ニッコール千夜一夜物語第四十八夜 Nikkor-Q Auto 200mm F42012年07月11日 00時00分00秒

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その33(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

一週間以上前に更新されていたニッコール千夜一夜物語を取り上げたい。トキナー不良品問題でばたばたしていて取り上げるのが今日になってしまった。
ニッコール千夜一夜物語~一眼レフの申し子~第四十八夜 Nikkor-Q Auto 200mm F4

実はNikkor 200mm F4って全然詳しくなくて、中古屋さんでも大きいのと小さいのがあるなぁぐらいしか区別がついていなかった。記事によるとこの大きい方にも初期型と改良型があるらしい。

3. 設計改良

こうして発売されたNikkor-Q Auto 200mm F4は、発売から数年後マイナーチェンジをされることになった。それはこの頃普及をはじめたカラーフィルムへの対応のためである。初期の200mmは、図らずも青の透過率の高いガラスばかりを使っていたため、他レンズと比較すると色調が青く、ユーザーから指摘を受けていたことによる。色調の改善にはガラスの材料変更が必須であったため、これを機会にレンズの基本タイプを変えない範囲で設計改良が行われることになった。設計は一色さんから清水義之さんにバトンタッチされ、球面収差の改善によってシャープネスの向上が図られ、性能面で一層ブラッシュアップされた。また機構的にも至近距離を3mから2mに短縮したほか、絞りを6枚羽根から7枚羽根に変更し、同時に最小絞りをF22からF32にするなど機能面の向上が図られている。

初期型と改良型の見分け方は、至近距離、最小絞りと銘板である。焦点距離等を刻印した銘板が初期型はシルバーなのに対して、改良型は黒の塗装仕上げとなっている。

初期型の方はあまり見たことがないかも。外観は初期型の方が格好良さそうだが、写りの面では改良型の方がいいなぁ。コレクターなら両方買うところだろうが、私なら改良型の方だけを買うかなぁ。中古でよく見かけるレンズだが、状態のいいのはあまりないような印象だ。安ければお迎えしたいところだが、そんなこんなで少しずつお金がなくなっていきそうなのでしばらくは我慢だ(泣)。


写真は記事とは関係ない。
ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その33(神奈川区反町):CONTAX G1、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8、某社 L37 Super PRO、F5.6AE、Kodak 400TX(TRI-X)、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEなしGEMなし)

ヨコハマ・ビオゴン・モノクロ計画その25 ― 2012年01月23日のビルは皮膚科医院だった。この写真のように建物を縦位置で撮ろうとするとCONTAX G1は高確率でシャッターが切れない。AFが横位置で縦線でないと検知できない仕様なので、縦位置で縦に長いもの(横位置の横線に相当)を撮ると測距不能になる。外部ファインダーを使っているとAFターゲットをカメラが測距しやすい部分に合わせるのも至難の業なので、シャッターチャンスを逃しやすい。絞って何mかに合わせておくのがよいのだが、それでもほかの会社のレンズと違って何mに合わせておいてもレンズは毎回無限遠よりも引っ込んだ位置に戻るので、あっと思ってシャッターボタンを押しても切れるのは「んがっ」と言ってレンズ繰り出してからになる。写真って一体何なんだということを根源から考えさせられる哲学的カメラだCONTAX G1は。

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