Nikon F3用セミソフトケースCF-20とCF-222006年07月18日 00時00分00秒

Nikon Semi-Soft Case for Nikon F3,CF-20 and CF-22 + CF-23D

このあいだ、四谷3丁目でゲットしたものは、Ai Nikkor 105mm F2.5だけではなかった。ニコンF3用のセミソフトケースCF-20も安くて綺麗だったのでゲットしてきた。

このCF-20は一見CF-22と似ているのだが、どこが違うのか前から気になっていた。一説にはCF-20はアイレベルファインダーDE-2用で、CF-22はハイアイポイントファインダーDE-3にも対応しているという。実際にDE-3とCF-20で試してみたいのだが、私はメガネを掛けていないのでハイアイポイントの必要がなく、DE-3を持っていない。CF-20にDE-3付きF3が入るか試せない。
【追記】
Web上でF3の英語の取扱説明書をみつけた。そこには、"The CF-21,CF21A,CF-22 Semi-Soft Leather Cases and CS-15 Soft Leather Case were designed exclusively for the F3 High-eyepoint camera."とあるので、CF-20はF3ハイアイポイントには適さないのだろう。【追記ここまで】

今、DE-2付きF3にはデータバックMF-14をつけているので、底ケースはCF-22底ケースではなく、データバック用底ケースCF-23Dをつけている。これにCF-20前蓋をつけてみようとしたら、つけられないということが判明した。CF-20前蓋のカメラ背面から底を回ってレンズ側に至るベロの部分が数ミリ短いのだ。CF-22前蓋のほうは、CF-22底ケースでも、データバック分だけ分厚くなっているCF-23D底ケースでも使える。CF-20とCF-22の一番の違いは、データバック用に前蓋が共用できるかできないかの違いではないか。底ケース自体は、CF-20の底ケースもCF-22の底ケースも寸法は同じに見える。CF-20底ケースとCF-22底ケースの違いは、内張りの色が、CF-20底ケースの方は茶色がかったグレーで、CF-22底ケースの方は黒という点だけのように見える(もちろん両者の前蓋もそれぞれ底ケースの内張りと同じ色)。

データバックMF-14の発売時期がいつなのかちょっと分からないのだが、このMF-14は電池を入れた直後の初期値が1985年1月1日1982年1月1日(*)なので、1980年発売のF3用のデータバックにしてはおかしいなと思っていた。F3とMF-14が同時に発売ならば、初期値は1980年のはずだからだ。推測なのだが、F3用データバックMF-14が後から発売されて、それに合わせてセミソフトケースも仕様を変更したのではないか。どなたか当時のことをご存知の方は教えてください。
*【訂正:2006年7月29日】
初期値は1982年1月1日でした。お詫びして訂正します。これはSHIDA様のコメントのMF-14が1982年発売ということと合致しています。

【追記:2020年1月20日】
フィルムカメラ写しこみ機能2020年問題 ― 2020年01月20日

コメント

_ りー ― 2006年07月18日 14時48分57秒

でたー!オジサン度アップアイテムのカメラケース!
ダサカッコイイ!

MF-14、昔、親父に土地の境界線の指標?を日付入りで撮ってくれと頼まれて、それだけのためにこれを中古で買いました。日付なんて簡単に変えられるのに証拠になるのかいなと思いましたが。いまのデジカメはGPSがどうのこうので証拠になるんでしょうね。

_ Haniwa ― 2006年07月18日 15時21分27秒

ちょいダサのカメラケース!(ちょいダサだと思っているのは本人だけで周囲は冷ややかだったり…)

このカメラケースは、雨の日や雪の日、アウトドアのときに使います。レンズキャップはせずにそのまま前蓋をかぶせます。それで思い出されるのはなぜか「桜田門外の変」。

水戸脱藩浪士が大老井伊直弼を江戸城桜田門外で襲ったとき、彦根藩のお供は、雪が降っていたので鞘だけでなく柄にもカバーをつけていて、突然の襲撃に即座に刀を抜けなかったといいます。

まあカメラの場合はカバーをつけていてシャッターチャンスを逃すことはあっても、命を落とすことはないので(笑)。

そこで「ニコン画像真正性検証ソフトウェア」ですよ!
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2006/0601_authentication_03.htm

_ ぱにー@ふくしゅー ― 2006年07月18日 15時50分06秒

えっと、ダサいとかレベルではなくかっこwぅうわっなにをすrqあwせdrftgyふじこlp

_ Haniwa ― 2006年07月18日 16時03分32秒

ふぎゃー!

_ SHIDA ― 2006年07月18日 23時48分11秒

ニコンが発行していた「新・ニコンの世界」の年表ではMF-14の発売は1982年5月となっています。
しかしCF-20という型番のカメラケースがあったのははじめて知りました。おそらく82年3月のF3ハイアイポイントまでの2年あまりしか作られなかったのしょうね。

_ Haniwa ― 2006年07月19日 08時41分28秒

SHIDA様、情報ありがとうございます。

MF-14の発売は1982年5月でしたか。思っていたよりも早い発売でしたね。長年の謎が解けてすっきりしました。

CF-20はときどき見かける割りには、手元のカタログや取扱説明書に載っていないので気になっていました。 しかし、古いせいか、縁取りの黒い部分の状態のよくないものが多いので、安くても買う気がしませんでした。今回買ったものは状態も良く安かったので買ってみました。

あと気になるのは、MD-4つけたまますっぽりと覆うセミソフトケース(型番不明)です(笑)。そんなもの使うのか、と言われれば、絶対に使わないのですが(笑)、なんか気になります(笑)。ニコンアクセサリー地獄(笑)。

_ Roberto ― 2011年11月18日 11時37分19秒

昔の記事にコメントすみません。
F3のソフトケースがContarexに合いそうなんですよ!

_ Haniwa ― 2011年11月21日 16時15分31秒

Roberto様
お返事遅れてすみません。m(_ _)m

F一桁用のケースは本革製でよくできている割に定価も抑えられていたので数も出ており、中古価格は激安ですから、ぴったりだといいですね。

革ケースってこれから寒くなる季節にいいかもしれません。

私はMD-4ごと入る革ケースが必要もないのに欲しいです(笑)。

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