Coolpix 2500 が故障した2006年04月03日 00時00分00秒

Coolpix 2500が故障したサンプル画像

上の写真、なんじゃこりゃ?と思われた方も多いだろう(笑)。愛用の唯一のデジタルカメラ、Nikon Coolpix 2500 (E2500)が故障したのだ。上の画像はその故障のサンプル。ボンドの下が切れててサンプルにしてもバランスの悪い写真ですまん(笑)。画像の赤がショッキングピンクみたいになり、像も滲んでいる。だるまの目や眉毛やひげの輪郭をみると櫛の歯状にずれている。とほほ。なんか少し前にあった、ソニー製CCDの不良によるリコールと現象が似ている。Coolpix 2500はリコール対象ではなかったのだが。

金曜日のこのBlogでデジタル一眼レフ欲しいと書いたので、Coolpix 2500が臍を曲げたらしい(笑)。さっそく開始されたばかりの「Web修理受付け」を利用する羽目に。Web上での見積もりは9500円。

そこで、E2500は修理に出すとして、前からもう一台デジタルカメラが欲しいと思っていた物欲様が前頭葉を占領し始めた(笑)。

まずは、富士のFinepix F11。高感度でノイズが少なく好感度大だ(笑)。しかし、ズームの広角端が36mm相当で、28mm好きの私としては物足りない。あとメモリがXDピクチャーカードというのもちょっと気になる。さらに充電器が別売で、充電器を買わないと、本体に電源コードをつないで専用電池を充電しなければならないようだ。これは複数の電池を使いまわす際にも不便だ。まあ、充電器買えばいいのだが、セットにしておいて欲しい(笑)。

そこで、やはり28mm相当だよな、ということで、リコーのGR Digitalが浮上。しかし、これは価格が高い。ヨドバシカメラでは79800円もする。D50のボディが69800円だから、それを見るとちょっと躊躇してしまう。

じゃ、やはりデジタル一眼レフだ(笑)。D50にセットの18-55mmレンズは描写は悪くないのだが、距離目盛もないのでやはり18-70mmレンズだ。そうすると、D70sの18-70セットがヨドバシで129800円なのにD50と18-70を買うと69800円(D50) + 47000円で合計116800円となってしまい、D70s買ったほうがいいような気がしてくる(笑)。しかし、Jpegの絵作りはどうみてもD50のほうがそのまま使える画像だ。しかもこの2本の標準DXズームは広角端の歪曲収差が大きい。18-70mmも18-55mmも-4.4%の樽型の歪曲収差だ。これはかなり大きい。個人的にはズームレンズでも-3%未満に収めて欲しい。したがって28mm相当好きの私としてはこれらのレンズは広角端で使うことが多いのでこれらの歪曲は被写体によってはかなり気になる。

じゃ、D50にりー様お勧めのTokina 12-24mmなら、広角多用派の私にぴったりじゃないか。Tokina 12-24mmはF値もF4で一定だし、28mm相当はズームの真ん中なので歪曲も少ないことが予想される。値段はヨドバシで69800円。D50とあわせると139600円で、D70sの18-70セットより1万円高で済む。おお、これじゃないか。と思ったのだが、冷静に考えるとなんか予算が膨張してないか(笑)。最初はE2500が壊れたのでもう一台って話じゃなかったのかと、私の中の少数派反物欲派の反撃が(笑)。そうだ、F4一定って言ったってF4だ。単焦点に比べると暗い。AF Nikkor 28mm F2.8Dみたいな軽くて安くて描写もそこそこいいレンズが、DXフォーマットでは、無いのだ。

そうか、私がなんだかニコンのデジタル一眼レフに躊躇しているのは、使いたいレンズが無いからなんだ。そんな当たり前のことにいまさらながら気づいたりして(笑)。AF Nikkor 18mm F2.8Dは製造中止だし、これは価格も相当高い。DXフォーマット向けのDX 18/2.8Gといったレンズが3万円ぐらいであったり、DX 18/2Gというのが、頑張ってなんとか買える値段で存在するなら、ボディも買おうという気になるが、広角側はズームレンズで何とかするしかないのだ。それに一眼レフを2台持って行くのは気合が要るから、D50とか買うといまのフィルムカメラは持っていかないことになりそうだ。レンズもあまり共用できないので、いわばもうひとつシステムを増やすのに近い。そうなるといままで愛用していた銀塩セットは無駄になる。しかし、完全にデジタル一眼レフに置き換えるほどニコンデジタルシステムは充実していないし、第一そんな金は無い。現状のニコンデジタルシステムは趣味で撮影する上での楽しみが少ない。

そこで振り出しに戻るわけだが、物欲派が「28mmならGR DigitalとかLumix DMC-LX1があるじゃないか」と頭の中でささやく(笑)。LX-1は去年の8月発売で、旅行前に欲しくなったのだが、発売日が旅行中だったので、衝動買いしなくて済んだ(笑)。それにこの派手な色は完全に好みじゃない。GR-Digitalは、カタログの写真を見るとくすんだちょっと前のニコンのデジタル一眼レフのJpeg画像みたいで好みじゃない。しかし、Web上で公開されている画像はカタログとは違って、かなりいい。GR Digitalは高感度のノイズがちょっとある。これはフィルムのISO400の方が画質がよいと思う。うーむ。

などと思っていると、GR Digitalはヨドバシカメラだと79800円だが、通販の安いところでは63000円台で結構あるみたいだ。1GBの高速SDメモリカード分ぐらい違う。それにGR Digitalはコンバータで21mm相当にもなる。歪曲収差の少ない広角単焦点レンズ。ポケットにも入るし。むう。物欲派の大反撃だ(笑)。

つづく(かも)。

ニコン「Web修理受付け」のメリット2006年04月04日 00時00分00秒

2006年3月30日から始まったニコン「Web修理受付け」だが、そのメリットはWeb上で修理状況が確認できるだけでなく、宅配修理サービスの際に帰りの送料(1050円)が無料になることだとわかった。「ニコンカメラ販売(株)サービス部Web修理受付係」に電話で確認した。サイトの表記では「送料の割引」とあるので、いくら割り引かれるのか分からなかった。

【関連】
ニコン、インターネットによる修理受付け「Web修理受付け」を開始(2006年3月30日)

Coolpix 2500早く直ってくるといいな…

【追記】
送料が無料になることは、最後の段階でプリントアウトする受付票に書かれている。私はWeb修理受付がうまくいかなかった(故障内容を全角80文字以上記載すると、修正を促されないまま不正終了してしまうプログラムミスがあった)ので電話した際に教えてもらった。

Kodak エクタクローム100プラスプロフェッショナル(EPP)2006年04月04日 00時00分01秒

桜

Kodakエクタクローム100プラスプロフェッショナル(EPP)を使ってみた。結構いい。派手好きな方には物足りないかもしれないが、忠実な色再現を望む方にはいいと思う。コダックのサイトには、EPPの特長として「ハイライトが柔らかく、白の再現に優れ、また、淡い微妙な色も忠実に再現します。ファッション、商品写真、報道写真に適しています。」とあるので、桜を撮ってみた。微妙な桜の花びらの色もうまく出ているように思う(小さい写真では分からないと思うがm(_ _)m)。

写真は、Nikon F3,Ai AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF),1/125,F8,28mm
EPP,Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

蛍光灯下の撮影とか、夜間のスナップとかしていないので、そのあたりの発色傾向も今後試してみたい。

【追記:2018年11月17日】

根岸森林公園(横浜市中区):Nikon F3,Ai AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF),1/125,F8,28mm、Kodak Ektachrome 100 Plus Professional(EPP)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED

2006年当時は、アサブロでは長辺300ピクセルまでの画像しかアップロードできなかったので、クリックしたときの大きめの画像(長辺800ピクセル)をアップしておく。Ektakrome E100復活記念。
Kodak Ektachrome E100の作例その1 ― 2018年11月17日

【関連追記:2018年11月26日】
Kodak Ektachrome E100の作例その2 ― 2018年11月26日
【追記ここまで】

大丈夫か、ニコン2006年04月05日 00時00分00秒

256*192はこのサイズです

故障したCoolpix 2500(2006年4月3日記事参照)をWeb修理受付で登録して宅配修理サービスに送ったのだが、昨日ニコンから電話がかかってきたらしい。 折り返し掛けて受付番号を告げると、電話してくれた人とは違う人が「修理は進行でいいんですね?」とわけの分からないことを言う。 いや、「『修理内容についてお尋ねしたいことがある』と電話をもらったようなのだが」、というとやっと最初に電話を掛けてきた担当につないでくれた。 もうちょっとでわけの分からないままに修理されるところだった。

で、尋ねたいことの内容と言うのが「どこが壊れているのか分からない」というのだ。えーマジですか!?一緒に送ったCFカード内の画像は見たのか尋ねると、見たという。 どうやら送ったCFカード内の適当な1枚だけをPCに転送して見ているらしい。しかも16%の倍率で(笑)。ここが櫛の歯状にずれてるでしょうといっても見えないらしい。

ニコンの社内では「縞々」や「櫛の歯」は見えないように目を訓練していたり等倍鑑賞を禁止しているのかと思った(笑…えない。マジでそうなのかも)。等倍鑑賞と言ってもCoolpix 2500は200万画素だから最大で1600*1200なのだが(笑)。200万画素の1600*1200の16%といえば、256*192だ。このBlogの写真は最大で長辺が300ピクセルだから、それよりも小さい画像ということになる。そんな大きさで鑑賞して不具合が確認できるはずがない。1600*1200の画像だと1024*768のディスプレーで見ても50%や66%ぐらいにはなる。その大きさでも像がずれて不鮮明なのは確認できるはずだ。 で、その担当者が見ている画像は手ブレなのかカメラの故障かわからないという。

それで、おとといサイトに乗せたのと同じだるまの写真を見て欲しい(これが一番最後に撮った写真)と思い、そのファイル名をいうと、それはPCに転送していないので、今見られないのだという。そして16%以上の倍率では確認してもらえなかった。色のおかしさについても元の色が分からないから判別できないという。ええー、そっちにカメラ渡してあるのだから、それでカラーチャートでも撮影すれば分かるじゃないか。そんな厳密にできなくても、手元にある何かを撮ってみれば分かると思うのだが。結局、担当の方は故障の具合を把握しないまま修理部門に送ることになった。ちゃんと直ってくるのか心配になってきた。「前はもっと鮮明だったのですか?」と訊かれてしまった。当たり前だよ、こんな画像のデジカメ買うヤツいませんよ。それとも今までが大当たりの個体だったのか(笑)。

だいたい、撮影画像がおかしくなったと送られてきたものは、普通は最新のものからチェックするだろう。一番最後の画像は故障に気づいてから故障が分かるように撮ったものだから、これを見ればすぐに分かるはずだ。(なお、Internet Explorerでご覧の方は画像の上にポインターを乗せると、右隅に「通常サイズに伸ばす」というアイコンが出て、それをクリックすると等倍の1600*1200で見られます) また、担当者が参照していた画像もよく見ると細部で櫛の歯状になっている。手ブレや被写体ブレで櫛の歯状にずらすのは、「マトリックス」でもない限り無理だ(笑)。もしかして手ブレか被写体ブレかも確認できないスキルなのか。

どんなPCで見てるのか知らないが16%はないだろう。ちゃんと「輪郭が櫛の歯状にずれている」と書いてあるんだから輪郭を確認して欲しい。もしかして携帯電話やPDAで見てるのか。 そもそもWeb修理受付の故障内容を書き込む欄が3行あって、それぞれ全角80文字までしか書けないからきちんと故障内容が伝わらないんじゃないか。 こんなことやってると人件費が嵩んで大変だろうと思う。こんな一目瞭然の故障もいちいち問い合わせないと分からないのだから、ほとんど全部の故障について問い合わせてるんじゃないだろうか。 事実こちらからの電話はつながりにくかった。それともこうしたとぼけた対応を通じて修理依頼を少しでも少なくしようという作戦なのか(笑)。もしかして「クレーマー養成講座」に招待されてしまったのか(笑)。

修理部門の人は専門だからある程度分かると思うのだが、その前に事務部門(たぶん-これが技術系だったら恐ろしい)で情報をふるいに掛けられたらたまったものじゃない。添付した全部の画像じゃなくて故障の分かりにくい画像1枚だけ付けて修理部門に送られたら、ちゃんと直ってこない可能性だってある。

大丈夫か、ニコン。

新フィルム、プロビア400X買ってみた2006年04月06日 00時00分00秒

富士フイルム PROVIA 400X

昨日発売の、富士フイルムのISO400のリバーサルフィルム(ポジフィルム)、プロビア400X(PROVIA 400X)を買ってみた。

とりあえず3本パック買ったのだが、ヨドバシカメラで3400円だった。3本にしては大きい箱だなぁ、なんかおまけでも付いているのか、と思ったら、キャンペーンの空箱が付いてるだけだった。キャンペーン応募はがきがついていて、「プロお薦めの日本の景勝地とお宿」へご招待が50組100名、RIMOWAトローリーケースが50名、ブック型スライドプロジェクター「アカデミカ」100名となっている。応募締切は2006年7月31日当日消印有効。

PROVIA400X フィルムデータシート(PDF 935KB)

写真は、デジカメが修理中なので、フラットベッドスキャナでスキャンした。

コダクローム64プロ(PKR)で桜2006年04月06日 00時00分01秒

桜 / Kodak Kodacrome 64 Pro (PKR)
桜4 / Kodachrome 64 Pro

コダクローム64プロ(PKR)で撮った写真がようやく現像から上がってきた。コダクロームは、皆様ご存知のように、他の内式のリバーサルフィルムとは違って、外式でK-14という現像プロセスを使う。世界でコダクロームの現像ができるところはアメリカとスイスと日本の3箇所しかない。日本では、この間までコダックダイヤミックと堀内カラーの2社が現像していたが、現在は堀内カラーのみになっている。ヨドバシカメラでコダクロームを現像に出すと、コダックダイヤミック送りになっていた。ダイヤミックの現像は堀内に比べて、色が転んだりくすんだりしてイマイチだった。今は全部堀内になってよかった。しかし、ヨドバシに出すと経路が複雑なのか、中3日掛かる。間に土日が挟まるとさらに2日余計に掛かる。

普段、Nikon SUPER COOLSCAN 5000EDでスリーブをスキャンするときは、SA-21という取り込み口を使っているのだが、コダクロームのスリーブの両端(1コマ目と最終コマを含むスリーブ)のスキャンはMA-21にストリップフィルムホルダFH-3を使ってスキャンしている。というのは、コダクロームは「シネ現」という現像の仕方をしているらしく、両端にガムテープみたいなものがくっついて返ってくるからだ。「シネ現」というのは、シネすなわち映画のフィルムのように、写真のフィルムをいっぱいつなげて現像機に通す現像のやり方らしい(見たことないので間違ってたらご指摘ください)。なので、そのつなげた跡が両端に残っているということらしい。そのガムテープ分が分厚くなっている(表裏2枚付いているのでかなり分厚い)ので、念のためホルダに挟んでスキャンしている。試しにSA-21に入れてスキャンしてみても大丈夫のようだが(ガムテープの方を前に入れると飲み込み難そうでスキャナのゴムローラとか傷みそうなのでやっぱり止めておこう)。なお、コダクロームは36枚撮りで36枚よりも多く撮ると、最後のコマがガムテープでちょっと塞がれてしまうことがあるので、37枚目以降は要注意だ。というか規定枚数以上撮ると本当に危ない。

じゃ、他のE-6現像のリバーサルはどうやって現像しているのかといえば、1本分ずつ現像機(タンク?)に通しているらしい。ハンガーみたいなのに逆U字型にぶら下げているらしい(これも見たことないので間違ってたらご指摘ください)。なので、E-6現像のフィルムは1本の真ん中辺が少し曲がったクセが残って返ってくる。

ちなみに、ISO64のコダクロームにはKRとPKRがある。KRの方が安いのだが、PKRを使っているのは、PKRの方が色が安定しているからだ。以前はコダックダイヤミックで現像していたこともあって、KRは怖くて使えなかった。ただ、乳剤によってはPKRよりもいいものがあるので、ネット上で情報を調べるとKRも安心して使えると思う。今は堀内カラーが現像しているし。いまどき乳剤ロットごとに色が変わるようなフィルムは珍しい。それもKodachromeの楽しみのうちか。

と、写真の中身にはなんの関係もないお話であった(笑)。

写真上は、ぱにー様が話題に加われるように電車が写っているのを選んでみました(笑)。ガード下の工事用フェンスとかイマイチな写真で、すまん。

写真上:Nikon F3,Ai AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF),PKR,1/125,F5.6,35mm付近
写真下:Nikon F3,Ai AF Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF),PKR,1/125,F5.6,28mm

フィルムデータシートKODACHROME 25, 64, and 200 Professional Film(PDF)
  ・フィルムデータシートKODACHROME 25, 64, and 200 Films(PDF)
なお、Kodachrome 25(KM),Kodachrome 25 Professional(PKM),Kodachrome 200 Professional(PKL)は、既に生産終了である。Kodachrome 200(KL)は、生産はされているが、日本国内での販売は終了している。

【関連追記:2007年11月22日】
コダック コダクローム200フィルムが国内販売中止 ― 2005年12月21日
コダクローム64・コダクローム64プロ、ついに国内販売終了 ― 2006年12月13日
コダック、再度コダクロームフィルムの国内処理終了を告知 ― 2007年11月01日
コダクローム、現像受付明日11月5日から再開 ― 2007年11月04日
Kodachrome 海外現像は3507円で納期2~3週間 ― 2007年11月22日

この記事当時アサブロでは大きな画像がアップできなかったが、関連リンク追加のついでに下の写真だけ拡大画像をリンクした。写真をクリックすると大きくなります。アサブロの仕様上、上の写真にリンクを張るためには一旦画像を削除しなければならず、画像のURLが変わってしまうことになるので、上の写真には拡大画像をリンクしなかった。
【関連追記ここまで】

ニコンD200長期使用リポート第6回(日経デジタルARENA)2006年04月07日 00時00分00秒

ニコンD200長期使用リポート【第6回】高感度撮影時はD2XよりもD200を好んで使うワケ(日経デジタルARENA)が来た。

高感度時のノイズはD2XよりもD200の方が目立たないというリポート。こういう実用的なリポートはいいですな。詳細はリンク先の記事を見ていただくとして、気になったのは一番最後の部分。

先日の日本代表対エクアドル代表戦で、ハーフタイムや試合前のヒマな時にカメラマンがたむろして話していたのは、「ニコンのカメラがダメで、キヤノンがいかに優れているか」か「ニコンをやめてキヤノンに乗り換えたい」ということばかり。

やばいっすよ、ニコン。このままではシェア40%どころか急速に下落しまっせ。ノイズは一朝一夕には解決しないだろうし、フルサイズもすぐにはできないだろうから、ニコンがデジタル一眼レフのシェアを維持あるいは向上させられる簡単な方法はアレしかない。

それは、D50にAi連動レバーをつけてMFレンズで露出計が中央重点で働くようにすること

たったそれだけで、ニコンのデジタル一眼レフに躊躇しているニコン銀塩ユーザーのかなりの部分がその"D50s"を買うだろう。えっ、お前が買うだけだろうって?そっ、そうかなぁ。これでD50よりも1万円高ぐらいっだったら、デジタル一眼レフに不満な人でも、「まっ、とりあえず買っとくか」となってキヤノンへ逃げるのを防げると思うのだが。 今後出すニコンのデジタル一眼レフはすべてAi連動すべし。上級機は、レバー跳ね上げ式にして、Aiよりも前のレンズを絞り込み測光できるようにすべし。

プロカメラマンはこの対策では動かないだろうが、従来ユーザーのかなりを囲い込めると思うのだが。新しいレンズ買わそうとして、変なトラップつけるのがよくない。まずはボディを買わせて囲い込め!だめかなぁ、こういうの。

Nikon Coolpix 2500が修理から帰ってきた2006年04月10日 00時00分00秒

先週初めに修理に出していたニコンのコンパクトデジタルカメラCoolpix 2500が修理から戻ってきた。

修理内容は「レンズユニット作動不具合のためレンズユニット部の部品を交換いたしました。」と、「作動不具合のため十字キーを交換いたしました。」の2点。

交換部品は「レンズユニット 4600円」と「コントロールバックユニット 2150円」で見積もりを3050円超過している(ほかに工料 5800円)が、見積もりどおり税抜9500円で請求された。

修理依頼の時に「どこが壊れているか分からない」と言われた(大丈夫か、ニコン参照)ので、どうなるか心配であったが、元通りの性能になって戻ってきた。

十字キーは、以前調子が悪かったのだが、自分で解決してしまったので(デジカメ十字キーの接触不良参照)、今回修理の時に言わなかったのだが、きちんと検査してニコンの基準では不良と判断されて交換されてきた。Web修理受付部門は信頼感なしだが、修理の技術部門はまだまだ信頼できそうだ。まさかニコンがこのBlogを参照していて、「こやつのE2500は十字キーもヤバいからちゃんと交換しとけ」なんてことはないはず(笑)。

それにしても月曜日発送、火曜日ニコン着、金曜日修理完了・発送、土曜日には手元にというのは、てきぱきしていてよい。Web修理の受付部門さえきちんとしていれば、このBlogで絶賛されていたのに(笑)、惜しいなぁ。

Ricoh GR Digital その12006年04月10日 00時00分01秒

Ricoh GR Digital with GV-1

皆様のご想像通り(笑)、この週末にリコーの28mm相当の単焦点レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ、GR Digitalを購入してしまった。

このGR Digital、ニコンのD50買うのと変わらない値段のコンパクトデジカメなので、つくづく私もへそ曲がりだと思う(笑)。

で、この週末に使ってみた第一印象は、コンパクトでかつ広角28mm相当なので、がんがんスナップが撮れるということ。外部ファインダーをつけなければ胸ポケットに入るので、さっと取り出してさっと撮ってさっと立ち去れる(←おいおい盗撮かよ-笑)ということだ。

気になる画質だが、たしかに巷で言われるようにハイライトが飛びがちである。ちょっと使ってみた感じでは、常時-0.3EVの補正の方がいい感じかもしれない。これはGR Digitalの露出がオーバー気味だということではない。AE露出は極めて正確で、マルチパターン測光も、200枚ほど撮ってあとで補正する必要のあるコマはほとんどなかった。ただ、ハイライトの粘りのなさが気になる人は、ちょいアンダー目に撮るといいかもしれないということ。そうすると空の色も少し濃くなるので、フィルムのリバーサルの感じにちょっとは近づける。

そして、もうひとつ気になるリトラクティングレンズシステムというレンズの格納方法が故障につながりやすいのではないかという点は、ヨドバシカメラの店頭にあるデモ機と音が違った。ヨドバシのデモ機は、「がーがががが」と音も大きいしなんだかちょっともがきながらレンズが出てくる感じ。購入した個体は12****のシリアルナンバーで、「うぃーん、うぃーん」という音で軽々とレンズが出る感じだった。別のヨドバシの店舗のデモ機では108***のシリアルでうちのと同じような音のもあった。まあ脆そうな機構なので壊れるときは壊れると思うことにした(笑)。

21mm相当のワイドコンバーターは買わなかったが、ヨドバシのポイントで買えるので、近いうちに導入予定。ただし、このワイコンを使うと、GR Digitalの軽快感は低下するだろうなぁ。

GR Digitalはちょっとずつリポートして行く予定。

新フィルム、プロビア400Xも使おうと思っていたのだが、ちょっとGR Digitalに集中していたので使えなかった。これもリポートする予定。フィルムカメラと共存するためにD50ではなく、GR Digitalを買ったのだから。

少しだけサンプル写真をニコンオンラインアルバムにアップした。
GR Digital(ニコンオンラインアルバム)
↑JavaScriptを有効にしないと見られない場合があるようだ。Internet Explorerでインターネットゾーンを「高」にされている方は、信頼済みサイトに「nikon-image.com」を追加されると写真をクリックで中に入れるようになる。本当はこういう仕様は好きじゃないのだが、ニコンから借りているスペースなので…。JavaScript無効のままでも、右側の「写真の一覧」から写真が見られる。

Ricoh GR Digital その22006年04月11日 00時00分00秒

Ricoh GR Digital and Kodak Kodachrome 64 Professional Film

Ricoh GR Digitalの報告第2弾。

写真は、Kodak Kodachrome 64 Professional フィルム(135-36)と並べたところ。ご覧のように、GR Digitalは薄型で小さい。重さも本体のみで170g、SDカードや電池を入れても200gちょっとだ。軽いので、おいてある状態からひょいと持ち上げるときにするっと落としやすい感じだ。気をつけねば(笑)。

このカメラ、デフォルトで内蔵ストロボが「発光禁止」になっている。普通は「AUTO」になっていて明るさに応じて光ったり光らなかったりするものだが、このあたり非常にマニアックだ(笑)。それで、ひとつ気になるのは、内蔵ストロボを「AUTO」にしたときに、ストロボが光るのか光らないのかが事前に半押しで分からないということだ。普通はストロボ用のLEDか何かがあるのだが、このカメラはストロボチャージのLEDとオートフォーカスのLEDが兼用になっていて、半押しではオートフォーカスが合焦しているかいないかの表示になってしまう。オートフォーカスの合焦は液晶画面のフォーカスエリアの色でもわかるので、このLEDはストロボ表示専用にして欲しかった。どこかほかに表示がないか探しているのだが、なさそう。ご存知の方は教えてください。なので、今は「AUTO」は使わず、「発光禁止」と「強制発光」を手動で切り替えて使っている。

あと、実用上の問題ではないのだが、レンズ前のレンズバリヤーが、縦走りフォーカルプレーンシャッターみたいな4枚羽根になっていて、弱そうな感じだ。手で軽く触れると羽根が動いてレンズが少し見える。レンズ格納状態で胸ポケットに入れたりしたときにレンズバリヤーに何かが当たったりするとレンズまで影響しそうな感じである。もう少しがっちりした蓋にできなかったのだろうか。それから撮影可能状態でレンズの前玉のまわりに隙間があるのもなにかゴミが入りそうで感覚的に不安だ。前玉押さえ環みたいなものでカバーして欲しかった。

いきなり不満点にばかりになったが、最初のストロボの点は、ファームウェアの改良でなんとかなりそうなので、改良して欲しいなぁ。もっとも、ほかに表示があって私が分かっていないだけの可能性もあるので、もうちょっと調べてみるつもりだが。

【関連】
Ricoh GR Digital その1

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