「トイ蛇腹レンズ」を作ってみよう(デジカメWatch)(追記あり) ― 2011年05月16日 00時00分00秒
「トイ蛇腹レンズ」を作ってみよう～世界でただ1つの描写を手に入れる（デジカメWatch）という記事がアップされた。こういう手作りのレンズをピント合わせして使えるというのは一眼レフやミラーレスデジタルカメラのメリットだ。
さて、トイカメラ画質にはあまり興味がないのだが、この記事を取り上げたのは、ニコンのリバースアダプターBR-2AとCarl Zeiss Distagon T* 2.8/25 ZFが写っていたからだ。リバースアダプターってこういう工作をするときにも便利だし、もちろん元々の使用法の標準～広角レンズを逆向きにつけることで、収差悪化の少ないマクロ撮影が可能という使い方もできてよい。
レンズを逆向きに付けるときに問題になるのが（来た、来た-笑）、絞りリングだ。絞りリングのないレンズを逆向きに付けると、ボディ側から絞りを操作できなくなるので、かなり撮影が困難になる。せっかくBR-2Aというリバースアダプターが純正で用意されているんだから、標準～広角の単焦点レンズは絞り環つけておこうよ。ニコンはコシナ・ツァイスのレンズを逆向けにするためにBR-2Aリングを販売しているんではないだろうに。
ちなみに、このブログなどで使っているはにわ画像は、Ai AF Nikkor 50mm F1.4DをBR-2Aで逆向きにして撮影したものである。実物は登呂遺跡のお土産で顔の幅が約1cmの小さいものである。
【追記：2011年5月18日】
ハニワ画像にゴミが付いているのをみて、これはNikon SUPER COOLSCAN 5000 EDを買う前のスキャン画像だということを思いだした。Konica JX400フィルムをフィルムスキャナEPSON FS-1200でスキャンしたもの。F-501 + Ai AF Nikkor 50mm F1.4D + BR-2A + BR-3 + L37c。EPSON FS-1200はコニカのOEMだと言われていて、コニカのネガカラーフィルムの色再現がよかった。ただ、FS-1200はピントが固定で、使っているうちにピントがずれてきたり（自分で分解して調整した）、ミラーにすぐ埃が溜まる（何度も何度も分解して掃除した）ので使っていてあまりうれしくなかった。FS-1200のドライバは、漢字Talk、Windows 3.1、Windows NT、Windows 95、Windows 98しかないのだが、Windows 98用のドライバでWindows MEで動作した。もう捨ててしまったが、いまならVMWareでWindows MEか98を入れて使ってみてもよかったかなぁと思う。使っていないものは捨てないと家族に弾圧されるので…(泣)。
と、ここまで書いておきながら、プリントをフラットベッドスキャナでスキャンしたもののような気もしてきた。曖昧ですまん。スキャンした元画像が捜せなくて自分のサイトからダウンロードしたものをアップしている。スキャンの元画像があれば判別可能なのだが。
【追記ここまで】
コメント
_ ぶれげ ― 2011年05月16日 11時31分30秒
_ Haniwa ― 2011年05月16日 16時16分40秒
恥ずかしい全身写真です(笑)。
Auto Nikkor 50mm F1.4は寄れない分、撮影距離範囲内ではAF-Dレンズよりもいいんじゃないかと思います。CありとCなしとでまた描写が少し違うかも分かりませんが。私の持っているCありは意外と現代的な写りです。
リバースリング使うと、標準レンズでほぼ等倍で像面の平坦な写真が撮れます。こういう楽しみを奪うGタイプレンズは損をしているなぁと思います。
_ とんかつ ― 2011年05月16日 22時04分55秒
コダックの記事をぼつぼつ見たら、2008.11.04の記事にぶつかった。フィルムのデジタルプリントにがっくり
今年の正月の家族や、3月の梅の時にコメントした内容が、まるでそのままのようで驚いた。（ま・プリントをみたまま書き込みしたのですがね）
つまり2年以上前の時に、もうすでにフィルムのデジプリントはその時までのではなく、コメントを拝見して、ア然。
その頃、近所の町ラボがあいついで無くなり、機械の更新には、１０００○円必要だからやめるというのをなんとなく聞いていた、自分が恥ずかしい。
_ ぶれげ ― 2011年05月16日 23時22分28秒
減光も三段位絞らないと消えない程なので、もしかしたらコーティングと同時に光学系が少し変更されている可能性もありますね。
_ ノーネームしたん ― 2011年05月17日 00時11分57秒
嗚呼恐ろしい・・恐ろしい！、ついにHaniwa氏の本体が剥き出しに・・、燃料棒が表に出てくる様なインパクトです（笑）。
そういえば自分の友人が作ったハニワ像はもっと大きかったです。
トイ蛇腹レンズですか、やはり絞りリング有りレンズは偉大ですなぁ・・、簡単にリバースリング使用でも絞れて使えるのどんな撮影要求でも出来るだけ対応させようとするレンズ交換式カメラの真髄です（相当おおげさですが・・）、
やはり絞りリングとか付随システム（ベローズとか）を充実させて、”一眼レフシステムここに有り！”、をニコ○に宣言して欲しいですが・・、
リバースで使わない人を標準の使い方にすることによって、”レンズを逆に付けて撮影する事は想定しなくても良い”、などとするのは堕落に過ぎないのです！、”大事故を想定しなくて良い”等と言い切る３・１１以前の原発級のお気楽さです。
ここに書きますが
＞やっぱり測定器買わないといけないですかねぇ。買うとなんだかノイローゼになるんじゃないかという心配もあります。
昨日のNHKで放射線量の地図を作っている人の特集が有りましたが・・、
大量生産で安い線量計どこかが出したら大儲けなんじゃないかと・・、食べ物とかちゃんと計って食べたい位ですから・・。
＞サンライズ出雲を愛用しているという石○氏も、娘さんが頭狂電力に入社だそうで…。
本人の実力なら良いのですが・・、採用企業からすれば親をどうしても意識するのでは？、一度本人に”親の七光り”かどうか聞いてみればいいのです、
で・・聞いてみて、「やはり親の七光りは有ると思います。」と答えれば・・その人はしっかりしているので、入社が七光りでも良いのですが・・、逆は・・もう周りの真面目な社員にとっては有害以外の何者でもない・・と。
＞小出京大原研助教は、細かくなって格納容器の下の水溜りに落ちているんじゃないかと推測されていましたね。
多分そうなんでしょうが・・まだ今回のケースはマシな事故ですよ、燃料に制御棒突っ込めないで・・しかも容器が傾き、水が急激に無くなるとかは・・もう・・、
なので活断層の上には原発作っては遺憾のです・・と。
ただ・・１号機より・・３轟鬼がヤバイ・・
＞＞Pu２４０が少ないPu２３９
＞ああなんでそんなものが必要なのでしょう…。
Pu２３９を２つに分けておいた物を急速に近づけた時に、Pu２４０が早萌えしないPu239を作りたい・・と、
何に使うんでしょうね・・
_ Haniwa ― 2011年05月17日 09時09分06秒
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2008/11/04/3877212 ですね。
コダックの方は、一度アナログ指定を忘れて同時プリントをデジタルプリントにしたり大きな判のプリントでデジタルプリントにしたことがありますが、一目で分かる様な酷さではなかったです。
当地の富士の「純正処理」をするラボが酷いんだと思います。CP+でも似た様な塗り絵的プリントがニコンブースに展示してあったので（四切）、変だと思わない人も多いんでしょうね。この間も書きましたが、某鉄道系の広告会社の取引先配布用カレンダーも赤や緑が浮きまくった塗り絵写真を使っていましたし、もうあれで普通だと思っている人が多いのではないかと。年配の上司の方などが、フィルム時代とは全く違う塗り絵画像にだめ出ししないんですかねぇ。「これが新しいんだ」と思っているんでしょうか。
恥ずかしがるのは、そういう塗り絵画像を平気で出してくる方だと思います。表現の一手法としての塗り絵的画像（コラージュみたいな感じ）は構わないのですが…。
■ ぶれげ様
ニコンの50mm F1.4は、アサヒカメラのニューフェース診断室で何度も測定されていますが、段々と球面収差の過剰補正の度合いが弱まって来ていたように思います。CなしとCありの間でもそのような設計変更があったのかもしれません。
私もAuto Nikkorに開放でのぽわぽわを期待していたのですが、シャープでカラーバランスもきちっとしていたのでびっくりしました。
ttp://haniwa.asablo.jp/blog/2008/07/25/3648030
50mm F1.4は開放F値の割りに安いので色々と楽しめますね。またNIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4 (Ai改) を使ってみないと…。
_ Haniwa ― 2011年05月17日 09時28分59秒
＞そういえば自分の友人が作ったハニワ像はもっと大きかったです。
各地で剥き出しのハニワ像が高速増殖するんです(怖)。そして絞り環無くすなとか、塗り絵反対とかつぶやきまくるのです(泣)。
レンズに絞り環がないと、レンズ単体として活用しにくいですからねぇ。偉大というか当然ですよね。ベローズ無くすんなら、キヤノンのMP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォトのような、等倍以上の専用レンズとか出すべきなんでしょうね。まあ、専用レンズよりもベローズ(+リバースリング)の方が色々なレンズを使えて有利だと思いますが。
＞リバースで使わない人を標準の使い方にすることによって、”レンズを逆に付けて撮影する事は想定しなくても良い”、などとするのは堕落に過ぎないのです！、”大事故を想定しなくて良い”等と言い切る３・１１以前の原発級のお気楽さです。
ニコンは万能撮影システムを放棄しつつあるんでしょうね。
＞大量生産で安い線量計どこかが出したら大儲けなんじゃないかと・・
ニコンで出してくれないですかねぇ。非情にマニアックなやつを(笑)。ここは兼好に頼んで…。線量計買うかもしれません。ああまたD700が遠のくような…(泣)。
＞聞いてみて、「やはり親の七光りは有ると思います。」と答えれば・・その人はしっかりしているので、入社が七光りでも良いのですが・・
きっとマニュアル化されて、そう思って無くても「やはり親の七光りは有ると思います」と答えるようになるのではないかと…。まあ七光りやコネなのかは中の人でも極一部にしか分からないことですが…誰が見ても明らかにコネだろうというような実力の人はモロバレですね(泣)。
＞燃料に制御棒突っ込めないで・・しかも容器が傾き、水が急激に無くなるとかは・・もう・・、
＞なので活断層の上には原発作っては遺憾のです・・と。
福島第一は津波が来るまでは正常だったとキャンペーン始まりましたね。地震直後の津波が来る前にすでに放射線量が高くなっていたという説もあるので…。3号機はMOX燃料ですから…。1～3号機全部がメルトダウンしていて、運転中ではなかった4号機までなぜか爆発という事態ですから、何が起こっても…。
＞Pu２３９を２つに分けておいた物を急速に近づけた時に、Pu２４０が早萌えしないPu239を作りたい・・と、
＞
＞何に使うんでしょうね・・
ツールナイフ持ち歩いているだけで処罰される世の中なんですから、「護身用」に「Pu240が早萌えしないPu239」を用意するとかも処罰してくだされ(泣)。
_ ぶれげ ― 2011年05月17日 11時46分51秒
色々書きましたが、私の場合いま一番使いこなしたいお気に入りレンズです。是非またお願いします!
_ Haniwa ― 2011年05月17日 15時12分58秒
Auto Nikkorは金属製のピントリングや絞りリングなどの造りもよくて、撮っていても触っていても見ていてもうれしくなりますね。
頑張って作例増やしますね。
_ とんかつ ― 2011年05月17日 22時23分39秒
レンズの裏ぶたをしたまま、部屋の天井の照明に向かいキャップを開けると、光芒のようにレンズのｺｰﾃｨﾝｸﾞが確認できます。赤、緑、青の順番に浮かびあがるように見えます。・・が私のNIKKOR-S Auto 50mm 1.4は、斜めから見て少しだけ、赤確認。ＮＩＫKOR-Ｈ Ａｕｔｏ 50mm F2はゆるーい赤と、青のコーティングがあります。きちんとフードを装着させると、ハレ切れなく使えます。トライＸと、リアラ・エースで使います。
zoom-NIKKOR 80-200 F4にTC-201をつけてそれをＦに付けてファインダーを覗いた。きりきりとピントが来て、ファインダーは暗くなりません凄い。でも、使う時は三脚とレリーズ必須。
これからが本題。Haniwaさまの撮影は、黒バックでMicro-NIKKOR 105mm F4で撮ります。バウンスでSB-20をケーブルで使いますが角度とデフューザーは秘密です。Ｆ３．
_ Haniwa ― 2011年05月18日 08時17分48秒
コーティングの確認方法をありがとうございます。コーティングって頻繁に変更されているようで、シリアル番号が近いようでもコーティングが異なる場合がありますね。硝材のロットが変わったらコーティングも変えているのかもしれませんね。
Nikkor-H Auto 50mm F2も欲しいレンズの一つですね。
ttp://www.nikon-image.com/enjoy/interview/historynikkor/2000/0001/
4群6枚の対称型が萌えます。ベローズや中間リングでも収差の悪化が少ないんでしょうね。
Zoom-Nikkor 80-200mm F4も名玉ですよね。昔のファインダースクリーンは、明るいレンズでもピントの山がよく見えて、ペンタプリズムも手を抜いていないので暗いレンズでもよく見えます。こういう部分にお金が掛かっていましたね。
Micro-NIKKOR 105mm F4も欲しいレンズですね。ニコンユーザーなら持っていないといけないですね(笑)。光学系に比べてなぜか太い鏡筒とカリカリの解像力に萌えますね。
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こんなに小さなお土産だったとは驚きです。先日このブログの昔の記事に触発され、501.4のマルCなしAi改を購入したのでした。ちょっとリバースアダプターも欲しくなってきました。