大丈夫か、ニコン ― 2006年04月05日 00時00分00秒
故障したCoolpix 2500(2006年4月3日記事参照)をWeb修理受付で登録して宅配修理サービスに送ったのだが、昨日ニコンから電話がかかってきたらしい。 折り返し掛けて受付番号を告げると、電話してくれた人とは違う人が「修理は進行でいいんですね?」とわけの分からないことを言う。 いや、「『修理内容についてお尋ねしたいことがある』と電話をもらったようなのだが」、というとやっと最初に電話を掛けてきた担当につないでくれた。 もうちょっとでわけの分からないままに修理されるところだった。
で、尋ねたいことの内容と言うのが「どこが壊れているのか分からない」というのだ。えーマジですか!?一緒に送ったCFカード内の画像は見たのか尋ねると、見たという。 どうやら送ったCFカード内の適当な1枚だけをPCに転送して見ているらしい。しかも16%の倍率で(笑)。ここが櫛の歯状にずれてるでしょうといっても見えないらしい。
ニコンの社内では「縞々」や「櫛の歯」は見えないように目を訓練していたり等倍鑑賞を禁止しているのかと思った(笑…えない。マジでそうなのかも)。等倍鑑賞と言ってもCoolpix 2500は200万画素だから最大で1600*1200なのだが(笑)。200万画素の1600*1200の16%といえば、256*192だ。このBlogの写真は最大で長辺が300ピクセルだから、それよりも小さい画像ということになる。そんな大きさで鑑賞して不具合が確認できるはずがない。1600*1200の画像だと1024*768のディスプレーで見ても50%や66%ぐらいにはなる。その大きさでも像がずれて不鮮明なのは確認できるはずだ。 で、その担当者が見ている画像は手ブレなのかカメラの故障かわからないという。
それで、おとといサイトに乗せたのと同じだるまの写真を見て欲しい(これが一番最後に撮った写真)と思い、そのファイル名をいうと、それはPCに転送していないので、今見られないのだという。そして16%以上の倍率では確認してもらえなかった。色のおかしさについても元の色が分からないから判別できないという。ええー、そっちにカメラ渡してあるのだから、それでカラーチャートでも撮影すれば分かるじゃないか。そんな厳密にできなくても、手元にある何かを撮ってみれば分かると思うのだが。結局、担当の方は故障の具合を把握しないまま修理部門に送ることになった。ちゃんと直ってくるのか心配になってきた。「前はもっと鮮明だったのですか?」と訊かれてしまった。当たり前だよ、こんな画像のデジカメ買うヤツいませんよ。それとも今までが大当たりの個体だったのか(笑)。
だいたい、撮影画像がおかしくなったと送られてきたものは、普通は最新のものからチェックするだろう。一番最後の画像は故障に気づいてから故障が分かるように撮ったものだから、これを見ればすぐに分かるはずだ。(なお、Internet Explorerでご覧の方は画像の上にポインターを乗せると、右隅に「通常サイズに伸ばす」というアイコンが出て、それをクリックすると等倍の1600*1200で見られます) また、担当者が参照していた画像もよく見ると細部で櫛の歯状になっている。手ブレや被写体ブレで櫛の歯状にずらすのは、「マトリックス」でもない限り無理だ(笑)。もしかして手ブレか被写体ブレかも確認できないスキルなのか。
どんなPCで見てるのか知らないが16%はないだろう。ちゃんと「輪郭が櫛の歯状にずれている」と書いてあるんだから輪郭を確認して欲しい。もしかして携帯電話やPDAで見てるのか。 そもそもWeb修理受付の故障内容を書き込む欄が3行あって、それぞれ全角80文字までしか書けないからきちんと故障内容が伝わらないんじゃないか。 こんなことやってると人件費が嵩んで大変だろうと思う。こんな一目瞭然の故障もいちいち問い合わせないと分からないのだから、ほとんど全部の故障について問い合わせてるんじゃないだろうか。 事実こちらからの電話はつながりにくかった。それともこうしたとぼけた対応を通じて修理依頼を少しでも少なくしようという作戦なのか(笑)。もしかして「クレーマー養成講座」に招待されてしまったのか(笑)。
修理部門の人は専門だからある程度分かると思うのだが、その前に事務部門(たぶん-これが技術系だったら恐ろしい)で情報をふるいに掛けられたらたまったものじゃない。添付した全部の画像じゃなくて故障の分かりにくい画像1枚だけ付けて修理部門に送られたら、ちゃんと直ってこない可能性だってある。
大丈夫か、ニコン。
コメント
_ りー ― 2006年04月05日 09時11分59秒
_ Haniwa ― 2006年04月05日 09時25分52秒
家族や知り合いに「そんなメーカーのデジカメ買うの、やめなよ」と言われてしまいました。とほほ。
ニコンはフィルムカメラ縮小してデジカメに集中するといいながら、こんな有様じゃほんとに暗澹たる気持ちです。
昨日帰りに「GR Digital パーフェクトガイド」買って気分直しました(爆)。
_ りー ― 2006年04月05日 14時37分08秒
私はGR Digitalについて は、いろんなサイトのリポートを見た限りでは、何だかハイライトがトビがちな画像が多い気がして、どうかなと思ってます。
でもこの単体ファインダーだけで液晶モニタはOFFにして、フィルムカメラのようにバシバシ撮れたらいいなと妄想もしますが。とにかく使ってみなけりゃ分からない。私もコンパクト欲しいですが、買うなら2万円以下のそこそこの中古をいってみようと考えてます。完全に遊びで。
_ Haniwa ― 2006年04月05日 15時56分23秒
たしかにGR Digitalはコントラスト高くないといいながら、妙にコントラストがあるように思えるのは、ハイライトが飛びがちだからなんですね。パーフェクトガイドでもそういうサンプルがちらほら。
フィルムの場合、こういう感じのナチュラル系の発色のものはポジでもラチチュードが広くて粘るものが多いので、余計にそう見えますね。露出補正でなんとかなるのならいいのですが…。このカメラの場合RAW撮りは現実的じゃないみたいなので、JPEGでなんとかなるといいなぁ(←と、もはや購入モード全開中-笑)。
外付けファインダーがもう少し小さければいいのになぁ、とコシナの28/35mmミニファインダーを見に行ったら、定価¥34800ですよ。2万3千円のファインダーでも高いなぁと思っているのに(笑)。コンパクトデジカメが買えそうな値段だ。ファインダーはファインダーであって、写真撮れないからなぁ(笑)。
ただ、機種にもよりますが、コンパクトデジカメの液晶は晴天ではよく見えないのが多いです。なので外付けファインダーは必須かな、と(液晶フードはちょっといや)。でもその金額で21mmワイドコンバーターが買えてしまう(笑)。このカメラ、トータルで、廉価版デジタル一眼レフレンズセット並みになるところがネックですね。まあ、少しづつ揃えればいいのですが。アクセサリも無限に広がってないし(笑←と、もはや購入モード全開中)。
_ りー ― 2006年04月05日 19時31分14秒
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0603/23/news112_3.html
フジノン28mm付。うーん。
TC-1のミノルタも、ヘキサーのコニカも、Gシリーズのコンタックスも亡き今。(GRのリコーはフィルムカメラは期待できないし)。高級コンパクト最後の牙城。クラッセいいかも。
_ Haniwa ― 2006年04月06日 08時25分37秒
しかし、F2.8で「明るい」というのはどうなんでしょう(笑)。いまどき単焦点ならF2ぐらいにして欲しい気もしますが、対称型の構成だとF2.8が限界なんでしょうかねぇ。F2にするとレトロフォーカス型になってしまって、レンズが大型化してしまうとか。
デザインは左右のラウンドが違うのがちょっと…。どっちかに統一して欲しいですし、なんか伝統的なんだか、そうでないのかすっきりしないので、おもちゃっぽい感じもします(笑)。
でも、いまさら銀塩カメラを出してくれるのは偉い!写りが気になりますね。
そういえば、昨日発売のプロビア400X買いました。まだ装填してませんが。
ちなみに、リコーは、京セラやコニカミノルタよりも以前に銀塩撤退を宣言しています。
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