ニコンZ6 + FTZ + CPUレンズでのExifレンズ名(追記・訂正あり)2024年11月27日 00時00分00秒

JRゲートタワー入口(名古屋市中村区):Nikon Z6、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F8 絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 800)、AWB(6920K)、マルチパターン測光、 オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、自動ゆがみ補正、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、マウントアダプターFTZ、バヨネットフード HB-72、ニコンNCフィルター、JPEGからリサイズのみ

ニコンZ50IIのレンズ情報手動設定にレンズ名入力欄 ― 2024年11月25日で、自分の持っているCPUありNikkorレンズのExif情報がどうなっているのか調べて表にしてみた。

レンズ正式名(発売時) 発売年 Exifのレンズ名※(厳密にはNX Studio 1.7.0での表示)
AI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S 1986 35-70mm f/3.3-4.5
TC-16AS 1986 なし(レンズ情報で入力した焦点距離のみ反映)
AI AF Nikkor 50mm F1.4D 1995 50mm f/1.4D
Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW> 1997 80-200mm f/2.8D
Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF) 1998 28-105mm f/3.5-4.5D
AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D 1998 70-300mm f/4-5.6D
AI Nikkor 45mm F2.8P 2001 45mm f/2.8
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED 2006 VR 70-300mm f/4.5-5.6G
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR 2007 VR 18-55mm f/3.5-5.6G
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED 2009 10-24mm f/3.5-4.5G
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 2014 20mm f/1.8G
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 2018 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition) 2021 NIKKOR Z 28mm f/2.8

※【追記:2024年12月1日】Exifのレンズ名としていたが、厳密にはNX Studio 1.7.0でのレンズ表示であった。JpegAnalyzer Plusで見ると、Exifにはメーカー独自記入項目に複数項目のレンズの情報が入っていたり入っていなかったりして、それらを総合してアプリケーション側が「70-300mm f/4-5.6D」などと表示しているようだった。これについては別記事で書きたい。これは結構面倒なことに気がついてしまったようだ(泣笑)。
kazu様、情報ありがとうございました。
kazu様のブログMacOS Mojace (10.14.6)のプレビューにおけるインスペクタ表示上のExifレンズ名(kazuのBLOG 2024年11月29日)も併せてご覧ください。
【追記ここまで】

Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は、現在ではAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>という表記になっている。半角の<>が全角の<>になったのは喜ばしい。というのも半角の<>はHTMLのタグに使うので<NEW>とか不用意に書くと、そんなタグはないぞとなってしまうからだ(ここではタグと認識されないような書式で書いているので問題ない)。
AI AF Nikkor 50mm F1.4Dも、現在ではAI AF Nikkor 50mm f/1.4Dと表記されている。

AF Nikkor レンズのうち、DタイプではないSタイプは「S」が省略されている。これは鏡筒のレンズ名表示などでも「S」は書かれていなかったのでそれに対応しているというかAi AF NikkorレンズだとSタイプであることは当然だからなのか。「AI」が省略されているのも同様。ただ、この後、「AI」ではないAFレンズが発売されるようになるのでどうなんだろう。

レンズ名に<NEW>を含む場合には、Exifには<NEW>が書き込まれない(<NEW>ありとなしとが区別されない)ようだ。Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>は1997年発売で、1992年発売の1リング方式(ズームリングとピントリングが兼用)のAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D を、2リング方式(ピントリングとズームリングが別)にしたものがAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D <NEW>なのだが、Exifには「80-200mm f/2.8D」としか書かれていない。

ただし、全部の<NEW>ありレンズを調べたわけではないので<NEW>ありなしのExif上の区別がすべてしていないのかは分からない。たとえば、AI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sは、1986年発売だが、1989年にピントリングなどが改良されたAI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>が発売されている。このAI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>は持っていないので区別されているのかはわからない。調べるためにAI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>を買えとかいうのはやめてください(泣)。

あと、DX(APS-Cフォーマット用)レンズは、Exifに「DX」は入らないようだ。【追記】AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRとAF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VRとはどう区別するんだ?と思ったら、DXの方はF値が4.5-6.3だったし、末尾がEとGの違いもある。
ほかの70-300mmも、Dのありなし、EDのありなし、VRのありなし、GかEかなどで区別できそうだ。なんかうまくできてるな。
【追記ここまで】

Pタイプレンズ(MFレンズでCPUを持つレンズ、ただしDタイプではないがSタイプの機能はもっている)のExifのレンズ名には「P」が入らないようだ。AI Nikkor 45mm F2.8Pは「45mm f/2.8」になっている。GN Auto NIKKOR 45mmF2.8は非CPUレンズで、これまではExifにはレンズ名は記録されなかったからこれでよいが、ニコンZ50IIになってレンズ名を入力できるようになったら、GN Auto NIKKOR 45mmF2.8をレンズ情報で「45mm f/2.8」と入力したらAI Nikkor 45mm F2.8Pと区別できなくなる。ただ、AI Nikkor 45mm F2.8Pの方はCPUレンズなのでExifに撮影時の絞り値も記録されるが、非CPUレンズのGN Auto NIKKOR 45mmF2.8の方は、撮影絞り値も開放絞り値のまま記録されるのでよくみると区別できるかもしれない。でもAI Nikkor 45mm F2.8Pと同じ「45mm f/2.8」を入力するのはやめておいた方がよい。ニコンZ50IIはレンズ名に36文字まで入れられるので、「GN Auto NIKKOR 45mmF2.8」と入力すればいいのだろう。

2018年のNIKKOR Zからはレンズ名がフルネームで入るようだ。末尾の「S」もちゃんと入っている(この場合の「S」はFマウントの「Sタイプ」とは異なり、「S-Line」の「S」だ)。

ただし、NIKKOR Zでも、(Special Edition)はExifには記録されていないようだ。NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)もNIKKOR Z 28mm f/2.8も区別が付かないということだ。おそらく(Special Edition)もそうでない方もCPU部品が同じなのだろう。光学系などは同じなのでCPUを作り分ける意味がない。そう考えると、<NEW>のありなしがExif上区別されていないということも、両者にCPUに書き込むような光学系の違いがないということか。

ということで、全部のCPUありNikkorレンズのExif上のレンズ名一覧が知りたくなってきたぞ。全部買って調べろとかやめてね(泣)。


写真は記事とは関係ない。
JRゲートタワー入口(名古屋市中村区):Nikon Z6、AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED、F8 絞り優先AE、1/40秒、ISO-AUTO(ISO 800)、AWB(6920K)、マルチパターン測光、 オートエリアAF、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、自動ゆがみ補正、ピクチャーコントロール「オート」、手持ち撮影、マウントアダプターFTZ、バヨネットフード HB-72、ニコンNCフィルター、JPEGからリサイズのみ

JRゲートタワーなんだかJRセントラルタワーズなんだかよく分からなかったが、調べたらJRゲートタワーのようだ。

なんかあんまり寒くないのでクリスマスという感じがしない。ただし、名古屋は関東地方南部よりは朝の最低気温が低く、新幹線で行って降りると寒い。盆地でもないのに夏は関東地方よりも最高気温が高くて冬は関東地方よりも最低気温が低いのはなぜなんだ。というか関東地方南部が温暖すぎるのか。

コメント

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2024年11月28日 13時22分34秒

>調べるためにAI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>を買えとかいうのはやめてください(泣)。
>全部買って調べろとかやめてね(泣)。
>両者にCPUに書き込むような光学系の違いがないということか。

Haniwaさん!、人に言われなくても率先垂範して購入して調べましょう!、
というよりも違いはそんなに…でしょうかねぇ。

>盆地でもないのに夏は関東地方よりも最高気温が高くて冬は関東地方よりも最低気温が低いのはなぜなんだ。

その地点よりも周りの山とかの影響なんでしょうかねぇ?、
山から離れた地点で影響が………とか。

>JRゲートタワーなんだかJRセントラルタワーズなんだかよく分からなかったが、

jRセントくんタワーをHaniwa家最寄り駅に作って対抗しましょう!、
奈良の飛び地として実効支配や!。

_ Haniwa ― 2024年11月29日 16時26分38秒

ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
コメントありがとうございます。

>>調べるためにAI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>を買えとかいうのはやめてください(泣)。
>>全部買って調べろとかやめてね(泣)。
>>両者にCPUに書き込むような光学系の違いがないということか。

>Haniwaさん!、人に言われなくても率先垂範して購入して調べましょう!、
>というよりも違いはそんなに…でしょうかねぇ。

AI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S <NEW>は安いですからね。それぐらい買って試しなさいよとか言われそうで(泣)。

AI AF Zoom Nikkor 35-70mm F3.3-4.5S(<NEW>含む)って、歪曲収差は大きいのですが、解像力が高くてカリカリなんですよ。特に広角側。これってF-501とセットで初めてニコンを使う人が手にするレンズなので、がっかりさせないように「これがNIKKORの解像力だ」と見せつける設計になってるんですよね。まあ歪曲はアレですが…。

ニコンのレンズ設計者、佐藤治夫さんも以下のように述べています。

「最も安価で大量生産されるキットレンズの品質は、実は非常に大切であると私は考えています。なぜなら、キットレンズは、初めてニコンユーザーになられた方が、初めて手にするレンズになるからです。初心者の方が、最も安価でリーズナブルなカメラセットを購入することは多いでしょう。そこについているニッコールは、その方にとって初めてのニッコールであるとともに、このレンズがニッコールの「すべて」なのです。このレンズ=ニッコールであると言うことです。したがって、キットレンズこそニッコールらしい高品質で高性能を維持しなければなりません。それが下剋上になることもあります。しかし、私は、キットレンズの開発者こそ、常にこのような使命と責任感を持たなければならないと思っています。歴代のニッコール設計者たちがそうしてきたように。」
ttps://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/0063/index.html

35-70mm f3.3-4.5は、何代か後にAi AF Zoom Nikkor 28-70mm F3.5-4.5Dになるんですよね。これも似たような解像力重視歪曲収差無視系なのですが、Dタイプなので最近のボディやソフトだとゆがみ補正が効くんですよね。これはちょっと興味あります。


>>盆地でもないのに夏は関東地方よりも最高気温が高くて冬は関東地方よりも最低気温が低いのはなぜなんだ。

>その地点よりも周りの山とかの影響なんでしょうかねぇ?、
>山から離れた地点で影響が………とか。

名古屋の夏の気温が高い理由については、日本気象協会に
『名古屋の酷暑について』安井春雄氏の論文が挙ってますね。1966年のものですが、当時から暑い都市として認識されていたようです。
ttps://www.metsoc.jp/tenki/pdf/1966/1966_02_0059.pdf
ほかにも気象庁が
『東海地方の夏の顕著な高温について』
ttps://www.data.jma.go.jp/obd/bsdb/data/files/base_info/147636/147636_53_7.pdf
を挙げています。

冬は顕著に寒いわけではないですが、関東地方南部よりは冷え込みますね。

>>JRゲートタワーなんだかJRセントラルタワーズなんだかよく分からなかったが、

>jRセントくんタワーをHaniwa家最寄り駅に作って対抗しましょう!、
>奈良の飛び地として実効支配や!。

これはよい案です。来年の4月1日に名古屋駅のビルに鹿の角をつけてJRせんとくんタワーに改名しましょう(笑)。大名古屋ビルヂングや名古屋ビルディングに名前だけで勝利です(違)。JRせんとくんタワーだけJR西日本の飛び地管轄になります(違)。なお、名古屋駅前の大きな道路に鹿を放し飼いにすることを公約に市長選に臨みます(違)。コアラ抱っこよりもすごいぞ(違)。

_ kazu ― 2024年11月29日 22時41分25秒

Haniwa 様

これはやる価値があるなと思い、
まねてMacOS版(プレビューのインスペクタ表示におけるExifレンズ名)を作ってみました。

ttps://bnr32kazu.seesaa.net/article/505860637.html

ttps://bnr32kazu.up.seesaa.net/image/Lens20Table2024-EXIF.jpg

微妙に表示される名称が違いますね。カメラボディ側のExifバージョンが、レンズのバージョンと同じか、より新しいと詳しい名前が出るのではないかと思います。それとも別の法則か、単なるデータの欠如でしょうか?

なお、一覧表は、図として表示するためJPEG化しています。

_ Haniwa ― 2024年12月01日 18時09分32秒

kazu様
コメントありがとうございます。

いろいろと調べていただきありがとうございます。

私も調べてみたのですが、NIKKOR Zよりも前のレンズは、たとえばAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDがMacOS Mojace (10.14.6)のプレビューでAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと表示されているようなのですが、ExifにはAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと記入されているわけではないようなのです。

JpegAnalyzer Plus
ttps://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se257653.html
というソフトでExifを見てみたのですが、Nikkor Zよりも前のレンズは、50mm f/1.4としか入っていません。それがDタイプなのかは別のところにAF-Dなどと入っていました。

それをアプリ側(私の場合は NX studio)が「50mm f/1.4D」と判断して表示しているようでした。

おそらく105mm f/2.8、AF-S、Microといった情報からMacOSがAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDと判断して表示しているのだと思います。

JpegAnalyzer Plusも最後の項目で、JpegAnalyzer Plusが判断したレンズ名を表示していますが、あくまでも推測のようです。
ttps://hp.vector.co.jp/authors/VA032610/
から「Exif 解析例」の下の方「←交換レンズ表示部
 レンズ交換式カメラで判別可能な情報が有る場合、推測されたレンズ名を表示します」

AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D は、NX Studioですと「70-300mm f/4-5.6D」と表示されますが、もともとExifには「70-300mm f/4-5.6」と「AF-D or AF-S lens」としか入っておらず、それを元にNX Studioは「70-300mm f/4-5.6D」と表示しているようです。

これがJpegAnalyzer Plusですと、「AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D」と「Tamron AF70-300mm F4-5.6 LD MACRO 1:2」の2つが併記されています。どちらなのか判定できないのでしょう。

これは厄介なところに踏み込んでしまいました(笑)。
もう少し調べて別記事にします。

_ kazu ― 2024年12月01日 23時30分09秒

Haniwa 様

取り急ぎ、(多分最新の)Exif 3.0の規格書から以下を抜粋しました。

4.6.6.9.5. レンズのメーカ名 LensMake
レンズの製造業者をASCII、またはUTF-8文字列で記録する。
Tag = 42035 (A433.H)
Type = ASCII or UTF-8
Count = Any Default = なし

4.6.6.9.6. レンズのモデル名 LensModel
レンズのモデル名、またはモデル番号をASCII、またはUTF-8文字列で記録する。
Tag = 42036 (A434.H)
Type = ASCII or UTF-8
Count = Any
Default = なし

4.6.6.9.7. レンズシリアル番号 LensSerialNumber
撮影に使用した交換レンズのシリアル番号をASCII文字列で記録する。
Tag = 42037 (A435.H)
Type = ASCII
Count = Any
Default = なし

なお、
Exif 規格書は、CIPAのサイトからダウンロードできます。

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