ニコンF3用接眼目当てDK-4の正しい付け方 ― 2005年11月29日 00時00分01秒
ニコンF3用接眼目当てDK-4には、ゴムの部分と謎の金属リング(固定リング)がついている。この固定リングの取り付け方が付属文書で詳しく書かれていないために付け方を間違っている人が多いようなので、ここで詳説したい。
固定リングは購入時には、ゴムの接眼目当てに装着されている。しかし、アイピースや接眼補助レンズ(視度補正レンズ)を接眼目当てに取り付けるために一旦取り外すと元の状態がわからなくなる。元の装着状態をよく観察していれば気付くのだが、ゴムの接眼目当てに溝が切ってあってここに固定リングの径の小さくなった部分が嵌る。アイピースを取り付けた接眼目当てに固定リングをかぶせるだけでは足らず、もっとぐっと溝まではめ込むのである。
そのように装着しないと、固定リングがファインダー側に直接接触してファインダー側が傷になるし、なにより金属であるからすべってすぐに接眼目当てがゆるんでくる。正しく装着した場合、ファインダー側に接触するのは金属の固定リングではなく、接眼目当てのゴムの方である。写真が小さくて見にくいかもしれないが、固定リングの上の方にゴムが顔を出しているのがわかるだろうか(ほこりが多くてすまん)。
ネット上で、すぐに外れる、とかファインダーに傷がつくとか、流用した場合にボディに傷がつく、とか言っているのは、付け方を間違っていると思われる。ゴムの部分がファインダーに接していれば、手で強くねじ込むだけでかなりの摩擦になり、簡単には緩んでこない。
なお、F3用の接眼補助レンズには、アイピースと違ってゴムが周囲についていないが、これはアイピースのゴムを外して接眼補助レンズに付けることができる。DK-4の説明書にアイピースのゴムが外れることが書いてなければ気付かないところであった。
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