ケンコーがフィルター使用作品対象のフォトコンテスト2008年09月19日 00時00分01秒

Nikon Lens Filters

昨日はNikon D3x(仮称)の発表があるかと思っていたのだが、なかった。フォトキナ2008が2008年9月23日(火)から28日(日)までドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場で開催されるので、23日までには発表されると思っているのだが。

さて、ケンコーがフィルターを使用した作品対象のフォトコンテストを開催するそうだ。
ケンコー、フィルターを使用したフォトコンテスト(デジカメWatch)

「フィルターを効果的に使用した写真を募る。」とある。私は日常的にレンズ前にフィルターを付けているが、撮影した画像でフィルターを効果的に使っていることが分かるようなフィルターは使っていない。ほとんどがL37の弱紫外線除去フィルター。以前はスカイライト(L1B)を使っていた。スカイライト(ニコンで言うL1Bc)は、最近は流行らないようだ。しかし、日陰が混在するような屋外撮影や蛍光灯被りのするフィルムでのやっつけ色補正(笑)とか結構便利だった。スカイライトを使わなくなったのは、ネガでコニカのJX400を使うようになってからだ。このフィルムはマゼンタ被り気味で蛍光灯光線下でも緑色になりにくかったのでスカイライトを使う必要性が低かった。またこのころから富士のセンシアも使い始めて、全体にマゼンタ掛かるのが気になるので、一気にL37cに切り替えた。

ニコンのL37cフィルター、最近は新品で買うならケンコーのL37 Super PROを使っている理由は、レンズ前面保護。フードを使っているので、レンズ前面に傷を付けるようなことは滅多にないのだが、汚れが付くことはよくある。それでフィルターを付けている。最近のフィルターはコーティングがいいので、付けていてゴーストが余分に出たりフレアっぽくなることはない。特にケンコーのSuper PROのコーティングは反射が少ないのが目で見てもよく分かる。フィルターを付けたのと付けないのとで撮り比べたこともあるが、見分けは付かなかった。ただ、試しにL37cを2枚付けてみたら、色調が若干変わり違いが分かった。ただ、これも何も付けないで撮影したものと比べれば、の話で、2枚付けて撮影したものだけを見ても分からないだろう。また2枚付けたからといって特に解像度が落ちたりしたわけではなかった。ただ、2枚付けると逆光には弱くなるので、その辺は注意だ(ってL37を2枚付ける人はいないと思うが)。

そうそう、色々あるメーカーの中でケンコー製を使う理由を書いておこう。それは以前はKenkoのフィルターがノーマルタイプでも枠が薄かったからだ(いまは各社とも薄いものが多い)。枠が厚いとケラレの恐れがあったり、かさばったり、微妙に速写ケースに入らなくなったり、色々と不都合なのだ。あと、Kenkoのフィルターは、Nikonのフィルターとデザインが似ているというのもある。というか同じところで作っているんじゃないのか(笑)。

それで、別にコンテストに応募するつもりはないのだが、気になったのは賞品。

グランプリ(1名) 50万円相当のケンコーグループ製品
(以下略)

うーむ、ケンコー製品で50万円相当って、かなりの量だなぁ(笑)。これがデジタル一眼レフのメーカーなら、フラッグシップ1台もらえばすむのだが。ケンコーのフィルターで50万円分とか、そんなに欲しくない(笑)。ケンコーブランドの中国製フィルムカメラ50万円分とか、考えたくない(笑)。トキナーのレンズをもらうにしたって、そんなにたくさん欲しいレンズないから50万円分も使うのは至難の業だ(笑)。グランプリの人、どうするのだろう。えっ?お前が心配する必要ないって?そうですね、失礼しました。

【追記】
しかし、コンテストの要項、なんで画像データなの?しかもサイトのタイトルがどうして「Welcome to Adobe GoLive 6」なの?教えて、ケンコーさん。
http://www.kenko-tokina.co.jp/news/photocon.html
【追記ここまで】


写真は、ニコンのフィルター。すまん、ケンコーさん。

コメント

_ りー ― 2008年09月19日 11時01分13秒

ケンコー製品だけとなると、欲しいのはカラーメーターくらいで、50万使い切れないですね。でも「ケンコーグループ製品」ということは、取り扱いブランドまで含まれるのかも。だとするとコシナツアイスもOK?

私は地味に(笑)、タムラックの大型カート式バッグなんかが欲しいです。

うちにも昔のケンコーフィルターがいっぱいあるなあ。ミラージュとかセンターなんとかとかフォギーとかソフトンとか。もう絶対使わないようなオレンジとか赤外用とか。昔は真面目にモノクロ用のものも揃えた。唇が魅力的に写るフィルターとか。懐かしい。ちゃんと見ないで記憶だけで書いてますが。たぶんどこかにある。

最近では、特殊効果用やモノクロ用や色温度用のフィルターは、デジタルの普及に伴ってあまり売れないんでしょうね。そのかわり保護用フィルターが、デジタル用とか、水をはじくものとか、高額になってますね。私もこの前機材を新調したときにせっかくだからと、そういうものを購入しました。

_ Haniwa ― 2008年09月19日 11時17分33秒

りー様
そうですね、カラーメーターがありました。あれは欲しい。

フィルターは保護目的以外は廃れてきましたねぇ。そして保護フィルターが高い。紫外線除去のも安い方のラインナップがなくなりました。L37とL37 Super PROがあったのにいまは高いSuper PROだけです。80-200/2.8DN用に77mm径を買ったときは、高いなぁと思いました。

コシナツァイスも「ケンコーグループ製品」に入るのなら、俄然やる気が(笑)。そう思う人も多いはず(笑)。

_ 大熊真春 ― 2008年09月19日 13時21分31秒

ケンコーグループの製品50万円分なんて困りますね。本当に。
私は保護フィルターは使いません。ガラス一枚通すことで画質に悪影響しかないと思うんで。。。
趣味のフイルム撮影では黒白用フィルターも使っていますが、50年前の当時モノですね。現代の新品は買いません。

_ Haniwa ― 2008年09月19日 14時37分12秒

大熊真春様
>ガラス一枚通すことで画質に悪影響しかない
こういうコメントをどなたかが付けて戴くと思っていました(笑)。
付けるメリットとデメリットを総合的に各自で判断ということじゃないでしょうか。私はフィルターのような平面を掃除するのはいいのですが、曲面の端っこの方とか掃除するのが嫌なので、フィルター付けます。嫌ならすぐに外せますし。あと、フィルターに傷があると、小さい傷でもフレアが出ます。このあたりは要注意ですね。レンズ前玉でも同じですが。

_ 大熊真春 ― 2008年09月19日 16時09分55秒

そうですね。フイルターの平面のほうが掃除はしやすいですね。
私もそう考えてプロテクターフィルターを使っていたこともあるし、フイルム時代は色調を好み通りにするために特注のマゼンタを常用していました。
しかし今はレンズもある意味消耗品感覚です。傷が入ったりの問題が生じれば修理や買い替えでいいじゃん、と。

そうそう、ケンコーの告知ページですが、WEB制作では全く素人のグラフィックデザイナーさんが初めて作ったページなんじゃないでしょうか。
Adobe Creative Suite1か2のパッケージに含まれるGoliveを使ったのでしょう。
しかし、これは仕事としては失敗ですね。
最新バージョン(DreamWeaverCS3)じゃないところも痛いです。
ケンコーほどの会社でも実態はこうなんですね。
貧しい社会です。

_ WANI ― 2008年09月20日 15時53分00秒

ケンコーの告知ページ、確かにやっつけ仕事もいいところな出来ですね(w。
画像にしたのもHTML組むのが面倒なのかそれではできないデザインを望んだのか・・・。画像で作ってURLが画像ファイルそのものを指すのじゃさすがにヤバイと思ったんでしょうか?でも一皮包むHTMLがこれじゃぁ・・・(w。

で、フィルターですか・・・。大熊様はプロの方みたいですからレンズは消耗品かも知れませんがアマチュアには大切な資産ですから・・・。プロテクターでどの程度悪影響があるか次第ですがHaniwa様の言われる様にメリット、デメリットで各自の判断・・・ですね。ほとんどの人はキズや汚れを恐れて付けるんでしょうけど私も同じくです。ただ、最近のレンズはアタッチメントサイズが大きめでプロテクターでも何でもフィルター高いですね。オールドNikkorなら52mmが一般的なので安い方ですが、ED180mmF2.8やED300mmF4.5用の72mmを買う時は一瞬迷いましたね(w。ん~使用頻度は低いだろうから無くてもいいかな・・・いやいやわしのそそっかしさを考えると汚れも心配だからやっぱり必要・・・ってな具合でした。プロテクター以外にPL、O56、R60を使いますがほとんどの物は20数年前に買ったケンコー製の物がそのままです。中学生の頃はコントラストアップを狙ってやたらとO56やR60を使ってましたが今はあまり使わなくなりました。
今時は晴れの屋外でPLフィルター付けて撮影するのが一部で流行っているのでしょうか?人様のブログに掲載された写真でPLフィルター使用って添えてあるものをちょくちょく見かけます。

_ Haniwa ― 2008年09月25日 08時59分36秒

お返事が遅れて申し訳ありません。

■ 大熊真春様
たしかにお仕事でお使いならば、レンズも消耗品扱いでしょうね。たいていは最新レンズをお使いでしょうし。しかし、WANI様も仰るように、アマチュアではそんなに買い換えられないですし、常に最新レンズを使うとは限らないので、レンズを傷つけたら同じ種類のレンズを中古で探して買わないといけなくなったりします。面倒です。いつでも買い換えられるフィルターの方が楽です。しかし、場合によってはゴースト・フレアの原因になりますので、適宜判断というところでしょうか。

ケンコーのページひどいですよねぇ(笑)。以前からセンスのないサイトだとは思っていましたが、これは本当に専門でない職員が片手間にやっている感じですね。私は、画像処理がメインの仕事でなければ最新のソフトや上級ソフトを使う必要はないと思いますが、それにしてもお粗末です。ケンコーがなんかいまひとつ洗練されたメーカーの感じがしないのも、製品だけでなくサイトのイメージも影響していると思います。

■ WANI様
やっつけ仕事ですよねぇ。これ、ネット上での会社の顔ということに気づいてないんですかねぇ。面倒なのでチラシをスキャンしてホームページメーカーで貼り付けたという感じなのでしょう。ケンコーは応援したいですが、これじゃあ駄目駄目会社だと思います。

わたしも、資産と言うほどのレンズではないですが、簡単に買い換えるわけにはいかないので、フィルターを使っています。細かいこと気にせずに撮れますし。

アタッチメントサイズの統一がなくなってきましたね。保護系のフィルターはレンズごとに買う方が多いので、保護フィルターしか使わない人に撮ってはフィルターアタッチメントとサイズの統一は関係ないのでしょう。

O56はたまに見かけます。なぜかたいてい20~30歳ぐらいの女性です。たしかニコン純正のモノクロ用フィルターはコーティングが単層だったと思います。ケンコーのはマルチコートだったと思います。

PLフィルターは52mm径のをひとつ持っていますが、ほとんど使わないうちになんだか劣化してきたように思います。たぶんもう買わないと思います(笑)。高いし(笑)。

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