FILM&IMAGE VOL.182009年12月24日 00時00分00秒

FILM&IMAGE(フィルム&イメージ) VOL.18

富士フイルムの定期購読冊子FILM&IMAGEのVOL.18が少し前に届いた。今号の内容は以下の通り。

  • 特集/芥川善行 眼下の風景
  • Sense of Japan 吉村和敏
  • 田沼武能さんとプロビア100F
  • モノクローム珠玉の名作選18 純粋写真家 ジョセフ・クーデルカ
  • 江口慎一直伝 雪景色と氷の露出を極める
  • 赤城耕一のフィルムカメラパラダイス第11回ライカM7
  • Q&A バイテンって何?

やはり赤城耕一氏のフィルムカメラパラダイスを取り上げたい。

フルサイズセンサーを採用したライカM9の登場で、ライカユーザーはいま大騒ぎという感じなのだけど、なんだか滑稽な感じがしてしまう。

断っておくが、これはライカのデジタル化への批判ではなくて、35mm判カメラの始祖的な存在であるライカのフォーマットが「フルサイズ」であることはごく当然のことであり、ライカがM9で、普通のライカに戻ったというだけのことであって、それほど驚くことではないように思うからである。

(中略)

M7の登場がさほど大きな話題にならなかったのは、本格派デジタル一眼レフの登場時期と重なったからであろう。もう少し登場が早かったらと惜しまれる。

しかし、もっとも大事なこと。それはM7はもとから「フルサイズ」だから、M9とまったく同じ仕事をするということである。

赤城耕一氏、いいですなぁ。今月号のアサヒカメラにも「DXレンズ持ってません」と書いてあったし(笑)。色々なフォーマットがあっていいと思うが、そのフォーマット用のレンズがずらっと揃っていない上に従来の35mmフィルム用のレンズを「流用」するんならやっぱり「フルサイズ」でないといけないと思う。APS-Cで行くんならAPS-C用の超広角単焦点レンズとかちゃんと最初から揃えておくべきだ。これをもう何年書いてきたことか(笑)。このブログ始めてからずっと書いてるんじゃないか(笑)。ということで、赤城耕一氏万歳!フィルムカメラ万歳!ああ、ライカ欲しいなぁ…。

コメント

_ maple ― 2009年12月24日 22時28分09秒

APS-Cで行くのならAPS-C用のレンズをきっちりと揃える・・・
これが最初から徹底されていたら、135用のレンズ生産はどこかで停止してしまってたかも。
下手するとマウントも変わってたかも。(キヤノンEF-Sの作りを見るとそう思える)
そうじゃなかったから135フルサイズのデジイチ(M9はレンジファインダーですか)が出ることができた、と僕は思います。
だからこれで良かったんですよ。
(絞り環の話以外は(^_^;))

_ ノーネームしたん ― 2009年12月24日 22時29分33秒

>赤城耕一氏、いいですなぁ。今月号のアサヒカメラにも「DXレンズ持ってません」と書いてあったし(笑)。

素晴らしい!、”サンタのお爺さん”も赤城氏にプレゼントを贈って下さいよ、ちなみに某評論家には”サタンのお爺さん”が。

>APS-Cで行くんならAPS-C用の超広角単焦点レンズとかちゃんと最初から揃えておくべきだ。

ほんとにそうですよ・・、APS-Cのシステム作るときに最初から超広角があれば良いのに、何で最初に作ってないんだ?、と・・。

>赤城耕一氏万歳!フィルムカメラ万歳!

万歳!、万歳!(笑)。

_ Haniwa ― 2009年12月25日 09時34分11秒

■ maple様
そういう見方もできるかもしれませんが、35mmフルサイズのデジタル一眼レフカメラはコダックが早くから製品化しており、またCONTAX N DIGITALも35mmフルサイズでした。キヤノンも製品化していたので、35mmフルサイズを出してなかったメーカーもAPS-Cだけで済むとは思ってなかったはずです。だからAPS-Cに特化しなかったんだと思います。特にニコンは35mmフルサイズのデジタルカメラがなかったものですから、APS-Cの単焦点などをずらっと揃えてしまうとこんどは35mmフルサイズを出しにくくなります。「DXで十分」と言い続けていたときからずっといずれは35mmフルサイズを出さねばならないと分かっていて準備していたはずです。だからAPS-C専用の単焦点は、DXでただちに困る魚眼以外はなかなか出なかったんだと思います。

ライカはM8やM8.2をやめてM9にしましたから、完全にAPS-Hサイズはつなぎだったという位置づけですね。M8用のイメージサークルのレンズを出さなかったことから最初から35mmフルサイズが最終目標だったんだと思います。

ニコンはDXしかなかったころはいずれFXが出たときのことを考えてDX単焦点をあまり出さず、こんどはFXが充実し始めるとDXが終わりのように思われないようにDX単焦点(ただし広角側ではない)を出し始めます。そういうちぐはぐさがすっきりしないのです。APS-C(DX)を今後も続けるんならDXの弱点である(超)広角側の単焦点を出して欲しいです。そうでないならFX機の廉価版も出して欲しいです。広角単焦点レンズが好きな人は、高いFXを買うか安いDXと広角ズームで我慢するしか選択肢がないのがおかしいと思うのです。まあお蔭でいまもフィルムで楽しめてるからいいのですが(笑)。

■ ノーネームしたん様
赤城氏にはなにをプレゼントするのでしょうか。アサヒカメラで1年間フィルムでの作例記事掲載権とか(笑)。権利というか義務だったりして(笑)。某カメラライターには大判で現像失敗とデジタルでデータ吹っ飛びの詰め合わせプレゼントがサタンのお爺さんから…。

たぶんAPS-Cが最初から本命でないからだと思います。超広角単焦点とか言う人はFX買え、と。DXは望遠側を使う人とファミリー向けなんだと。

あんまり万歳、万歳言ってると、赤城氏が急にDXニッコールそれもズームを買いそろえたりしたときに困りますねぇ。

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