NIKKOR-S Auto 5cm F2 作例(その2) ― 2024年04月27日 00時00分00秒
NIKKOR-S Auto 5cm F2 作例 ― 2024年04月18日が、NIKKOR-S Auto 5cm F2の近接、それもPK-13を使ったかなりのクローズアップだったので、こんどは遠景の作例をアップしたい。
場所は例によって秋葉原の神田川に掛かる和泉橋から神田ふれあい橋方向を望むものだ。
【写真1】
秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、NIKKOR-S Auto 5cm F2、マウントアダプターFTZ、絞り優先AE(F2開放、1/1250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5690K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター(Ai Nikkor 45mm F2.8P用シルバー)、スプリング式フードHS-12
【写真2】
秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)トリミング:Nikon Z6、NIKKOR-S Auto 5cm F2、マウントアダプターFTZ、絞り優先AE(F2開放、1/1250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5690K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター(Ai Nikkor 45mm F2.8P用シルバー)、スプリング式フードHS-12
NIKKOR-S Auto 5cm F2は、絞り開放(F2)だと、【写真1】でもわかるが、【写真2】の中央部のトリミングで、フレアっぽくてかつちょっと滲んだ感じなのがわかる。
【写真3】
秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、NIKKOR-S Auto 5cm F2、マウントアダプターFTZ、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5610K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター(Ai Nikkor 45mm F2.8P用シルバー)、スプリング式フードHS-12
【写真4】
秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む)トリミング:Nikon Z6、NIKKOR-S Auto 5cm F2、マウントアダプターFTZ、絞り優先AE(F5.6、1/250秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5610K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス(MF)、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター(Ai Nikkor 45mm F2.8P用シルバー)、スプリング式フードHS-12
NIKKOR-S Auto 5cm F2は、F5.6まで絞ると【写真3】【写真4】のように、普通にシャープに写っている。天気が曇りがちなのでわかりにくいが、色味が渋いとか古くさい感じはしない。
ということで、絞ればあまりに普通に写ってしまって1960年から1963年12月のあいだに製造されたものという感じはしない。「安価なレンズにこそニッコール魂が宿る」の典型的なレンズですな。まあ当時のカメラやレンズの価格は庶民の所得からはかなり高価なのだが、その中でも安価な方のキットレンズだったNIKKOR-S Auto 5cm F2は優秀ということだ。
NIKKOR-S Auto 5cm F2の使い道としては、絞り開放のフレアっぽさと滲んだ感じをポートレートに活かすとかそんな感じですかねぇ。絞ればシャキッとするので、一粒で二度おいしいレンズですな。
なお、最初はFTZマウントアダプターに装着するのがきつかったNIKKOR-S Auto 5cm F2だが、いまではちょっと最後にきついところがある感じになっている。FTZがガバガバになっていたりして…。特に何か削れたりしている感じはなく、他のレンズを装着した場合でも不具合も出ていない。FTZは公式には非Aiレンズは装着不可なので、自己責任でお願いします。
【追記】キャプションの撮影データに「マウントアダプターFTZ」が抜けていたので追記した。【追記ここまで】
【関連】
NIKKOR-S Auto 5cm F2ゲット ― 2024年04月12日
NIKKOR-S Auto 5cm F2 作例 ― 2024年04月18日
コメント
_ めがねのパイロット ― 2024年04月27日 21時17分52秒
_ Haniwa ― 2024年04月30日 15時40分18秒
>GWは高速も安くならないので、大人しく近所で楽しむしか・・・
>そうか、新しいレンズを買えば楽しみが増え(以下略)
なんかインバウンドの人たちも少ないです。海外で「現地のホリデーで混むし高いからやめとけ」という期間として周知されているのかもしれませんね。
高速代は、ETC二輪車限定の「ツーリングプラン」だとGWは除外されていないんですね。
ttps://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2024/0315/00013605.html
でもエアコンのないし運転しながら飲み物飲めないバイクで渋滞嵌まるのは超ストレスなのでやめときますが(泣)。
レンズ買うために現金を用意しておくのがよいですね。カード使えないお店に掘り出し物があったら詰んでしまうので…。
>個性的なボケ、強い像の流れ、などなどを求めると、標準域だとF1.8-2クラスでは期待できないですよね。
>その反面、やんわりとしたところで、上手くバランスがとれているように思います。
NIKKOR-S Auto 5cm F2はそつなくまとめていますよね。フレアっぽいのはおそらく元々だと思いますが、経年劣化や汚れなどで新品時よりもフレアが増している可能性はあります。
>最近、デッケルマウントのカラースコパー50mm F2.8を買って、ニコンFマウントのアダプターつけて撮りました。
>発色、ボケなど、かなりいいレンズでした。
>オススメです(待て)
おめでとうございます!\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
デッケルマウントは名前は知っていましたが、手にしたことはありませんでした。
Fマウントよりもフランジバックは長いのですね。これは好都合です。
いまちらっと検索した限りではそんなにお高くないといますか、こんなリーズナブルでよいのかという感じなので、見つけ次第ケースから出してもらってみます(アブナイw)。
>ただし、アダプターのデッケルマウント側、はめ込みがかなりきつめに作ってあるので、力任せに入れると外すのがかなり大変です。
>製品誤差を見越した造りなのか、アダプター自体の造りが粗いのか・・・
>実は外れなくてもう1つアダプター買った(というかもう1本買ったので外れなくて困ってアダプターを追加で買った)ところで、ようや原因がわかって、という顛末でした(汗
これはアダプターが増えてレンズが増えてアダプターが増えてという増殖パターンですね。
おめでとうございます。
外れてよかったと思います。私もデッケルマウントデビューの際にははめる前とはめるところの写真を撮ってよく勉強します。
>レチナフレックスのレンズもデッケルマウントなので、いろいろ楽しめます(笑)
>なお、ミレーレスにつけると不格好ですが、一眼レフだと専用レンズ的にアダプターが目立ちにくいので、一眼レフでの使用がオススメですね~
>さぁ!(違)
いいですねぇ。ブームになる前にいいものがあれば…。
D610あたりをお迎えしようかなぁ(←危険がアブナイw
_ ノーネームしたん ― 2024年05月09日 09時30分11秒
多く量産する前提で気合が入るのでしょうか?、
まぁ高いレンズも良レンズ多いので集めようニッコールレンズ!。
>FTZは公式には非Aiレンズは装着不可なので、自己責任でお願いします。
FTZ弐型では公式に対応させるようにしてもらいたいですねぇ、
いゃそれ以外にも色々と盛り込んだ物にしてほしい。
_ Haniwa ― 2024年05月11日 15時33分33秒
コメントありがとうございます。
>>「安価なレンズにこそニッコール魂が宿る」の典型的なレンズですな。
>
>多く量産する前提で気合が入るのでしょうか?、
>まぁ高いレンズも良レンズ多いので集めようニッコールレンズ!。
ニッコール千夜一夜物語の第六十三夜 AF Zoom-Nikkor 28-80mmF3.3-5.6Gで佐藤治夫が以下のように述べています。
”6、安価なレンズにこそ「ニッコール魂」が宿る
最も安価で大量生産されるキットレンズの品質は、実は非常に大切であると私は考えています。なぜなら、キットレンズは、初めてニコンユーザーになられた方が、初めて手にするレンズになるからです。初心者の方が、最も安価でリーズナブルなカメラセットを購入することは多いでしょう。そこについているニッコールは、その方にとって初めてのニッコールであるとともに、このレンズがニッコールの「すべて」なのです。このレンズ=ニッコールであると言うことです。したがって、キットレンズこそニッコールらしい高品質で高性能を維持しなければなりません。それが下剋上になることもあります。しかし、私は、キットレンズの開発者こそ、常にこのような使命と責任感を持たなければならないと思っています。歴代のニッコール設計者たちがそうしてきたように。”
ttps://www.nikon-image.com/enjoy/life/historynikkor/0063/
私のようになけなしのお金で買ったニッコールがもしアレですと暴徒と化すからですね(泣)。カニのかぶり物着た暴徒が大井町に結集して収集が付かなくなりますからね(違)。
>>FTZは公式には非Aiレンズは装着不可なので、自己責任でお願いします。
>
>FTZ弐型では公式に対応させるようにしてもらいたいですねぇ、
>いゃそれ以外にも色々と盛り込んだ物にしてほしい。
私もそう思います。ボディ内モーター用AFレンズに対応とか、Ai連動で絞り値もExifに書き込むとか。あと聞いた話ではZ9とZ8だけ、レンズ名をボディに登録してExifに書き込めるらしいです。ニコンがまた変な差別化始めたよと思ってしまいました。
ちなみに『F6 Exif』というアプリではExifの編集ができます。そこにレンズ名入れたりできますが、なにせフィルムカメラ時代のものですので、ニコン独自のメーカーノートがどうなるのかなどちょっとわかりません。元の画像データをバックアップ取った上で『F6 Exif』でレンズ名や撮影F値を書き込んで別名で保存すればよいと思います。いくつかBiogonなどを書き込みましたが、NX Studioで読み込んでも特に問題ないように思いました。
富士フイルムが迷走を始めたそうなので、ニコンはしっかりやってほしいと思いますね。
ttps://dclife.jp/camera_news/article/fuji_film/2024/0510_02.html
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GWは高速も安くならないので、大人しく近所で楽しむしか・・・
そうか、新しいレンズを買えば楽しみが増え(以下略)
個性的なボケ、強い像の流れ、などなどを求めると、標準域だとF1.8-2クラスでは期待できないですよね。
その反面、やんわりとしたところで、上手くバランスがとれているように思います。
最近、デッケルマウントのカラースコパー50mm F2.8を買って、ニコンFマウントのアダプターつけて撮りました。
発色、ボケなど、かなりいいレンズでした。
オススメです(待て)
ただし、アダプターのデッケルマウント側、はめ込みがかなりきつめに作ってあるので、力任せに入れると外すのがかなり大変です。
製品誤差を見越した造りなのか、アダプター自体の造りが粗いのか・・・
実は外れなくてもう1つアダプター買った(というかもう1本買ったので外れなくて困ってアダプターを追加で買った)ところで、ようや原因がわかって、という顛末でした(汗
レチナフレックスのレンズもデッケルマウントなので、いろいろ楽しめます(笑)
なお、ミレーレスにつけると不格好ですが、一眼レフだと専用レンズ的にアダプターが目立ちにくいので、一眼レフでの使用がオススメですね~
さぁ!(違)