GRist 赤城耕一さん(Ricoh公式GR BLOG)2012年02月15日 00時00分00秒

氷:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/18sec、ISO64固定、プログラムAE、-0.3EV、マルチパターン測光、AWB

ようやく落ち着いて記事がアップできる。CP+2012に行きたかったのだが、先週末は、某アマチュアスポーツの撮影と自治会のお役目で行けなかった。スポーツ撮影でCP+に行けないのは全然問題ないのだが(むしろ好ましい)、自治会のお役目はちょっとうらめしかった。去年は3月の震災前にやっていたものが、なぜか2月になってそれもCP+の最終日に…。しかも前任者の尻ぬぐいで仕事が増えてるし。今年のCP+2012は混雑していたそうなので、行かなくてよかったと思うことにした(泣)。

さて、気づくのが遅れたのだが、GRistに我らが赤城耕一先生が紹介されている。
GRist 赤城耕一さん(Ricoh公式GR BLOG)

N:「そういえば赤城さん、GR Digital Ⅳ パーフェクトガイド(1月23日発売、発行:インプレスジャパン社)、拝見しました。「私はほぼすべてのGRシリーズを使用している"GRイスト"だ」というコメントありがとうございます。それで取材をお願いしたのではないのですが、タイミングばっちりでした」

赤:「GRistっていう企画があるなんて知らなかったので、たまたまだよね。でもまあ、それも巡り合わせでしょう」

いいですねぇ、GR DIGITALシリーズ全部をお使いなのか。

N:「ではではさっそく、インタビューに入りますね。ずばり、GR DIGITALを代々使い続けていただいて感じることは?」

赤:「いきなり? そうですね...やっぱり使いやすいよね。一眼並みによく写るし、軽い。仕事にも安心して持っていける。コンセプトが変わらないし、ずっと単焦点で通してきたっていう潔さも好き」

そうだよねぇ、私は初代GR DIGITALしか持っていないが、小さいけれどもレンズはきちんと設計されているし、なによりもこういう風に撮りたいと思った時に全部さっとすぐに設定できる点がいい。プロに愛用者が多いのも頷ける。

N:「焦点距離について教えてください」

赤:「僕は、基本的に35mmが好きなんだ」

N:「28mmは広すぎますか? 赤城さんは35mmレンズはもう数えきれないくらい保有しているというのは業界で有名な話ですが...」

赤:「世界中の35mmレンズを制覇するのが目標!といってる(笑)」

N:「35mmの魅力って何なのでしょう?」

赤:「自然なところだよね。画角が何かを主張していない。撮る人も見る人も画角を意識しない、構図にごまかされないというかさ」

N:「わかる気がします。でも、それだけに、難しいですよね、平凡な絵になってしまうというか」

赤:「平凡になることを恐れることないでしょう。カメラやレンズに使われない方がいいんですよ」

N:「なるほど...」

赤:「だからね、次のGRは35mmで決まり。Fは1.4あったらいいな。はい、これで決まり。頼みますよ!」

N:「貴重なご意見として、お聞きしておきます(笑)」

赤:「...とかいいながら、こういうのもいつも持ち歩いている」

N:「GR21って...思いっきり広角じゃないですか(笑)」 

赤:「若いからね。35mm好きも、最近はGRのせいで28mmをたくさん使うようになって、最近はこれもね。でも、やはり、基本は35mmなんですよ」

赤城耕一氏と言えば、35mmだよねぇ。35mmいいよねぇ。ニコンD300のお散歩用レンズは、Ai AF Nikkor 24mm F2.8Dで36mm相当にするかなぁ。コンパクトでいいよねぇ。まあD300はAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>付けっぱなしで巨大ネオ一眼でもいいんだけどねぇ。お散歩はフィルムカメラでということにして。

N:「ライターを始めた、最初のきっかけは何だったんですか?」

赤:「こう見えても、若いころは正統派の写真家を目指したんですよ。写真家としてのデビューは、毎日新聞社から出ていた「カメラ毎日」の「アルバム」という当時の写真家の登竜門ともいわれたページでした」

N:「ふむふむ」

赤:「カメラ毎日なきあとは「アサヒカメラ」のグラビアにも何度か掲載していただいたんですが...あるとき、雑談中にメカニズム記事にケチをつけたんですよ。生意気にも。で、だったら書いてくださいって。それからはや20年という」

よくあるよねぇ、ケチ付けたら「じゃ、お前がやれ」というパターン。やりたい仕事はケチ付けても絶対に回ってこないけど、嫌な仕事はそうやって回ってくることが多い(笑)。

赤城耕一氏は、カメラ・レンズのテクニカルライターとしてメーカーに阿(おもね)ず、ちゃんと言うべきことを言ってくださるのでありがたい。

これからも応援したい写真家の一人である。赤城耕一氏を煙たがって雑誌の仕事切ったら、売上が落ちることを覚悟した方がいいぞ(笑)。


氷:GR DIGITAL、28mm相当、F2.4開放、1/18sec、ISO64固定、プログラムAE、-0.3EV、マルチパターン測光、AWB

ハニワニワに放置されている「バケツ稲」の残骸。去年、福島第一原発で事故が起ったので、「バケツ稲」をする気がなくなりそのままになっている。ここ数日は暖かいので凍ったりはしないのだが、少し前のすごく寒い日は、関東地方南部でもこのように凍った。寒さは和らいできたが、なんか晴れない日が増えたなぁ。

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