【PMA07】ニコンが考える、ニコンが好調な理由(デジカメWATCH)2007年03月12日 00時00分00秒

【PMA07】ニコンが考える、ニコンが好調な理由 ~ニコン 風見一之ゼネラルマネジャーに聞く(デジカメWATCH)

「なにしろウチは“3ナイ”ですからね。それでも売れた。“3ナイ”でも売れたというのは、褒め言葉だと受け止めています。長い経験を持っているというのは、漠然とした自信などではなく、長い間、継続して顧客とコミュニケーションし、お客様が欲しいと思ってくれるカメラを研究・開発してきたからこそ、顧客の考えていることも、写真そのものの本質も理解しているという意味なのです。だからこそ、我々の製品が消費者に受け入れられたのではないでしょうか」。

「3ナイ」って「ファインダーの切れがない」「絞りリングがない」「DX用広角単焦点レンズがない」だっけ(笑)。冗談はさておき、なぜ売れているのか私にも分からない。一時の売れ行きに満足していると、長い目で見てブランド力が失われ、一般人もマニアもプロも見放すだろう。安いボディやセットのズームレンズというのは、それに飽きたり性能が陳腐化したときに次も同じメーカーの製品を買ってくれる保証がない。次々と新しいレンズが出て、ボディの仕様が変わり、前のレンズの機能が使えなくなるということは、他のメーカーに買い換えるのと比較されうる。

──一部には6Mセンサーの発注在庫一掃を狙ってD40を一気に売り、D40xの発売後にD40をフェードアウトさせるのではないか? という見方もあるようです。ずっと併売されるならば、それはエントリー機として大きな意味があるでしょう。しかし、スグにバトンを渡すようなら、市場を壊す破壊者と見られるでしょう。

 「市場を創出するために開発したD40で、価格を壊して市場を混乱させようなどとは考えませんよ。この2モデルはしばらくの間、併売していきます」。

「しばらくの間」っていうのは微妙だなぁ。どのモデルもしばらくの間は併売されているからなぁ。いまだにD50の新品を売っているところもあるし。でもImpressはなかなか突っ込みが鋭いぞ。アサヒカメラや日本カメラなどよりも鋭くてよろしい。

「もうひとつは、やはりブランド力もあるのではと考えています。ではブランド力とは何か? それは、今まで築き上げてきた、今まで提供してきた製品やサービス、サポートなどに対する信頼です。きちんと実効性のある機能をマジメに評価し、ベストな形で提供する。そうしたユーザーの期待を裏切らない姿勢が、ブランド力を育てる上でもっとも大切な事なんですよ」。

その言葉、信じていいのか。アクセサリーなど最近すぐに生産終了しているのだが。現行デジタル一眼レフのファインダーでもそういえるのか。DXフォーマット用の広角単焦点レンズのラインアップが悪いと言うか全然ないのだが。それでもベストですか、ああそうですか(笑)。

などと、ニコンをいじめても仕方ない(笑)。私は気に入らないカメラは買わないし、ニコンと心中するつもりもないので、あるときを境に他のメーカーに移るかもしれないし、写真が面白くなくなれば趣味としてはやめるかもしれない。そういうことを書きたくなるようなニコンの動きだと言っておく。もう以前のようになるべくニコンの新品を買おうなんて絶対に言わないから(笑)。自分の欲しいものがどんどん現行品でなくなっているのだから。憧れだったAi AF Nikkor 28mm F1.4Dなんて、中古価格が現行品だったときの実売価格を超えて定価に近づいている。もう28mm F1.4Dは買えないだろうなぁ。

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