フィルムカメラ写しこみ機能2020年問題2020年01月20日 00時00分00秒

京セラCONTAX G1用データバックGD-1(2020年1月20日現在の表示)

CONTAX G1を今年に入って初めて取り出したら、日付写しこみ機能付き裏蓋GD-1の表示が87年になっていた。月日は合っている。ああ、もしかしてこのGD-1は2019年までしか対応していないのか。
【関連追記】CONTAX データバック GD-1 ― 2010年03月26日参照

コニカ現場監督28HGの日付写しこみ裏蓋(2020年1月20日現在の表示)

京セラCONTAX のGD-1と機能がそっくりのコニカ現場監督28HGの日付写しこみ機能付き裏蓋ももしかして…。コニカ現場監督28HGの裏蓋は94年になっていた。調べると確かに現場監督28HGは1994年発売だった。
コニカの歩み 1994 | コニカミノルタ製品アフターサービス - 株式会社ケンコー・トキナー

ちなみにこのコニカ現場監督28HGの日付写しこみ裏蓋は、最初からついていたものではない。買ったときは日付写しこみ機能のない方を買ったのだが、プラスチック製のフィルム圧板にひびが入っているのを発見してコニカの新宿サービスセンター(当時)に修理に出した際に、ついでに裏蓋を日付写しこみ機能ありの方に交換できないかとお願いしてみたら、こころよく引き受けてくださったのだ。
【関連追記】コニカ現場監督28HG点検(兼裏蓋改造)完了! ― 2005年06月23日

コニカ現場監督28HGの日付写しこみ裏蓋に貼ってある3か所のゴム板は私が滑り止めに貼ったものなので、ノーマルにはないものだ。寒い時に手袋をしていても撮れるように貼ったのだ。

京セラGD-1とコニカ現場監督28HGの日付写しこみ機能の問題点は、2019年までしかサポートされていないこと以外に、年を写しこまないようにすると、日時分の選択肢しかないことである。せめて月日の選択肢があればいいのに。何日の何時何分かわかっても何月なのかわからないと困る。

京セラGD-1とコニカ現場監督28HGの日付写しこみ機能は、
- - - - - -(写しこみなし)
月日年
日月年
年月日
日 時:分
の5通りしかないのである。

せめて自由に数字を6桁入れられる機能とかあればよかったのに。

さて、我らがニコンはどうだろうか。

まずは自分が持っている日付写しこみ機能のあるカメラで一番発売年の古いニコンF3のデータバックMF14はどうか。

Nikon F3用データバックMF-14(2020年1月20日現在の表示)

なんと、20年1月20日になっている。試しに何年まであるのか年の数字を上げていくとどんどん上がっていって結局00~99年までずっと表示できた。うるう年の懸念があるが、壊れるか35mmフィルムが手に入らなくなるまで日付写しこみが可能なようだ。さすがニコンのフラッグシップ。ちなみにニコンF3の発売は1980年だが、MF-14は1982年発売だ。従って、電池を入れ替えると初期値は1982年1月1日0:00になる。
Nikon F3用セミソフトケースCF-20とCF-22 ― 2006年07月18日参照

ちなみにニコンF3用MF-14にはメモ用にスコッチメンディングテープを貼ってメモ書きが書いてあるのでモザイクを掛けた。あとMF-14のシリアルナンバーにもモザイクを掛けた。それからMF-14の液晶の右端は液晶漏れで黒くなっている。このMF-14は新品でヨドバシカメラで買ったのだが、買って1年ほどでこのような液晶漏れが出てしまった。保証期間が過ぎていたのでそのまま使っている。ニコンタイマーか(笑)。

Nikon F-501AF用データバックMF-19(後期型)(2020年1月20日現在の表示)

ではF-301/F-501AF用のデータバックMF-19はどうか?F3用のMF-14と同じく00~99まですべて設定可能だった。さすがはニコン。ちなみにうちにはF-501AFとりー様から以前に戴いたF-301があって、F-301にもあとから買ったすでに持っていたもうひとつのMF-19を付けている。2つのMF-19がある。実はMF-19にはF-301発売時のもの(便宜的にMF-19初期型とする)と、その後に発売されたF-501AF発売時以降のもの(便宜的にMF-19後期型)との2種類があるのだ。

Nikon F-301用データバックMF-19(初期型)(2020年1月20日現在の表示)

F-301発売時(1985年9月発売開始)のMF-19初期型には下段左から2番目のボタンに何も書かれていない。F-301発売時のMF-19初期型説明書にもこのボタンについては書かれていない。

F-501AF発売時(1986年4月)以降のMF-19後期型には下段左下のボタンにAFと書かれていて、説明書にも機能が書かれている。

しかし、MF-19初期型にもMF-19後期型と同じ機能が載っていて、F-501AFにMF-19初期型を付けても同じように機能する。要するにF-301用にMF-19を発売した時からF-501AFの準備はされていて、F-501AFが発売されることを察知されないようにあるいはF-301ユーザーに誤解が生じないように「AF」の文字を印字していなかっただけなのだ。
【関連追記】ニコンF-501の露出計が壊れた&MF-19の話 ― 2009年04月09日参照

F-301には、ミラーボックス下部に使っていないくぼみがあり、F-501AFではそこにAFモジュールが入っている。これはF-301発売時に次にAF機能搭載のカメラが出るに違いないとアサヒカメラなどで書かれていたようだ。

話が逸れたが、日付写しこみ機能の話に戻そう。さて、1998年10月発売のニコンF100の日付写しこみ裏蓋MF-29はどうか?

Nikon F100用データバックMF-29(2020年1月20日現在の表示)

F100のデータバックMF-29もちゃんと20年になっている。しかし、年の数字を上げていくと49の次は98になってしまう。2049年までしか使えないようだ。駄目じゃん。フラッグシップのF3用MF-14はともかくとして、F-301/F-501AF用MF-19でさえ00~99まで対応しているのに、後発のF100用MF-29が2049年までとは。MF-29は写真のようにウレタンのようなコーティングが加水分解でべたべたしてきている。あとでアルコールで拭いておこう。
【関連追記】Nikon F100用データバックMF-29はコダクロームの写し込みも濃い ― 2007年06月28日

ということで、京セラとコニカはもっと頑張ってもらいたい、ってどちらもカメラ事業から撤退してるやん。京セラのカメラ事業撤退は2005年、コニカミノルタのカメラ事業撤退は2006年。日付写しこみ機能の最後2019年の13~14年前にあたる。とすると、ニコンのカメラ事業撤退は2049年の13~14年前にあたる2035年か2036年あたりか…。まだまだ大丈夫(違)。

【関連追記】カメラ用日付写し込みデートモジュール | マイルストンプロダクツ(エプソン)


なお、日付写しこみ裏蓋(データバック)の写真はすべてHUAWEI P20 lite(ANE-LX2J C635)で撮影。

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