「写ルンです」の無限遠:皆様よいお年を! ― 2020年12月31日 20時15分00秒
昨日(2020年12月30日)のImpress Watchに写ルンですの撮り方とその仕組み(Impress Watch)という記事が載っていた。デジカメWatchでもない、Impress Watchでなぜ?しかも作例に赤城耕一氏が写ってるし。
写ルンですといえば、写ルンですプレミアムキットII ― 2018年08月24日で紹介したものをようやくこの11月に撮り切った。約30枚を2年掛けて撮ったことになる。
そのできあがりの写真は「色調不良」という指摘を受けて現像プリントから上がってきた。まあ常温というか灼熱の夏にバイクのトップケースに入れて運んだりしていたからなぁ。しかも2年も掛けて撮っているし。
色調は諦めが付くとして、上がりの写真をみておや?と思ったのは、無限遠にピントが来ていないことだった。写ルンですは1986年の発売直後からコンスタントに使っているのだが、こんなに無限遠にピント来なかったっけ?あんまりそういう記憶がないのだが。
しかし、今回写ルンですの撮り方とその仕組み(Impress Watch)の記事の作例写ルンですの撮り方とその仕組み(8/14)を見ると、無限遠にはピントが来ていない。自分の撮った写ルンですと全く同じ感じだ。これは故障とか個体差とかではなく仕様なんだな。
【作例上】乙女湖琴川ダム2018年10月撮影2020年11月現像(山梨県山梨市牧丘町):富士フイルム 写ルンですシンプルエース、32mm、F10固定、シャッタースピード1/140秒固定、ISO400、Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED、ICEありROCなしGEMありDidital DEEなし、Nikon Scan 4 Ver.4.0.3、Windows 10 PRO(64bit)
【作例上】は、前述のの2018年に買った「写ルンですプレミアムキットII」で撮ったものだ。川上牧丘林道に行ってきた(その1) ― 2018年10月23日、川上牧丘林道に行ってきた(その2) ― 2018年10月29日のときに撮ったものだ。
【作例下】乙女湖琴川ダム2018年10月撮影:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F5.6、1/250秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、スポットAF中央1点、リサイズのみ
【作例下】のAPS-CサイズのリコーGRの方は、真ん中にある手前の森にピントを合わせても一番奥の鉄塔にぎりぎりピントが来ないかぐらいなのが分かる。【作例上】の写ルンですシンプルエースの方は4本の鉄塔のうち手前の1本はピントが来ているが、手前から2本目でもうピンボケだ。
ということで、無限遠を撮りたい場合には、写ルンですはちょっと向いていないんだな。適材適所ということで、写ルンですはスナップに使おう。タイムラグもかなり短いし。
ということで、今年もお付き合いありがとうございました。m(_ _)m
もう紅白歌合戦も始まってしまっていますが、
皆様、よいお年を!
コメント
_ タロウカジャ ― 2021年01月01日 00時02分23秒
_ Haniwa ― 2021年01月01日 11時46分31秒
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
_ みっち ― 2021年01月01日 12時55分09秒
「写ルンです」って、シャキッと写らないところがいいんだと思います。(笑)Instagramなんかだと、#写ルンですタグで、カリカリに写った写真がたくさん投稿されてるようですが、あれって本当の「写ルンです」を使った写真ではないのでしょう。
Impress Watchの記事、ちょっと表現が分かりにくいところがある、と思いました。
『使い捨てカメラですが、再利用できるわけでもないので、通常はレンズ付きフィルムと呼ばれています。』
「写ルンです」はメーカーでちゃんと再利用されるはず、ここはユーザーが自分でフィルムを詰めることはできない、ってのを言いたかったんだと思いますが、誤解されそうだなぁ。
『実感としてピント位置は1.5メートルかそれよりちょっと手前くらい』
それにしては、距離1mで撮ったという赤城センセの写真、ピントが来てないです。(笑)
ちょいと忖度すると、たぶん距離1mで撮るとピントが甘いので、1.5m以上で撮れ、と言ってるのかなとも思いますが、これも誤解されそう。
この手の固定焦点のカメラって、ふつう3mくらいの距離設定ですよね。
ちょいと計算してみましょう。
35mmフィルムで焦点距離32mm絞りF10、距離3mの設定なら、許容錯乱円径0.03mmとして、ピントが合う(と見なせる)距離は1.6m〜24.7mです。「写ルンです」の仕様上は1mから無限遠となっているのですが、本当の無限遠や距離1mでは深度外に出てしまうので、ボケちゃうのは仕方ないでしょう。
_ ノーネームしたん ― 2021年01月01日 14時55分28秒
アレは写りはどうなんだろう?、
友人がマイクロフォーサーズ持ちなので一度使ってもらおう。
_ めがねのパイロット ― 2021年01月01日 15時20分39秒
写ルンですはフィルムだから楽しいのであって、デジタルではつまらないか粗悪品に成り下がってしまう気がします。
知り合いがホルガ(・・?のデジタル版みたいなの買っていましたが、全然フツー過ぎて面白みがない、と吐き捨ててフリマアプリでとっとと手放していましたね。
写ルンですはどの距離でもシャキッと写っている気がしません。
けれど、拡大しないし、L版程度で用をなす程度の想定ですから、そんなものでOKという割り切りで。
おおらかな時代だった、と今振り返ればそうなるのかもですね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月01日 20時08分23秒
今年も「あけおめ」笑
写ルンですの描写は、この方のブログが参考になるかと:
写ルンです日記
ttps://uturundesu.hatenablog.com/
いくら発展しようが、デジタルで真似出来ないのは確か。
_ Haniwa ― 2021年01月02日 12時13分15秒
あけましておめでとうございます。
>「写ルンです」って、シャキッと写らないところがいいんだと思います。(笑)Instagramなんかだと、#写ルンですタグで、カリカリに写った写真がたくさん投稿されてるようですが、あれって本当の「写ルンです」を使った写真ではないのでしょう。
個人的には写ルンですでもシャキッと写ってほしいところですが…。
Instagramのカリッとした写真はもしかしたらスキャン画像にシャープネスとか掛けまくっているのかもしれません。微妙なピンボケだと縮小してシャープネス掛けると誤魔化せますから。
>Impress Watchの記事、ちょっと表現が分かりにくいところがある、と思いました。
たしかに色々と問題のある表記ですね。カメラや写真に詳しいデジカメWatch編集部のチェックが入ってないんでしょうね。
使い捨てではなく言うならば「使い切り」でしょうね。
捨てちゃ駄目ですし、フィルムだけ撮りだしてガワを使うのは私みたいに、レンズ付きフィルムにカバー付けてる人とか器用に自分で再利用する人ぐらいだと思います。
>『実感としてピント位置は1.5メートルかそれよりちょっと手前くらい』
それにしては、距離1mで撮ったという赤城センセの写真、ピントが来てないです。(笑)
>ちょいと忖度すると、たぶん距離1mで撮るとピントが甘いので、1.5m以上で撮れ、と言ってるのかなとも思いますが、これも誤解されそう。
一応公式には1m~無限というスペックになってるんですよね。
でも1mにも無限遠にもピントは来ていない、と。
ttps://www.fujifilm.com/jp/ja/consumer/films/utsurundesu-simpleace/specifications#
>ちょいと計算してみましょう。
>35mmフィルムで焦点距離32mm絞りF10、距離3mの設定なら、許容錯乱円径0.03mmとして、ピントが合う(と見なせる)距離は1.6m~24.7mです。「写ルンです」の仕様上は1mから無限遠となっているのですが、本当の無限遠や距離1mでは深度外に出てしまうので、ボケちゃうのは仕方ないでしょう。
ありがとうございます。24.7mって案外遠くまでピント行ってないんですね。
焦点距離を28mmにすると2.7mの距離でF10で1.3m~無限遠に合いますね。
ただ、28mmを1枚レンズで安価に用意するのは難しいでしょうね。
今回の現像と記事とで写るんですのちゃんとした使い方がわかったのは昇格ですね。これは1.6m~24.7mにピントが合うと思って撮ればいいんですね。
被写界深度を計算してくれるサイトもあるようなので置きピンの場合も便利ですね。
_ Haniwa ― 2021年01月02日 12時21分37秒
>そういえば写ルンです(他メーカーの類似含むのか?)のレンズを、マイクロフォーサーズのカメラに付ける様なのがあったような…、
アレは写りはどうなんだろう?、
他メーカーの方がフィルム面の湾曲をしないでレンズ単体で周辺まで写るようにしている分、流用に向いていると思います。富士フイルムの写るんですのレンズを流用するとフィルム面や撮像素子面を同じように湾曲させないと周辺にピント来ないですから。
コニカのWaiWaiワイドの17mmレンズを流用したライカMマウント用レンズとかほしいなぁと思いますね。某社から改造品が出ていたと思います。
撮りっきりコニカ MiNi WaiWai ワイドの開発
ttps://www.konicaminolta.jp/about/research/technology_report/2003/pdf/07.pdf
↑上記を見ますと、WaiWaiWideの17mm F11 2群2枚レンズもフィルム面を湾曲させていたようで、これを35mmフルサイズで使うと周辺が心配ですね。
マイクロフォーサーズなら34mm相当になって周辺もカットされて丁度よいスナップレンズになるのかもしれませんね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月02日 12時45分31秒
GIZMON Utulensの作例レビュー。写ルンですの世界観をデジタル一眼レフで楽しむ
2020.01.20
ttps://photo-tea.com/p/17/gizmon-utulens-review/
写ルンですの特徴は残っていますが、中途半端にシャープでデジタル臭さが。笑
これよりは、廃価の古いコンデジの方が「トイカメラ」的でしょうね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月02日 13時00分54秒
マイクロフォーサーズなら、このレンズが:
OLYMPUS ボディーキャップレンズ BCL-1580
ttp://photo.yodobashi.com/olympus/lens/bcl1580/
作例からは分かりにくいですが、極端ではないものの「トイ」らしい歪曲収差が。画面両端の1/4から1/3くらいは流れるようです。笑
_ Haniwa ― 2021年01月02日 14時55分56秒
> 写ルンですはフィルムだから楽しいのであって、デジタルではつまらないか粗悪品に成り下がってしまう気がします。
>知り合いがホルガ(・・?のデジタル版みたいなの買っていましたが、全然フツー過ぎて面白みがない、と吐き捨ててフリマアプリでとっとと手放していましたね。
フィルムのぽわっとしたのとデジタルで写りが悪いのは違うんでしょうね。
私個人は基本的に写りの悪いものは好きじゃないです。
ただ、写ルンですは出た当初から時々使っているので愛着があります。
デジカメもケータイもなかったころ、カメラ持ってくればよかったなというときに出先の売店にぶら下がって売っていたのが写ルンですでした。
林道ツーリングでも壊れないし、海水浴でもレジャーシートの上に転がして置くとか、結婚式で各テーブルに1台ずつ置いて勝手に撮ってねとか、かなり使い道がありました。
>写ルンですはどの距離でもシャキッと写っている気がしません。
>けれど、拡大しないし、L版程度で用をなす程度の想定ですから、そんなものでOKという割り切りで。
>おおらかな時代だった、と今振り返ればそうなるのかもですね。
フラッシュ焚いて撮ることが多いですから、あれぐらいの解像感の方がいいんですよ。あんまりかっちりくっきり写って化粧の粗とか出てはいけないんです。そういう意味では当初から使い道をよく考えていた製品なんではないでしょうか。いまのスマホも顔はかなりつるりんと写る加工がされていますから。
_ Haniwa ― 2021年01月02日 15時04分38秒
「あけおめ」でございます。
>写ルンです日記
>ttps://uturundesu.hatenablog.com/
アレモコレモさんですね。
かなりのマニアの方だと思います。
影響力ある方ですね。
>GIZMON Utulensの作例レビュー。写ルンですの世界観をデジタル一眼レフで楽しむ
>2020.01.20
>ttps://photo-tea.com/p/17/gizmon-utulens-review/
>
>写ルンですの特徴は残っていますが、中途半端にシャープでデジタル臭さが。笑
>
>これよりは、廃価の古いコンデジの方が「トイカメラ」的でしょうね。
まあ、写ルンですの写りが好みならば写ルンですで撮ってスキャンした方がいいような気がします。
>マイクロフォーサーズなら、このレンズが:
>
>OLYMPUS ボディーキャップレンズ BCL-1580
>ttp://photo.yodobashi.com/olympus/lens/bcl1580/
>
>作例からは分かりにくいですが、極端ではないものの「トイ」らしい歪曲収差が。画面両端の1/4から1/3くらいは流れるようです。笑
ニコンもNikon1でもっと制限をゆるやかにしていたら、色んな遊びレンズが出て賑わったかもしれないのになぁと思いますね。Cマウントレンズですら使うのに一苦労で済みませんから。正直にこういうマイクロフォーサーズは羨ましいと思うことがあります(オリンズは粉飾決算などなどがあるので買いませんが)。
_ タロウカジャ ― 2021年01月02日 16時06分21秒
新型コロナ騒動で日本が先送りしてきた問題が浮き彫りされてきました。
日本のTDL入場料やバーガーはアメリカのそれに比べてかなり安い。
学生の海外留学する者が減少している。子を留学させるだけ資力が持たない。アメリカの有名私立大学の学費すら払えない。
レンズなどのハードに強いがソフトが弱い。ニコンの属する三菱グループ全体かもしれない。国産ジェット旅客機の開発凍結。
ソフトを開発することが出来なければ、開発できる会社を買収することができるか。
おそらくDLシリーズを発売できなかったころにソフト開発の限界があったのではないか。あの時に1機種だけでも完全な形で提供できていれば少しは流れが変わったかもしれない。
弱電の雄パナソニックも迷走しているようです。
では、ニコンが規模を小さくしてライカの様になれるか。
できなけれは、強い部分で少しでも利益を出して頑張ってもらうしかない。結局は先細りの予想しかないですね。
新型コロナ騒動は強弱が有ってもしばらく続きそうです。
長期化による世情不安が懸念されます。
写真を趣味でお付き合いするのも何かと落ち着かない環境になってきましたね。
_ Haniwa ― 2021年01月09日 13時38分06秒
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m
>新型コロナ騒動で日本が先送りしてきた問題が浮き彫りされてきました。
>日本のTDL入場料やバーガーはアメリカのそれに比べてかなり安い。
>学生の海外留学する者が減少している。子を留学させるだけ資力が持たない。アメリカの有名私立大学の学費すら払えない。
円安にかなり誘導していることもあるんでしょうが、一番の理由は国民の購買力が落ちていると判断されているんでしょうね。労働分配率とか実質賃金とかもっときちんと報道されるべきだと思いますね。
アメリカの大学は学費が高いので有名ですが、返還不要の奨学金がかなりありますね。しかし、そういうのを受けるにはそれなりの成績が必要です。韓国や中国の方が留学が盛んで、そういうことも今後もっと差が付くかもしれませんね。学費をなんとかしたとしても向こうでの生活費を出すのも大変な家庭が日本には多いということなんだと思います。
>レンズなどのハードに強いがソフトが弱い。ニコンの属する三菱グループ全体かもしれない。国産ジェット旅客機の開発凍結。
>ソフトを開発することが出来なければ、開発できる会社を買収することができるか。
>おそらくDLシリーズを発売できなかったころにソフト開発の限界があったのではないか。あの時に1機種だけでも完全な形で提供できていれば少しは流れが変わったかもしれない。
>弱電の雄パナソニックも迷走しているようです。
>では、ニコンが規模を小さくしてライカの様になれるか。
>できなけれは、強い部分で少しでも利益を出して頑張ってもらうしかない。結局は先細りの予想しかないですね。
たしかにソフトは狭義のソフトウェアに限ってもあんまりよくないですね。
以前のView NXのNikonTransferで転送漏れがあったのもあまり騒がれませんでしたが、自分の環境では頻発していたのでNikonTransferを使うのをやめていました。転送せずに消してしまった画像がどれだけあったのかもわかりません。
DLシリーズの中止は痛かったですね。何が原因なのかはっきりとしたことは分かりませんが、あの時点が一つのターニングポイントだったようですね。
Nikon 1シリーズのフェードアウトもその辺と関係しているような。あのシリーズは結構使い出があったんですけどねぇ。レンズ全部揃えてもいいと思っていましたが、途中で絞り故障が頻発して買うのをやめました。惜しいです。1 NIKKORの絞り故障ですが、原因はプラスチック製の絞り駆動歯車にクラックが入ることみたいですね。歯車はAliExpressなどで手に入るのですが、分解と組み立てが大変らしいので諦めています。この絞り故障について根拠もなく巨大掲示板などでフレキが原因と何度も書いている人がいて意図が分からないですね。実は歯車設計者とかだったりして(笑)。ちなみにフレキの故障だとあんな風に絞りがちゃんと開いたり開かなかったりするような故障にはならないですね。動くか動かないかになると思います。歯車にクラック入って軸と滑ってるんですね。モーターはここまで開いたと思っているけど歯車は滑ってそこまで回ってないという状況でしょう。フィードバックもちゃんとしていないから、どこかが壊れてもモーターは仕事したと思って完了、みたいな故障でしょうね。これもハードの故障ですが、ある意味ソフトが悪いとも言えますね。
ニコンはライカにはなれないですし、かといってキヤノンのように多角化もしていないのできついと思います。写真の技術をスマホに活かすとかそういうのも敵に塩を送ることになると思ってやらないのかもしれませんね。
パナソニックは、なんでしょうね。変わった企業風土なのでいろいろあるんだと思います。自分はLet's noteぐらいしかパナソニック製品を愛用していないので…。Let's noteも今の製品はあとからメモリを増設できないのに8GBのものが多くてちょっと手が出せないですね。メモリ16GBのものでもSSDが256GBとか。なんでそんなとこケチるのか分かりません。SSDのサイズはSSDの寿命にも影響するので小容量のものは書き込み寿命が早く来そうでいやなんですが。
>新型コロナ騒動は強弱が有ってもしばらく続きそうです。
>長期化による世情不安が懸念されます。
>写真を趣味でお付き合いするのも何かと落ち着かない環境になってきましたね。
今の政権が、コロナを抑制しようとせずに確保した予算をどうやって自分たちの息の掛かったものに分配できるかしか考えていないので日本ではかなり長期化するでしょうね。ワクチンもなぜ日本だけが接種が遅れているのか、ジャーナリズムはそこを突かなければいけないのに黙っています。沈黙や話を逸らすことも実は犯罪的だったりするんですよね。
落ち着いて普通に生活や趣味を楽しめる世の中にしたいものですね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月09日 20時57分00秒
>ワクチンもなぜ日本だけが接種が遅れているのか、ジャーナリズムはそこを突かなければ
2020/10/27
なぜ「デマ」が絶えないのか。反ワクチン運動と「噂」の研究
ttps://forbesjapan.com/articles/detail/37787/2/1/1
抜粋ここから
──ワクチンにまつわる誤った情報や噂は、まったく根拠がないものも多いです。なぜそのような噂を監視する必要があるのでしょうか。
噂というのは「不完全な情報の欠片」です。まだ確認はされていませんが、すべてが嘘でもないのです。WHOは1997年に噂を監視するネットワークを作りました。人々の噂の情報を使って、感染症の流行をいち早く発見するためです。新型コロナウイルスも中国のSNS上でいち早く噂が流れていましたが、真実も含まれていました。噂から真実がわかることもあります。
子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは、日本では2013年に定期接種が始まりましたが、接種後に痛みや力が入らないなどの症状を訴える少女が相次ぎ、接種の積極的勧奨が中止されました。調査の結果、ワクチンと接種後に訴えがあった症状の因果関係はないとされていますが、積極的勧奨はいまも中止されています。
症状を訴えた少女たちの話は嘘だった、ということではありません。それがワクチンの影響か否かは別として、少女たちは実際にその症状を体験して訴えたのでしょう。医療従事者や科学者はまず、そのような訴えや不安の声に向き合い、共感することが大切です。無視されていると感じると、不信感が高まり、ワクチン接種拒否の動きが広まるでしょう。
日本政府がHPVワクチンの積極的勧奨を中止したことは、世界のHPVワクチン反対派の人たちの間でよく引用されています。日本を指して「ほら見てごらん。日本政府はHPVワクチンを推奨していないでしょ」と。日本が中止したことは自分たちの疑念や懸念の裏付けていると考えているのです。これは大問題です。
抜粋ここまで
2020年12月23日
ワクチンに警戒感根強い日本、普及後れの可能性-過去の薬害が影か
ttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-22/QLD98CDWX2PU01
抜粋ここから
早稲田大学政治経済学術院の田中幹人准教授(科学技術社会論)は、センセーショナルに報道する傾向があるワイドショーの影響を懸念していると話す。ワクチンの恩恵を最も大きく受けるのが高齢者である一方で、高齢者にとっては「ワイドショーが重要な情報源」となっているためだという。
東京大学大学院の坂元晴香特任研究員(公衆衛生学)は、新型コロナワクチンの接種を普及させるためには政府やメディアが積極的に広報の役割を果たすことが求められると指摘する。HPVワクチンではメディアが副反応を大きく取り上げた結果、最終的には政府が積極的勧奨を差し控える事態となったことを例に挙げ、それぞれが果たす役割は重要との認識を明らかにした。
その上で、ワクチン忌避はどこの国でも存在するものの「違うのはマスコミ報道の在り方とそれに対する政府のスタンス」と述べた。
抜粋ここまで
反知性主義の長期政権では、あらゆる分野で日本人の「科学離れ」は加速の一途。ワクチンをめぐっては、コロナ禍の今も当時の騒動を引きずっているようです。
_ Haniwa ― 2021年01月09日 22時25分15秒
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの情報ありがとうございます。
この辺の問題は結構複雑なようです。
というのも一斉PCR検査の反対派がHPVワクチン推進派と重なっているという考察がありました。
日本にワクチンに不安を持つ人が多いのは分かります。某千葉県のワクチン製造会社製造分の三種混合ワクチンで被害が出たこともあり、多くの人が副反応の怖さを知っています。
そのことと日本での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンの接種が他国よりも遅いというのはちょっと直接は関係ないと思うんです。強制接種ではないですし。なによりも最前線にいる医療従事者などにはやくワクチン供給することが大事なのに政府は何をやっていたんだと思います。必要でほしい人に供給すべきなのに、他国よりも遅いというのはなぜなのか、ここをマスコミはきちんと調べて報道すべきだと思います。
>反知性主義の長期政権では、あらゆる分野で日本人の「科学離れ」は加速の一途。ワクチンをめぐっては、コロナ禍の今も当時の騒動を引きずっているようです。
反知性主義もありますが、安倍氏と懇意の富士フイルムが関係しているアビガンを採用しようと画策したが、アビガンがワクチンとしての問題が多いためにうまくいかず、他のワクチンを手配するのが遅れたのではないかなどの疑惑があります。自公政権は縁故主義で自分たちの周囲にお金を配分することしか考えていないというのが、古くは森友や加計学園、最近では電通とか二階氏の旅行業関係団体とかで明らかになっていますから、ワクチンの遅れもその辺が関係している可能性があります。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月10日 01時04分07秒
>安倍氏と懇意の富士フイルムが関係しているアビガンを採用しようと画策したが、アビガンがワクチンとしての問題が多いためにうまくいかず、他のワクチンを手配するのが遅れたのではないかなどの疑惑
「忖度」案件だったとしても、海外との比較で国内企業に競争力が無いことが根本的原因ではないかと:
新型コロナウイルス感染症のワクチンについて
ttps://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html
「現在の国内でのワクチンの開発状況<主なもの>」にある国内の複数の企業は、まだ時間がかかるようですが、「現在の海外でのワクチンの開発状況<主なもの>」の外国企業は、どれも先を行っていることが分かります。
日本の大手もコロナワクチンの治験開始、塩野義は悲願を果たせるか
2020年12月17日
ttps://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00110/121700065/
抜粋ここから
インフルエンザやヒト免疫不全ウイルス(HIV)の治療薬、多剤耐性細菌に対する抗菌薬、インフルエンザなどの診断薬を手掛け、研究開発では感染症領域に焦点を当てる塩野義だが、感染症予防用のワクチンにはこれまで縁がなかった。塩野義が強みとしてきた低分子化合物の技術では、ワクチンを作れないからだ。
そもそも日本の大手製薬企業で、2000年代以前からワクチンの研究開発に取り組んできたのは武田薬品工業ぐらいだった。歴史的に見て、日本ではワクチンメーカーと製薬企業はほぼ分業に近い体制を取り、中小のワクチンメーカーが製造したワクチンを、現在のアステラス製薬や田辺三菱製薬、第一三共などの大手製薬が販売するというやり方をしてきた。この結果、海外が導入済みの新しいワクチンが日本にほとんど入ってこなくなったため、07年に厚生労働省はワクチン産業ビジョンを策定し、業界に構造転換を求めた。
これを受けて10年以降、大手製薬企業がワクチンメーカーに資本参加するなどして業界再編が進展。以前からワクチン事業を手掛けていた武田薬品と、診断薬などを手掛けるデンカに加え、主要ワクチンメーカーに資本参加した第一三共、田辺三菱製薬、明治ホールディングスが子会社などを通じてワクチン事業を手掛ける現在の体制ができあがった。塩野義はこのときの業界再編にも乗り出さなかった。
その塩野義が、当時東証マザーズに上場していたバイオベンチャーのUMNファーマとの資本業務提携を行ったのは17年10月。16億円を出資してUMNとの共同研究開発を開始するという内容で、感染症領域の予防ワクチンの開発を視野に入れ、基盤技術などを獲得するのが狙いだった。
抜粋ここまで
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月10日 01時15分28秒
コロナワクチン接種始まる 開発レースと3つの課題
2020年12月09日 公開 2021年01月07日 更新
ttps://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-vaccine-race/
抜粋ここから
日本政府は1人当たり2回の接種を想定する。日本で承認申請したファイザーとは2021年6月までに6000万人分(1.2億回分)の供給で合意し、2月下旬から接種が始まる見通しだ。モデルナとは21年6月までに2000万人分(4000万回分)の供給で合意している。RNAワクチンは長期間性能を保つにはセ氏マイナス20~70度での保管が必要で、日本には低温輸送で運ばれる方向だ。ワクチンは期日までに日本に届く見込みで、実際の接種はそれから始まる予定だ。日本でワクチンを使えるようにするには、ファイザーやモデルナ側が厚生労働省にワクチンの有効性や安全性を示す治験のデータを提出し、製造販売の承認を受ける必要がある。モデルナのワクチンは武田薬品工業が国内での治験や流通を請け負う。
一方、ウイルスベクターワクチンを開発する英アストラゼネカとは6000万人分(1.2億回分)の供給を受けることで契約、まず1500万人分(3000万回分)を3月までに調達する計画だ。同社製のワクチンは通常の冷蔵庫で保管できるため、供給しやすい利点がある。同社はワクチン原液の製造などで関西の中堅製薬JCRファーマなどと提携している。
抜粋ここまで
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月10日 13時01分41秒
世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由
2020/11/17(火)
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/533bbdb3e43938204e00bf4d12415417eb660a2e?page=4
抜粋ここから
日本がワクチン開発で出遅れた理由について国立感染症研究所所長の脇田隆字に問うと、こう答えた。「この20年間を振り返れば、新型コロナを含め繰り返し新興・再興感染症が起きているのに警戒感は維持されなかった。『日本はなんとかなるだろう』と。でも今回の反省があって変わらなかったら、よほど鈍感ということになる」
鈍感だったのは誰なのか。09年に新型インフルエンザが流行した際、麻生太郎政権は海外から大量のワクチン輸入を進めた。後に余ると、同年8月の総選挙で野党に転じていた自民党議員がこれを批判した。
翌年6月、専門家による新型インフルエンザ対策総括会議は「ワクチン製造業者を支援し(略)生産体制を強化すべき」と結論付けた。インフルエンザワクチンの集団接種がなくなった80年代以降、接種率が低下し、国内の生産力は衰えていたからだ。
縮小市場に対し、政府の資金的支援が必要だったが実際に行われたことは逆だった。脇田が振り返る。「日本にも国立研究機関における基礎研究と民間企業の開発研究を資金的に橋渡しする厚生労働省外郭の財団はあった。しかし民主党政権の事業仕分けでやり玉に挙がってしまった。米国のような研究開発のサポートの仕組みはその後も不十分だ」
備えへの投資については、自民党も民主党も真剣さを欠いていた。将来を見据えるどころか、その場しのぎのパフォーマンスをしていたのだ。
抜粋ここまで
政局「パフォーマンス」の背景には医療費削減があるわけで、関連する産業や現場が沈み続けて困窮し、今日の危機的状況に繋がったのだと思います。
さらに「ワクチン忌避」の世論がトドメとなって、お手上げ状態。これまでの流れから、今年の衆院選でコロナ対策が争点になるとも思えません。
_ Haniwa ― 2021年01月16日 09時59分52秒
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m
情報ありがとうございます。
>「忖度」案件だったとしても、海外との比較で国内企業に競争力が無いことが根本的原因ではないかと:
>「現在の国内でのワクチンの開発状況<主なもの>」にある国内の複数の企業は、まだ時間がかかるようですが、「現在の海外でのワクチンの開発状況<主なもの>」の外国企業は、どれも先を行っていることが分かります。
なるほど、忖度しなくてもそもそも日本国内の企業に競争力がないのかもしれませんね。
だとしたら、マスコミはそれもきちんと報道して、どうして日本の企業がワクチン製造の競争力がないのかなども掘り下げるべきですね。
>世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由
>2020/11/17(火)
>ttps://news.yahoo.co.jp/articles/533bbdb3e43938204e00bf4d12415417eb660a2e?page=4
>備えへの投資については、自民党も民主党も真剣さを欠いていた。将来を見据えるどころか、その場しのぎのパフォーマンスをしていたのだ。
>政局「パフォーマンス」の背景には医療費削減があるわけで、関連する産業や現場が沈み続けて困窮し、今日の危機的状況に繋がったのだと思います。
>さらに「ワクチン忌避」の世論がトドメとなって、お手上げ状態。これまでの流れから、今年の衆院選でコロナ対策が争点になるとも思えません。
衆議院選での争点にする必要がありますね。あと、野党特に立憲民主党は政策提言能力を上げる必要があります。議員が集まったり離れたりしているだけでは政党ではなく会派にすぎませんから。あとは共産党ですね。共産党には反自民の人の中にもアレルギーのある人が多いですが、この政党をどう活かすかが、無能な自公維新が政権につかないようにする鍵だと思います。
ワクチン開発の遅れについてはもう少しジャーナリストの掘り下げを期待したいです。
大学などの研究体制への自公政権の統制強化や予算削減などとの関係もきっちり追及してもらいたいですね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月16日 17時51分57秒
>衆議院選での争点にする必要が
とはいえ、野党第一党が「緊縮」路線なので、「会派」で終わるような気も。何一つ争点になっていないのが現状です。
>ワクチン開発の遅れについてはもう少しジャーナリストの掘り下げを期待
少し話を広げると、国内の産業をダメにしているのには他にも要因があって、例えば、先の抜粋の武田薬品工業ですが、昨夜のNHKニュースウォッチ9の「脱炭素」取材では、同企業の担当者が再エネの融通が利く海外にも工場があるのに、それが出来ない日本の現状に苦言も。ツイッターには、その場面の投稿が:
ttps://twitter.com/kyubun83/status/1350062431142232069?s=20
かつては人件費云々で企業の「海外移転」が問題視されてきましたが、今後は「脱炭素」が経済活動の新たな条件として加わるので、再エネが一向に進まない日本の競争力は、すでにマイナス。
ワクチンからデジカメまで、すべての分野に及ぶ話ですが、企業利益を優先して国内の事業を疎かにし、海外での生産に頼るだけなら(パンデミックによる工場閉鎖や輸出入制限など)昨年春のマスク不足と同じことがまた起きるでしょう。
「ニューノーマル」の時代、先進諸国が目指す「グリーン」経済に日本もついていけるのかどうか。まずは、選挙でも原発再稼働の口実に使われないよう、再エネだけを増やすよう、そして火力を減らすように政治家に働きかけていかなければ。
_ Haniwa ― 2021年01月17日 18時02分12秒
>とはいえ、野党第一党が「緊縮」路線なので、「会派」で終わるような気も。何一つ争点になっていないのが現状です。
なんとかならないものですかねぇ。
小選挙区制でなければ、色んな候補が当選できる可能性もあるんですがねぇ。
比例代表はよい制度なのに、日本では並立制にして小選挙区で「落選させた」候補が復活してしまったりする悪制度になっていますし。
>少し話を広げると、国内の産業をダメにしているのには他にも要因があって、例えば、先の抜粋の武田薬品工業ですが、昨夜のNHKニュースウォッチ9の「脱炭素」取材では、同企業の担当者が再エネの融通が利く海外にも工場があるのに、それが出来ない日本の現状に苦言も。ツイッターには、その場面の投稿が:
>
>ttps://twitter.com/kyubun83/status/1350062431142232069?s=20
情報ありがとうございます。
うーん、やはり自民党が政権についていると目の前の自分たちの利権しか考えていないのでものすごい勢いで没落していきますね。
>「ニューノーマル」の時代、先進諸国が目指す「グリーン」経済に日本もついていけるのかどうか。まずは、選挙でも原発再稼働の口実に使われないよう、再エネだけを増やすよう、そして火力を減らすように政治家に働きかけていかなければ。
私はリニアモーターカーが危険だと思っています。あれは全原発の再稼働を前提にしていると思います。リニアを完成させた後で「電気が足りない!原発稼働するしかない!」というつもりなんだと思います。東海道新幹線のバイパスを作る必要があるにしても、それがリニアモーターカーである必要があるのか、電力供給はどうなのかをもっと検証すべきだと思います。
物流などを考えますと、貨物列車の走れる中央本線や旧北陸本線などを手入れした方がよいのではと思いますね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月18日 07時30分08秒
>私はリニアモーターカーが危険だと
>あれは全原発の再稼働を前提に
近年は「飛び恥」が謳われて鉄道利用が再評価されたところに、パンデミック。人や物の移動が激減し、世界のCO2排出量は微減。そこからの「グリーン」経済への移行で、果たしてリニアの需要があるのかどうか?
例えば、米国のグリーン・ニューディールには高速鉄道の普及計画も含まれていますが、より重視されるのはインフラのパッケージの質や透明性、柔軟性や拡張性など。競争相手は、高速鉄道があってセキュリティ技術も高く、再エネ転換が急速に進んでいる欧州や中国です。ハードもソフトも遅れている日本は相手にされないでしょう。
世界的潮流を無視し、何でも「押しつけ」「囲い込み」先行では、「無用の長物」「ガラパゴス」と化する可能性大。すでに時代遅れなデジカメやハイブリッド車でまだ懲りていないようなので、リニアも同じ過ちを繰り返すだけかと。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月18日 10時36分12秒
三菱重と日立、一体どこで明暗が分かれたのか
1/18(月)
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/ee3f02fde8dc4c8d9531056e6936b65deea54be2?page=1
デジタル化や脱炭素化についていけなければ、生き残れない。今や日本全体が、この危機に直面。
_ Haniwa ― 2021年01月18日 11時39分46秒
>近年は「飛び恥」が謳われて鉄道利用が再評価されたところに、パンデミック。人や物の移動が激減し、世界のCO2排出量は微減。そこからの「グリーン」経済への移行で、果たしてリニアの需要があるのかどうか?
旅客の需要はなかなか元に戻らない可能性がありますよね。
しかし、物流は常にあります。
人しか運ばないリニアモーターカーよりは、旅客貨物兼用の在来線の高速化などに力を入れるべきなんじゃないですかねぇ。民営化や分社化が大きく影響しているようにも思います。
>例えば、米国のグリーン・ニューディールには高速鉄道の普及計画も含まれていますが、より重視されるのはインフラのパッケージの質や透明性、柔軟性や拡張性など。競争相手は、高速鉄道があってセキュリティ技術も高く、再エネ転換が急速に進んでいる欧州や中国です。ハードもソフトも遅れている日本は相手にされないでしょう
「世界に誇る新幹線技術」もトータルで見ると競争力が失われてきているんでしょうね。
>世界的潮流を無視し、何でも「押しつけ」「囲い込み」先行では、「無用の長物」「ガラパゴス」と化する可能性大。すでに時代遅れなデジカメやハイブリッド車でまだ懲りていないようなので、リニアも同じ過ちを繰り返すだけかと。
なんか第二次世界大戦末期の巨大戦艦建造のような…。
>三菱重と日立、一体どこで明暗が分かれたのか
>1/18(月)
>ttps://news.yahoo.co.jp/articles/ee3f02fde8dc4c8d9531056e6936b65deea54be2?page=1
情報ありがとうございます。
>デジタル化を成長の柱にすべく、2016年に東原社長が打ち出したのがIoT基盤「ルマーダ」だ。ルマーダはデータに焦点をあてる。日立が持つOT(制御・運用技術)とITをつなぎ、良いモノを作って売れば終わりではなく、その後にどんなサービスで稼ぐかを模索する。
>日本が誇ってきた製造業は、こうした脱ものづくり依存が共通課題だ。モノだけでは中国企業などに価格競争で負ける。日立は今ではルマーダ旗振り役のIT部門が横串となり、全部門の業績を牽引する構造に変わりつつある。
不採算部門売却が鍵なのかどうか分かりませんが、持て余していて使い道が分からないのなら使い道の分かる人に買ってもらった方がよいというのはあるでしょうね。中古カメラにも通ずる話ですね。
ソフトが弱いというのはこれからかなりのダメージを負うのかもしれませんね。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月19日 09時37分13秒
>ソフトが弱いというのはこれからかなりのダメージを負うのかも
日本にある深刻な「デジタルデバイド」の実態
1/19(火)
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/2968c73b31b450ad3490ee1ae0e2bca7453159e5
抜粋ここから
まず、政府内のコミュニケーションや税金、医療関係など、国民と政府との接点だけでなく、ビジネスの世界にも適用されるべきである。なぜなら、ICTをより効果的に活用することは、その国の経済成長を後押しするために最も強力なことの1つだからである。
■中小企業の74%が「リモートワークの予定なし」
ところが、IMD世界競争力センターによると、2020年のデジタル総合競争力では、先進国34カ国の中で日本は25位にとどまっている。
新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、テレワークが必須となりつつある時代に、東京都内の中小企業の74%がリモートワークの予定はないと回答している。このうち、3分の1は適切な設備がないと回答。2017年中に新しいICT機器やソフトウェアに投資したと答えた中小企業も4社に1社にとどまる。
第2に、菅首相がデジタル化によりハンコやファックスをなくすという話をするとき、首相はすでに行われている作業の自動化、つまりコスト削減の話をしているのだ。このステップは絶対に必要ではあるが、ICTを革命的なものとするのは、それにより企業が今までどうしてもできなかったことをできるようにすることである。
これには、電子商取引だけでなく、膨大な量のデータ、いわゆる「ビッグデータ」を活用して、新製品の開発や旧来の製品の改良、既存製品の売り上げ拡大をすることなども含まれる。しかし、現在、日本の企業は在庫管理のような既存の業務のコスト削減に主眼を置いている。
IMD(国際経営開発研究所)のICT利用に関するランキングでは、日本は「ビジネスの敏捷性」で、世界56位である。これは、企業がICTにどれだけ投資しているかではなく、ICTをどれだけうまく利用しているかを測るものだ。その結果、OECDの報告では、日本は、ICTと研究開発が主要な部分を占める「知識ベース資本」と呼ばれるものに投資した1ドルあたりの成長率で、富裕国の中で最下位だった。
ICTは、うまく利用されれば、流通、サービス、非ICT製造業など、経済のICT利用部門の生産性(資本と労働の1%の追加的投入につきどれだけの追加的生産が得られるか)を向上させることを可能にするはずである。残念ながら、深尾京司教授の研究によると、アメリカとは異なり、日本経済全体におけるICT利用部門では、ICTへの投資による生産性向上が期待できないことがわかった。
抜粋ここまで
何をするにも、社会全体のデジタル化が進まないと生きていけない時代です。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月19日 16時22分49秒
1月15日放送のNHK「ニュースウォッチ9」における当社に関する報道について
2021年1月18日
ttps://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2021/nhk/
抜粋ここから
本特集では、当社について、再生可能エネルギーが利用しにくい日本の現状を受け、生産拠点の見直しを検討しており、「日本での生産をやめることも含めて今後検討」との説明がなされました。しかしながら、当社はNHKの取材に対し、あくまで日本での医薬品製造において再生可能エネルギーを利用しにくい現状を説明したにとどまり、「日本での生産をやめることも含めて検討している」との説明をした事実は一切なく、実際に当社がそのようなことを検討している事実もありませんので、今回のNHKによる報道のうち上記部分は事実無根の内容です。
NHKは、当社からの抗議を受けて、今回の誤報について、1月18日放送の同番組内でお詫びと訂正を行いました。
当社は、患者さんを第一に考え、事業活動における温室効果ガスの排出ゼロに向けた真摯な取り組みを続けています。日本に本社を置くバイオ医薬品のリーディングカンパニーとして、当社の医薬品を必要とする国内外の患者さんに確実にお届けしていく上で、日本に製造拠点を有することは非常に重要です。当社はこれからも、国内製造拠点から、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献できるような革新的な医薬品を提供してまいります。
抜粋ここまで
ニュアンスを含め、かなり突っ込んだ内容だったのは確かです。笑
_ Haniwa ― 2021年01月21日 10時10分50秒
>■中小企業の74%が「リモートワークの予定なし」
>ところが、IMD世界競争力センターによると、2020年のデジタル総合競争力では、先進国34カ国の中で日本は25位にとどまっている。
これですよね。菅氏はデービッド・アトキンソン氏の「日本に過剰な数がある中小企業が生産性低下の大きな要因だとし、そのために最低賃金を引き上げて経営力と競争力がない中小企業を淘汰・統合するなどの政策を行うべきであると提言」に乗って、中小企業にそうしたデジタル化を進めるのではなく、淘汰しようとしているのでしょうかねぇ。
淘汰するのは簡単ですが、社会全体の底上げには繋がらないですよね。
>ICTは、うまく利用されれば、流通、サービス、非ICT製造業など、経済のICT利用部門の生産性(資本と労働の1%の追加的投入につきどれだけの追加的生産が得られるか)を向上させることを可能にするはずである。残念ながら、深尾京司教授の研究によると、アメリカとは異なり、日本経済全体におけるICT利用部門では、ICTへの投資による生産性向上が期待できないことがわかった。
電話やFAXも重要な通信手段だと思いますが、新型コロナで自宅療養という名の自宅放置に対して、せめて自動で何らかのデータが保健所などに届くようにぐらいは日本の技術と財政ですぐにでもできることなのにやらない・できない・先を見て用意しておかないなど、もう駄目駄目ですよね。
ただ、ビッグデータなどは、昨年BS世界のドキュメンタリーで放送していた「中国 デジタル統治の内側で~潜入・新疆ウイグル自治区~」 2020年国際エミー賞最優秀時事番組。原題:Undercover:Inside China's Digital Gulag(イギリス 2019年)などを見ますと、FAXみたいなアナログな方法も悪くはないような気もします。ただ、FAXは途中が暗号化されていませんから盗聴できれば簡単に内容は盗めると思いますが…。旧東ドイツなどはアナログな回線を徹底して盗聴していたわけですから。ただ、それらをデータ化して使えるようにするにはかなりの労力が必要ですよね。デジタル化するとそういう管理が国家にとっても簡単にできてしまうという点も注意する必要があります。中国では、立ち入り禁止区域に近づくと携帯電話が鳴り出して「警告メッセージ」が端末から発せられるそうです。便利かもしれませんが、位置情報を常に抜かれているということですよね。
>1月15日放送のNHK「ニュースウォッチ9」における当社に関する報道について
>2021年1月18日
>ttps://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2021/nhk/
情報ありがとうございます。
>ニュアンスを含め、かなり突っ込んだ内容だったのは確かです。笑
再生可能エネルギーの利用しやすさと様々な製品が国内で生産できるのかとが結びついていることを明らかにしたことはよい報道だったんだと思います。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月21日 15時40分28秒
>中小企業にそうしたデジタル化を進めるのではなく、淘汰しようとしている
誰の入れ知恵か知りませんが、新自由主義で「緊縮」路線だからかと。
>せめて自動で何らかのデータが保健所などに届くようにぐらいは
(コロナ以前の)通常の在宅医療が、どうなっていたのか気になります。
>ビッグデータ
「監視社会」の議論も、デジタル化がある程度進んでいないと、なかなか出来ないのだと思います。先の記事の趣旨は「デジタルデバイド」でしたが、経済活動から教育現場まで「デジタル貧困」こそが問題の核心部分かと。今日、ネット環境は「基本的人権」だという前提が無ければ、解決しようがないです。
それは同時にGAFAの行き過ぎた活動を抑制することにも繋がります。元は税金で開発された軍事由来の技術なのに、今や特定の大企業が市場や利益、ユーザーの個人情報まで独占しているのは、おかしな話。次の衆院選の争点にして、「公益性」を見直す(有権者や生活者が取り戻す)ところから始めなければ。
>再生可能エネルギーの利用しやすさと様々な製品が国内で生産できるのかとが結びついている
これも、選挙で大いに語らなければ。「お上」の機嫌取りばかりでは、何も変わりません。
_ いつもとおりすがり ― 2021年01月21日 16時17分58秒
2020年06月29日
アメリカの大都市が相次いで顔認証システムを禁止に
ttps://gigazine.net/news/20200629-boston-santa-cruz-ban-facial-recognition/
昨年の記事ですが、草の根の市民が闘っているからこその結果。使い方/使われ方の問題。
_ Haniwa ― 2021年01月24日 09時06分51秒
>「監視社会」の議論も、デジタル化がある程度進んでいないと、なかなか出来ないのだと思います。先の記事の趣旨は「デジタルデバイド」でしたが、経済活動から教育現場まで「デジタル貧困」こそが問題の核心部分かと。今日、ネット環境は「基本的人権」だという前提が無ければ、解決しようがないです。
ネット環境は「基本的人権」というのが日本ではなかなか実現しませんね。
日本は、子どものPC所有率が低いとか固定回線を引いていない世帯が多いとか、スマホ依存というけスマホ偏重の社会はいずれボディブローのように効いてくると思いますよ。日本は非常事態時にオンライン授業がすぐにできない体制も問題ですし、逆にPCR検査を抑制して対面授業も実現できないとか、すべてが逆さまです。たとえばアメリカのコーネル大学で週に2回PCR検査することで対面授業を実現しているようです。
ttps://www.asahi.com/articles/ASP1R3F85P1NULFA00T.html
紙の朝日新聞にも掲載されていました。
>それは同時にGAFAの行き過ぎた活動を抑制することにも繋がります。元は税金で開発された軍事由来の技術なのに、今や特定の大企業が市場や利益、ユーザーの個人情報まで独占しているのは、おかしな話。次の衆院選の争点にして、「公益性」を見直す(有権者や生活者が取り戻す)ところから始めなければ。
どこまで情報が「抜かれているのか」は、ユーザーが承諾したことになっているのでしょうが、わからずに承諾させられている面もあるので、どなたか研究者かジャーナリズムがわかりやすい整理をして欲しいところですね。GAFAの妨害が入りそうですが。
>>再生可能エネルギーの利用しやすさと様々な製品が国内で生産できるのかとが結びついている
>
>これも、選挙で大いに語らなければ。「お上」の機嫌取りばかりでは、何も変わりません。
こういうのも、環境保護団体が政党と政策協定を結ぶといったことが日本ではなかなか実現していないところがありますね。
>2020年06月29日
>アメリカの大都市が相次いで顔認証システムを禁止に
>ttps://gigazine.net/news/20200629-boston-santa-cruz-ban-facial-recognition/
>
>昨年の記事ですが、草の根の市民が闘っているからこその結果。使い方/使われ方の問題。
情報ありがとうございます。便利な技術ですが、市民側にコントロール権がないままに技術の利用だけが進んでいくことに警戒があるのですね。日本ではなかなかこうはならないので、参考にしていくべきですね。
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