NIKKOR Z 35mm f/1.2 Sが2025年2月28日発売、40万円前後 ― 2025年02月06日 00時00分00秒
ニコンが、NIKKOR Z 35mm f/1.2 Sを2025年2月28日に発売するそうだ。想定価格は40万円前後らしい(泣)。
ニコン、S-Lineレンズに「35mm F1.2」を追加(デジカメWatch)
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S(ニコンイメージング)
ニコンの大艦巨砲主義は止みませんなぁ。40万円もする35mmレンズは買える当てがないので、以下に比較表を載せておく。個人的には、コンパクトでシャープな「NIKKOR Z 35mm f/2 S」とか「NIKKOR Z 35mm f/2.5 S」とか出してくれるとありがたいんだけどなぁ。だってフィルター径82mmで約90mm(最大径)×150mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)で、質量約1060gのレンズでスナップなんてできないじゃん。
レンズ名 | NIKKOR Z 35mm f/1.2 S | NIKKOR Z 35mm f/1.4 | NIKKOR Z 35mm f/1.8 S |
---|---|---|---|
型式 | ニコン Z マウント | ニコン Z マウント | ニコン Zマウント |
焦点距離 | 35mm | 35mm | 35mm |
最大口径比 | 1:1.2 | 1:1.4 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 15群17枚(EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚、メソアモルファスコートあり、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり) | 9群11枚(非球面レンズ2枚) | 9群11枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚、ナノクリスタルコートあり) |
画角 | 63°(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) | 63°(撮像範囲 フルサイズ/FXフォーマット) | 63°(撮像範囲FX) |
44°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) | 44°(撮像範囲 APS-Cサイズ/DXフォーマット) | 44°(撮像範囲DX) | |
ピント合わせ | マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 | マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 | マルチフォーカス方式、RF(リアフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 0.3m | 0.27m | 撮像面から0.25m |
最大撮影倍率 | 0.2倍 | 0.18倍 | 0.19倍 |
絞り羽根枚数 | 11枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り | 電磁絞りによる自動絞り | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/1.2 | f/1.4 | f/1.8 |
最小絞り | f/16 | f/16 | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 82mm(P=0.75mm) | 62mm(P=0.75mm) | 62mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約90mm(最大径)×150mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 約74.5mm(最大径)×86.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) | 約73.0mm(最大径)×86.0mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約1060g | 約415g | 約370g |
付属品 | • レンズキャップ LC-82B(フロントキャップ) | ・レンズキャップ62mm LC-62B(スプリング式) | • 62mmスプリング式レンズキャップLC-62B |
• 裏ぶた LF-N1 | ・裏ぶた LF-N1 | • 裏ぶたLF-N1 | |
• レンズフード HB-110 | ・レンズフード HB-115 | • バヨネットフードHB-89 | |
• レンズケース CL-C2 | • レンズケース CL-C1 | ||
発売日 | 2025年2月28日発売予定 | 2024年7月19日発売 | 2018年9月28日発売 |
税込市場価格 | 437,800円(デジカメWatchによる) | 104,500円(ヨドバシドットコム) | 125,400円(ヨドバシドットコム) |
MTF曲線も転載させていただく。
NIKKOR Z 35mm f/1.2 SのMTF性能曲線図
NIKKOR Z 35mm f/1.4のMTF性能曲線図
NIKKOR Z 35mm f/1.8 SのMTF性能曲線図
【出典】
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S(ニコンイメージング)
NIKKOR Z 35mm f/1.4(ニコンイメージング)
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S(ニコンイメージング)
MTFが全てではないが、大きさや重さや値段とMTFを総合的に見ると、NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sがいちばんバランスがよいよなぁ。お金持ちは、NIKKOR Z 35mm f/1.2 Sを買ってニコンを応援してください。
【関連】
ニコン、NIKKOR Z 35mm f/1.4を2024年7月19日に発売 ― 2024年06月29日
ニコン、コンパクトな大口径標準レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」を2024年9月27日に発売 ― 2024年09月10日
コメント
_ タロウカジャ ― 2025年02月06日 15時58分06秒
_ Haniwa ― 2025年02月07日 08時48分45秒
>どの様な被写体にどの様に撮影されるのか使用された方のコメントが欲しいですね。
>同じZ35mmf/1.8の開放とどれだけ描写に違いがあるのでしょうね。
>コレクションアイテムとしてお買い求めになる方お考えに異論はありません。
同じ絞りF1.8で35/1.8と35/1.4と35/1.2とで比べたりするとどうなのか気になりますよね。
F1.2は比較的近距離のポートレートとか夜間スナップとかそういう用途ですかねぇ。
フィルム時代なら少しでもシャッタースピード稼ぎたいということでこの辺の1/3段は大きかったですが、デジタルになると高感度はISO12800とかでも実用的ですから、ボケ方などが使い道なんですかねぇ。余裕があればお迎えしたいですがそんな余裕は…(泣)。
_ めがねのパイロット ― 2025年02月08日 21時20分38秒
うーん、ちょっと度が過ぎていて、買う気にすらなれないです(もらえるんならいくらでももらうけど)。
私としては35/1.8Sで十分なので。
F1.2じゃないとできないことって何だろう、ってこのシリーズ見ていて思いますね。
まぁ天体写真とかの用途では、理のあるスペックですが(周辺像が気になりますが、この価格ならそこも文句なしになっているはずなので)。
あ、同じし40万出すなら新型OM-3と小型単焦点2本くらいの方がいいかも(笑)
_ Haniwa ― 2025年02月09日 06時43分43秒
>うーん、ちょっと度が過ぎていて、買う気にすらなれないです(もらえるんならいくらでももらうけど)。
>私としては35/1.8Sで十分なので。
>F1.2じゃないとできないことって何だろう、ってこのシリーズ見ていて思いますね。
>まぁ天体写真とかの用途では、理のあるスペックですが(周辺像が気になりますが、この価格ならそこも文句なしになっているはずなので)。
ここまで大口径に拘るのって動画方面意識しているのでしょうかねぇ。
動画はフォーマットが小さいものが多かったので、パンフォーカスになっていました。
35mm版のセンサーでかつF1.2だとくっきりと浮かび上がる被写体…みたいな動画を狙っているのかもしれません。
スチル写真のスナッパーとかお呼びでないのかもしれませんね。
次は105mm F1.4とか出すのでしょうかねぇ。
>あ、同じし40万出すなら新型OM-3と小型単焦点2本くらいの方がいいかも(笑)
御意に。
_ めがねのパイロット ― 2025年02月11日 20時54分15秒
やはり、20~85mmまでのF1.8シリーズは、あの内容であの価格にまとめてきているのは、入門でありリーズナブルに高性能さを手に入れられる、理想的なレンズなのだと思います。
そこれを越えて、F1.2でさらなる「何か」を求めて買うのは、その人の自由なので、何も言いませんが、手軽さを捨てて得られるものは少ない気もしています。
あれが手軽である資金と体力のある方は純粋に羨ましいです・・・
>動画方面意識しているのでしょうか
それはあるかもですね。
昔からデジタル動画はスモールフォーマットでしたから、その反動というか。
ただ、動画にしろ静止画にしろ、ボカすは手法でありテーマではない、という点はどちらも同じなので、そこを見誤ると・・・ですかね(汗
_ Haniwa ― 2025年02月12日 08時41分30秒
>やはり、20~85mmまでのF1.8シリーズは、あの内容であの価格にまとめてきているのは、入門でありリーズナブルに高性能さを手に入れられる、理想的なレンズなのだと思います。
最初に出すレンズでしたから、性能はFマウントの同スペックのレンズよりも明らかに向上させて値段は頑張ってみたいなシリーズですね。面白みはないかもしれませんが、確実に写したい人は悩むならまずはF1.8を買えみたいな。
>そこれを越えて、F1.2でさらなる「何か」を求めて買うのは、その人の自由なので、何も言いませんが、手軽さを捨てて得られるものは少ない気もしています。
>あれが手軽である資金と体力のある方は純粋に羨ましいです・・・
他人と違う表現を得るためにはお金は惜しまないのであれば「買い」なのだと思います。
私はそこまで資金も体力もないので…(泣)。
>>動画方面意識しているのでしょうか
>
>それはあるかもですね。
>昔からデジタル動画はスモールフォーマットでしたから、その反動というか。
>ただ、動画にしろ静止画にしろ、ボカすは手法でありテーマではない、という点はどちらも同じなので、そこを見誤ると・・・ですかね(汗
最近はDSLRで撮ったものもテレビなどで放送されることがあり、明らかに被写界深度が浅くて映画っぽい感じに撮れていますね。表現の幅が広がってよいのではないでしょうか。
ただ、スチル写真のスナッパーが喜ぶコンパクトでカチッと写るそこそこの値段のレンズもよろしくお願いしたいところです(泣)。
NIKKOR Z 18mm f/4とかNIKKOR Z 20mm f/4とか(できればS-Lineで)あればうれしいんですが。
あとはSG-image 18mm F6.3に対抗して、おもしろレンズ工房Zマウント版があってもいいように思います。ニコンなら超廉価版で何を捨てて何を取るのかが見てみたい気もします。
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2025年02月17日 09時22分34秒
筋肉を鍛えるのに最適な重さです!、
太くなる筋肉やせ細る財布…
_ Haniwa ― 2025年02月17日 21時24分55秒
>>質量約1060gのレンズでスナップなんてできないじゃん。
>
>筋肉を鍛えるのに最適な重さです!、
>太くなる筋肉やせ細る財布…
一時的に筋肉は付いても痩せ細る財布のために結局栄養が足らずにぷるぷると震えるか弱い筋肉に(泣)。そこでボディ内手ぶれ補正が必要になってくるんですよね(泣)。レンズにVR付いてないですから。
最近ビオゴンで検索していましたら、、
ニコン開発者インタビュー
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
ttps://photo.yodobashi.com/live/interview_nikon2020/
に行き当たって、うーん、NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sほしいなと思ってしまいました。
買えませんが(泣)。
>PY:今回の「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」の販売価格は、ヨドバシカメラでは税込278,300円(発売時点)ですが、これはかなり頑張っていただいた結果ではないですか?
>
>陳:はい、頑張りました。それでも決して安いレンズではないのですが、少しでも手に届きやすい価格を実現するために精一杯、努力しました。
うーん(泣)。
ニコン、コンパクトな大口径標準レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」を2024年9月27日に発売 ― 2024年09月10日
ttps://haniwa.asablo.jp/blog/2024/09/10/9715814
に比較表載せましたが、NIKKOR Z 50mm f/1.2 Sも1090gもありますねぇ。
買えませんが(泣)。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。
同じZ35mmf/1.8の開放とどれだけ描写に違いがあるのでしょうね。
コレクションアイテムとしてお買い求めになる方お考えに異論はありません。