ニコンのMF旧製品メンテナンスサービス再開、12月2日から ― 2019年11月26日 00時00分00秒
ニコンが期間限定のMF旧製品メンテナンスサービスを再開するようだ。2019年12月2日(月)から。
【期間限定】MF旧製品メンテナンスサービス
F、F2、F3、ニコマートをはじめとしたMF(マニュアルフォーカス)一眼レフカメラや、MFレンズ等、お客様の長い間大切にご愛用いただいている製品を対象とした期間限定メンテナンスサービスです。(有料)。
受付再開のご案内
MF旧製品メンテナンスサービスをご利用いただきましてありがとうございます。ご好評につき2019年12月2日(月)より本サービスを期間限定で再開させていただくことといたしました。詳細は以下「お申し込み受付期間」でご案内しております。
点検・清掃項目
MF一眼レフカメラ【10項目】
巻き上げ機構点検
巻き戻し機構点検
シャッタースピード点検
露出精度点検
無限合致点検
ボディバック点検
ミラー作動点検
スピードライト発光・同調点検
外観モルトプレーン確認・交換
外観清掃MFレンズ【7項目】
無限合致点検
距離環作動点検
ズーム環作動点検
絞り環作動点検
絞り羽根作動点検
レンズ内、ゴミ・カビ点検
外観清掃点検する製品に該当機能が存在しない場合、その項目は対象外となります。
(中略)
お申込み受付期間
2019年12月2日(月)~2020年3月31日(火)
来年3月31日までなので、ニコンのマニュアルフォーカス各製品をご愛用の方は是非ご検討を。
個人的にはカメラはニコンF3が対象だが、あんまり必要性は感じていない。以前オーバーホールしてからずいぶん経つのだが。MFレンズは数少なくなった現行品も所有しているが、Ai Nikkor 20mm F2.8Sは黴生やして光学系全交換したばっかりだし(泣)。Ai Nikkor 20mm F2.8Sはレンズ全交換\(^o^)/ ― 2018年11月29日参照。ほかの現行品ではないMFレンズも今回のメンテナンスサービスに出す必要があるかチェックしてみよう。
写真は記事とは関係ない。
そごう横浜店前の筒香嘉智フラッグ:Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/50秒、ISO125、プログラムAE、AWB
メジャー挑戦を目指している筒香選手のベイスターズユニフォーム姿も今年が見納めだった。これもいつまで掲示してくれるのやら。
せっかくフィルムカメラなどの話題だからそういう作例を出したかったのだが、まだアクロス100II も撮りきってないので…。もう11月下旬なんだから太平洋側の冬の快晴になってもいい頃なのになぁ(このところ関東地方南部は雨が多い)。
Huawei P20 liteのカメラはよく写るほうだと思うが、ノーマルで撮るとどうしてもコントラストが高くて塗り絵感がある。ここは「プロ」モードで撮ってRAWから現像すべきなんだが、カメラアプリを終了させるとすぐにノーマルモードに戻ってしまうのでいちいち設定からプロモードにしないといけないのが面倒だ。あと、android8(EMUI8)のときのカメラアプリのメニューの方が字も大きくてタップしやすいし設定もしやすかった。android9(EMUI9)のカメラアプリではメニューの文字が小さくなったり設定しにくくなった。どうやらこういうandroid(EMUI)のカメラアプリはiPhoneの猿真似をしているようだ。iPoneのいいところを真似るんならいいが、見た目iPhoneそっくりにするとか発想がカッコ悪い。android(EMUI)は堂々としてなさいよ。
コメント
_ めがねのパイロット ― 2019年11月26日 21時28分05秒
_ Haniwa ― 2019年11月27日 14時22分01秒
>出そう出そうと思いつつ・・・まだ出していないです。
>出す必要についても、実はビミョーなのですが・・・
私も似た感じです。F3については電気カメラなので、ニコンのこのサービスはありがたいと思います(業者でやっていないところも多いので)。ただ、あんまり不都合感じてないんですよね。中古で買って保証が切れた半年後にオーバーホールしたときは、巻き上げもスムーズになって(巻き上げ動作もかっちりとした感じに)びっくりしたことは覚えています。
全然関係ないですが、F3はアイレベルのDE-2なんですが、ハイアイポイントのDE-3も欲しいなぁと思う今日この頃です(笑)。しかし、ファインダー単体っていまや結構割高ですよね。
ほかのMFレンズについてはメーカーがやってくれるのは非常にありがたいですが、よほど特殊なレンズ以外はMFレンズなら業者でメンテ可能だとは思います(特にニコンに強い業者は)。部品交換の必要なものはどちらにしても断られるのは同じでしょうし。ということでMFレンズはちょうどこのタイミングでメンテが必要だったら利用するという感じでとらえています。
>良く使うAi 28mm F2.8とかは、一度分解メンテいいかも、とは思うものの・・・
ニコンのMFレンズはグリスアップを定期的にする前提っぽいので、ピントリングがすかすかになりかけたら出すというのがよいかもしれませんね。MFレンズではないですが、以前Ai AF Nikkor 28mm F1.4Dの分解修理を頼んだプロの方が、戻ってきたら性能がガタ落ちになっていて、そのことをプロ仲間に言ったら、あのレンズはよほど調子が悪くない限りバラしちゃだめだよ、よい個体の性能はバラしたら絶対に落ちるというぐらい組付けが難しいレンズだと言われて凹んでいた話を思い出しました。まあ28mm F2.8だとそこまでの精度は不要かもしれませんが、近距離補正機構が微妙かもしれません。数が出ているレンズですからメンテに出して性能落ちることはなく大丈夫だとは思います。
>SNSもそうですが、流行りに乗ろうとして個性がなくなるのが残念ですね。
>こういったものは、見せかけだけで終わると一番ガッカリですよね。
別にiPhoneが欲しいけど買えないからandroid使ってるわけではないので、変なパクリはやめてほしいです(笑)。まあカメラでも一眼レフ風とかライカ風とかありますけど…。
_ ノーネームしたん ― 2019年12月03日 15時14分30秒
いゃ無理か?と、
だんだんヤバい状況になっていくなぁ…、
Zのフルサイズデジは本体に手ぶれ補正あるんだから、FマウントのAFレンズからVRを追い出して絞りリングを入れて、アダプタ使ってデジタルはZでフィルムはFのMFで…、
とかだとまあ戻っても良い人は周りに数人居ますけど、
それで経営改善できるのかは……、
やはり選択と集中とか言い出してた会社の末路は……
_ Haniwa ― 2019年12月03日 21時03分16秒
>ニコンがアレな状況になってもこういう事は続けて欲しい…、
>いゃ無理か?と、
>だんだんヤバい状況になっていくなぁ…
カメラ自体の売り上げがどんどん下がっていってますね。
でも、ニコンのこのサービスは赤字というわけではないんじゃないですかね。
もっというと、新品カメラの売上低下分を少しでも既存製品の修理で補えればいいんじゃないですかね。ライカなどもそんな傾向ですよね。MF製品の多いニコンならそれでなんとかなるかも。
>Zのフルサイズデジは本体に手ぶれ補正あるんだから、FマウントのAFレンズからVRを追い出して>絞りリングを入れて、アダプタ使ってデジタルはZでフィルムはFのMFで…、
>とかだとまあ戻っても良い人は周りに数人居ますけど、
うまくやればMFレンズの活きるマウントになりますよね。
それをニコンがやるかどうかですよね。
新品レンズが売れなくなるからとかいって色々制限かけるとニコワンのように…。
>それで経営改善できるのかは……、
>やはり選択と集中とか言い出してた会社の末路は……
ニコンは選択と集中というほど分野ないような気が…
_ タロウカジャ ― 2019年12月04日 02時23分34秒
これまで、ニコン1の失敗、DLシリーズの開発失敗、発売中止、そして遅すぎるZシリーズの発売。それとスマホがデジタルカメラのかなりの部分をこれだけ浸食とは想定していなかった。
生産数量が一定以下になると部品供給している関係会社が値上げあるいは生産中止になる可能性が出てきます。
ニコンは、思っている以上に厳しい局面だと思います。
_ Haniwa ― 2019年12月04日 08時14分52秒
>ニコンが生きのこるには、過去の成功体験を捨てて、売れるものは何でも売る。現状は、Zシリーズのマウントを公開しないので交換レンズの供給がなかなか進まない。
ソニーのEマウントは基本仕様開示申請できるようになっていますね。
ttps://support.d-imaging.sony.co.jp/www/e_mount/jp/detail.html
マイクロフォーサーズは規格連合ですし。
ttps://www.four-thirds.org/jp/index.html
そういう点からすると、仰るように後発で単独でシェアも低いZシリーズは最初から厳しい戦いですよね。サードパーティ製のレンズがZマウント用を無視していることが多いのも、流れを表しているように思います。同時にあれだけ最優先でサードパーティが出していたニコンFマウント用レンズも新しいものがほとんど出なくなっていて、ニコン用サードパーティ製レンズはなくなってしまうんじゃないかという気がするほどです。
>これまで、ニコン1の失敗、DLシリーズの開発失敗、発売中止、そして遅すぎるZシリーズの発売。それとスマホがデジタルカメラのかなりの部分をこれだけ浸食とは想定していなかった。
>生産数量が一定以下になると部品供給している関係会社が値上げあるいは生産中止になる可能性が出てきます。
コスト上がりそうですよね。ニコンはコストダウンの仕方が下手っぽいので、心配になります。
Nikon1も仕様を公開していなかったせいか、大手レンズメーカーは交換レンズを出しませんでしたね。魚眼レンズが欲しくて調べましたら、いくつかの中国メーカーがNikon1用のちゃんとした魚眼レンズを出しているようでした。Nikon1が終了していなければ、Cマウントの安価なものではなくNikon1用のもっとちゃんとした中国製魚眼レンズを買ったと思います。絞り環もピントリングもないNikon1用レンズは、ボディが終わったら使い道がないからです。
コストダウンと関係してきますが、ニコンが仕込んでいる過去の自社製品レンズ利用に対するいろんな制限は、ボディブローのように新しいカメラの売れ行きに効いてくると思いますよ。随分以前から書いていますが、不正確であっても露出計を動くように放っておけばよいのです。他社のカメラは「レンズなしレリーズ」などの設定でそうなっています。自社ユーザーに対する嫌がらせが、ソニーのフルサイズミラーレスへの流出を招いた面があると私は思っています。私も次にレンズ交換式デジタルカメラ買うときには、ニコンは買う予定はないです。今持っているMFレンズがアダプターで快適に使える会社のカメラにしたいと思っています。すぐには買わないですが(笑)。
>ニコンは、思っている以上に厳しい局面だと思います。
実は、ニコンのこういう状況に対する記事を書いていないのは、落ち目になったら叩くみたいでちょっとかわいそうかなと思うからです。ニコンが調子いい時からずっと同じことを言っていますのでもう新たに言うことはないなぁ、と。こういう状況だからこそ、ニコンはどういう方向で儲けていくのかを真剣に考えてほしいですね。過去に発売した膨大なレンズ群、それも自信のあるレンズ群を快適に使えるシステムとそれを支えるメンテナンス業で食べていくという手もあると思いますよ。
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出そう出そうと思いつつ・・・まだ出していないです。
出す必要についても、実はビミョーなのですが・・・
良く使うAi 28mm F2.8とかは、一度分解メンテいいかも、とは思うものの・・・
SNSもそうですが、流行りに乗ろうとして個性がなくなるのが残念ですね。
こういったものは、見せかけだけで終わると一番ガッカリですよね。