AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは遠景が弱い ― 2024年08月06日 00時00分00秒
なかなか更新できずすまんです(泣)。
今日は、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの話だ。そんな古いズームレンズの話を今頃されても…と思う方も多いと思う(泣)。まあ付き合ってくだされ。
AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは、横浜のカメラはスズキに寄ったときに12kぐらいだったので買ったものだ。
絞り環のないGタイプだし、いまとなってはAF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRの方が評判がいいし、であんまり興味が湧かなかったのだが、ニコンのFTZアダプターとZ6ボディだとAF-Sレンズでないとオートフォーカスが効かないので、AF-Sの望遠持っておいても損はないかなと買ったのだった(相場よりもかなり安かったし)。
70-300mmは、既にAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dを持っている。これは、AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>を修理に出したときに望遠ズームがないとスポーツが撮れなくて困るので7.5kで見つけて買ったものだ。
それで、もとのAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDの話題に戻るが、このレンズはJR久留里線の上総亀山駅で撮影すると、画像が油絵のようになるのでなんでだろうと思っていた。もう一度他のレンズも持って再撮影したいと思っているのだが、この猛暑で実現できていない(泣)。
そこで、コバルトブルーの灯台様のレンズの話題 128本目 【AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED】を拝見すると、以下のように書かれている。
▼選ばせる撮影距離
ハッキリ申し上げてストレス。手軽な望遠レンズであるが故に、もっと自由な発想で結果を出せるかと思えば、200mmオーバーでの遠景で得られるピント面は安いテレコンバーターを付けたような傾向が目立ちます。望遠レンズにおいては誤魔化されても困るので、気温の低い季節で今回はテストできてよかったとも思った次第です。
具体的には全レンジを使う場合、最短~25m程度が守備範囲という印象。また200mmから先はオマケ。使っていて大きく機嫌を損ねたので早々に掃きました。
まったくその通りだと思う。300mmまでの望遠ズームレンズで200mmを越えるとあまり描写がよくなくなるのはよくあることだが、このAF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDは焦点距離200mm以上でかつ遠景だと画質が極端に落ちるのだ。200mm以上の焦点距離でも近くを取るとそんなに悪くはない(【作例1】参照)。
【作例1】JR久留里線レール終端(上総亀山駅:千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 500)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4820K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、RAWファイルを-0.68EV補正したものをJPEGに書き出しリサイズ、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【作例1】は、またJR久留里線上総亀山駅に行ってきた ― 2024年06月21日と同じ場所から撮ったものだが、こんな場所(上記【作例4】参照または上総亀山駅終端部Googleストリートビュー参照)だ。ほんの1mぐらい先にあるものだと焦点距離300mmでもそんなに破綻していない。しかし、右手にある掲揚ポールのあたりにピントを合わせるともう画質は悪い。
【作例2】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
【作例3】【作例2のトリミング】久留里線933D列車上総亀山駅(千葉県君津市):Nikon Z6、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED、300mm、絞り優先AE(F8、1/320秒)、ISO-AUTO(ISO 220)、ピクチャーコントロール:オート、AWB(4950K)、マルチパターン測光、シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-36
ということで、望遠端で望遠だと画質がアレなレンズだと分かった。これだと遠距離というか25mよりも先を撮るなら、AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの方がいいかもしれない。AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dは軽くて小さいし。問題は、FTZ経由でZボディだとオートフォーカスにならない点だ。ただ、これはライカMマウントレンズをZボディでAF可能なサードパーティ製電子マウントアダプターにニコンFマウントレンズ→ライカMマウントボディのアダプター2段重ねでオートフォーカス可能だ。そのうちTECHART TZM-02買うかも。
涼しくなったら、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDとAI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6DとAI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とAI Nikkor ED 180mm F2.8S + TC-201などを比較してみたい。
AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRほしくなるよねぇ……。
【関連】
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【関連追記】
AI AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6Dの遠景作例を追加した。
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