ボディ内AFモーター用ニッコールレンズをソニーEマウントでAFできるアダプターMonsterAdapter LA-FE2発売2024年02月03日 00時00分00秒

特急しおさい(JR東日本255系、津田沼駅):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(4920K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

MonsterAdapter から、ボディ内AFモーター用ニッコールレンズをソニーEマウントでAFできるアダプターLA-FE2がついに発売とのことだ。
ついに登場!「Dタイプニッコール」でAFできるEマウントボディ用アダプター(デジカメWatch デジカメアイテム丼)

これは、ニコンのボディ内AFモーター用のAFレンズをソニーEマウントのデジタルミラーレスカメラでAF(オートフォーカス)できるというマウントアダプターだそうだ。

ニコン純正のマウントアダプターFTZやFTZ IIでは、レンズ内AFモーターのAF-SレンズやAF-IやAF-PレンズしかAFできず、ボディ内AFモーター用のたとえばAi AF NikkorレンズはAF不可能な仕様だった。それが、ソニーEマウントでAi AF NikkorレンズがAF可能になったのだ。

昨年11月の上野クラシックカメラ博に試作品が出されていて、一部の「インフルエンサー」には試作品が提供されていたらしい。

Monster Adaptarの日本代理店・焦点工房の直販サイトでは、LA-FE2は税込み62,820円となっている。
【先行予約】MonsterAdapter LA-FE2(ニコンFマウントレンズ → ソニーEマウント変換)電子マウントアダプター AE/AF撮影可能
これはうらやましい。ニコンのカメラにニコンのレンズを付けてもAFできない組み合わせが山のようにあるのに、ソニーのカメラだとAFできてしまう悲しさ。ニコンもいい加減ボディ内AFモーター用レンズでAFできる純正アダプター発売しなさいよ。古くからのユーザーをいじめてソニーへ追いやって何が楽しいんだ?

ということで、またもやソニーEマウントが羨ましくなってきたぞ(泣)。

ちなみに、ついに登場!「Dタイプニッコール」でAFできるEマウントボディ用アダプター(デジカメWatch デジカメアイテム丼)の記事タイトルが一部Twitterで炎上気味で、"「Dタイプニッコール」でAFできる"って不正確だろうと言われていた。

Dタイプニッコールレンズって、距離情報をボディに伝達できるレンズを指すので、レンズにAF用モーターを内蔵しているしていないは関係ない。だから、私が愛用しているAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>は、距離情報を伝えるDタイプではあるがAFモーターは内蔵していないからFTZやFTZ IIではAF不可能だが、AI AF-S Zoom Nikkor ED 80~200mm F2.8D(IF)だとレンズ内AFモーターが内蔵されているのでFTZやFTZ IIではAF可能だ。Dタイプかどうかではなく、レンズ内にAFモーターがあるかどうかが問題なのだ。

ただ、レンズ内にAFモーターがあっても、Nikon F3AF用のAI AF Nikkor 80mm F2.8SとAI AF Nikkor ED 200mm F3.5Sの2本はその後のAF-IやAF-SやAF-Pと信号ピンが違うので別扱い。TC-16(S)も同様。

あと、Gタイプだからって全部がAFモーター内蔵のAF-Sというわけでもない。私がずっと買うのを躊躇しているAF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDは、GタイプなのにAF-Sではない。だからFTZやFTZ IIでニコンZボディに付けてもAFできない。ずっとAF-S化されないかなと待っているうちにAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDが発売されてしまったので、AF DX Fisheye-Nikkor 10.5mm f/2.8G EDはボディ内AFモーター用のまま終わってしまった。

ということで、ニコンはややこしいレンズ体系を作った罪滅ぼしで、過去のAFレンズのほとんどがAFできるようにボディ内AFモーター対応のZボディ用マウントアダプターをはやく出すのだ。このままだとどんどんソニーEマウントに流れて行くゾ。どうせ古いAFレンズでAFできても、結局はシャープなNIKKOR Z買う羽目になるのだ。まずはZマウントボディを買わせるようにしないと。

【関連】
ニコンZfを2023年10月に発売、「新AFマウントアダプター」に期待 ― 2023年09月21日

【関連追記】
まさに怪物級のアダプター(カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch、飯田ともき 2024年2月2日 06:00)

【さらに関連追記:2024年2月10日】
MonsterAdapter、ニコンF→ソニーEの電子マウントアダプターを発売。カプラー方式のAFに対応(デジカメWatch 2024年2月9日 16:04)
こちらの記事は、「Dタイプ」ではなく、「カプラー方式のAF」と正しく書かれている。
【さらに関連追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
特急しおさい(JR東日本255系、津田沼駅):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(4920K)、マルチパターン測光、 ピクチャーコントロール:オート、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

電車の左後ろに写っている「高山写真館」には今回も寄れなかった。そのうち寄りたい。

INAX(LIXIL)DT-B183Xシャワートイレの水漏れ2024年01月20日 00時00分00秒

110形蒸気機関車(旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)桜木町):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6 絞り優先AE、1/100秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5250K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

荒野の故障ブログへようこそ(泣)。誰ですか、キター!!!とか言ってるのは(泣)。

昨年の話なのだが、家族がトイレに入って座って用を足した後に、便器の外側が濡れていることがあるという。私が使っていても気づかなかったので、小を外に飛ばしているのではなどといろいろ原因を探ると、どうもシャワートイレ部分、要するにお尻を洗う機能を長く使うとどこからか水が外に漏れるらしいということがわかった。

それで型番の「DT-B183X 水漏れ」で検索すると多数のサイトが見つかり、要するに内部を開けて水漏れ箇所にバスコークを塗って解決するということらしかった。

忙しくてなかなか分解する機会がなかったのだが、意を決してDT-B183Xを分解してみたが、複数のブログでここを直したら水漏れが止まったという箇所とは違うようだった。正確な漏れ位置も完全にはわからなかった。仕方ないので、もう一度組み直して、修理依頼するか考えた。

このDT-B183Xは、販売時期が2005年〜2011年で、もう修理はできないようだった。では後継品は?と調べるとLIXIL INAX DWT-ZA182(手洗付) リフレッシュ シャワートイレ(タンク付) が15万円ぐらいする(2023年10月時点)。なんでそんなに高いのかというと、タンクと便座が一体型なので高いようだ。壊れているのはシャワートイレ部分なのに、シャワートイレから便座からタンクまで一体で交換するしかないようだ。

それで調べると、手洗いのないLIXIL INAX DWT-ZA152(手洗なし) リフレッシュ シャワートイレ(タンク付) の方だと8~9万円なので、それを買うことにしようということになった。問題はそれを工務店に頼むのか自分で交換するかだ。調べると、トイレの交換には資格もなく、特殊工具も必要ないので、自分でできそうだった。

それで、手洗い無しのDWT-ZA152を買って自分で交換することにした。

今回、一体型のDT-B183Xの水漏れで気づいたことだが、トイレは一体型ではなく、別体型を買うべきだということだ。一体型は上に載せるタンクとの接合部の関係で上に載せられるタンクや便座が決まってしまっていて、かつ割高だ。下の便器を別体型に変えてしまおうかと考えたが、それは床から生えている便器を交換せねばならず、ちょっと素人には無理っぽい。一体型を買うとまた10数年で水漏れして買い換えなければならない可能性があるが、これは仕方ない。よいこは騙されて一体型を買ったり、ビルトイン食洗機とかビルトインコンロとかを買わないように(泣)。

あと、手洗いの有無だが、うちはトイレのすぐ横に洗面所があるので皆そこで手を洗う。便器の上の手洗いは不要だ。ここに手洗いがあるためにタンクの蓋を開けたときにホースが外れて水がこぼれたことがなんどかある。しかも、手洗いの水が入っていく穴の下の内部に洗濯板のような水受けがあり、これの裏面が黴だらけで酷かった。トイレに入るとトイレにはパネルヒーターを入れているのに鼻水が出ることがある理由がわかった。手洗いのないタイプだとこの洗濯板がないので、黴が生えにくい。他のメーカーはどうなのか知らないが、このメーカーの一体型トイレの手洗いありは結構酷い。というか漏れても外に漏れないように設計してくれよ(泣)。

そんなこんなでLIXIL INAX DWT-ZA152(手洗なし)リフレッシュ シャワートイレ(タンク付) が届き、DT-B183Xを外して載せ替えた。説明書も詳しく書いてあるので、バイクの整備を自分でできる人ならバイクよりも全然簡単だ(自己責任でお願いします)。
リフレッシュシャワートイレ タンク付(2023年モデル)/DWT-ZA152 取扱説明書一覧

なお、古いDT-B183Xの方は自治体の有料粗大ゴミで引き取ってもらった。

LIXIL INAX DWT-ZA152、快適だ。


写真は記事とは関係ない。
110形蒸気機関車(旧横濱鉄道歴史展示(旧横ギャラリー)桜木町):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6 絞り優先AE、1/100秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5250K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

JR桜木町駅のCIAL桜木町ANNEX1階にある110号機関車。コシナ、ニコンZ用の「MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical」を11月発売(デジカメWatch) ― 2022年10月15日の作例参照。

EPSONの2024年3月31日にサポート期限が来る製品一覧2024年01月16日 12時00分00秒

横浜そごう地下2階入口(2023年12月末撮影):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 720)、AWB(4280K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

EPSONから”【エプソンからの重要なお知らせ】ご利用製品のサポート期限のご案内(2024年3月31日終了)”というメールが来たので、製品のサポート期限のご案内(2023年6月28日 エプソン販売株式会社)を見に行った。非常にたくさんの機種が2024年3月31日でサポート終了となるようだ。

フィルムスキャナのF-3200がサポート終了なのはもうそんな頃だろうなとは思った(F-3200は、発売日:2004年8月、修理対応期限:2012年4月30日だった)。
サポート&ダウンロード スキャナーF-3200

しかし、リストを見ると、FS-1200ART、FS-1200WINP、FS-1200WINS、FS-1300ART、FS-1300WINP、FS-1300WINSなどもサポート終了が2024年3月31日だ。FS-1200WINPなんか発売日が1996年6月だよ。いままでサポートしてたんかいっ。

今回のサポートの終了内容は、以下のようだ。

終了となるサポート
・お電話での問い合わせ
・メールでの問い合わせ
・Webチャットでの問い合わせ
・LINEでのお問い合わせ
・遠隔サポートサービス
・おうちプリント訪問サービス

サポート終了日時点でホームページに掲載されているソフトウェア、FAQ(よくあるご質問)などのサポート情報につきましては、サポート終了後もそのまま掲載させていただきます。
ただし、操作方法、不具合などに関してのお問い合わせ、新規のソフトウェア、情報の提供は行いませんので、ご了承願います。

エプソンのサポートはすごいなぁ。 うちにあるEPSON製品で古いものは、PX-G930が発売日:2006年2月、修理対応期限:2023年12月31日で、修理対応が終わったばかりだ。前記のサポートはまだ続くのだろう。すごいねぇ。うちにあるEPSON製品としては、ほかにGT-X770とPX-M730Fがある。末永く使っていきたい。【追記】そういえばFS-1200WINSを譲ってもらって持っていたんだった。SCSI環境がなくなって廃棄した。SCSIカードはまだ保存してある。【追記ここまで】


写真は記事とは関係ない。
横浜そごう地下2階入口(2023年12月末撮影):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/20秒、ISO-AUTO(ISO 720)、AWB(4280K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし

横浜DeNAベイスターズの主将が2024年からは佐野恵太選手(背番号7)から牧秀悟選手(背番号2)に代わるそうなので、この掲示も見納め。

Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8 + KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター作例その22024年01月16日 00時00分00秒

Piano Bar Lyon(ピアノバーリヨン)とRock Bar Lobby(ロックバー ロビー)(横浜市中区野毛町):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6 絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5230K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング) 、フードなし

KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター グリス交換 ― 2023年12月31日 の作例だ。KIPONのアダプターは指掛かりもよく、グリスもシリコングリスに交換したので快適だ。

Piano Bar Lyon(ピアノバーリヨン)とRock Bar Lobby(ロックバー ロビー)※(横浜市中区野毛町):Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F5.6 絞り優先AE、1/250秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5230K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)、フードなし
※Rock Bar LobbyはFacebookとInstagramしか見つからなかったのでリンクせず。Facebookとか最近のTwitter(X)とか、アカウント持っててログインしないと見られないものは告知機能ないのにね。知られたくないんだと判断した。

横浜の野毛にあるバー。「看板建築」で、裏側は普通に三角屋根の木造住宅のようだ。左隣は有名な「ジャズ喫茶ちぐさ」で現在新築工事中。ちぐさの現場にあった看板によると2024年3月完成予定だが、工事が遅れているとのことだ。

横浜・野毛は最近新しい店の参入も多く、若いカップルのお客さんが増えたようだ。かつて写真機家・サンダー平山氏が贔屓にしていた大貫カメラも近い。ちなみにこのBiogon T* 21mm F2.8は中野のフジヤカメラで買ったものだが、Biogon T* 28mm F2.8は大貫カメラで買ったものだ。21mmの方がよく使っているが、いつでもすぐにZ6で使えるように両方のレンズにそれぞれシグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PMを付けっぱなしにしてある。

F5.6で撮影しているのが多いのは、F8に絞って実絞りで撮るとピーキングがかなり怪しくなって速写性に劣るからだ。ピーキング表示で色が変わってそこにピントが合ってるはずと思って撮って後で見るとどこにもピントが合っていないことがある(泣)。絞り込んだら被写界深度が深くなってピント外し率が低くなるはずなのだが、Z6のピーキングでは合っていないのに合っていると判断される率が高まる。F5.6だとピーキングをある程度信用してよい。F5.6やもっと絞り開放側でピント合わせてF8に絞って撮ればよいだけの話なのだが、絞りリングがレンズ先端にあって、絞りの回転方向がニコンと逆なので咄嗟に絞りを変えられないので、F5.6で撮ることが多くなっている。修行が足りない。CONTAX G用Biogonは、絞りリングのクリックが1段ごとなので、一旦左に回して何段か絞っていけばいいだけのことなのだが。KIPONのアダプターにしてからピントリングは回しやすくなったので、絞り操作も慣れていきたい。

【関連】
KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター グリス交換 ― 2023年12月31日
皆様、よいお年を! ― 2023年12月31日
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日

ニコンテレコンバーターTC-16AS2024年01月15日 00時00分00秒

Nikon TC-16AS

もう半月も経ってしまった。ようやく更新だ。去年の11月に買ったニコンの1.6倍AFコンバーターTC-16ASだ。TC-16ASテレコンバーターは、ニコンAF(オートフォーカス)カメラでMF(マニュアルフォーカス)レンズをAFできるテレコンバーターなのだ。大阪の八百富写真機店のネットショップで見つけて即買いしてしまった。6.6kで送料は1.1kだった。シリアルナンバーは、297157だ。Nikon Lens Versions and Serial Nosによると、TC-16A(S)のシリアルナンバーは確認されているものが201357 - 298534なので、この個体はほとんど最終のものであることがわかる。

なお、箱には”TC-16A”とあるが、非SタイプのTC-16Aは存在しないのでTC-16ASとTC-16Aは同じものである。使用説明書の表紙にはTC-16Aとあるのに、使用説明書の中ではTC-16ASと書いてある。統一してくれ。F3AF用のTC-16とTC-16Sも同じものである。しかしTC-16A=TC-16AS(F-501AF用)とTC-16=TC-16S(F3AF用)とは異なるものだ。Aが付くものと付かないものの2種類があってAが付くのがF-501AF用で、Aが付かないのがF3AF用だ。光学系は両者同じらしい。

Nikon TC-16AS

それでネットショップの写真ではなんか箱が付いているなぁと思っていて届いたら、箱どころか展示用値札、説明書、保証書、緩衝材やビニル袋まで完全に揃っていた。ただし、箱は角っこの金箔風は剥がれたり、保証書は角が取れていたりする。保証書は販売店印はなかった。TC-16AS本体はミントレベル。これ、ほとんど未使用の売れ残りなんだろうか。

それで、TC-16ASを買ってしまってから気づいたのだが、TC-16ASはカメラ側のボディ内AFモーターの駆動軸でテレコンバーター内の光学系が前後する仕組みでピントを合わせるので、まずはボディ内AFモーターがあるカメラでないとAFできないし、さらにその後のニコンAFカメラと接点の配置が違うらしく、F-501やF4、F-801、F-801S、F90、F90X、F5、F6、Kodak DCS 200、Kodak DCS 460、D2X、D2Xs、D2H、D2Hs、D200あたりしかTC-16ASは作動しないらしい。【追記】F5とF6もTC-16ASが動作するようなので追記した。【追記ここまで】

ということは、D300やD300SではTC-16ASは動かないし、そもそもボディ内AFモーターなんてないニコンZシリーズなんてまったくTC-16ASは動かない。うーん、TC-16AS何のために買ったんだ。なんかTECHART TZM-02とかTECHART TZG-01みたいに、テレコン内に光学系が動くモーターがあるような気がしていた。よく考えたらF-501ってAF-SやAF-I NikkorレンズでAFできないんだった。F-501はレンズ内AFモーターはF3AF用レンズしかAFできないのだった。ニコンのAF方式多過ぎだろ。

Nikon TC-16AS

ところで、現行のニコンDSLRのボディ内AFモーターでTC-16ASがAFできるように改造するのが一時期流行っていたようだ。TC-16ASの接点配置を現行AFレンズと同じにすると、ボディ内AFモーターでTC-16ASが動くらしい。ただし、一旦改造すると元に戻すのは難しい。改造済みのTC-16ASも中古品で流通している。改造してみようかとも思ったが、届いたTC-16ASがほぼ未使用なのでなんか改造する気がしない。

それと、改造してもうちにあるデジタルカメラだとD300SでTC-16ASがAFできるようになるだけであまり使い道がない。F100でAFできてもあんまりF100使ってないからなぁ。

それでFTZマウントアダプター経由でTC-16AS付けたらAFにはならなくてもテレコンとしては使えるんじゃないかと思ったら、FTZの説明書には「使用できないレンズおよびアクセサリー」にAFテレコンバーターTC-16ASって書いてあるやん(泣)。
マウントアダプターFTZ使用説明書

しかし、FTZ使うとFTZのFマウント側接点とTC-16ASの接点が悪さしそうだけれども、接点のないマウントアダプターならいけるんじゃないかと、Z6とともに最初に買った焦点工房のSHOTEN NF-NZ(ニコンFマウントレンズ → ニコンZマウント変換)マウントアダプターを経由してZ6にTC-16ASを付けてみた。

電子接点のないマウントアダプターならTC-16ASをニコンZボディで普通に1.6倍コンバーターとして使えるのだが、問題はTC-16ASの内部の光学系がどの位置にあるのかで無限遠が出なかったりすることだ。

これはTC-16ASのAF駆動軸のカップリングを精密ドライバで回して無限遠側に光学系を持って行ってもいいのだが、せっかくF-501を持っているので、F-501にTC-16ASを装着して動作させて無限遠側で終了させて(通常動作ではレンズ装着無しでは一往復してピントが合わなければ無限遠側で止まる)、カメラからTC-16ASを取り外した。

それで、TC-16ASが使えるMFニッコールレンズ一覧からAi Nikkor ED 180mm F2.8SとTC-16ASとZ6での作例。2023年11月27日の満月。

ビーバームーン(2023年11月27日):Nikon Z6、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S、TC-16AS、マニュアル露出(F4×1.6=F6.4、1/640秒)、ISO-AUTO(ISO 400)、ピクチャーコントロール:晴天、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、ねじ込み式フードHN-13 for Polar Filter + Kenko 72mm→82mmステップアップリング、SHOTEN NF-NZ(ニコンFマウントレンズ → ニコンZマウント変換)マウントアダプター、トリミング
このレンズは読者からの戴き物。
Ai Nikkor ED 180mm F2.8Sを戴いた ― 2021年04月20日
このHN-13はアメリカのB&Hから逆輸入したもの。
Nikon HN-13フードを米B&Hで購入 ― 2021年07月30日

ビーバームーン(2023年11月27日):Nikon Z6、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S、TC-16AS、マニュアル露出(F4×1.6=F6.4、1/640秒)、ISO-AUTO(ISO 400)、ピクチャーコントロール:晴天、マルチパターン測光、 マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、ねじ込み式フードHN-13 for Polar Filter + Kenko 72mm→82mmステップアップリング、SHOTEN NF-NZ(ニコンFマウントレンズ → ニコンZマウント変換)マウントアダプター、トリミング

なお、TC-16AS取扱説明書から、使用可能レンズ(表1)を抜粋しておく。

使用可能レンズ(表1)
A F Ai AFニッコール24mm F2.8S
Ai AFニッコール28mmF2.8S
Ai AFニッコール50mmF1.4S
Ai AFニッコール50mmF1.8S
Ai AF マイクロニッコール 55mmF2.8S ( ∞~0.25mまで)
Ai AFニッコールED180mm F2.8S IF
Ai AFニッコールED300mm F2.8S IF
(F3AF用) Ai AFニッコール80mmF2.8S
魚眼 Ai ニッコール6mmF2.8S
Ai ニッコール6mmF2.8
Ai ニッコール8mmF2.8S
Ai ニッコール8mmF2.8
Ai ニッコール16mmF2.8S
Ai ニッコール16mmF2.8
広角 Ai ニッコール24mmF2S
Ai ニッコール24mmF2
Ai ニッコール24mmF2.8S
Ai ニッコール24mmF2.8
Ai ニッコール28mmF2S
Ai ニッコール28mmF2 (製品No.540021以降)
Ai ニッコール28mmF2.8S
Ai ニッコール28mmF2.8 (製品No.500001以降)
Ai ニッコール35mmF1.4S
Ai ニッコール35mmF2S
Ai ニッコール35mmF2 (製品No.931001以降)
Ai ニッコール35mmF2.8S
Ai ニッコール35mmF2.8 (製品 No.880001以降)
標準 Ai ニッコール50mmF1.2S ※2
Ai ニッコール50mmF1.2 ※2
Ai ニッコール50mmF1.4S
Ai ニッコール50mmF1.4 (製品No.3980001以降)
Ai ニッコール50mmF1.8S
Ai ニッコール50mmF1.8
Ai ニッコール50mmF2 (製品No.3640001以降)
Ai ニッコール55mmF1.2 ※2 ※3
望遠 Ai ニッコール85mmF1.4S ※3
Ai ニッコール85mmF2S
Ai ニッコール85mmF2
Ai ニッコール105mmF1.8S ※3
Ai ニッコール105mmF2.5S
Ai ニッコール105mmF2.5
Ai ニッコール135mmF2S
Ai ニッコール135mmF2
Ai ニッコール135mmF2.8S(∞~1.7mまで)
Ai ニッコール135mmF2.8(∞~ 1.7mまで)
Ai ニッコール ED 180mmF2.8S(∞~2.5mまで) ※2、※3
Ai ニッコール180mmF2.8(∞~2.5mまで) ※2、※3
Ai ニッコール ED 200mmF2S IF (New) ※2、※3
Ai ニッコール ED 200mmF2S IF ※2、※3
Ai ニッコール ED 200mmF2 IF※2、※3
Ai ニッコール ED 300mmF2S IF ※1
Ai ニッコール ED 300mm F2.8S IF (New) ※1
Ai ニッコール ED 300mmF2.8S IF ※1
Ai ニッコール ED 300mm F2.8 IF※1
ズーム Ai ズームニッコール ED 80~200mm F2.8S
特殊 Ai ノクトニッコール58mmF1.2S2、3
Ai ノクトニッコール 58mmF1.2 ※2、※3
Ai マイクロニッコール55mmF2.8S
Ai マイクロニッコール55mm F2.8
Ai マイクロニッコール 105mmF2.8S (∞~0.55mまで)
シリーズE 35mmF2.5 (New)
35mmF2.5
100mmF2.8 (New)
100mmF2.8

※1 TC-16ASを300mmのレンズに使用しますと、ケラレの発生など、性能が若干低下します。 絞りを絞ることによって改善されますので、絞りをできるだけ絞ってご使用ください。

※2 至近側で若干ケラレを生じることがあります。(ケラレはレンズを絞ることによりその影響を緩和できます。)

※3 高速シャッター使用時に f/11より小絞りで使用すると露出ムラを生じる場合もあります。

ご注意
Ai-SレンズとAiレンズとはファインダー内表示用絞り目盛の最小絞り値の色で区別することができます。 橙色がAi-Sレンズ、 白色がAiレンズです。
テレコンバーターを取り付けた主レンズをTC-16ASに装着して使用することはできません。
主レンズとして300mmF2Sを使用する場合、 300mmF2Sに付属しているテレコンバーター TC-14CS を使用することはできません。
改造AIレンズ、 従来レンズ (AI方式でないレンズ)は使用できません。
開放F値がF2.8より暗いレンズ、および F2.8以上の明るさを持つレンズでも表1以外のレンズ(特に改造AIレンズおよび他社製レンズ) を TC-16ASに取り付けるとTC-16ASを破損することがありますので、 表1以外のレンズはご使用にならないでください。(Ai400mmF2.8Sは装着可能ですが、性能上おすすめできません)。
表1中に撮影距離範囲の記してあるレンズは、 主レンズの距離目盛を指定した距離範囲より近距離側にすると、 被写体条件により測距精度が落ちる場合があります。

主レンズの取り付け――――――A1
主レンズの絞り指標をTC-16ASのレンズ着脱指標に合わせて差し込み、 主レンズを持って、反時計方向(正面から見て)へ止まるまで回します。 焦点距離 200mm 以上の比較的大きなレンズを取り付けるときは主レンズは動かさず、 TC-16ASの方を時計方向 (正面から見て)に回してください。

主レンズの取りはずし――――――A2
TC-16ASのレンズ着脱ボタンを押しながら主レンズをTC-16ASのレンズ着脱指標と主レンズの絞り指標とが合うまで時計方向(正面から見て) に回すとはずれます。焦点距離200mm以上の比較的大きなレンズを取りはずすときは主レンズを動かさずTC-16ASの方を反時計方向(正面から見て)に回してください。

ということで、TC-16AS、画質劣化も少ないよいテレコンバーターだ。改造してまでほかのデジタル一眼レフで使いたい人がいるのもわかる。時間があればフィルムとF-501とMFニッコールで作例を撮りたい。

【追記】
肝心なことを書くのを忘れていた。ニコンはZシリーズでボディ内AFモーター用レンズがAFできるマウントアダプターを発売すべきだ。こっそり TC-16ASやTC-16SでもAFできる仕様だとなおうれしい。

あけましておめでとうございます2024年01月01日 20時30分00秒

ソニーシティみなとみらい(左)と横浜シンフォステージ(右)(横浜市西区みなとみらい):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5410K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

元旦から能登地方を震源とする大きな地震が…。皆様のご無事を祈ります。


ソニーシティみなとみらい(左)と横浜シンフォステージ(右)(横浜市西区みなとみらい):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5410K)、マルチパターン測光、 ワイドエリアAF(S)、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター

SONYにYAMAHA、さらに左にはFUJIFILMがある。オフィスが集まってきている横浜のみなとみらい地区。今回はBiogonではなく、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED。

皆様、よいお年を!2023年12月31日 18時45分00秒

横浜西口:Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/25秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(8050K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング) 、フードなし、RAW(NEF)ファイルからNX Studioで現像(カスタムピクチャーコントロール:Fuji Velvia 100F、アクティブDライティングより強め2、露出補正-2.37)

今年は10月以降長期放置になり、申し訳ありませんでした。m(_ _)m
来年はもう少し頻繁に更新して行きたいと思います。
すべてインボイ酢やハマ酢やイ酢ラエルが悪い(違)。

今年は、ついに禁断のライカMマウント-ニコンZマウントアダプターも手に入れ、新たな沼が目の前に…。

皆様、よいお年をお迎えください。


横浜西口:Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、F8 絞り優先AE、1/25秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(8050K)、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング) 、フードなし、RAW(NEF)ファイルからNX Studioで現像(カスタムピクチャーコントロール:Fuji Velvia 100F、アクティブDライティングより強め2、露出補正-2.37)

【関連追記】KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター グリス交換 ― 2023年12月31日

KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター グリス交換2023年12月31日 00時00分00秒

Nikon Z6、Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター(コンタックスGマウントレンズ → ニコンZマウント変換)、シグマ光機球面平凸レンズ / SLB-50-1500PM(可視光域マルチコーティング)

K&F Concept KF-CGZマウントアダプターでCONTAX G用のBiogon 21mmと28mmを使っていたのだが、CONTAX G用レンズはHologon以外はピントリングがなく、ボディ側がAF連結用の軸でレンズの光学系を前後させる構造のため、マウントアダプターの根元にピントリングがあって使いにくいとずっと感じていた。それで最近はBiogonの出番が少なくなっていた。

ところが、前回記事のLomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター ― 2023年12月26日で紹介したロモグラフィーのLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターは根元にクローズアップ用のピントリングがあるのに使いやすい。なぜなんだ。

Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター

よくみると、ロモグラフィーのLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターは、単純だが指がかりのいいギザギザになっているし、マウントアダプターの外形よりもギザギザの方が径が大きい。ところが、K&F Concept KF-CGZマウントアダプターは、つるっとしたピントリングでしかもマウントアダプターよりもピントリングの方が径が小さい。これじゃピントリングが操作しにくいわけだよ。なんでこんなピントリングにするかなK&F。大菩薩峠に1ヶ月ほど合宿して(以下略…

Carl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8(CONTAX G用)、K&F Concept KF-CGZマウントアダプター

それで、Nikon Z6でCONTAX Gレンズを使うためには、K&F Concept KF-CGZマウントアダプター以外には、CONTAX GレンズがNikon ZボディでAF動作するTECHART TZG-01 ― 2021年12月24日KIPON キポン CONTAX G-NIK Z [マウントアダプター]が有名なところだ。

TECHART TZG-01はオートフォーカス(AF)が効くし、Exifに焦点距離が書き込まれるのでよいのだが、ヨドバシで4万4千円もする。それだけではなく、TECHART TZG-01で気になるのは、AFを使わないでマニュアルフォーカス(MF)するときに、小さなギザギザのダイヤルを回さないといけない点だ。これはMFは使いにくそう。

それで、K&F Concept KF-CGZマウントアダプターを買うときに比較検討したKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターが気になり出した。KIPONを買わずにK&Fを買ったのは、KIPONは希望小売価格23,980円、実売価格16,980円(税込)もするからだ。ほぼ同じ機能(だと思っていた)のK&Fの方は希望小売価格8,300円で実売価格7,500円(税込)だったのだ。

しかし、MFがしにくいレンズは使いにくいので、丁度ポイントも貯まっていたので、ヨドバシのポイントでKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターを買った。

届いたKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターは、ピントリングのギザギザが指によくかかり、ピントリング自体もマウントアダプターよりも出っ張っているのでMFしやすい。

だが、ピントリングはぬるっとした重たい感触で安っぽい感じはしないのだが、動きが重たいのだ。レンズを装着していない状態でもピントリングがかなり重い。うーん、失敗したか。

2,3日KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターをぐりぐりしていても一向に柔らかくなる気配がないので諦めていたら、そうだ、中のグリスとかどうなっているんだろう?と思ってしまった。

買ったばかりなのに、精密ドライバでマウント面のネジ4本を外してしまいました(笑)。ネジを外してもマウント面の板は外れないがそうっと剥がすと、AF用のギアと内側にギアが刻み込まれたピントリングと取り外しボタンとマウント用の板バネだけの構造だった。

KIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプター 分解したところ

そして、問題のグリスはねっとりを通り越してべたっとくっつくぐらいの固いグリスだった。乾かない接着剤かというぐらい。これがピントリングが重い原因だったんだ。

さっそく無水アルコールと綿棒でこのグリスを全部拭ってもう一回組み立てた。めちゃくちゃ軽い。スカスカ回る。私はスカスカ回るのでも気にならないが、ただ、金属同士がこすれて摩耗したり、摩耗で金属粉が撮像面に付いたりしないかが心配だ。しょうが無い、グリスを入れるか。

といってもヘリコイドグリスなんて持ってないし、バイク用のグリスがこういうところに適切かわからない。しかし、バイクのブレーキハンガーピンに指定の信越化学のシリコングリスG-40なら持っているので、これを塗ることにした。このG-40は高温潤滑用なので、夏でもグリスが溶け出すことはないだろう。

信越化学のシリコングリスG-40を綿棒でKIPON CONTAX G-NIK Z マウントアダプターの金属同士がこすれ合う部分に塗って再度組み立てた。

結果はすごくよい感じ。擦れた感じはないし、適度な重さでピントリングが回る。買った当初の左手が疲れるぐらい重いのとは大違いだ。やったこれでBiogonとニコンZ6で軽快に撮影できる。

よいこは自己責任でやってくださいまし。

【関連追記】皆様、よいお年を! ― 2023年12月31日

Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター2023年12月26日 00時00分00秒

【写真1】Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター + Nikon Z6

長期放置ですまんです。サタンのおぢさんが猫糞をクルシミマスプレゼントしてくれたようだが、それはロモのレンズだった(違)。Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターのセットが、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens単体の値段でロモグラフィー公式サイトで売っていたのでポチってしまったのだ(12月中旬)。

NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)の解像力がイマイチで納得できないとか書いてるのに、なんでLomo LC-Aのレンズなんだよっと総ツッコミを受けそうだが、要するにニコンZボディで使えるライカMマウントのコンパクトなレンズとマウントアダプターがほしかったのだ。ライカMマウントのレンズ買ってもマウントアダプターがないと使えないし、マウントアダプター買ってもレンズがないと寂しい。そこでレンズ単体の値段でいまならクローズアップ機能付きのマウントアダプターが1個付いてきますよ、奥さんっ、といわれたらポチッといくでしょ。いかないか。

最初は、Atoll Ultra-Wide 2.8/17 Mマウントとマウントアダプターのセットが気になったのだが、このセットのマウントアダプターがマウント面がめり込んだみたいな形で「Atoll Ultra-Wide 2.8/17専用アダプター」と書いてあったのでやめて、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens + Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターのセットの方にした。

ただ、Lomo LC-A Minitar-1 Art LensとセットのLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターの方も、マウント面が面一ではなく、周囲が盛り上がって若干すり鉢状になっている。Lomo LC-A Minitar-1 Art Lensを付ける分には全く問題は無いが、ほかのライカMマウントレンズが付くのかはわからない。ただ、ライカMマウントのレンズ取り外しボタンがレンズマウントすぐ横に出っ張って付いているようなので、ライカMマウントのレンズは根元の方はマウント座金よりも太いレンズはなさそうで、それならばこのロモグラフィー製Leica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプターに他のライカMマウントレンズも付きそうだ。

【写真2】https://photobase.ru/tehobzori/lomocameri/obzor-lomo-lc-a-svyatoj-graal-lomografov.htmlからMinitar-1のレンズ構成図

【写真2】https://photobase.ru/tehobzori/lomocameri/obzor-lomo-lc-a-svyatoj-graal-lomografov.htmlからMinitar-1のレンズ構成図
Minitar-1のレンズ構成図は公式サイトにもないので貴重。4群5枚で絞りはカメラに近い一番後ろにある。裏側から触れてしまう。

【写真3】新宿駅:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/400秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(6860K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真3】新宿駅:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/400秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(6860K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

なんかいかにもロモって感じ。色は赤がよく出てこってり。周辺光量はかなり落ちるし、絞らないと周辺は流れる。

【写真4】新宿:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7380K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真4】新宿:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/80秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(7380K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

歪曲収差は強い糸巻きなのだが、これぐらい離れるとあんまり気にならない。レンズ構成が対称型ではないので糸巻きの歪曲が強く出るのだろう。右側の赤い被りみたいなのはゴースト。これもフィルムの被りっぽくてゴーストもわざと赤くしているのかもしれない。そこまであんまり考えていないのかもしれない。テキトー。

【写真5】新宿:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/60秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(8100K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

【写真5】新宿:Nikon Z6、Lomo LC-A Minitar-1 Art Lens +、ロモグラフィーLeica M - Nikon Z クローズアップマウントアダプター、32mm、絞り優先AE(F8、1/60秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(8100K)、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON(35mm F2.8で設定)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影

ニコンプラザ東京(の入っている新宿エルタワー)の入口。まあF8まで絞れば普通っぽく撮れる。ピントノブは無限遠の隣に3mのクリックストップがあるが、3mでF8だと無限遠はボケるので注意。F8だともう少し無限遠寄りにピントノブを置く必要がある。

【追記】なお、ウクライナ侵略の絡みでロシア製レンズはちょっと…と言う方がおられるかもしれないが、このレンズは中国製だ(Minitar-1には"Handcrafted in Central China"、マウントアダプターには"HANDCRAFTED IN CENTRAL CHINA"と刻印が入っている)。2006年~2007年のあいだにLomo LC-AとMinitar-1の生産は中国に移転したようだ(LC-AはLC-A+にモデルチェンジ)。
LC-A+ ヒストリー(ロモグラフィー)参照

もう少しお待ちくださいm(_ _)m2023年10月22日 00時00分00秒

【写真】『山北のお峰入り』記念公演会(於:神奈川県山北町立川村小学校):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F5.6開放、1/300秒)、ISO-AUTO(ISO 360)、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB(5390K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36

せっかくたくさんのコメントを戴いているのに長期放置中ですみません。m(_ _)m
もう少しお待ちください。更新するネタはたくさんあるのですが、更新する時間があまりありません。

写真は、神奈川県山北町の『山北のお峰入り』だ。『山北のお峰入り』は、2022年11月にユネスコ無形文化遺産へ登録された。
【令和5年10月8日(日)】『山北のお峰入り』記念公演を行います【更新】(山北町)
『山北のお峰入り』を含む「風流踊」のユネスコ無形文化遺産登録(代表一覧表記載)について(山北町)

『山北のお峰入り』については別途記事にしたい。しばらくお待ちを。

【写真】『山北のお峰入り』記念公演会(於:神奈川県山北町立川村小学校):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F5.6開放、1/300秒)、ISO-AUTO(ISO 360)、ピクチャーコントロール:ポートレート、AWB(5390K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36

鼻の頭に白い線があるせいか、ニコンZ6の顔認識が働かなかった(泣)。

【追記】これが10月に入って初めての記事更新なのね。すまんかった。もう少し待ってく出され(泣)。

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