Plustek、赤外線によるゴミ・キズ補正機能付きフィルムスキャナー(デジカメWatch) ― 2012年02月28日 00時00分00秒
Plustekが赤外線によるゴミ・キズ補正機能付きフィルムスキャナーを2月23日に発売したそうだ。価格はオープンプライスで、直販価格はOpticFilm8200iAIが5万2,800円、OpticFilm8100が3万6,800円だそうだ。
Plustek、赤外線によるゴミ・キズ補正機能付きフィルムスキャナー(デジカメWatch)
いずれも35mmフィルムに対応したフィルムスキャナー。最高7,200×7,200dpiでスキャニングできる。光源は白色LED。いずれも対応OSはWindows XP/Vista/7、Mac OS X 10.5~10.7。USBでパソコンと接続して使用する。
上位モデルのOpticFilm8200iAIは、フィルム上のゴミや傷を赤外線で検知し、同梱ソフトウェアで補修できる機能「iSDR」に対応する。
両機種ともスリーブ用ホルダー(6コマ用)とマウント用ホルダー(4個まで対応)が付属する。スキャニングソフトとして、日本語表記に対応した「SilverFast8」(LaserSoftImaging製)を同梱する。電源はACアダプター式。
ともに本体サイズは272×119×120mm。重量は1.6kg。
OpticFilm8100の方が安いが、iSDRが実用的であるならば絶対にゴミ傷取りの付いている方がいい。ただ、ゴミ傷取りで細かいデテールがなくなってしまうものもあるので、そこら辺の性能がどうかによる。
続・アナログ写真を救えっ!! 「ニコン SUPER COOLSCAN 5000 ED」(前編)をみると、EPSON F-3200のほこり除去機能と、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 EDのDigital ICEとを比べているが、F-3200の方は細部が書き換わってしまっている。フィルムの表面にあるものとフィルム自体の区別がついていないのだと思われる。こういうことがあるから、実際にどんなものかみてみないとわからない。SilverFast iSRDの説明がhttp://www.silverfast.com/highlights/isrd/jp.htmlにあるが、ハードウェアとどういう関係にあるのかがもうひとつ分からない。F-3200よりはマシな印象があるのだが。
あと、ダイナミックレンジが3.6Dというのもどんなものか気になる。Nikon COOLSCAN V EDのダイナミックレンジは 4.2、SUPER COOLSCAN 5000 EDと 9000 EDのダイナミックレンジは4.8だった。
まあ性能が未知数のフィルムスキャナに5万2,800円も出すのなら、RGBIr4色LED光源のNikon COOLSCAN V EDを買った方がいいのだろうが、Nikon COOLSCAN V EDはもう売っていない。
買えない機種のことを惜しがってもしょうがないので、OpticFilm8200iAIの実力がどんなものか、各所の報告を待ちたい。Plustekもいろんなライターさんに貸し出して宣伝に努めておくれ。インプレに期待。
コメント
_ arayo-too ― 2012年02月28日 12時31分30秒
_ jpskenn ― 2012年02月28日 12時47分40秒
OpticFilm 7400所有者として、呼ばれた気がしました(笑)
ちゃんとした発表が無いので憶測になりますが…
以前の7600i(赤外線付き)と7400(赤外線なし)から、ハードウェアの変更は無く、添付ソフトのバージョンが、7から8に変わっただけのようです。(Macは10.7 Lionに対応。Windowsは…?)
対応OSで買うのを躊躇していた人には朗報かな?
自分の7400は”赤外線なし”です。
まぁ、白黒には効かないし、Photoshopとかでササッとやればなんとかなるし…と自分に言い聞かせていますが、カラーフィルムを多用するならあった方が楽な気がします。
海外のフォーラムやレビューを見るかぎり、iSRDを使っても、それほどぼやけることはないようです。
(iSDR(誤)は、iSRD(正)で、デジカメWatchの誤記ですね。)
ご指摘のダイナミックレンジですが、EPSON GT-X820と比べると、OpticFilm 7400の方がポジの暗部が足りない感じがします。
ライトビューアでポジフィルムを見るのと、スキャンした画像をモニタ(キャリブレーション済みのそれなりに良いもの)で見るのとは大きく違いますから、(自分としては)その差に比べれば目くじらを立てるほどではありません。
あと、Vuescanに多重露光でダイナミックレンジを広げる機能(Multi Exposure)がありますが、暗部が変に浮いてしまうことがあって使えません。
ウワサ(?)のブローニー対応スキャナを期待して待っていますが、実物がそろそろ出てきそうという所でしょうかね。(3月にCeBITで?)
海外フォーラムで中の人曰く「巨大写真関連企業がセンサー部門を売っちゃって、代わりを見つけたけど、5ヶ月遅れ。」ということらしいですが…
あの黄色い会社の影響か?(笑)
_ WANI ― 2012年02月28日 22時53分03秒
_ ノーネームしたん ― 2012年02月28日 23時49分30秒
HaniwaライターにPlustekが貸し出してCOOLSCAN 5000 EDと比較してくれれば」・・、手心を加えない辛辣な御意見を・・。
しかし中古のニコン機は値段が落ちないなぁ・・。
ここに書きます
>なんか「日の丸半導体」とかいう言い方が気に入らないですねぇ(笑)。
上から回路を見ると丸い形になっています・・、
そしてお手盛り基準で様々な規制が作られるのです(泣)。
>Haniwa氏開発提供のプログラムは何故かフィルム関連の更新のお知らせが必ず入っているのです(笑)。
>前のピアノがもともとのモニュメントのようです。
>看板は書き換わるようですね。Wikipediaの写真と私が撮った写真とでは看板の絵柄が違います。
伊勢佐木町の看板目当てにファンが詣でるんでしょうねぇ、懐かしい昭和を楽しむついでにフィルムで撮影してくれれば需要が伸びますが(泣)。
>いまならBDにバックアップですかねぇ。ああたくさんあるDVD-RAMが…。
BDも一時期のDVDの様に保存の信頼性が遺憾な事になるかも知れませんし・・、まあ自分の所では今のところは消えてないんですが、何故か消えている不良メディアとか有るんでしょうしねぇ(泣)。
>>兼好のニオイスー太郎で・・、
>実は小○製薬のOEMとか(笑)。
”小○製薬のセシウム消えるんです”、・・とか有れば良いんですが(泣)。
>赤城氏のD700嫌いはMB-D10付けるとD3よりも重いとか書いていましたが、だったらMB-D10付けなければいいのにと思いました。
そういう理由でしたか、まあ軽いにこした事は無いんでしょうが・・、D-700はあの重さでもしょうがない様な気が・・、
まあ軽さ優先でバッテリーがすぐ無くなる様な仕様だと意味無いので・・。
_ Haniwa ― 2012年02月29日 08時54分45秒
どうやら前モデルとハードウェアは同じで添付ソフトがバージョンアップしただけのようですね。
写真用語・PC用語なので英語のままでも分からなくはないとは思いますが、もっと買って欲しかったらヘルプも日本語化しないと駄目でしょうね。
>コニカミノルタの”DiMAGE Scan Elite 5400 II”はダイナミックレンジは、
3.8(実測値)だそうであります。
あんまり広くなかったんですね。フィルム自体のダイナミックレンジが4ぐらいだと書いてあるところがありました。それからすると4以上ないとフィルムの階調をうまく拾えないと言うことになりますね。二コンが4.2とか4.8のダイナミックレンジを持つということは、フィルムのそれも4よりも大きいのかもしれません。こういうところ、二コンはあまり宣伝しなかったですが、ちゃんとアピールすればもっと売れたのではないかと今更ながらに思いました。
ttp://blog.livedoor.jp/araki061live/archives/51857697.html
のサイトによるとOpticFilm 7600iAIのダイナミックレンジは狭いらしいです。
5000EDはオークションでそんなに高いですか。二コンはもういちどV ED、5000 ED、9000 EDの受注生産とかやってくれないですかねぇ。
スキャンしていない「コンデジ内蔵?幻灯機…」は、ちょっと、ねぇ。何が写っているか分かる程度でしかなく、フィルムで撮った意味がなくなりますよねぇ。同時プリントの際のスキャンサービスもフィルムで撮った意味がなくなるレベルの画像でした。
フィルムで撮る意味をなくさせる陰謀なんですかねぇ(笑)。
■ jpskenn様
コメントありがとうございます。
OpticFilm 7400ユーザーのご意見が聴けてありがたいです。
ほかでも添付ソフトのみの変更だというお話ですね。最新OSに対応になってよかったですね。
少しのほこりぐらいなら後処理でなんとかなるのですが、傷だらけのフィルムなどはDigital ICEだと簡単にものすごくきれいに処理されるので、やっぱりそういう機能はあった方がいいと私は思いました。自分が撮ったフィルムで傷だらけというのはないのですが、親が撮ったもので保管が悪かったりしたものがあります(スリーブからはみ出していたコマが傷だらけとか)。価格差を考えると悩むところではありますが。
>(iSDR(誤)は、iSRD(正)で、デジカメWatchの誤記ですね。)
あとで本文を訂正しておきます。ありがとうございます。
OpticFilm 7400のダイナミックレンジはちょっと狭いですか。
ttp://blog.livedoor.jp/araki061live/archives/51857697.html
でも7600iAIのダイナミックレンジの狭さを書かれていますね。
こういうのを見ますと、二コンって本当に宣伝下手だなぁと思いますね。「ダイナミックレンジ4.8!」とか太字の見出しで宣伝しないですもの(笑)。
>海外フォーラムで中の人曰く「巨大写真関連企業がセンサー部門を売っちゃって、代わりを見つけたけど、5ヶ月遅れ。」ということらしいですが…
>あの黄色い会社の影響か?(笑)
例のブローニー対応スキャナはそんな理由があって遅れていたんですか。
黄色い会社の迷走も困ったものですねぇ。そろそろ実物がでるというのはよかったです。
情報ありがとうございました。
_ Haniwa ― 2012年02月29日 10時07分28秒
ttp://blog.livedoor.jp/araki061live/archives/cat_50046342.html
を拝見すると、どうも4000EDの代わりにはならないような感じですね。
もっとみんなにフィルムを使って欲しいので、COOLSCAN V EDのようなフィルムスキャナが普通に手に入るようであって欲しいのですが。
二コンがフィルムスキャナを作っていると、いつまでもデジタルカメラに移行しないからやめたんだったりして…。私のようにウエットプロセスをしない人は、ファインダーをフィルム機並みにしてレンズに絞り環付けてボディ内モーターも廃止しなければ、さっさとデジカメ移っていたかもしれないのに(笑)。デジタル一眼レフの購入を躊躇しているうちにどんどんフィルムやフィルムカメラの良さに気づいていきましたからね。逆効果でした(笑)。
■ ノーネームしたん様
>HaniwaライターにPlustekが貸し出してCOOLSCAN 5000 EDと比較してくれれば」・・、手心を加えない辛辣な御意見を・・。
比較記事って結構面倒ですよね。条件を同じにしないといけないので。まあ同じフィルムをスキャンすればいいのでまだ楽な方かもしれませんが。スキャン時間とかの比較は環境によるので難しいでしょうね。
>しかし中古のニコン機は値段が落ちないなぁ・・。
二コンってさりげなく品質の高い部分がたくさんあるので、使うほどに後から良さが分かってくる部分があるんですよねぇ。フィルムスキャナのようなPC周辺機でさえもそうです。
>そしてお手盛り基準で様々な規制が作られるのです(泣)。
はやく悪法PSE法廃止を!(もう遅いですが…)
伊勢佐木町の青江三奈看板って誰のものなんですかねぇ。いつ書き換わるのかちょっと調べたいですね。次回はフィルムの作例にしたいです。
消えにくいメディアの方が値段が高いのでなかなか普及しませんよね。BDで終わりになればいいのですが、また新しい規格がでて…って永久にコピーし続けなければいけないんですよねぇ。無間地獄です。
>”小○製薬のセシウム消えるんです”、・・とか有れば良いんですが(泣)。
セシウム吸着素材とか安価に出回ればいいと思いますが、放射性物質がなくなるわけではないのでその集まって高放射線量のものをどうするのかという問題が。結局、原発なんか作ったこと自体が間違っていたんですよね。どうしようもない。取り返しもつかない。それが分かっていて指摘する人もいたのに、やってしまった。いまだにそれを認めない人がいる。なんなんでしょうね。きちんと記録して、誰がいつどのように言ったか、あとできちんとケジメをつけてもらいましょう。ケジメ付けても放射性物質はなくならないんですけどね(泣)。
表向きはMB-D10付けたらD3よりも重いことを言っていますが、書けないなにかがあるんじゃないかと勘ぐっています。D3とD700って絵が全く同じというわけではないですよね。赤城氏が多用するMFレンズとの相性とか、D3とD700とで同じなんですかねぇ。そういうなにかがあるんじゃないかと。赤城氏はGタイプレンズを買わない主義だそうですし。
_ 通りすがりですが ― 2012年03月09日 22時13分19秒
あまりにも持ち上げられている感があるので。
ただし、ニッコールEDレンズ搭載など、スキャナの中にカメラを入れたというニコンの拘りはやはりスゴイと思います。
_ Haniwa ― 2012年03月13日 11時34分07秒
COOLSCANシリーズのダイナミックレンジは、仕様表からは実測値か理論値かは分からないですね。
ただ、お示しのサイトを見てもCOOLSCANの数値が単なる計算値だということは分かりませんでした。私の理解不足でしょうか。
ここで問題にしているのは(せっかくの新製品だし私は使っていないのであまり言いたくはないのですが)、このスキャナのダイナミックレンジが明らかに狭そうだということなのです。COOLSCANが現行品だった頃には、他社のフィルムスキャナと比べてダイナミックレンジがどうのというのはあまり意識されていませんでした(言っている人はいましたが、スキャン画像でものすごい差はなかったと記憶します)。V EDと 5000 EDや 9000 EDとでダイナミックレンジが違うということもあまり意識されていませんでした。どのフィルムスキャナも実用上問題のないダイナミックレンジを持っていたんだと思います。幸せな時代でした。ところがPlustekのフィルムスキャナは顕著な違いがあるようです。そこが問題なのです。COOLSCANが優れているかどうかではなく、Plustekのフィルムスキャナが明らかに過去のフィルムスキャナと同じレベルにないことを言いたかったんです。でも言いにくいでしょ、使ってないし、せっかくの新製品なのに。そこを読取って欲しかったんです。まあはっきり書いてしまいましたし(笑)、そう書いてある所有者のサイトもあるので、購入を検討される方はよくよく調べになって、ということです。
本当にいい機械というのは、ユーザーがその凄さに気がつかないような細かい配慮があるんだと思います。ダイナミックレンジが広いか狭いかをあまり気にしなくてよかった時代は幸せだったんですね(厳密に見れば各社や各製品で違いはあったでしょうけど)。
ということで、二コンはCOOLSCAN V EDを再販売してください。
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小生も詳細スペックがよくわからないでありますが、
箱の中(機械)は前モデルとほぼ同じという事をどこかで見たような…
>日本語表記に対応した「SilverFast8」(LaserSoftImaging製)を同梱
前作も日本語対応のソフトとの事でしたが、肝心な所は英語…
ヘルプで動画を見ると、ドイツ語なまりの英語…だったそうであります。
今度は、どこまで日本語なのやら…。
(財布の中身を除き、購入に踏み切らなかった最大の理由であります…)
コニカミノルタの”DiMAGE Scan Elite 5400 II”はダイナミックレンジは、
3.8(実測値)だそうであります。
ttp://www.konicaminolta.jp/about/release/2005/0221_01_01.html
ニコン製品ほど数値は高くなくとも、とりあえず使えるレベルという事なのでしょうか?
小生も情報が欲しいであります。
今でもヤ○オクで、中古の”5000ED”や”9000ED”等が出品されると、
販売終了から時間が経過しているにも拘らず、高額(!!)で
落札されているのが現状であります…。
場合によっては、中古にも拘らず販売当時の価格よりも高額で…。
一方で、一時ヤ○カブランドでフィルムスキャナー
(コンデジ内蔵?幻灯機…)をだしていた、某E○EMODEが、
”a○go”なるブランドにてまた、発売しております…
(一体何人兄弟じゃ…?)
ttp://jp.aigo.com/products/fs901.html
フィルムスキャナーは今でもニーズあると思うのでありますが、
ニコンも受注生産とか、技術の売却・供与とかで、
どこかに作らせるとかして、もう一度あのスペックで
作ってくれないでしょうかね…
フィルムメーカーの富士やコダックが作ってくれたら
一番なんですが…
ひとまず今はこの、plustek の新型機器の情報が欲しいであります!
>「いまどきのオッサン」合格ということで(笑)。
あざ~すっ(笑)!