっち様

>おーっ、これは面白い結果ですねぇ。

>ただちょっと気になったのは、焦点距離20mmと21mmの違いです。全景が写っている写真を見ても、やはり20mmの方が広い範囲が写っています。(当たり前ですが)

>20mm、F8、距離2m、許容錯乱円径をとりあえず0.02mmとすると、被写界深度は前0.89m、後ろ8mくらいです。
>一方、21mm、F8、距離2m、許容錯乱円径0.02mmでは、被写界深度は前0.84m、後ろ5.29mほどとなります。

>この差はちょっと無視できない感じがいたします。Haniwa氏の撮影位置から、この「処方せん受付」の窓まで距離はどれくらいですかねぇ。今度メジャーを持って、水の上を歩いて距離を測ってみてくれませんか。(爆)

ありがとうございます。

やはり超広角レンズの1mmの違いって無視できないんですね。

「処方せん受付」までは直線で10mぐらいだと思います。
そうしますと、
20mm F8ですと2m+8mでぎりぎり被写界深度に入る
21mm F8ですと2m+5.29m=7.29mで被写界深度からは外れている
計算通りの感じですね。

ただ、遠方の「神田ふれあい橋」のボケ具合が20mmと21mmとでかなり違います。神田ふれあい橋までは地図で見た感じでは170mぐらいありますね。

>今度メジャーを持って、水の上を歩いて距離を測ってみてくれませんか

忍者じゃないのでちょっと水上歩行はきついですが、ニコンのゴルフ用距離計COOLSHOTが欲しくなってきました(笑)。さすがに測量機は買えませんので。
このあたりで忍者の水上歩行器でずぶずぶと沈んでいく人を見かけたらたぶん私です(違)。

ただ、NIKON COOLSHOT 20i GIII(ヨドバシで税込26,400円)も測定範囲:5~730m/6~800yd.ですからね。もっと数十cmから測れる距離計が欲しいですね。あとはコリメーター(以下自粛)。

調べますと、測量機も中古ならゴルフ用距離計新品と変わらない値段で買えそうですね。どんどん変な沼に入り込んでいるような気がします(笑)。

いつもいろいろとありがとうございます。

_ タロウカジャ ― 2025年06月25日 18時25分01秒

読まして頂いていて最後は眼力なのかなあと思いました。
誠に非科学的感想ですね。

_ Haniwa ― 2025年06月25日 22時07分43秒

タロウカジャ様

>読まして頂いていて最後は眼力なのかなあと思いました。
>誠に非科学的感想ですね。

仰るように、フィルムよりもピントがシビアですからMFですと最後は眼力だと思います。慣れてくると、どのくらいまでなら許容できるのかが分かってくるのかもしれません。謙遜されているのだと思いますが、これは科学的だと思います。

そういう意味では、富士フイルムがバーグラフ様に示す被写界深度表示に”ピクセル基準 / フィルム基準”の2つを用意しているのはいいなぁと思いました。

前にも書きましたが、鏡筒に大きな液晶があって、”ピクセル基準 / フィルム基準”で被写界深度表示が切り替わると楽しいのになぁと思いました。

_ みっち ― 2025年06月26日 11時57分21秒

さてさて、ここで富士フィルムのX-Pro2における、被写界深度スケールの「ピクセル基準」 「フィルム基準」の具体的計算方法が気になります。がしかし、富士のサイトをいくら探しても、肝心の「許容錯乱円」の大きさをそれぞれいくつに設定しているのか、全く情報がありません。(怒)
こんなの秘密でもなんでもないでしょう、けしからん、Haniwa氏に討ち入りさせますよ。(笑)

国内のサイトでは全く情報がないので、海外を見ます。
ttps://rockynook.com/wp-content/uploads/2016/07/Fuji-X-Pro2_SamplePages.pdf
これはRico Pfirstingerとか云うオッサン(?)の書かれたX-Pro2レビューなんですけど、その25ページ目(110-111ページ、これはサンプルのPDFなので抄録になってます)に、X-Pro2にXF35mmF2を付けて絞りをF16にセットし、この問題の被写界深度を表示させた画面が載っています。Fig.37です。これを超拡大してみますと、左のピクセルベースの方は過焦点距離(飽和距離)が11-12mあたり、右のフィルムベースの方は6mあたりのように見えます。スケールがアレなので、正確じゃないですけどね。

そこで35mm、F16の過焦点距離を計算してみますと、許容錯乱円径が0.007mmで10.9m、0.015mmなら5.1mですので、まぁ大体このあたりの値を使って計算しているのかなぁ、というところです。つまり、ピクセルベースの方はほぼセンサーの画素ピッチに近く、非常に安全側というか、厳しい設定です。
またフィルムベースの方も、従来云われていた(と思う)0.03mmよりも倍くらい厳しいです。このあたり、富士の考えを聞きたいところですが、なんとも情報がなく、仕方がないなぁ、Haniwa氏に人柱になってもらって、X-Pro2なりなんなり買いまくって、そのテストレポートを上げてくれませんか。(爆)

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2025年06月26日 15時28分50秒

距離を測るならニコン製のが良いですよ!、
大和型戦艦に搭載されてた15.5mのをHaniwa氏の頭に装備すれば距離を測り放題!。

>こうなると、たくさん持っている28mmでも試したくなってくるじゃないか(泣)。

持ってない物も買いそろえて試しましょう!。

>神田和泉橋上でメジャーを出して2m測っている人がいても、「お前、Haniwaだなっ」と羽交い締めにしないで暖かく見守ってください(泣)。

Haniwa氏を見たら皆逃げていくので安心してかださい…。
あつみ薬局で蕎麦に振りかける用の蚊取り線香の粉を処方してもらって、電気街で超音波兵器用の交換用のスピーカーでも買って帰りましょう。

_ タロウカジャ ― 2025年06月26日 21時16分55秒

今回のテーマと直接関係が無いのですが、雑誌「CAPA」が月刊から季刊になったのですね。
だから小生の住む街の本屋に配本が無かったのですね。
これでカメラ雑誌で月刊は「デジタルカメラマガジン」と「フォトコンテスト」になってしまいました。紙媒体の雑誌の終焉は近いのかな。

_ Haniwa ― 2025年06月27日 22時19分11秒

■ みっち様

>さてさて、ここで富士フィルムのX-Pro2における、被写界深度スケールの「ピクセル基準」 「フィルム基準」の具体的計算方法が気になります。がしかし、富士のサイトをいくら探しても、肝心の「許容錯乱円」の大きさをそれぞれいくつに設定しているのか、全く情報がありません。(怒)
>こんなの秘密でもなんでもないでしょう、けしからん、Haniwa氏に討ち入りさせますよ。(笑)

たしかに「許容錯乱円」の設定は書いていないですね。
いよいよ討ち入りの日が来ましたね(違)。
しかし、どこに討ち入ればよいのか?ミッドタウンなのか雨の西麻布なのか小田原か足柄か。足柄に討ち入って甚大な被害を与えたらもう写真フイルムは終了になるかも(違)。

>国内のサイトでは全く情報がないので、海外を見ます。
>ttps://rockynook.com/wp-content/uploads/2016/07/Fuji-X-Pro2_SamplePages.pdf
>これはRico Pfirstingerとか云うオッサン(?)の書かれたX-Pro2レビューなんですけど、その25ページ目(110-111ページ、これはサンプルのPDFなので抄録になってます)に、X-Pro2にXF35mmF2を付けて絞りをF16にセットし、この問題の被写界深度を表示させた画面が載っています。Fig.37です。これを超拡大してみますと、左のピクセルベースの方は過焦点距離(飽和距離)が11-12mあたり、右のフィルムベースの方は6mあたりのように見えます。スケールがアレなので、正確じゃないですけどね。

>そこで35mm、F16の過焦点距離を計算してみますと、許容錯乱円径が0.007mmで10.9m、0.015mmなら5.1mですので、まぁ大体このあたりの値を使って計算しているのかなぁ、というところです。つまり、ピクセルベースの方はほぼセンサーの画素ピッチに近く、非常に安全側というか、厳しい設定です。
>またフィルムベースの方も、従来云われていた(と思う)0.03mmよりも倍くらい厳しいです。このあたり、富士の考えを聞きたいところですが、なんとも情報がなく、仕方がないなぁ、Haniwa氏に人柱になってもらって、X-Pro2なりなんなり買いまくって、そのテストレポートを上げてくれませんか。(爆)

計算までありがとうございます。
これはなかなか厳しい設定ですね。
アサヒカメラも日本カメラもなくなってしまいましたから、突っ込んでくれそうな媒体がないですね。
デジカメWatchも最近はあまり技術的な突っ込みはしなくなっているような……。
機会があったら大菩薩峠で合宿(以下自粛)。

X-Pro2は中古で16,7万円という感じですか。
赤城耕一先生の
赤城耕一の「アカギカメラ」
第7回:X-Pro2を使い続ける理由 2020年10月5日 06:00
ttps://dc.watch.impress.co.jp/docs/column/akagi/1280726.html
をみますと、フィルムのような柔らかな写りのカメラですね。
フィルムシュミレーションPROVIA/スタンダードでもパキパキじゃないです。
2016年発売でもまだこれぐらいの中古価格というのは人気あるんですね。
機会があったら買ってみたいですが、レンズも合わせると結構な出費に…(泣)。

_ Haniwa ― 2025年06月27日 22時26分07秒

■ ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下

>距離を測るならニコン製のが良いですよ!、
>大和型戦艦に搭載されてた15.5mのをHaniwa氏の頭に装備すれば距離を測り放題!。

戦艦大和の光学兵器はニコン製だった。創業100年、苦闘の歴史を振り返る
安藤健二(Kenji Ando)2017年07月24日 18時21分 JST|更新 2020年09月06日 JST
ttps://www.huffingtonpost.jp/2017/07/24/nikon-100_n_17569130.html
を見ましたが、こんなん頭に付けたら首がもげますがな(泣)。

>>こうなると、たくさん持っている28mmでも試したくなってくるじゃないか(泣)。

>持ってない物も買いそろえて試しましょう!。

ほしいところですがねぇ(泣)。ZMのBiogonとかDistagonとかいろいろ試してみたいですねぇ。

>>神田和泉橋上でメジャーを出して2m測っている人がいても、「お前、Haniwaだなっ」と羽交い締めにしないで暖かく見守ってください(泣)。

>Haniwa氏を見たら皆逃げていくので安心してかださい…。
>あつみ薬局で蕎麦に振りかける用の蚊取り線香の粉を処方してもらって、電気街で超音波兵器用の交換用のスピーカーでも買って帰りましょう。

それはよかった(な訳ない(泣))。
猫避け超音波発生器はスピーカーよりも、赤外線のセンサーが壊れるみたいです。
古くなるとずっと鳴りっぱなしになってすぐに電池がなくなるか、反応しなくなります。
それで何台か新しいのに買い換えています。

_ Haniwa ― 2025年06月27日 22時39分47秒

■ タロウカジャ様

>今回のテーマと直接関係が無いのですが、雑誌「CAPA」が月刊から季刊になったのですね。
>だから小生の住む街の本屋に配本が無かったのですね。
>これでカメラ雑誌で月刊は「デジタルカメラマガジン」と「フォトコンテスト」になってしまいました。紙媒体の雑誌の終焉は近いのかな。

仰るようにCAPAは季刊になったらしいですね。
カメラ雑誌が減ったので、紀伊國屋書店のカメラ雑誌が見つけにくくなりました。
以前は鉄道誌や趣味誌(ミリタリー)などの近くにあったのですが、見つからなくなって、店員さんに訊いたら、「サイエンス」のところにありました。うーん、サイエンスなのかなぁ。芸術誌とか音楽誌とかファッション誌の近くの方が見つけやすいような。

「コマーシャル・フォト」誌がまだ月刊だったと思います。
コマーシャル・フォト2025年3月号
ttps://www.genkosha.co.jp/book/b10131777.html
の表紙に惹かれて買いそうになりました(違)。
「コマーシャル・フォト」は実物を手に取ったことはないですね。

季刊ですが、Cameraholics Vol.13は買いました。
ttps://hobbyjapan.co.jp/books/book/b662605.html
>■企画内容
>特集① 写真家が試す!大注目の新製品
>01_ コシナ NOKTON ~35/40/50mm F1.2  
>02_ FUJIFILM GFX100RF
>03_ SIGMA BF
>04_ Nikon NIKKOR Z 35mm f/1.2S
>05_ Carl Zeiss Otus ML 50mm F1.4 Z-mount
>特集② プリントを極める! 他盛りだくさん

カメラ雑誌に比べると、バイク雑誌はまだたくさんあって、「バイク」という札も売り場にあります。ただ、オフロードバイク総合誌「GO Ride」は移籍しての再発行が期待されていたのですが、移籍して別冊を発行したものの本誌は休刊のままですね。
復刊を期待しているのですが。

あと、電子版だけになった雑誌もあるみたいです。
私は基本的に紙でしか買わないのですが。

地図も電子版だとビューワーで拡大率に制限があるので、だったら紙の地図を買って自分でスキャンした奴をスマホに入れた方がいいと思うようになりました。
ツーリングマップルなどはこんどからスキャンして持って行こうと思いました(いままで紙の大きい印刷のものと電子版それぞれ購入歴があります)。

_ みっち ― 2025年06月28日 09時15分18秒

ちなみに、みっちのiPhoneは、iPhone12 Pro Maxなんですが、LiDAR(レーザーによるレーダーみたいなもの)センサーが付いているので、5m以内でしたら、わりと正確に測れます。ここで、レーザー距離計と比較された方の記事が載ってます。「LiDAR Measuring」という無料ソフトで使ってますが、ありがちな広告は一切なく、動作はすばやいです。ただねぇ、5mというと意外に近いんですよ。(笑)もうちょい遠くまで測れると便利なんですが、5m以上になると、とたんにLow Accuracyとなってしまいます。
ttps://3dschool.jp/lidarmeasuring/

そーいえば、香港のMiNT CameraがRollei 35のAF復刻版を出しましたが、あれのAFはたしかLiDARでしたね。

>神田和泉橋上でメジャーを出して2m測っている人がいても、「お前、Haniwaだなっ」と…

みなとみらい界隈で、iPhoneをとり出して、写真を撮るでもなく、「…LiDARがぁ…距離…5m越えてる、ブツブツ」とか云っている人がいたら、たぶん私です。(爆)

_ Haniwa ― 2025年06月29日 14時36分43秒

みっち様
コメントありがとうございます。

>ちなみに、みっちのiPhoneは、iPhone12 Pro Maxなんですが、LiDAR(レーザーによるレーダーみたいなもの)センサーが付いているので、5m以内でしたら、わりと正確に測れます。ここで、レーザー距離計と比較された方の記事が載ってます。「LiDAR Measuring」という無料ソフトで使ってますが、ありがちな広告は一切なく、動作はすばやいです。ただねぇ、5mというと意外に近いんですよ。(笑)もうちょい遠くまで測れると便利なんですが、5m以上になると、とたんにLow Accuracyとなってしまいます。
>ttps://3dschool.jp/lidarmeasuring/

いいですね。iPhone12 Pro Maxにはそんな3Dスキャナーが載っているのですね。
あんまり遠くまで飛ぶレーザー光は危ないから5mなどという制限があるのかもしれませんね。

>そーいえば、香港のMiNT CameraがRollei 35のAF復刻版を出しましたが、あれのAFはたしかLiDARでしたね。

昔はコンパクトカメラといえば赤外線測距でしたが、最近のはLiDARなんですね。
もしかしたらもう赤外線測距モジュールを作っている会社がないのかもしれませんね。

>>神田和泉橋上でメジャーを出して2m測っている人がいても、「お前、Haniwaだなっ」と…

>みなとみらい界隈で、iPhoneをとり出して、写真を撮るでもなく、「…LiDARがぁ…距離…5m越えてる、ブツブツ」とか云っている人がいたら、たぶん私です。(爆)

そこで「隙ありっ!」とメジャーで斬りかかるHaniwaにiPhoneでハッシと受け止めるんですね(違)。端から見ると相当ヤバい奴らにしか見えません(泣)。

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