ニコン、ライブビュー時の像面位相差AFに対応した「D780」を発表2020年01月09日 00時00分00秒

京浜急行電鉄新本社(横浜市西区みなとみらい):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

ニコン、ライブビュー時の像面位相差AFに対応した「D780」(デジカメWatch )を2020年1月24日に発売するそうだ。
Nikon D780(外観と機能)(デジカメWatch)

ニコンは、一眼レフカメラ「D780」を1月24日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込27万5,000円前後。

「究極の多目的フルサイズ一眼レフ」を標榜する機種。2014年に発売した「D750」からの大幅進化を鑑みて"D780"と名付けられた。なお、D750は併売するという。

珍しくニコンの新製品をこのブログで取り扱うのは、D780はデジタル一眼レフカメラ(DSLR)のニコンDシリーズとして初めて像面位相差AFに対応したからだ。

これで、DSLRとミラーレスカメラのいいとこどりになればいいな。あと、像面位相差AFで動画撮影時にAFが飛躍的によくなるんじゃないだろうか。

記録メディアがSDカードでダブルスロットなのも好印象。連写速度が最高約7コマ/秒(AF-C)なのは少し残念だが、サイレント撮影(静止画ライブビュー撮影)(12bit RAW)時に約12コマ/秒が可能なのはよい。

ということでDSLRの「正常進化」は期待が持てますなぁ(買うとは言ってない)。


写真は記事とは関係ない。
京浜急行電鉄新本社(横浜市西区みなとみらい):Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/1500秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、Jpeg撮って出しをリサイズのみ

京浜急行電鉄の本社は、東京都港区の泉岳寺にあったのだが、2019年10月に横浜市西区のみなとみらい地区に移転完了した。
横浜・みなとみらい21地区 「京急グループ本社」竣工記念式典を実施 新本社ビルに入居する、京急電鉄をはじめとする京急グループ11社の社長が登壇しました(京浜急行電鉄2019年9月2日)
【追記】上記京急の記事中の新本社の写真(https://www.keikyu.co.jp/assets/file%20%282%29.jpg)、こんなんでいいのか。傾いて写ってるぞ。こういう写真はシフトレンズ使ってまっすぐに写るようにするのが普通なんじゃないのかねぇ。少なくとも画像処理でまっすぐにできるだろうに。うちの古いPhotoshop Elementsでも可能なのに。【追記ここまで】

作例は、白いビル京急新本社のお蔭でややアンダーになって乾燥した冬の空が濃く出ていてよい感じ。こういう富士フイルムのリバーサルフィルムのような感じが好き。

リコーGRでこういう景色で記念写真撮るときに内蔵フラッシュが活躍する。背景は露出を切り詰めてこういう感じにして手前側の人物が暗く落ちるのをフラッシュでカバーする。それがポケットに入るカメラ一台で済むのがRicoh GRの凄いところだと思っている(ただし、フラッシュの自動調光はGR DIGITALよりも後退した)。

コメント

_ みっち ― 2020年01月09日 17時25分05秒

みっち的感覚では、旧来の一眼レフの位相差AFは、依然まだ動体撮影では一日の長がある、と思います。静物の撮影では、特にマクロなんかは、精度の点で像面AF(位相差にせよ、コントラストにせよ)の敵ではもはやありませんが。
ですから、こういう「両方できる」機種というのが開発されるんでしょうねぇ。ただこういう機種は、えてして「どちらの機能も物足りない」(笑)となる恐れがあります。

例えばD780では、連写速度が気になります。『連写速度は最高約7コマ/秒(AF-C)』って、あれっ、このカメラはフルサイズじゃなかったの?!、ちょっとずつ上位機種(D850)と差をつけるのね、相変わらずだなぁ、という感じがいたします。
そうやって、細かな「順位」を付けるのに躍起となっている間に、もうデジカメというジャンル自体が終わりかけている(笑)んですけどね。

さて、京浜急行電鉄新本社の作例に。
>こういう富士フイルムのリバーサルフィルムのような感じが好き...

おーっ、いい感じです。こういう明暗差の激しい被写体は、どのみち全部の諧調は表現できないので、どこかに力点を置く必要がありますね。EVFだと明暗差も目視確認できるので、撮りやすいです。

さて、恒例の作者自撮りはと。(違)
ははぁん、前方3人組の左端ダウンの爺ですな。(違)
しかし、ちょっと待ってください、スヴェンソンにしては薄すぎ、またHaniwa氏の自毛とすると、あり過ぎでしょう。(爆)ふ~ん、はてこれはいったい。(違)

_ Haniwa ― 2020年01月10日 09時50分31秒

みっち様
>みっち的感覚では、旧来の一眼レフの位相差AFは、依然まだ動体撮影では一日の長がある、と思います。

私もそう思います。ですからニコンもキヤノンもオリンピック向けに一眼レフの新型をリリースするんだと思います。

>静物の撮影では、特にマクロなんかは、精度の点で像面AF(位相差にせよ、コントラストにせよ)の敵ではもはやありませんが。

ポートレートを撮る人などは以前から像面AFでないとまつ毛や瞳の細かいところにピントを合わせにくいと言っていましたね。

>ですから、こういう「両方できる」機種というのが開発されるんでしょうねぇ。ただこういう機種は、えてして「どちらの機能も物足りない」(笑)となる恐れがあります。

御意に。その危険性はあると思います。

>そうやって、細かな「順位」を付けるのに躍起となっている間に、もうデジカメというジャンル自体が終わりかけている(笑)んですけどね。

私もそう思います。ウサギとカメが下剋上だとか言いながら変な順位を気にしているうちに、横からドローンが抜いていくみたいな(笑)。「えっ?飛ぶのもアリなの?」みたいな。

単体のカメラやレンズ自体は好きなので終わってほしくないんですが、ここまで柔軟性を失ってはもう仕方ないですね…。特にN社…。

>おーっ、いい感じです。こういう明暗差の激しい被写体は、どのみち全部の諧調は表現できないので、どこかに力点を置く必要がありますね。EVFだと明暗差も目視確認できるので、撮りやすいです。

EVFの表面がキラキラして外では見づらいですが、現像しないとわからないフィルムよりははるかに分かりますよね。

>さて、恒例の作者自撮りはと。(違)
>ははぁん、前方3人組の左端ダウンの爺ですな。(違)
>しかし、ちょっと待ってください、スヴェンソンにしては薄すぎ、またHaniwa氏の自毛とすると、あり過ぎでしょう。(爆)ふ~ん、はてこれはいったい。(違)

これは右側の正面向いている頭髪のうs…

_ タロウカジャ ― 2020年01月13日 21時43分12秒

遅まきながらD780カタログを入手しました。
大変魅力的な一眼レフカメラです。
ニコンとしては、仕事に使って欲しいようです。
ただ、それにしてはシンクロ同調速度、縦位置撮影に便利なグリップとか、ボディ内手振れ補正機能とか徹底的に造りこんで、2台使用を前提とする機種にすればよかったのにと思います。
所詮私のような者には有れば良い機能ですが、仕事に使う方は失敗はコストと時間に影響します。

_ Haniwa ― 2020年01月14日 09時23分33秒

タロウカジャ様
D780のカタログまだもらってませんでした。ヨドバシに寄ってみます。

>大変魅力的な一眼レフカメラです。
>ニコンとしては、仕事に使って欲しいようです。
>ただ、それにしてはシンクロ同調速度、縦位置撮影に便利なグリップとか、ボディ内手振れ補正機能とか徹底的に造りこんで、2台使用を前提とする機種にすればよかったのにと思います。

私もシンクロ速度は気になっていました。シャッターユニットがランク下のものなんですよね。

ニコンが仕事に使ってほしいと思うのならば、スペックは頑張ってほしいと思いますね。
まあ今年はD6が出ますから、本格的なお仕事にはそちらを使ってくれということなんでしょうね。

>ボディ内手振れ補正機能

ミラー有りのカメラでボディ内手振れ補正機能との同居は難しい面があると思いますが、ペンタックスなどは実現しているので、そこまでやってほしい気はしますね。

像面位相差とボディ内手振れ補正と一眼レフの同居こそが夢のデジタルカメラのような気がします。せっかくのデジタルカメラなんですから、フィルムカメラにはできないことをやってほしいですね。

>所詮私のような者には有れば良い機能ですが、仕事に使う方は失敗はコストと時間に影響します。

スマホとの関係もあって、販売価格を優先したんだろうなとは思います。
いくらすごいカメラでも、高くて買えないようでは無視されてしまいますから。
D780は、運動会でスチルも動画も万能のカメラとして売れるといいなと思います。
仕事に使う方用にF90XやF100やD810のようなフラッグシップ一つ下クラスの像面位相差AFのカメラも出るんでしょうかねぇ。そこが重要ポイントですね。

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