いまさらNikon D6102026年02月09日 00時00分00秒

Nikon D610:Nikon Z6 + FTZ + Ai Micro-Nikkor 55mm F2.8Sで撮影

いまさらニコンD610である。ニコンZボディではFTZやFTZ IIでFマウントのレンズを使えるが、カップリングAF(ボディ内AFモーター)用のAF NIKKORはオートフォーカスが効かない。それで、ニコンZボディでカップリングAF(ボディ内AFモーター)用のAF NIKKORでAFが効くカップリングAF(ボディ内AFモーター)用のMonsterAdapter LA-FZ1アダプターが気になったりしていた。

他方で、フィルム時代には絞り開放で滲んだ描写にならなかったAi Nikkor 35m F2Sが、Z6では絞り開放で滲んだ感じに写って納得がいかなかった。D300SとZ6とでAi Nikkor 35m F2Sを使って撮り比べてみたが、Z6では明るいものと暗いもののエッジが色づいている。倍率色収差だ。D300Sではそうはならない。
ニッコール千夜一夜物語 第八十四夜 AI Nikkor 35mm F2S

これでがっくりきて、ニコンZ6ではFマウントの広角レンズを使いたい気にならなくなった。FTZを付けると短めの広角単焦点レンズが長くなってしまうし。

そこに、りー様からコメントを戴いた。https://haniwa.asablo.jp/blog/2025/11/16/9817668#c9818072だ。

りー ― 2025年11月18日 14時28分34秒

久しぶりに見に来てみたら、いろいろと近況がシンクロしていて嬉しいです。

(略)

次にAi Nikkor 35mm F2Sについて。

一昨日。高校時代の写真部の1年下の男と、妻を交えて3人で久しぶりに会いました。同じフリーのカメラマンです。彼が食事に持参したのがD610とそのAi Nikkor 35mm F2Sでした。

彼は頑固者で簡単に機材を替えません。歴代のメインはF3P~F5?D3S~D4S~D6。現在はD6とD850とD610で、ミラーレスには一切触っていないと言います。D610とAi Nikkor 35mm F2Sの開放付近で我々をスナップしてくれましたが、素晴らしい写真でした。10代の頃から40年以上使い続けているそうです。

私がデジタル一眼レフを手放して、でも寂しくなってD700を購入したのは1年前です。しかしその重さのために最近は使っていない私は深く反省。カメラは使ってナンボ。昨日さっそく新品同様のD610を、D700その他を下取りに出してゲットしました。数百グラムの差は大きいです。

(略)

以上、直近も直近の近況でした!

以来ずっとD610を探していたのだが、程度のいいものがみつからない。やっと新品同様のものがあった。ネット上でAランクとあるが、スレやキズがあるとも書かれている。しかし、細部の写真を見るとキズなどみつからない。なによりも使い込んだ感じがないのだ。「スレやキズ」はコピペ間違いなのだろうと判断してポチッ。届いたD610は本当に新品同様で、試しに1枚撮ってJpeganalizerでみると撮影枚数は5946枚だった。まさに新品同様。ただし、付属品はストラップ無し、液晶モニターカバー BM-14なし、アイピースキャップ DK-5なしだった。付いていたのは、充電器MH-25とめがねコード、電池EN-EL15(劣化度0)、ボディーキャップ BF-1B、アクセサリーシューカバー BS-1、接眼目当て DK-21だった。液晶モニターカバーBM-14はないが、液晶はキズ1つなくきれいだった。

実は、りー様のコメントを戴いてからD610にはBM-14の付属しない中古が多いので、BM-14を予め探していたのだが、なかなかない。あっても高価だ。AliexpressにパチモンBM-14もどきが送料込みで283円だったので購入した。届くのに1ヶ月ぐらい掛かった。しかも透明ビニルにBM-14モドキが入っていて、それを不透明のビニルに入れて宛名が貼ってあるだけという梱包。プチプチにすら入っていない。こんなん中国から届く途中で割れるし、軽くて紛失しそうやん。しかし、無事に割れずに紛失もせずに届いていたのだ。ということで、キズ1つない液晶モニターにはBM-14もどきを装着(純正に比べてパチモンはゆるいというインプレもあったが、一応カチッと嵌まって外れないでいる)。

D610、りー様の仰るとおりよいです。まず、35mmfフルサイズなのに安い。新品同様で、MonsterAdapter LA-FZ1アダプターと同じぐらいの価格。

試し撮り段階だが、D610はAi Nikkor 35mm F2Sを開放で撮っても、明るいところのエッジに色が付かない(倍率色収差の影響が気にならない)。

そして、D610はカップリングAF(ボディ内AFモーター用)のAF NIKKORでAF(オートフォーカス)が効く。

D610は、非CPUレンズで、レンズ情報を入力するとレンズ焦点距離や開放F値だけでなく、撮影絞り値もExifに書き込まれる。

内臓フラッシュがあるので、逆光の記念写真も安心。

電池がEN-EL15系なので、ニコンZ6やNikon 1 V1などと共通で、かつ、EVFではないので電池持ちがよい。

D610は、SDカードのダブルスロットなのもよい。Z6は、XQDカード、CFexpressカード(Type B))のシングルスロットだし、D300Sは、CFカードとSDカードのダブルスロットだ。同じSDカードが2枚入るのはよい。1枚はSDXC 128GBを入れて、もう1枚は東芝のEye-Fi※FlashAir 32GBを入れて、スマホやPCにWi-Fiで転送可能だ(試してみたが使えた)。説明書にはSDXCは当時の64GBまでしか書かれていないが、128GBでも問題なく使えた。
【追記:2026年2月15日】※FlashAirはEye-Fiと互換性があり、カメラ側メニューでEye-Fi ONにするとFlashAirのWi-Fiが有効になる。D300SもNikon 1 V1もD610もカメラのメニューにはEye-Fi とあるが、そこでONにするとFlashAirのWi-Fiが有効になる。【追記ここまで】
【追記:2026年2月18日】
FlashAir SD-UWAシリーズ<W-04> をRicoh GRで使う(追記あり) ― 2017年06月23日
【追記ここまで】

欠点は、質量がZ6は約675g(電池・メモリカード含む)+FTZが約135gの合計810gに対して、D610は約850g(電池・メモリカード含む)で若干重い。ただ、Z6はFTZが軽くてその先に重いレンズが付くので、バランス的に重く感じるかもしれない。D610の方が重いものがぎゅっとまとまっているので、持った感じは重くない。

もうひとつの欠点は、DX Nikkorレンズは使えるのだが、光学ファインダーなので、35mmフルサイズの中にAPS-Cサイズの枠が出て、そのAPS-Cサイズが非常に小さい。Z6だとDX Nikkor装着するとEVFはAPS-Cが画面いっぱいになるように拡大表示される(ただし粗い)し、D300やD300Sだと最初から光学ファインダーいっぱいにAPS-Cサイズがみえている。D610でDX Nikkorは使いづらい。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDをD610に装着して広角端の10mmでファインダーを覗くと、花形フードでケラレた余黒のなかにAPS-Cの枠がみえていてなんか気持ち悪い。そもそも像が小さすぎる。おもわず拡大ボタンを探してしまうが光学ファインダーなのでそんなものはない。DXレンズはD300SかZ6で使おう。
【追記:2026年2月15日】kazu様のコメントで、DXレンズはライブビューを使うべしとアドバイスいただき、D610のライブビューを試したら、これがD300Sのライブビューとは全然違って快適だった。ライブビューだと拡大も可能。DXレンズはD610ではライブビューで使うと快適に使える。kazu様コメントありがとうございました。【追記ここまで】

あとは、AFモードの変更とAFエリアモードの変更がやりにくい。マウント根元のAFモードボタンを押しながらメインコマンドダイヤルやサブコマンドダイヤルを操作して切り替える。特に後者のAFエリアモードの変更は、とっさに中央1点とかにできないので使いにくい。D300Sなどはボディに独立したAFエリアモードの変更ボタンがあった。基本的にAF-AでオートエリアAFで使うという想定なのだろう。

ということで、Z6では絞り開放で滲むAi Nikkor 35mm F2SやカップリングAFでMF操作がしづらいAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW> や、全長が短めの広角単焦点レンズ(Ai Nikkor 20mm F2.8S、Ai Nikkor 28mm F2.8S、Distagon T* 28mm F2 ZF)やパンケーキのAi Nikkor 45mm F2.8Pなどは、D610で再び使う気になるだろう。そのほかのボディ内手ぶれ補正の恩恵に与れた方がよいレンズは、ニコンZ6 + FTZで使うことになろう。

あと、中距離以上の遠くでZ6では描写がイマイチだったAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED もD610で試してみる価値はある。
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い ― 2024年08月06日参照。

りー様、情報をありがとうございました。

【関連追記:2026年2月10日】
ニコンD610 + Ai Nikkor 35mm F2S作例その1 ― 2026年02月10日
コダックフィルム製品値上げ ― 2023年01月15日
あけましておめでとうございます ― 2023年01月01日
皆様よいお年を! ― 2022年12月31日
ニッコール千夜一夜物語 第八十四夜 AI Nikkor 35mm F2S
新製品レビュー ニコンD610 軽快フルサイズ機がさらに充実(デジカメWatch 北村智史 2013年10月28日)

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