ポッポの丘に行ってきた(その2) ― 2023年07月15日 00時00分00秒
ポッポの丘に行ってきた(その1) ― 2023年07月03日の続きを書いていなかった。
ヨ5000形緩急車が3両あって、これの車内に入れるのだが、これは十分すぎるほど広かった。貨物列車に車掌は1人乗務だと思うのだが、机は3人分ぐらいあるし、1人掛けの椅子は2つあって、さらに4人ぐらい座れそうな長椅子がある。冷房はなくてストーブと扇風機のみだが、屋根がしっかりしているのか、室内は温室のようにはなっていなかった。
これはいいよなぁ。1両手に入れてハニワニワのHaniwa部屋にしたくなる。
緩急車はほかに、ヨ8818形緩急車がある。こちらはもっと近代化された感じの車両だが、室内はそんなに広くない。というか1人乗務ならこれでも十分な広さだと思う。
当日は、24系寝台車のオロネ24 2やオハネフ24 2の中に入ってよいとの表示があったので、中に入ったのだが(【写真1】参照)、暑くて空気がよどんでいたので、中の通路を通ってオハネフ24 2の手前で引き返してきた。特急用の車両は一部の例外を除いて窓が固定で開かないので、こういう展示車両は換気が問題となる。オロネ24 2に入ったら、暑いし空気はよどんでいるし、N95マスクしているのになんかかび臭いしで、通路を走って戻ってきた。これはちょっと苦手。
24系などの特急寝台車を列車ホテルにしているところは、換気をどうしているのだろう。もともとの天井にあった空調は電源の関係などから使えないことが多いだろうし。ちなみに旧梅小路蒸気機関車館(現京都鉄道博物館)にあったオハフ50 68は、家庭用のエアコンが壁に付けてあったが、換気は窓を開けるしかなかった。普通に上下に開く窓だったから50系客車は問題ない。
列車ホテルには泊まったことがないが、どうするのだろう?と思ってしまった。
そんなこんなで帽子も被らずポッポの丘をうろうろしていたら、頭が痛くなってきたので、慌ててポカリスエットなどを飲んだのだが、ちょっと限界に近づき、そのままバイクに乗って直帰した。もう少し涼しい時期や時間帯にまた行きたい。
せっかく房総半島に来たのだからもう少し寄り道したかったのだが、電車と違って自分で運転して帰らないといけないので、諦めてまっすぐ自宅を目指した。帰りは少しくらい制限速度オーバーでもその車の後ろを付いて走ったのでストレスは溜りにくかった。でも、みんな少しスピード出しすぎだし、車間距離や車線変更も余裕ない感じだね。だからすぐに事故になって渋滞が発生するのだと思う。事故らず淡々と走るのが一番早く着くのに。行きは速い車に付いていくのが嫌で、対面通行区間で先頭走って、帰りは速い車に付いて行ったが、結局行きも帰りも時間はほとんど変わらなかった(渋滞ほとんどなし)。
今年はちょっと暑すぎるので、もう少し涼しくなったら泊まりでバイク乗りたいなぁ。
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【写真1】ポッポの丘オロネ24 2、オハネフ24 2:Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F7.1、1/200秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5090K)、マルチパターン測光、 シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター
【写真2】ポッポの丘ヨ5000形緩急車(ヨ13959):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F7.1、1/100秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4950K)、マルチパターン測光、 シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター
【写真3】ポッポの丘ヨ8000形緩急車(ヨ8818):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F7.1、1/100秒)、ISO-AUTO(ISO 100)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(5030K)、マルチパターン測光、 シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター
【写真4】ポッポの丘オロネ24 2車内:Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm判15mm相当)、絞り優先AE(F7.1、1/15秒)、ISO-AUTO(ISO 1400)、ピクチャーコントロール:AUTO、AWB(4570K)、マルチパターン測光、 シングルポイントAF、手ぶれ補正ON、自動ゆがみ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-23、FTZマウントアダプター
コメント
_ タロウカジャ ― 2023年07月19日 12時27分34秒
_ ノラ猫軍将軍山本ミケ六 ― 2023年07月19日 15時32分55秒
何か作業するとかイレギュラーな事になった時に広い方が…という事なんでしょうか?。
>1両手に入れてハニワニワのHaniwa部屋にしたくなる。
車に乗ってるならコレを車のタイヤに改造してトレーラーに…とか思いましたが、
けん引免許無は750㎏まででしたね、
いっそベニヤ板で緩急車に似たような感じの外装を…。
>換気をどうしているのだろう。もともとの天井にあった空調は電源の関係などから使えないことが多いだろうし。
AC-DCとか変換すればできるのでしょうけど、元の設備機器が故障したら修理は…、
まぁ市販のを目立たないように工作して何とかしてるのでは?。
_ Haniwa ― 2023年07月30日 21時57分51秒
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m
>保存車両の維持管理は財団でも設立してしっかりした財源を確保して行わないとしばらくすると廃棄物の塊となります。
ポッポの丘の場合は、複数の車両保存団体からの委託料収入があるそうです。
この駐車場料金だけではなかなか維持できないと思います。
>今、少子化とコロナ騒動そして災害などで全国の中小鉄道の存廃が問題となっております。
>JR只見線がやっと復旧再開しても使い勝手も悪いダイヤこれでは利用できないとJRに要望しても沿線人口の減少と乗車人員の少なさでどうにもできないとの回答。そして沿線住民もあまり困っていない。
>産業構造の変化についていけないシステムは淘汰される厳しい現実です。
鉄道はある程度の本数がないと使えないシステムになってしまいますよね。行きに使ったはいいが、帰りの便がないとなると、車を買ったりタクシー乗ったりするようになります。1時間に1本とか必要だと思います。バスも同様でしょうね。そういう意味では、小湊鐵道はなんとかなっていますが、いすみ鉄道やJR久留里線はかなりあぶないレベルですよね。
沿線住民も困っていないというのは、もう鉄道なんて当てにしなくなって、みんなが軽自動車を持っているということなんだと思います。利用者は車を運転できない高校生ぐらいですが、それも少子化で…。
営業路線も厳しい、車両保存も厳しい、なんだか夢のない社会になってきていますね(泣)。
_ Haniwa ― 2023年07月30日 22時09分50秒
お返事が遅れてすみません。m(_ _)m
>>これは十分すぎるほど広かった。
>
>何か作業するとかイレギュラーな事になった時に広い方が…という事なんでしょうか?。
これは添乗者がたくさんいるという前提の大きさなんでしょうかねぇ。なんか会議ができそうな感じですよね。そういえばエジソンが若い頃実験室車両をもっていたという伝記を思い出しました。火を出して追い出されたような記憶が…。
>>1両手に入れてハニワニワのHaniwa部屋にしたくなる。
>
>車に乗ってるならコレを車のタイヤに改造してトレーラーに…とか思いましたが、
>けん引免許無は750㎏まででしたね、
>いっそベニヤ板で緩急車に似たような感じの外装を…。
車で牽引なら、最初からキャンピングカーなどの方がいいですね。これは本物の鉄道車両だということに意味があるのであって、そこをHaniwaの汚部屋にできるというのがなんだかロマンなんですよ。しかし、今年のように暑い夏だとちょっとこのままでは居られないような気が(泣)。
>>換気をどうしているのだろう。もともとの天井にあった空調は電源の関係などから使えないことが多いだろうし。
>
>AC-DCとか変換すればできるのでしょうけど、元の設備機器が故障したら修理は…、
>まぁ市販のを目立たないように工作して何とかしてるのでは?。
保存鉄道車両で、元の空調を使っているのを見たことがないので、おそらく家庭用の空調を付けた方が簡単なんでしょうね。たしか大阪弁天町にあった交通科学博物館の食堂車ナシ20をレストランとして営業していたものも業務用のエアコンが壁際に立っていた記憶があります。
ttp://railway.blog49.fc2.com/blog-entry-416.html
ttps://blog-imgs-42-origin.fc2.com/r/a/i/railway/IMG_8954.jpg
↑を見ますと、大きな空調機が壁際に立っていますね。
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今、少子化とコロナ騒動そして災害などで全国の中小鉄道の存廃が問題となっております。
JR只見線がやっと復旧再開しても使い勝手も悪いダイヤこれでは利用できないとJRに要望しても沿線人口の減少と乗車人員の少なさでどうにもできないとの回答。そして沿線住民もあまり困っていない。
産業構造の変化についていけないシステムは淘汰される厳しい現実です。