ZETA アドベンチャー ウィンドシールドをCRF250Lに取り付けた(その1)2020年08月30日 00時00分00秒

ZETA アドベンチャー ウィンドシールドをCRF250Lに取り付けた状態(前側からみたところ)

本当に毎日暑いですな。

ZETA アドベンチャー ウィンドシールドが気になる ― 2020年06月11日ZETA アドベンチャー ウィンドシールド CRF250L用は実測1326g ― 2020年08月16日で書いていたZETA アドベンチャー ウィンドシールドをやっと取り付けた。ちっとも涼しくなっていないのだが、このままだといつまでも取り付けられないと思い暑い中頑張って取り付けた。

今年は余りに暑いので、いろいろ工夫して作業していたが、途中で音が遠くになり景色も遠くになっていくような感じがしたので慌てて水分を摂った。かなりヤバイですな。

取り付け自体はB4サイズの詳細な日本語の説明書が付いているので、困らない。

ハンドルアッパーブラケットの代わりのZETAZETA アドベンチャー ウィンドシールド(CRF250L用)の支持金具を取り付けた状態。前側を先に締め付けるようにサービスマニュアルに書かれている。

↑【追記:2020年8月31日】ハンドルアッパーブラケットの代わりにZETA アドベンチャー ウィンドシールドの支持金具を取り付けた状態の写真を追記した。締め付けトルクはCRF250L(MD38)のサービスマニュアルによると22N・mだ(CRF250L MD38 サービスマニュアル16-19)。ちなみに写っているコルゲートチューブは、バイク用ナビの電源コードが通っている。自分で配線したもので、ノーマルにはないものだ。【追記ここまで】

まず、ハンドルクランプの上側の押さえ金具を外して、ZETAの支持金具と入れ替えるのだが、ここはもとのハンドルクランプを見ると分かるが、押さえ金具が下側のクランプと密着するぐらい大きいとハンドルを締め上げられなくなるので、わざと隙間が空く大きさになっている。わざと上下の凹クランプがハンドルを挟むと凸部で接触しないように作ってある。上下の凹部のみでハンドルを挟むようになっている。そうしないとハンドルが固定されていないのに先にクランプ同士が接触してボルトを締めてもハンドルが固定されないという事態になる。これはフロントのアクスルシャフトの部分もそうだ。商品のインプレの中にここの凸部が噛み合わないことに文句を言っている人がいた。そういう人には凸部が噛み合った特別製の部品を送ってあげて走行中にハンドルががくっと下がる経験をさせてあげたい。知らずにケチ付けてる人が多くてびっくりする。なお、締め付けるときは前側のボルトを締めてから後ろ側のボルトを締める。普通は2箇所を均等に締めるのだが、こういう円筒を固定する部分では片側だけを先に締めて残り側で押さえるような締め方をする。前側のクランプの方が隙間が小さくて後ろ側のクランプの隙間が大きいのが正常な締め方。こういうことは昔はバイク雑誌に書いてあったんだよね。自分はGARRRR(ガルル)とサービスマニュアルで学んだ。インターネットって断片的な知識しか得られないから怖いぞ。ここも含めて。たとえ雑誌であっても紙の印刷物というのは一定のレベルの人が書いて何人もの人の目を通って書かれている。

ZETA アドベンチャー ウィンドシールドをCRF250Lのケーブル類干渉状態

【追記:2020年8月31日】コルゲートチューブがメーターの下に潜り込んでいるところのゴムカバーには穴が開いているが、ここは写真撮影後にビニルテープで塞いでいる。コルゲートチューブが入っていく先のゴムのカバーの中にはRWCのバイク用ナビRM-XR550XL用の電源DC-DCコンバーターが入っている(DC12V→DC5V)。これも後付けで、ノーマルのCRF250Lにはないものだ。【追記ここまで】

それで、少し困ったのは、ZETA アドベンチャー ウィンドシールドのハンドルクランプから伸びる支持金具に刺したバーが、クラッチケーブルの調節する金具ともろに干渉することと、同様にバーはフロントブレーキホースにも少し触れてしまうことだ。これは説明書にも書いてある。干渉しないようにクラッチレバーホルダーを動かして調整してくれ、と。

実際にはクラッチレバーを水平になるぐらいに上げないとクラッチケーブルがもろに当たってしまう。アルミ製のZETAの黒塗装のバーとクラッチケーブルの長さ調整金具がもろに擦れるので、ここにはとりあえずビニルテープを巻いた。

ブレーキホースの方は強くは擦れてはいないが接触はするので、ここにはケーブル保護用のスパイラルチューブでも巻こうかと思っている。クラッチケーブルの方もスパイラルチューブを巻くとよいかも。

ZETA アドベンチャー ウィンドシールドをCRF250Lに取り付けた状態(運転者側からみたところ)

スクリーンは長くなる方にセッティングした。バーも一番長く伸びるようにセッティングした。スクリーンの角度は、ライトカウルに当たらないギリギリのところの垂直に近いようにした。ちょっと走ってきた感じでは(高速道路は走っていないが幹線道路で60km/hぐらいまでは出して走った)、少し顔を下げるとヘルメットに風切り音は出ないが、普通に自分のライディングポジションだとヘルメットに風が当たって風切り音がする。丁度いい感じではないだろうか。雨が降ってきた際には少し首をすくめるとヘルメットシールドにあまり当たらなくなるかも。シールドの高さや角度はいろいろ変えられるのでおいおい試していきたい。しばらくはこのセッティングで行こう、と言ってもこの暑さだと次はいつ乗れるか…。

ハンドル回りは、先ほどのケーブル類の干渉を除けば、金具はハンドルクランプに止めていてそこから前に伸びているので、ハンドル自体には何も付いていないので、ハンドルにガード類とかUSB電源などを付けたい人にはよいのではないだろうか。

各写真は木陰で撮ったので見づらくてすまん。暑くて日向で撮る気にはならなかったのだ。【追記】ちなみに撮影場所はここにバイクを駐めてよいと公園を管理している部署に電話で確認済みの場所だ。ただし、バイクは後ろに写っている車止めの隙間から入るのではなく、自動車用の駐車場の歩行者通路から入ってくれと言われた。念のため書いておく。ほとんどの人は車止めの隙間から器用に入っているようだが。私が撮影している間にもスクーターがそこからでていった。【追記ここまで】

この話は続くつもり。

【追記:2021年1月18日】
ZETA アドベンチャー ウィンドシールドをCRF250Lに取り付けた(その2) ― 2021年01月18日

コメント

_ kgr2007 ― 2020年09月01日 08時45分53秒

おはようございます。
なかなか良さげではありませんか。舗装路だけなら、ちょうど囲みの中にドリンクホルダーぐらい付けられそうですね。セローのアドベンチャースクリーンは現在外していますが、ロングに出掛ける時は再び付けるつもりなので、これに換えようかな。

>商品のインプレの中にここの凸部が噛み合わないことに文句を言っている人がいた。
マジですか(笑)。ネットにはいくらでも挙がっているはずですが、おそらくその人の周りにバイク乗りが居ないんでしょうね。先に現車を見てしまうとそこに意識が集中してしまい、疑問を持つ前にまず拡散しないと気が済まないんだと思います。

実は私も免許取りたての頃はそう思っていて、バイク屋のオヤジさんに線接触と面接触の理屈を教えてもらって 「ほーナルホド!」 だった記憶があります。一度聞けば一生忘れないそういうやり取りが数多くありましたから、やはり人との会話って大切ですね。

_ Haniwa ― 2020年09月02日 10時00分02秒

kgr2007様
おはようございます。

ZETA アドベンチャー ウィンドシールドはよい感じです。取付けがしっかりしているのが良いところです。
汎用ですといろいろなところのバランスを取って取り付ける必要がありますが、これは取付けバー自体がしっかりと安定して装着できます。また、バーの突き出し量やスクリーンの角度などの調節ができるのにそれぞれは安定しています。要するに、バー自体がしっかりと装着されてそこにスクリーンが付く設計なのです。ワールドウォークの汎用ウインドスクリーンバイザーWS-02Wスクリーンは、装着と調整が一体となってバランスを取りながら付けなければなりませんでした。GIVIのもそういう感じではないかと思います。ZETAのアドベンチャースクリーンはそのあたりの安定感がお勧めポイントですね。

スクリーン自体はワールドウォークWS-02Wの方が長いのですが、実際に一番長くなる状態で装着しますとZETAのアドベンチャースクリーンと上端の高さはほぼ同じになっています。ワールドウォークWS-02Wは高くすると指示棒が不安定で結局振動で一番下に下がってきてしまいます。

バーにはバイク用ナビを装着しようかと思っています。写真ではハンドルにRAMマウントが付いていますが、バーの正面上部(メーターの上)に付けようかと思っています。しばらくは、このスクリーンの様子を見るためにバーには何も付けないで走るつもりですが。

>おそらくその人の周りにバイク乗りが居ないんでしょうね。先に現車を見てしまうとそこに意識が集中してしまい、疑問を持つ前にまず拡散しないと気が済まないんだと思います。

いまバイク乗っている人はリターンライダーが多いので、若いときにそういう経験をしていないで再び乗り出すと、知らないままに拡散してしまうのかもしれません。あるいは若くて周囲にバイク乗りがいないのかもしれませんね。昔のように若い人が大勢バイクに乗っているという状態ではないですから。

>実は私も免許取りたての頃はそう思っていて、バイク屋のオヤジさんに線接触と面接触の理屈を教えてもらって 「ほーナルホド!」 だった記憶があります。一度聞けば一生忘れないそういうやり取りが数多くありましたから、やはり人との会話って大切ですね。

いいですね。私が若い頃に購入したYSPもそんな感じでしたが。このあいだCRF250L購入したホンダドリーム店に行く機会がありましたが、なんかそういう感じじゃないんですよねぇ。社長は職人さんぽくって愛想悪いし、整備士の数は減ってるし、車のディーラーのような、きれいだけれどもなんか親近感のない店舗…。待っている間アフリカツインとかADVをまじまじと見ていても営業トークとかないし。まあコロナのせいで無駄な会話するなというお達しがあるのかもしれませんが。

_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2020年09月02日 14時52分51秒

>途中で音が遠くになり景色も遠くになっていくような感じがしたので慌てて水分を摂った。

よく冷えた野良猫天然水ですか。

>雨が降ってきた際には少し首をすくめるとヘルメットシールドにあまり当たらなくなるかも。

台風に挑むのです!、
マジで10号は危険です…Haniwaさん、アレをどっか被害のない地域に誘導して!。

_ Haniwa ― 2020年09月02日 22時25分59秒

ノラ猫軍将軍山本ミケ六閣下
>よく冷えた野良猫天然水ですか。

あのレモンシロップよりも濃い奴じゃないです(泣)。

>台風に挑むのです!、
>マジで10号は危険です…Haniwaさん、アレをどっか被害のない地域に誘導して!。

さすがに台風に挑むのは…(泣)。

台風10号、日本の被害だけでなく進路の方向の人々も心配です。
毎年強烈になっていく台風、これからの世界はどうなるんでしょう。
風速70mとか信じられない…。

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