Windows10のRuntime Broker(フォト)が大暴走 ― 2020年02月27日 00時00分00秒
荒野の故障ブログへようこそ(泣)。
昨日の朝、Windows10のデスクトップPCを立ち上げて、しばらく放置した後に検索しようとしたら、カーソルが動かない。Ctrl+Alt+Delを押しても反応がない。HDDアクセスランプがほとんど点きっぱなしになっている。
タスクマネージャが起動できないくらい重いので、しかたなく電源ボタン長押しで強制終了した。
もういちど起動するとタスクマネージャは起動できるが、しばらく放置すると重たくなる。見ると、Runtime Broker(RuntimeBroker.exe)がCPUの25%ぐらい使っていて電源の使用は「高」になっている。とりあえずRuntimeBroker.exeを強制停止した。
帰宅して誰も触っていないデスクトップPCを見てみると、画面がスリープになっていてマウスを動かしてもすぐに復帰しない。HDDアクセスランプがずっと点いている。
しかたなくまた電源ボタンで強制終了。
再起動後に検索すると、RuntimeBroker.exeは「フォト」というアプリが画像を検索してインデックスを付けているから動いているらしい。フォトを起動して設定から「ソース」のコレクション対象フォルダを削除するが、一覧から消えないものがある。
具体的には、自宅のデスクトップPCは「ピクチャ」を起動ドライブ(Cドライブ:SSD 500GB)には置かず、データドライブ(Dドライブ:HDD 8TB)の方に置いている。「フォト」のコレクション対象フォルダであるDドライブのピクチャが「削除」をしても一覧から消えないのだ。一度消えたことがあったが、OSを再起動したらまたコレクション対象に復活していた。
一昨日まではこんなことがなかったし、一昨日から昨日の朝にかけて何も新しくインストールもしていない。
思い当たることとしては、2月14日にMicrosoft UpdateでKB4524244をインストールしたことだ。このKB4524244は不具合が確認されたとして2月16日にMicrosoftが取り下げている。特に不具合がなかったのでKB4524244をインストールしたままにしていた。
Security update for Windows 10, version 1607, 1703, 1709, 1803, 1809, 1903, 1909, Windows Server 2016 and Windows Server 2019: February 11, 2020
KB4524244をアンインストールしてOSを再起動した。しばらく様子見しよう。
自宅の他のPCではKB4524244はどうなのか確認してみた。2台のPanasonic Let's note SX2(1台は新品で買ってWindows7 ProfessionalからアップデートしたWindows10 Pro、もう1台は中古で買ってWindows10 Home MRR版)とも2月13日のアップデートが最後でKB4524244はインストールしてなかった。2台とも不具合も出ていない。
昨晩はPCの電源を落とさず、今朝もう一度デスクトップPCのマウスを動かしたが、すぐには画面スリープから復帰せず、またマウスも動きが遅い。タスクマネージャを起動させようとCtrl+Alt+Del押してもなかなかタスクマネージャが起動しない。Firefoxは応答なしになっている。ずいぶん時間が経ってから起動したタスクマネージャでみたら、Runtime Brokerが14%ぐらいCPUを使用していて、メモリはなんと5000MB(5GB)を超えている。
とりあえずRuntime Brokerを強制終了するとPCはなんとかなるが、しばらくするとまたフォトがRuntime Brokerを使って画像ファイルを検索し始める。
そもそもWindows10から導入されたストアアプリの「フォト」は使っておらず、Windows7から引き継いだ「Windowsフォトビューアー」を使っている。「フォト」をアンインストールすることにした。しかし、コントロールパネルの「プログラムと機能」には「フォト」がない。ストアアプリは、そのアプリのショートカットにアンインストールなどの機能があるらしい。
「スタート」→「フォト」→(右クリック) → 「その他」→「アプリの設定」にアンインストールがあるが、グレーアウトしていてアンインストールできない。とりあえず「リセット」をした。
そうしたら、相変わらずコレクションの対象にDドライブのピクチャがあるが、Runtime Brokerがほんの少しの時間動いて数%のCPUと数十MBのメモリを使用したのちに勝手に終了していった。めでたしめでたし。
しかし、「フォト」って迷惑なソフトだなぁ。Windows7からアップグレードしたPCだと「Windowsフォトビューアー」が使えるが、Windows10を新規にインストールすると「Windowsフォトビューアー」がない。レッツノートSX2のうちWindows7からアップグレードした方には「Windowsフォトビューアー」があり、規定のプログラムを「フォト」から「Windowsフォトビューアー」に変えた。
他方、中古で買ったレッツノートSX2の方は、中古販売業者が再生中古パソコン用正規 Windows ライセンスのWindows10 Home(MRR版)をインストールしている。こっちの方には「Windowsフォトビューアー」がない。Windows7 Professionalが入ったままの中古PCを買った方がよかったなぁ。HomeではなくてWindows10 Proにアップグレードできるし、「Windowsフォトビューアー」が使えるから。これはちょっと失敗したな。
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