8TBのHDDから12TBのHDDにコピーで苦戦2025年06月24日 00時00分00秒

裸族のお立ち台TWIN (CROS2U3CP6G)

デジタルとフィルムで被写界深度が異なる話は、Ai Nikkor 20mm f/2.8Sの作例も揃ったので執筆したいのだが、モニターがマシなデスクトップPCが以下の理由で塞がっているのでもう少し待って欲しい。

さて、その自宅のデスクトップPCが塞がっている理由は以下だ。データ用ドライブ(8TB)の空きが残り1割を切ったので、エクスプローラーで表示するとドライブが真っ赤に表示されるようになった。それでWD Blue 12TB WD120EAGZと裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6G とを買った話はした。
WD Blue 12TB WD120EAGZと裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6G

特に、裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6G は、2台のHDDやSSDを搭載できて、裸族のお立ち台TWIN単体でコピーができるとのことで期待していた。うちのデスクトップPCは古いので、マザーボードがデータ転送速度3Gbpsにしか対応していないので、単体でそれよりも速い速度でコピーできるのはありがたいのだ(コピー中にPCで他のことをできるし)。なお、このデスクトップPCは、USBについてはUSB3.1の増設カードで対応しているのだが、USB3.1の5Gbpsをフルには活かせない状況だ(マザーボードがボトルネックになっている)。まあ購入当時のUSB2.0の480Mbpsよりははるかにマシなのだが。

しかし、WD Blue 12TB WD120EAGZとWD Blue WD80EAZZを裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6Gに刺しても、転送が始まってしばらくするとアクセスランプが消えてしまう。ドライブは両方とも回転してはいるが、コピーしている気配はなくなる。うーん、WD Blue 12TB WD120EAGZは2025年5月に発売開始になったばかりで、裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6Gの「確認済み」のHDDには書いていなかったからなぁ。何度か試してみたが、裸族のお立ち台TWIN CROS2U3CP6G単体でのコピーはできなかった(泣)。

さて、そうなると、PCを介してコピーするしかない。WDのHDDにはAcronis True Image for Western Digitalというソフトウェアが無償で公開されていて、以前にダウンロードしたことがある(使ったのか記憶にないがインストールされていた)。それの2016年版を使って見たら、途中でユーザーインターフェースが消えてしまって何をやっているのかやっていないのかわからない状態になったので、慌てて最新版をインストールした。

しかし、このAcronis True Image for Western Digitalで快調にコピーしていると途中で「ディスクにデータを書き込むことができません。ハードディスク'○'のセクタ'×××'に書き込むことができませんでした。Failed to write the snapshot manager drive.(0x10000DA)状態が不明です。(0x9)セマフォがタイムアウトしました。(0xFFF0)」というダイアローグが出て止まる。'×××'のセクタ部分は毎回同じ。

書けないセクタがあるんなら飛ばして書き込んでくれればよいものを、Acronis True Image for Western Digitalはおそらくファイル単位で書き込んでいるのではなく、ドライブ全体をイメージとして丸ママコピーしようとしているのだろう。だから書き込み先がちょっとでも違うと完全イメージコピーにならなくなるので書けなくなるのだろう。ちなみに「無視」としても「すべて無視」としてもアプリがフリーズしているのかして先へ進まなくなる。

こうなったらExplorerかコマンドプロンプトでコピーするしかない。これは以前エクスプローラでやったら6TBぐらいで3日掛かった記憶がある。コマンドプロンプトでxcopyコマンドでコピーすることにした。ただ、これもすんなり行ったわけではなく、Acronis True Image for Western Digitaで半端にコピーしたドライブは、もういちど「ディスクの管理」で「新しいシンプル ボリューム」としてフォーマットしないとPCから認識されない。これで相当時間を食った。

さてxcopy l:\ m:\ /s /e /h /i /c /yと、管理者権限でコマンドプロンプトに入れてコピーが始まった。寝ていたら階下のリビングからPCに入れている緊急地震速報のベルがずっと鳴っているのが聞こえる。PCには緊急地震速報のアプリを入れていて、現在地で揺れがほとんどなくても遠隔地で初期値がM5.0以上なら鳴るようにしてある。それが鳴っているのだ。しかも2分とか経ってもまだ鳴っているということは、遠隔地のM5.0以上の地震なのだろう(あとでみたら最近多発しているトカラ列島付近の地震らしい)。

嫌な予感がして1階に降りてPCをみたら、コマンドプロンプトがコピー途中でカーソル点滅になってコピーしていない(コピーしていたらコピー中のファイル名が延々流れて行っているはず)。enter押したりしてもコピーは再開しない。きっと緊急地震速報アプリが割り込んでコピーが中断されてしまったのだろう。これ、また1からコピーしないといけなくなる(泣)。

そうだ、いつもバックアップに取るのに使っている FreeFileSyncなら差分でコピーが取れるので、すでにコピー済みのファイルは飛ばしてコピーしてくれる。なんで気がつかなかったんだ。

朝になったらFreeFileSyncで5TBぐらいのコピーが終わっていて、あと12時間とかなんとか表示されている。しかし、しばらく見ていると、コピー元もコピー先もアクセスランプが点かなくなってコピーが止まっている。タスクマネージャからFreeFileSyncのタスクを終了させても停止しない。これはなんかフリーズしてるな。仕方ないので、PCを再起動したが、再起動が全然終わらない。これはAcronis True Image for Western Digitalをインストール以降そうなっているみたいなので、強制終了をして起動後にAcronis True Image for Western Digitalをアンインストールして再起動を掛けた。そうしたら、以前のように普通にすんなり再起動した。なんかAcronis True Image for Western Digitalは以前にもそんなことがあったような気がしたが、ブログの過去記事を漁るのも面倒なので、さっさとコピーを再開する。

もう一回FreeFileSyncで残りの3TB弱をコピーしていたら、こんどは強震モニタが関東地方の何かの揺れに反応してポップアップして、またコピーが止まった(泣)。

もう一回FreeFileSyncで残りをコピー。残り9時間ぐらいだそうな。

FreeFileSyncは、タイムスタンプとファイルサイズで同じファイルかどうかを判定して(何で判定するのかは細かく設定可能)、同じファイルだったらコピーしないので、途中までコピーしたドライブをコピー再開する際にも時間が無駄にならないのだ。

今日中にコピー終わるかなぁ。

【追記:2025年6月25日】
昨晩寝る前にはコピーが終わらなかったが、朝起きたらコピーは完了していた(嬉)。最後にもう一回ドライブD(内蔵SATA 8TB)→ドライブL(外付けUSBバックアップ用 8TB)→ドライブM(外付けUSB 12TB)とFreeFileSyncで同期させて(これは差分コピーなので時間が掛からない)、PCの電源を落として、内蔵の8TBを12TBに交換した。交換して内蔵しても12TBはドライブレターがMのままなので、「ディスクの管理」からドライブレターをDに変更した。うちの環境では、マイドキュメントなどはすべてDドライブに置くように設定を変更しているので、Mのままでは色々と困るからだ。普通に全部Cドライブに置いている人はドライブレターの変更をしなくてもよいかもしれないが、マイドキュメントなどをCドライブに置かないのは、OS再インストールの際にデータは無関係とかCドライブに容量の小さい(安い)SSDを置けるとかいろいろメリットがあるのでお勧めしたい。
なお、HDDのドライブレターがLとかMとか飛んでいるのは、このPCには光学ドライブが2基(DVDマルチとDVD/Blu-ray)とか、カードリーダーを繋げっぱなし(SDとかカードの種類ごとにドライブレターが割り当てられている)ので、EからKまで埋まっているからだ。ちなみにZもEPSONの複合機のUSBメモリスロットが勝手に割り当てられている(使ってないし、USBではなくネットワーク接続なのになぜドライブレターが割り当てられているのか謎)。ドライブAやBはWindowsではフロッピーディスク割り当て用なので使っていない(USBのFDDは持ってはいるが)。
【追記ここまで】

【さらに追記:2025年6月25日】
みっち様のコメントのお返事を書いていて、HDDコピーについて考えがまとまったので、記事本文中にも書いておく。
「HDDコピーは、余っているPCにFreeFileSyncで」
で、普段使っていないものだから久々に出したらアップデートの嵐でコピーが進まない地獄が始まる気が…(泣)。
【さらに追記ここまで】

【追記その3:2025年6月25日】
大事なことを書き忘れていた。WD Blue 12TB WD120EAGZは、裏面のネジ穴が4箇所しか無い。真ん中の2箇所にネジ穴がないので、裏面のネジ穴で真ん中の2箇所を使う方法で内蔵固定しているPCでは要注意だ。DELL Vostro 430はHDDの裏面のコネクタ側2箇所と真ん中の2箇所の計4箇所で留めているので、WD Blue 12TB WD120EAGZは、コネクタ側の2箇所だけで留めることになってしまった。ネジ止めのない側は一応脱落防止のガードがあるが、HDDは常時回転していて振動があるのでちょっと心配だ。たまに内部の埃を掃除するときにねじが緩んでいないか点検するようにしよう。なにかアダプタみたいなのはないのかなぁ。いっそのこと使っていないFDD用の2.5インチスロットにアダプターで固定できないかなぁ。Windows10のサポート終了まで持てばよいので、ときどきねじ弛みチェックでよいか。あとは、バイクに使っている3Mのゆるみ止め用嫌気性接着剤を塗っておくとか。
【追記その3ここまで】

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