アサヒカメラ2008年6月号予告から2008年05月13日 00時00分00秒

今日は更新が大幅に遅くなってしまった。すまん。

5月20日発売のアサヒカメラ2008年6月号の予告から気になるものをピックアップ。

[SPECIAL FEATURES]
ニッコール誕生75年!
■光を追うニコンレンズの軌跡 赤城耕一 豊田堅二 田中長徳 神立尚紀
12~24ミリズームほか新世代レンズの実力分析/新旧レンズ比較/Fマウントの変遷と分類早わかり/おもしろエピソード集/魅惑のSマウントレンズ/Fマウントの今後は?
■ハッセルブラッド500C/M 免許皆伝!
新ZVレンズ登場 赤城耕一内原恭彦
ディス他言T*50ミリF4 ZVクラシック/マクロプラナーT*120ミリF4 ZVクラシック/ゾナーT*180ミリF4 ZVクラシック
写真力強化宣言SPECIAL
■都築雅人さんに学ぶ 鉄道「風景」写真の楽しみ方
■懐かしのぞっこん鉄道 櫻井寛 田川線・柚須原
■新連載 今夜も来夢来人で…… 都築響一
■銀塩買物學 コーイチ百貨辞典 海外仕様機 赤城耕一
*「大竹省二のレンズ観相学」は休載します。
■リコーR8 赤城耕一
■NEWS 「今月の新着情報」 カメラグランプリ2008 大賞にニコンD3

おお、今月はニッコール誕生75年特集かぁ。わくわく。「Fマウントの変遷と分類早わかり」というのはどれぐらいまとまっているのか楽しみ。しかし、「14~24ミリズーム」じゃなくて、なんで「12~24ミリズーム」なんだろう?

大竹省二先生ののレンズ観相学が今月も休載なのは気になる。新しいレンズネタを求めて充電中であって欲しい。

次号の表紙は、荒木経惟氏 ペンタックス67・105ミリF2.4・エクタクローム64Tプロだ。これも楽しみ。

PC用単体デジタルチューナ2008年05月14日 00時00分00秒

今日はカメラネタでなくてすまん。ようやく発売されはじめたPC用単体デジタルチューナの話。

恥ずかしい話だが、うちのテレビはいまだにブラウン管でアナログしか写らない。BSもアナログのみ。だからNHKの受信料をちゃんと払っているのにBS-hiも見られず、なんか損した気分だ。この間からいやがらせのようにBSの画面に「アナログ」とか表示されているし(笑)。

そこで随分前にPC用のテレビチューナーを見に行ったことがあるのだが、なぜかアナログ用しかなかった。それで地上波も含めたデジタル用のPC用テレビチューナーをずっと待っていたのだ。なぜいままでPC用のデジタルチューナーがでなかったのかは、【特別企画】PC用単体デジタルチューナ購入ガイド(AV Watch)参照。

それで、どれを買おうかと考える前に「バッファロー ストリームテスト for 地デジ」というソフトで自分のPCが対応しているかをテストしてみたら、ビデオカードのドライバがCOPPに対応していないとのことで、見られないことが分かった。ビデオカードだけ買い換えようかとか、PCメーカーでなくビデオカードメーカーにある最新ドライバに換えてみようかとかいろいろ考えたが、PCでテレビを見るのもなんか面倒だと思い始めた。 あんまりテレビ見ないし、まあいいか(笑)。

買うなら、DVD等やHDD内蔵デジタルテレビチューナーの方がいいような気がしてきた。オリンピックもあんまり見ないし、もうアナログ放送が停波してどうしようもなくなるときに買うか(笑)。ダビング10とかなかなか本決まりにならないし、なんだか面倒だなぁ。

レンズのピント位置2008年05月15日 00時00分00秒

主制御器:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/30sec、ISO154、-0.3EV、プログラムAE

デジカメWatchに気になるデジカメ長期リアルタイムレポートニコンD300【第6回】AF微調節の使い方という記事が載った。

デジタル一眼レフユーザーでもないし、D300の購入を検討しているわけでもないが、非常に参考になった。それは「ピント位置」に対するニコンの説明があったからだ。

また、ピントが合っていることを判断するには、コントラストを重視するか解像力を重視するかでも異なってきます。専門的には「周波数の違い」という言葉を使いますが、細かなものと大きく粗いものとでは、ベストなピント位置がほんの少しではありますがズレることがあります。被写体をクッキリとさせたいか、細かなものを緻密に撮りたいかは好みが分かれると思います。両方同じピント位置であればよいのですが、至近距離ではそうでないレンズもあります。

ですから、至近距離での新聞の文字や定規の目盛りなどを撮影すると、それらが像面上でどのぐらいの細かさなのかによって、ピント位置が変ってきます。ところが遠距離ではそのような細かい被写体と粗い被写体でのピント位置がほぼ変らないため、近距離の「ある細かさ」の被写体でのピント位置でAF微調節を行うなと遠距離でかえってずれてしまうのです。

──デフォルトのピントはどういうふうに決められているのですか?

弊社の長い経験から導かれたピント位置の定義を基本としていますが、最終的には多くの実写などを元にして、設計者と品質保証の担当者で決めています。通常の使用状況であれば、コントラスト重視の場合も、解像力重視での場合もほぼ同じピント位置になるように設計/製造されています。特にAF微調節を行なわなくてもご満足いただける製品となっています。

なるほど、コントラスト重視の場合のピント位置と解像力重視の場合のピント位置が異なることがある、と。そういえば、以前、京セラのPlanar T* 50mm F1.4をアサヒカメラのニューフェース診断室で診断して、コントラスト減少率(MTF)が一部で基準を下回っていたということがあった(アサヒカメラ1994年10月号、「アサヒカメラニューフェース診断室 コンタックスの軌跡」2001年発行に再録)。結局再測定して、「コントラストの最良点の判定においてピークが2つあり、低い方のピークを読みとった結果かもしれません。しかし、推測の域はでません。」となった(*)。こちらの場合はコントラスト重視の場合でもレンズによってはピークが2つあるということだった。そうすると解像力重視のピークがさらに別にあれば、もうどこが「ピント位置」なのかさらに分からなくなりそうだ。
*【追記:2008年5月16日】以上の説明は京セラとツァイス・ジャパンの立場で、ニューフェース診断室ドクター(小倉磐夫・近藤英樹・田沼武能・深堀和良の各氏)とアサヒカメラ編集部の見解は「軸上コントラストの最大値ではない極大値をとらえたことによるのではないか」つまり最良コントラストのピント位置と最良解像力のピント位置が異なるためだと言っている。
【追記ここまで】

「通常の使用状況であれば、コントラスト重視の場合も、解像力重視での場合もほぼ同じピント位置になるように設計/製造されています。」とのことだが、極限状態では微妙に違う、と。

そういえば、ニコン唯一のソフトフォーカスレンズ、「おもしろレンズ工房ふわっとソフト(Soft 90mm F4.8)」なのだが、ファインダースクリーン上でみてもどこにピントがあるのか分からないときがある。マット面でのピント位置とスプリットプリズムでのピント位置とマイクロプリズムでのピント位置とがなんか違うのである。また、マット面でも従来型のF3やF-501/F-301用のマット面とFM3A用のマット面でもピント位置が違うように思える。これはこのレンズの球面収差が非常に大きいので、F値によってピント位置が大きく変わるためなのだろう。スクリーンのマット面とスプリットプリズムとでは、ピント合わせに使う光束の大きさが異なるようで、スプリットプリズムだとF4.5までしか使っていないとかマイクロプリズムだとF8までしか使ってないといった違いがあるのだ(スクリーンによって違う)。

それでふわっとソフト(Soft 90mm F4.8)のピント合わせなのだが、マット面でのピークとおぼしきところに合わせるようにしている。まあずれていたとしてもふわっとした描写なのでよく分からないのだが(笑)。

今回の長期リアルタイムレポートは、ニコンにインタビューしてくれたところが非常によかった。そして、ニコンが「しつこいようですが、基本的にはなくてもよい機能と考えております。」と言っているところもこだわりがあっていいなぁ(笑)。きっと営業サイドから強く求められて技術陣とで確執があったんだろうなぁ。そこでこの文句ですよ、「ニコンに限っては、それは許されない」。「ニコンに限っては、そんな機能は必要ない」と(笑)。


写真は記事とは関係ない。
主制御器:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/30sec、ISO154、-0.3EV、プログラムAE

「鉄」な写真だが、カバーの材質は真鍮のようだ(笑)。使い込んで塗装の禿げたところが金色に光っているとかっこいいとおもうのだが、これは保存物なのでちょっと物足りない。ピカールで磨きたいところだ(笑)。時々ビルの金色の消火栓を掃除の人がピカールで磨いているのを見るとうれしくなってしまう(笑)。

Tamron SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro (Model A001N II)の絞りリングは?2008年05月16日 00時00分00秒

タムロンが「SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro」(Model A001N II)のニコン用を5月30日に発売すると発表した。
タムロン、「70-200mm F2.8」と「28-300mm F3.5-6.3 VC」のニコン用を30日に発売~ボディ内モーター非搭載ボディにも対応(デジカメWatch)

このあいだ、Ai AF Zoom-Nikkor ED 80-200mm F2.8D<NEW>を買ったばかりなのだが、同スペックのレンズは気になる。アサヒカメラ2008年5月号予告から ― 2008年04月14日の記事の中で「どうやら絞りリングがあるらしい」と書いたのだが、発表資料や製品写真には絞りリングがなさそうだ。あるかないかも書かれていなくて探していてイライラした(こういうレンズメーカー製レンズの場合、ニコン用の発表なのに製品写真が他マウント用レンズの写真の場合が結構ある)。ブログに書くつもりがなければ、途中で探すのを諦めていただろう(笑)。

たしかどこかにDi II レンズは絞りリングがなくて、Di レンズはニコン用は絞りリングがあるような書き方を注意書きのところに書いてあったように思うのだが、以前見たときとサイトの内容が変わっているみたいだ。探しても見つからない。そして A001スペシャルサイトを見ても絞りリングの有無について書かれているところが見つからない。駄目だこりゃ。ニコン用とペンタックス用は絞りリングがあるのかないのかすごく重要なのに。どのカメラで使えるか、使えるとしてどの機能かなどが分からないと買えないじゃないか。買う気満々というわけじゃないのでいちいちタムロンに問い合わせるのも嫌だ。ということで「SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro」(Model A001N II)どころか、タムロンは私の視野から消えました。タムロンをこのブログで取り上げるのはこれが最後になりそうだ(笑)。

【追記】
タムロンレンズの絞りリングについて、2008年3月発行の総合カタログにQ&Aとして載っていた。
レンズ総合カタログ(PDF 3,929 KB)
この総合カタログの19ページに

Q:DiⅡ以外のニコン用とペンタックス用のレンズには絞りリングがあるのですが、DiⅡレンズには絞りリングがありません。その理由は?

A:DiⅡレンズはAPS-Cサイズ相当デジタル一眼レフカメラ専用レンズであり、装着されるカメラもデジタル一眼レフカメラであることを前提としています。全てのニコンとペンタックスのデジタル一眼レフカメラの絞り値の操作は、レンズの絞りリングによる操作ではなく、カメラ本体にあるダイヤルでの操作に一本化されています。このためデジタル一眼レフカメラ専用レンズには、レンズの絞りリングが構造的に不要となっています。

と書かれていて、Di II以外のニコン用とペンタックス用レンズには絞りリングがあるように読める。で、「SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro」(Model A001N II)には絞りリングはあるのかないのかどっちなんだ?
【追記ここまで】

【さらに追記:2008年5月19日】
もうひとつのAFモーターを内蔵したTAMRON SP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO(Model A09N II)の製品写真は、マウントのAF接点が写っていて明らかにニコンFマウント用だが絞りリングはない。これからすると、Diレンズだからといって絞りリングがあるとは限らないということになる。SP AF 70-200mm F2.8 Di LD (IF) Macro(Model A001N II)に絞りリングがある可能性は低い。しかし、シグマはサイトの製品情報のところに、絞りリングのないレンズの場合は必ず「*ニコン用のレンズには絞り環がありません。カメラボディによっては使用に制限のある場合がございます。」と書いているので、タムロンも見習って欲しい、というかこういう情報は書いていて当然だと思う。
【さらに追記ここまで】

【さらにさらに追記:2008年5月30日】
タムロンがニコンカメラとの機能対応表を公表 ― 2008年05月30日
【さらにさらに追記ここまで】

ニコンD60を、「京急ファミリー鉄道フェスタ2008」で無料貸与2008年05月19日 00時00分00秒

写真 連結9(京急):GR DIGITAL、28mm相当、1/104sec、F2.4開放、ISO64、プログラムAE、-0.3EV

ニコンはニコンD60を、5月25日日曜日に神奈川県横須賀市の京急ファインテック久里浜事業所で開かれる「京急ファミリー鉄道フェスタ2008」で無料貸与すると発表した。
京急ファミリー鉄道フェスタ2008において、ニコンデジタル一眼レフカメラ「D60」無料貸し出しイベントのお知らせ(ニコン)
京急ファミリー鉄道フェスタ2008(京浜急行電鉄)

おお、久々にファミリー向け無料貸与キター!思い起こせば3年前、ニコンD50をファミリー向けに貸与するイベントが全国で行われて、わざわざそれに合わせて横浜八景島に行ったのだった(笑)。結局いろいろ悩んだあげくD50は買わずにフィルムスキャナNikon SUPER COOLSCAN 5000EDを買ったのだが。

今回もファミリー向けということで、上級機ではなく普及機のD60を無料貸与だ。できればD3とか貸して欲しいよなぁ(笑)。でも、カメラマニアでないファミリーにNikon D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDとか貸与したら、「一眼レフってなんて重くて大きいんだ、デジタルコンパクトカメラでいいや」と思われてしまう(笑)。ありえないよなぁ、D3の貸与。しかしだ、京急ファミリー鉄道フェスタに来るのはファミリーだけではないし、お子さんが電車好きで連れてきている親御さんだけではない。お子さん以上に「鉄」なお父さんが、こどもをダシにして来ているかもしれない(笑)。そういう方に35mmフルサイズデジタル一眼レフNikon D3をアピールするよい機会ではないかっ!

と、思ったが、そういうお方はフィルム派が多いんだよねぇ。D3欲しいと思う人はもう既に検討しているはずだ。やっぱり私がD3を半日借りたいがための無理矢理の理由だなぁ(苦笑)。

さて、25日の予定を何とかしなければ(笑)。

【追記:2008年5月26日】
京急ファミリー鉄道フェスタ2008でニコンD60を借りてみた ― 2008年05月26日
【追記ここまで】


写真 連結9(京急):GR DIGITAL、28mm相当、1/104sec、F2.4開放、ISO64、プログラムAE、-0.3EV
京浜急行電鉄の電車だが、やはり左側の塗装された方がいい。右の電車は東急の電車かと思ってしまう。

2008年の戦略を訊く[ニコン編](デジカメWatch)2008年05月20日 00時00分00秒

銀座:Nikon F3、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、1/250sec、Fuji NEOPAN 400 PRESTO、L37C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、トリミング

今日は朝から大雨大風で酷い目にあった(苦笑)。最近こういう大荒れの天気が多いような気がする。地球温暖化の現れなのだろうか。

さて、デジカメWatchに【インタビュー】2008年の戦略を訊く[ニコン編]~ニーズがあればフルラインナップで対応という記事が載った。35mmフルサイズ(FXフォーマット)廉価機のリリースや如何に。

──高画素機の噂も出ていますが、キヤノンがEOS-1Dsでスタジオ撮影における中判カメラの置き換えを狙ってある程度成功しています。そこにD3のバリエーションモデルを投入するといった企画はないのですか?

当然、そのような要望があることは理解しています。具体的な製品計画については、ニコンから話をしたことはありませんし、話すこともできませんが、さまざまな形で研究開発は行なっています。

──縦位置グリップ部のないコンパクトなD3ファミリーとか、D3を軸にファミリー展開する計画は?

 それは言えません。(否定はしないの? と尋ねると)お客さんが求めているものが、バリエーションの展開ならば、バリエーションを増やすでしょう。D3の後継機をなるべく早いタイミングでというのであれば、そのために開発のリソースを割くべきです。顧客のニーズをすべてカバーはできませんが、ニコンとして商品を提供できる可能性があるならやります。

──一方のエントリークラスですが、現在は上下に展開するラインナップですが、異なるタイプのカメラで間口を拡げようとは考えていませんか?

 ニーズが存在するところに対して、フルラインナップで対応しようとしています。多様なニーズがありますから、それに伴って各種の研究開発は行なっていますが、それらが全部製品化されるわけではありません。

なんか歯切れが悪いなぁ。「縦位置グリップ部のないコンパクトなD3ファミリー」ってニコンF5に対するニコンF100みたいな存在か。要するにFXフォーマットの廉価機を婉曲に聞いているのだろうか。それともニコンF5に対するニコンF6のような存在か。

こういうところ、「ゼネラル後藤」氏こと後藤哲朗氏の方がリップサービスがうまい(笑)。聞き手にもよるのだろうが、赤城耕一氏が後藤哲朗氏にインタビューすると、カメラマニア方向の答えが引き出せておもしろかったのだが。

FXフォーマットで価格が抑えられたファインダーがそこそこのデジタル一眼レフが出れば私も買うかもしれない。FXフォーマットはマニュアルフォーカスのレンズを楽しめるラインナップという位置づけでお願いしたい。


写真は記事とは関係ない。
銀座:Nikon F3、Ai Nikkor 35mm F2S、F8、1/250sec、Fuji NEOPAN 400 PRESTO、L37C、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、トリミング

富士フイルム、写真感光材料製品を7月以降10~20%値上げ2008年05月20日 00時00分01秒

キタオグロワラビー:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、F8、1/250sec、プログラムAE、Fuji Sensia III 100 (RA3)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

富士フイルムは、写真感光材料製品を今年7月以降、10~20%値上げすると発表した。
写真感光材料製品価格改定について(富士フイルム 2008年5月20日)

富士フイルム株式会社(社長:古森 重隆)は、写真感光材料製品の価格改定を平成20年7月以降、ワールドワイドで実施いたします。

富士フイルムは、フォトイメージング事業の安定的な存続を図るため、構造改革を実施するなど、生産効率向上や経費節減など懸命なコスト吸収に努めてきました。しかしながら、昨今の銀・原油を中心とする写真感光材料の原材料コストの急激かつ大幅な上昇は企業努力の範囲を超える状況にあります。このため、やむを得ず下記内容で価格改定を実施いたします。

1.対象製品:写真印画紙などの写真感光材料製品

2.価格改定の内容:10~20%の値上げを予定

3.実施時期:平成20年7月以降

なお、具体的な対象製品、時期、値上げ幅につきましては、各国市場別の事情を十分勘案した上で決定いたします。

本当にこのところ様々なものが値上がりしているからなぁ。ビールのおつまみのスナック菓子なんか、量は少なくなるし値段は上がるし、チーズ系のスナックは種類が少なくなっている。ああすまん、写真感光材料の話だった(笑)。

値段が上がるのは印画紙だけなのだろうか。「写真印画紙などの写真感光材料製品」にはフィルムは含まれていないのだろうか。まあ今回の値上げにフィルムが含まれていないとしても、フィルムの値段が上がるのは時間の問題だろうし。

印画紙の値段が上がるということは、DPEの同時プリントや焼き増しプリントなどの値段も上がるということか。それでなくても需要が減って上がる傾向にあるのに原材料まで上がると結構先行き不安だ。

プリントで思い出したが、ヨドバシカメラ扱いの富士フイルム純正プリントの2L判以上のサイズのアナログプリントが受付終了になっているようだ。DPEの順番待ちの時に携帯電話のデジカメで張り紙の写真を撮ろうとしたら順番が回ってきたので、ちょっとうろ覚えですまないが。

しかし、まだまだフィルムは終わらんぞ。
フィルム万歳!\(^o^)/


写真は記事とは関係ない。
キタオグロワラビー:Nikon F100、Ai AF Zoom-Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)、F8、1/250sec、プログラムAE、Fuji Sensia III 100 (RA3)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

動物園に行くともっと長い焦点距離のレンズが欲しくなるが、そうするとこんどは記念写真撮るときに困る(笑)。かといって、おもしろレンズ工房どどっと400付けたカメラと28-105mm付けたカメラの2台をぶら下げていくのも辛い(笑)。記念写真か動物写真かどちらかに決めてから出かけなければならない(笑)。28-300mmとか一瞬よぎるが却下(笑)。それ買ってしまったら他のレンズの出番がなくなりそうで怖い(笑)。

田中長徳氏がニコンからD3を借りられた模様2008年05月21日 00時00分00秒

今日もニコンデジタルカメラFXフォーマットがらみの話。

KCチョートクカメラ日記で、写真家・田中長徳氏がニコンプラザ大阪での講演の後、ニコンD3を貸し出してもらうことになったと書かれている。
KCチョートクカメラコラム2008年5月20日 (火)

D3で、びっくりしたのは、その連射速度がカラシニコフよりも速いことだ。宣伝広報さんに無理を言って、貸し出し機材のやり繰りをしてもらい、ちょっと貸してもらえることになった。 これは嬉しい。D3の未知との遭遇である。

フルサイズのデジタル一眼は「父の遺言」で使わないことになっていたが、ちょっと空模様が変わってきたようである。

いよいよニコンのFXフォーマット(35mmフルサイズ)キャンペーンが来たか、という感じだ(笑)。田中長徳氏のことだから、古いオートニッコールとか付けて撮られるに違いない。AF-S Nikkor 14-24mm F2.8 G EDなんて貸してくれたとしても使わないだろう。

これからのチョートク氏のFXキャンペーンが楽しみだ。ちょっと深読みしすぎ?

でも広角単焦点レンズ好きとしては、DXフォーマットは困るので、FXフォーマットのカメラを揃えて欲しいのだ。FX廉価機ではくれぐれもファインダーの件よろしくです(笑)。MFできるファインダーで。あと、非CPUレンズで露出計作動しないとかそういう「嫌がらせ」はやめてね(はぁと)。オートニッコールが無改造で付けられるようにとか言わないから(笑)。

電気機関車EF58のひさし有り無し2008年05月22日 00時00分00秒

EF58146(写真上):Asahi Pentax SV、Super Takumar 55mm F1.8、SAKURACOLOR II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
EF5843(写真下):Asahi Pentax SV、Super Takumar 55mm F1.8、FUJICOLOR F-II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

WANI様のコメントで、電気機関車EF58のひさし有りとひさし無しのどちらがお好みか問われて、見たことがあるのはひさし無しだとお答えした。しかし、昨晩、家の古い写真を探してみたら、両方見てました(笑)。そして比べてみたら、ひさし有りの方がカッコイイ(笑)。しかし、探してこういう写真がすぐに出てくるオレって元鉄少年?(笑)。

EF58146(写真上):Asahi Pentax SV、Super Takumar 55mm F1.8、SAKURACOLOR II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
たぶん新大阪駅のホームの端っこから撮ったもの。1978年頃と思われる。このフィルムは24枚撮りで、ネガケースに萩本欽一(欽ちゃん)のイラストが描いてある。「4枚増えて値段は同じ。どっちが得かよーく考えてみよう。」の時代のものと思われる。

EF5843(写真下):Asahi Pentax SV、Super Takumar 55mm F1.8、FUJICOLOR F-II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
これはたぶん阪和線のどこか。雨の夕方でもともと発色が悪い上にネガもちょっと変色している。被写体もちょっとぶれている。これも1978年頃か。

どっちも下手な写真ですまん。なんか全然上達してないような気が(苦笑)。しかも当時は露出計も入っていない完全機械式カメラのAsahi Pentax SVにマニュアルフォーカスのSuper Takumar 55mm F1.8。うーむ、今の方が下手になっているかもしれん。フィルムの箱に書いてある露出表を頼りに撮っていたのだが失敗が多くて、のちにSEKONICの追針式反射光露出計(5千円ぐらいのもの)を親に買ってもらった記憶がある。一番安いセレン式のものを買わずにその一つ上のcds式のを買ったのは、暗い方の測定範囲がcdsの方が広かったからだと記憶している。屋内や暗いところでの露出失敗が多かったのだ。これらのカメラ・レンズ・露出計とももう手元にはない(寂)。

話は戻るが、こうして比べてみると、冒頭に書いたように、EF58はひさし有りの方がカッコイイ。しかし、つららなんかできない大阪でひさし有りの電気機関車が走っていたとは勉強不足だった。うーん、鉄ちゃんへの道は険しいなぁ(笑)。

写真って、撮ったときには気づかないいろいろな情報があって、後から記録として楽しめるなぁ。撮ったときは、「あっ電気機関車だ!珍しい!撮らなきゃ!」ぐらいにしか思ってないのだ。しかもフィルムだと探すのも簡単。蛍光灯にかざすだけでだいたいの内容が分かる。さすがに16mmフィルム使った110フィルムはルーペがないとわかりにくいが。この点デバイスがないと全く見られないデジタル画像よりもフィルムは優れていると思う。
フィルム万歳!\(^o^)/

田中長徳氏、ニコンD3に意表を突いたタムロン28-200mmを装着2008年05月23日 00時00分00秒

キハ81「特急くろしお」:Asahi Pantax SV、Super Takumar 55mm F1.8、FUJICOLOR F-II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

更新が遅れてすまぬ。さて、田中長徳氏がニコンからD3を借りられるということは既に書いた。
田中長徳氏がニコンからD3を借りられた模様 ― 2008年05月21日
そして、田中氏が使われるレンズをオートニッコールではないかと予想していたのだが、見事に外れた。AF-S Nikkor 14-24mm F2.8 G EDを貸してくれたとしても使わないだろうという点は当たってはいたが。

レンズは貸し出しには、その価格が怖くて聞けない、14-24ミリの実にプロっぽいレンズがついていたのであるが、それはあまりにも巨大豪華であって、先週、大阪ニコンプラザのまるで宝石店のようなショールーム(実際にここのインテリアは東京は銀座のお仏蘭西のお店の支店よりも格が上に見える)で見たコンフィギュレーションなので、それは遠慮した。

でもテストでその14−24ミリで感度を2000に上げて室内を撮影したら、眼に見えるものは全部写っているので、さらに吃驚した。大変な描写のレンズであるが、スナップショットには向かない。ちゃんとした仕事で使ったら「その威風辺りを払う」ものがあるだろう。

うちのFマウントレンズの使える在庫を調べたら、6年ほど前に日本カメラのタイアップ広告で、あたしがベニスに行って、タムロンの28-200ズームで撮影して、常用ズームは便利だねえ、という企画があって、その時に提供を受けたレンズを発見した。

これは普段はアルパアルネアにニコンレンズアダプタをつけてあるのだ。

それを利用することにして、装着したらちゃんと作動するので、お!不変のFマウントというので感心した。

実はD3のような超高級プロ機では、あまり交換レンズに凝ると、時代遅れな日本光学工業ジジイになってしまうので問題なのだが、まあ、この程度の古さのレンズなら許されるであろう。
「市場籠」とニコンD3(KCチョートクカメラ日記:2008年5月23日)

いやー、オートニッコールの50mm F1.4あたりを付けられるのかと思っていたのだが、タムロンの28-200mmズームとは。参りました。しかも、「あまり交換レンズに凝ると、時代遅れな日本光学工業ジジイになってしまうので問題なのだが」と書かれていて、ショック(笑)。

さて、28-200mmでどのような作例が発表されるのか楽しみだ。


そして、ニコンの2008年3月期決算説明会・主な質疑応答が公表された。そのなかで、

Q:映像事業の販売戦略について

A:前期はデジタル一眼レフカメラのフルラインアップ化を図り、新製品も好評であったことから市場を拡大することができましたが、今期はシェア拡大よりもブランド構築を意識して、中・上位機種の販売に力を入れていきます。このことに加え景気低迷による消費への影響も考慮して、出荷台数の伸びは市場の伸びより若干少なめになる計画となっています。

が目に付いた。「中・上位機種の販売に力を入れていきます」ということは、FXフォーマットの非フラッグシップが来ますな。DXフォーマットのD200とD80の後継という線もあるのだが、「フルラインアップ化」なのだからFXフォーマットにD3という最高級機しかないというのはおかしい。来る~きっと来る~♪よく読むと、前期はフルラインアップ化で今期は中・上位機種の販売に力を入れていく、だから、D3やD300、D200、D80の宣伝強化をするだけなのかもしれないが。でも、来る~きっと来る~♪なのだ(笑)。


写真は記事とは関係ない。全然反響がないのだが、しつこく「ネガフィルム発掘『鉄』シリーズ」だ(笑)。
キハ81「特急くろしお」:Asahi PantaxPentax SV、Super Takumar 55mm F1.8、FUJICOLOR F-II(ISO100/ASA100)、絞り・シャッタースピード不明、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED
【追記:2023年2月15日】15年も経ってからPentaxの綴り間違ってたのに気づいた。すまん。というかもう15年も前の記事なのか。歳取るわけだよ(泣)。【追記ここまで】

これはたぶん天王寺駅だろう。これも1978年頃と思われる。時計が写っているのだが、夕方6時半頃のようだ。こどもはこんなとこうろついてないで、早く帰りましょう(笑)。これとまったく同じ車体かどうかは分からないのだが、キハ81は大阪・弁天町の交通科学博物館に保存されている。
キハ81形ディーゼルカー(交通科学博物館)

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