ニコンクリーニングキットプロ2005年11月18日 00時00分00秒

ニコン クリーニングキット プロ

ニコン クリーニングキット プロを購入した。 元々は、デジタル一眼レフのイメージセンサー(厳密にはローパスフィルター)の表面にゴミがつくとそれが画像に写りこむので、自分で掃除するためのキットだ。

デジタル一眼レフを持っていないのになぜそんな高価なセットを?とお思いの方も多いと思われるが、レンズの掃除の仕方をきちんと知りたかったのだ。 このキットの最大の特長は、クリーニングの仕方を説明したCD-ROMが2枚入っていることだ。 その情報料がこれだけの値段の大半を占めると思っている。
こんな小物をちょくちょく買う金があるなら、何かMFニッコールの1本でも買っとけ!とか言われそうですが、そのとおりでございます(笑)。Ai Nikkor 28mmF2.8SとかAi Nikkor 35mmF1.4SとかAi Nikkor 50mmF1.2SとかAi Nikkor 105mmF2.5SとかAi Nikkor 180mmF2.8Sとか欲しいです(泣

で、感想なのだが、買ってよかった。これで少ない回数の接触でレンズもフィルターも掃除できる。 下手な拭き方だと、何度やってもうまくいかず、そのうち傷をつけてしまったりする。ちなみにキットのケースはなんだか異様に大きい(笑)。それから、キットに同梱されていないアルコールだが、必ず「無水エタノール」を購入すること。「消毒用アルコール(エタノール)」は水が入っているので、拭きむらが残る。
 余談だが、こんな製品にも「カスタマー登録カード」が入っていた。現行品を新品で買っても、2001年5月以降に発売された新製品しか登録できないのは、なんか矛盾していると思う。2001年4月以前に発売開始の製品を買っても上客じゃないということなのか。

なお、掃除の仕方が解説されているのは、フィルター、レンズの前玉・後玉、ファインダー接眼部、ファインダースクリーン、ファインダー底部、デジタル一眼レフのイメージセンサー、ボディだ。 1枚目のムービーのアナウンサーは大塚寧々みたいな声の人だ。こっちは好感度大だ(笑)。 2枚目の方は、落ち着いた女性の声だが、発音がちょっとアニメみたいで嫌だ(笑)。 「つぅきにかわっておぅしおきよぉ」みたいな(笑)。

解説の内容については公開できないので、気になる人は買うしかない(笑)。 でも、イメージセンサーの掃除については、自信のない人やニコンのサービスセンターが近くにあって平日の昼間にいけるような人は、自分でやらずにニコンでやってもらったほうが安くて安全だろう。

買い物山脈 デジタル一眼専用お掃除セット(Impress PC Watch)
  ↑デジタル一眼レフ専用じゃないんだが

「マクロアポランター」再スキャンしました2005年11月18日 00時00分01秒

maple in spring

ニコンオンラインアルバムに格納してある、「マクロアポランター」を更新した。SUPER COOLSCAN 5000EDで再スキャンして何枚か追加した。カエデの写真は秋に撮ったものではなく春に撮ったものだ。このときはなぜか紅葉していた。 表紙のパンジーの一種はスキャンしたら色が変な感じになったが、どうしたらよいか分からない(苦笑-あちこちいじってみたのだが、思うような色調にならなかった)ので、そのままにした。

D50用接眼目当て、DK-202005年11月21日 00時00分00秒

Nikon接眼目当て 角型用、DK-9、DK-20

D50用接眼目当てDK-20(写真左)が、他の角型ファインダーのカメラボディにも使えていい。私の場合はニコンF-501という古い機種に使っているが、裏蓋の開閉にも問題なく使えている。F-501の接眼目当ては「角型用」(写真上)という型番なしのもので、現在では(F-401X,F-601用)などと書かれている(ニコンのサイトではF-501メアテゴムなどと書かれている)。もともとは、ニコンEMのときに出たもので、その当時はニコンで角型のファインダーのボディはEMしかなかったので「角型用」で通じたのだろう。その後に出たFGやFG-20、F-301、F-501、F-401、F-401S、F-401X、F-601まではすべてこの「角型用」が指定だったのだが、その後の機種ではいろいろな接眼目当てが用意されてそれぞれの機種ごとに指定されている。例えばF70D用にはDK-9(写真右)が指定されていた。

それで、F-501には「角型用」を使っていたのだが、これが新品のうちはよいのだが、1年ぐらい使っていると何かの拍子に落としてなくしてしまう。接眼部の下部が薄くなっているので伸びやすく、落ちてしまうのだ。そしてこの一直線になった下部が、下瞼や目に入ったりして使い心地もよくない。メガネを掛けている人用という感じなのだ。

そこで何個もなくした挙句、上記のF70D用接眼目当てDK-9を使っていた。これは、接眼下部も厚みがあるので目に入ることもなく使い心地はよかったし、落としてなくすこともなかった。ただ、厚みがあって接眼レンズから目が離れることになるので、ファインダー倍率が高いがその分アイポイントの短い古い機種では、ファインダー像がケラレがちである。F-501の場合、裸眼だとなんとかなるのだが、メガネの人はケラれると思う。しかもこのDK-9は、ボディにくっついたときにかっこよくなるような形なので、視度補正レンズをつけてDK-9をつけると非常にバランスが悪い。

それで、キャンペーンでD50を借りたときにその接眼目当てDK-20がよかったので、買ってみた。上記の角型用やDK-9がゴムを伸ばしてはめ込む形のであるのに対して、DK-20は視度補正レンズのように上からスライドしてはめ込む形になっていて、カメラをぶら下げたときの服との摩擦で落下しにくいようになっている。視度補正レンズの枠だけに接眼ゴムを一体化させたようになっているのだ。しかも、視度補正レンズをつけても変にならないし、DK-9よりも目と接眼レンズとの距離が小さいのでケラれにくい。ただし、指定の「角型用」の方がDK-20よりもケラレにくい。メガネを掛けている人は「角型用」のままの方がいいと思う。

さらに角型用が定価500円、DK-9が定価400円に対して、DK-20は定価200円なのだ(いずれも税抜き)。裏蓋の開かないデジタル一眼レフ用の接眼目当てなのに、フィルムカメラの裏蓋の開閉に支障のないように作られている。これは角型用の決定版だろう。なかなか落としにくいとは思うが、視度補正レンズと併用していて落とした場合には視度補正レンズとともに落とすことになる点が弱点か。

コシナ、フォクトレンダーSLレンズまだ大丈夫2005年11月21日 00時00分01秒

Cosina Voigtlander Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SL

コシナ、フォクトレンダーSLレンズが生産終了かもしれないということを、コシナ、フォクトレンダーSLレンズも生産終了?で書いたが、今日コシナのSLレンズ在庫状況が更新されて、「ニコンAi-sとM-42マウントは通常生産しております。」と書かれている。一安心だ。レモン社はガセネタ流すなよ(笑)。レモン社の情報は、たぶん、販社がケンコーからフジフィルムに移る関係で、逆輸入のルートで一時入らなくなったための誤報だと思う(レモン社はコシナフォクトレンダー製品を逆輸入している)。マクロアポランター125mmF2.5SLに関しては、全マウント用が在庫ありのようなので、よかった。

コシナは、「ツァイスイコン」でカールツァイス(企画・設計・一部レンズ製造)とフジフィルム(販売)と組んで、銀塩レンジファインダーカメラや新レンズを展開中なので、ここでフォクトレンダーSLレンズを生産終了するはずはないと思っていた。頑張れ、コシナ!

Voigtländer Macro Apo-Lanthar 125mm F2.5SL(Haniwaのページ)

ニコン、105mmF2.5Sなどの生産終了も正式に発表2005年11月25日 00時00分00秒

Ai Nikkor 28mmF2.8S

ニコンオンラインショップで販売終了となり、ニコンのサービスセンターでも展示が撤去され、販売店でも在庫がほとんどなくなっていた、 Ai Nikkor 28mm F2S、Ai Nikkor 85mm F1.4S、Ai Nikkor 105mm F2.5S、Ai Nikkor 135mm F2Sの生産終了が正式にニコンからアナウンスされた

どうやら、ニコンオンラインショップで販売終了ののち、市中在庫が掃けた頃にニコンが正式に生産終了を発表するという「形」ができあがってきたようだ。 残念だが、新品でMFニッコールが欲しい人は今のうちに買っておくしかなさそうだ。

まとめると、
●ニコンが公式に製造中止を発表したもの
 Ai Nikkor 28mm F2S ※
 Ai Nikkor 45mm F2.8P
 Ai Nikkor 85mm F1.4S ※
 Ai Nikkor 105mm F2.5S ※
 Ai Nikkor 135mm F2S ※
※印は今回生産終了のアナウンスのあったもの
●ニコンオンラインショップで販売終了が宣言されたもの
 Ai Nikkor 18mm F3.5S
 Ai Nikkor 35mm F2S
 Ai Nikkor 105mm F1.8S
 Ai Nikkor 135mm F2.8S
 Ai Nikkor ED 180mm F2.8S
●販売リストから消えたもの
 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
●品切れ中(2005年11月25日11時20分現在)のMFレンズは、
 Ai Nikkor 20mm F2.8S
 Ai Nikkor 24mm F2.8S
 Ai Nikkor 28mm F2.8S
 Ai Micro Nikkor 105mm F2.8S
 Reflex Nikkor 1000mm F11
●現行品として在庫のあるもの(2005年11月25日11時20分現在)
 Ai Nikkor 15mm F3.5S
 Ai Nikkor 24mm F2S
 PC Nikkor 28mm F3.5
 Ai Nikkor 35mm F1.4S
 Ai Nikkor 50mm F1.2S
 Ai Nikkor 50mm F1.4S
 Ai Micro Nikkor 55mm F2.8S
 PC Micro Nikkor 85mm F2.8D
 Ai Micro Nikkor 200mm F4S (IF)
 Reflex Nikkor 500mm F8 (New)
以上

ちなみにヨドバシドットコムでも各レンズの店舗在庫がリアルタイムで確認できるので参考にされるとよい。ニコンオンラインショップで品切れ中であっても、ヨドバシカメラ各店舗に在庫がある場合やその逆もある。

なお、生産終了のアナウンスのあったものでもまだ在庫のあるカメラ屋がある(中野のFヤカメラなど)。ただし、定価より高いと言うことはないが、ほとんど値引きなしの強気商売だ(笑)。

なお、現行のMFカメラFM3A用のデータバック(日付などを写し込む裏蓋)MF-16も生産終了になっている。現行カメラのアクセサリーが生産終了になるというのは異例のことだ。FM3Aの終焉も近いのだろうか。嫌な予感がする。

ニコンF3用ファインダーDE-3もカタログ落ち2005年11月29日 00時00分00秒

先日、ヨドバシカメラで2005年11月1日付のニコン(厳密には、株式会社ニコン・ニコンカメラ販売株式会社連名)のプライスリストを入手して気付いた。ニコンF3用のハイアイポイントファインダーDE-3が載っていない。このDE-3は、2000年にニコンF3の製造中止を発表した時に、「生産完了後6年間は販売します」と宣言したアクセサリーだ。アサヒカメラ2000年11月号196頁から引用しておこう。

赤城 F3専用のアクセサリーも整理されてしまうのではないですか。
  広瀬 販売の推移を見させていただきながら個々について検討することになります。ただし、今、2品目については、はっきり申し上げることができます。
  赤城 それは?
  広瀬 ハイアイポイントファインダーDE-3とモータードライブMD-4に関しては、F3が生産完了しても6年間は販売を続けていくことが決定しています。

「赤城」は、写真家の赤城耕一氏、「広瀬」は、ニコンカメラ販売(株)販売促進部課長代理(当時)の広瀬一夫氏。なお、(株)ニコン 映像カンパニー第一開発部ゼネラルマネージャー(当時)の後藤哲朗氏も同席している。

ニコンは、継続販売を明言したアクセサリーでさえ前言を翻すのだから、他の何の言質も取られていない製品については、推して知るべし、なのだろう。売れなくなってしょうがなしに前言を翻すのもありだと思うが、その場合何らかのアナウンスが必要だと思う。なお、ニコンF3の生産終了は2001年とされている。

ニコンF3用接眼目当てDK-4の正しい付け方2005年11月29日 00時00分01秒

ニコンF3用接眼目当てDK-4

ニコンF3用接眼目当てDK-4には、ゴムの部分と謎の金属リング(固定リング)がついている。この固定リングの取り付け方が付属文書で詳しく書かれていないために付け方を間違っている人が多いようなので、ここで詳説したい。

固定リングは購入時には、ゴムの接眼目当てに装着されている。しかし、アイピースや接眼補助レンズ(視度補正レンズ)を接眼目当てに取り付けるために一旦取り外すと元の状態がわからなくなる。元の装着状態をよく観察していれば気付くのだが、ゴムの接眼目当てに溝が切ってあってここに固定リングの径の小さくなった部分が嵌る。アイピースを取り付けた接眼目当てに固定リングをかぶせるだけでは足らず、もっとぐっと溝まではめ込むのである。

そのように装着しないと、固定リングがファインダー側に直接接触してファインダー側が傷になるし、なにより金属であるからすべってすぐに接眼目当てがゆるんでくる。正しく装着した場合、ファインダー側に接触するのは金属の固定リングではなく、接眼目当てのゴムの方である。写真が小さくて見にくいかもしれないが、固定リングの上の方にゴムが顔を出しているのがわかるだろうか(ほこりが多くてすまん)。

ネット上で、すぐに外れる、とかファインダーに傷がつくとか、流用した場合にボディに傷がつく、とか言っているのは、付け方を間違っていると思われる。ゴムの部分がファインダーに接していれば、手で強くねじ込むだけでかなりの摩擦になり、簡単には緩んでこない。

なお、F3用の接眼補助レンズには、アイピースと違ってゴムが周囲についていないが、これはアイピースのゴムを外して接眼補助レンズに付けることができる。DK-4の説明書にアイピースのゴムが外れることが書いてなければ気付かないところであった。

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