キジマ ブレーキオイルチェンジャー105-3052017年03月16日 00時00分00秒

CRF250L キジマ ブレーキオイルチェンジャー105-305使用中 Ricoh GR

しばらくバイクネタが続いてすまん。次にツーリングに行くときにはフィルムカメラも持っていってフィルムの作例をアップしたいと思う。

さて、私のCRF250Lは2014年8月納車だったので、買って2年半以上になる。購入した某ホンダドリーム店は整備料金がどうも高いようなので、オイル交換や整備点検は自分ですることにしている。自分ではできないことや面倒くさいことはお金払ってバイク屋さんに頼むことにする(笑)。

それで、ブレーキオイルの交換時期は2年とサービスマニュアルにあるので、本当は去年の8月に交換していなければならなかった。しかし、8月は当地の湿度が高いので、湿度が下がる冬まで待って交換することにした(前倒しで去年の冬に交換すべきだった)。

ブレーキオイル(ブレーキフルード)は、吸湿性が高く、吸湿すると沸点が下がってしまう。沸点が低くなると、ブレーキが加熱したときにベーパーロックしやすくなってしまう。要するに湿気を吸うとブレーキが効かなくなる可能性が高くなるということ。それで、湿気の低い季節の異常に乾燥した日にブレーキフルードを交換することにしている。

大昔にバイクに乗っていたときは、友人と協力してブレーキレバー(ブレーキペダル)担当、ブレーキフルード追加担当、ブレーキキャリパブリードバルブ担当の3人いれば完璧にブレーキ液交換ができた。バイクはブレーキレバーやブレーキペダルとブレーキャリパの距離が近いので、これを一人でやってできないこともない。今回一人で交換するのに、便利な道具を使うことにした。

キジマ ブレーキオイルチェンジャー 105-305というものだ。これを使うと、吸い出すようにつーっとブレーキフルードが出てくる。いくつかの通販のインプレ欄に、注射器の吸込みをやりすぎて、タンクが負圧で凹んだというものがあったが、自分が使った限りでは相当何回も注射器をピストンしてもタンクが凹む気配はなかった。タンクは固いプラスチックなので改良されているのかも。あと、タンクとタンク用のスタンドはすかすかなので、写真のようにビニルテープで巻いて固定した。タンクを地面に置いて使う場合でもタンクとスタンドとを固定した方が倒れにくいと思う。

キジマのブレーキオイルチェンジャー105-305を使うと、簡単にオイルが抜ける。文句を付けるとすれば、ホースがピンク色をしているのだが、新しいオイルを上から足す方式で交換する際に、古いフルードと新しいフルードを見分けにくいので、ここはピンクではなく無色透明のホースにして欲しかった。

ブレーキフルードは、最初から入っていたものと同じHonda ウルトラBF DOT4を選択した。0.5Lと1Lと18Lで売っていて、前後とも交換しても0.5Lでも余るだろうと思ったが、このバイクで交換するのは初めてなので余裕を見て1L入りを買った。古いオイルが流れきっても新しいオイルを念入りに排出するような交換の仕方をしても半分ぐらい余った。

CRF250L フロントブレーキフルード交換前 Ricoh GR

新品のブレーキフルードは無色透明なのに、古いブレーキフルードは飴色をしていた。これはリザーバータンクから見えるので、色が変わってきたら交換してもいいかなと思う。フロントよりもリアの方が変色が大きかった。フロントは交換しても感触はほとんど変わらなかったが、リアは交換前と交換後とで、踏みしろが少し変わっていた。足で踏んだときは気が付かない程度だが、手でリアブレーキペダルを強く押したときに、交換前の方が少し深くまで動いた。交換前のリアは少しスポンジーになっていたということだ。それでも舗装路でリアをロックさせることは可能なほど効いていたので問題はなかったのだが。

ということで、ブレーキオイルチェンジャーを使うと簡単にブレーキフルード交換ができるので楽しい。毎週交換したくなる(笑)。

なお、ブレーキキャリパ部分も分解点検清掃したのだが、ブレーキパッドハンガピンにシリコングリスを塗るように指定があり、指定のシリコングリスが信越化学 シリコングリスG-40Mというものだったので、これを買って塗布した。100gのものしか売ってなかったので、そんなにたくさん要らないのに1500円も出して買った。しかも使用期限がある。仕方ないので、三脚の可動部分などにも使うことにする。シリコングリスは、プラスチックなどにも向いているので家中あちこち塗りまくってやるぅ。

なお、ブレーキパッドの裏にブレーキパッドグリスを塗る人もいるのだが、自分のCRF250Lはブレーキの鳴きもないし、サービスマニュアルでも塗布するように指定もなかったので、ブレーキパッドグリスは使っていない。

2年後は、ブレーキピストンのダストシールやピストンシールも交換しようと思う。そのころにはブレーキパッドも交換になっているだろう。

ブレーキパッドは、他社製のものに交換している人も多いと思う。私も以前DT200Rで有名メーカーのレース用(公道可とあった)のものに交換したことがある。たしかにドライ時はグッと食いつくような感じで効きが良くなった。しかし、ウエット時には、口から心臓が飛び出るほど効かなかった(笑)。オフロードのレースではウエット時には路面が泥泥なわけで、そんな状況でガッとブレーキが効いたら即転倒してしまう。だからこれは合理的なんだが、公道では晴れてても雨降ってても同じように効いて欲しい。それで2000kmか3000kmぐらい使ってみても同じだったので、純正品の新品に交換した(もっと早く戻せよ>オレ)。DT200Rは2サイクルエンジンでエンジンブレーキもあまり効かないから、ツーリング先で雨が降ったら舗装路では結構怖かった。

ということで、レースに出るのでもなければ、ブレーキパッドもブレーキディスクも純正品が一番だと思っている。ブレーキの効きが落ちたなと思ったら、各部点検の上、ディスクやパッドの表面を掃除したり、最後の手段として粗めのサンドペーパー掛けたりするようにしている。ブレーキパッドもブレーキディスクプレートも消耗品なので、効きに不満があるよりもすっきり削って効く方がよい。そういえば、ドラムブレーキのXL250Sのときは、ブレーキパッドにヤスリで斜めに溝を切ったりしていたなぁ。あれで雨の日でも水たまりに入ってもブレーキがよく効くようになった(遠い目)。

ということで、キジマ ブレーキオイルチェンジャー105-305は、一つ持っておいても損はない製品だと思う。

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