ニコンZ専用設計の「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical」2月発売(デジカメWatch) ― 2023年01月19日 00時00分00秒
ニコンZ専用設計の「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical」が2月に発売されるそうだ。
ニコンZ専用設計の「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical」2月発売 35mmフルサイズ対応 フードが脱着可能に(デジカメWatch)
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical(コシナ)
株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical」ニコンZマウント用を2月に発売する。希望小売価格は税込12万9,800円。
35mmフルサイズをカバーする超広角MFレンズ。ニコンとのライセンス契約の下、ニコンZシステムカメラのイメージセンサーに最適化したという光学設計を採用している。電子接点を通じてカメラ内機能との連携(MF補助、Exif情報、ボディ内手ブレ補正)にも対応する。
いいですなぁ。このコンパクトなSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalは記事中にも書かれているようにBESSA-Lの頃からあり、広角好きとしては気になっていた。ただ、ミラーレスでは、色被りなどがあるようだった。それで SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical IIや SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical IIIに少しずつマイナーチェンジしていったようだ。Eマウント用のIII型は「画角は110°の超広角ながら極めて歪曲が少なく、周辺までシャープな画像が得られるレンズ。デジタルカメラでの画像周辺部の色被りの発生を防ぐべく、ソニー Eマウントセンサーへの入射光線角度を最適化した光学設計を採用しています。 」とある。
今回は、ニコンZ用に最適化したらしい。
同レンズは、1999年にフィルムカメラ「BESSA-L」と同時発売された、レンジファインダーカメラ用のスクリューマウント版が起源。超広角ながら歪曲収差が少ないことや、周辺までシャープな描写で好評を得たという。ニコンZ用の本製品は、デジタルカメラ用に入射光線の角度を最適化した光学設計をベースにしている。
また、角型フィルターを使用したい場合に向け、これまで固定式だったレンズフードを脱着可能としたのが新たなポイント。鏡筒のコンパクトさを維持するため、バヨネット式ではなくマイナスネジで固定する方式を採用したという。
希望小売価格は税込12万9,800円なので、NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(ヨドバシだと¥172,700(税込))とちょっと迷うところだ。SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalは、290gでコンパクトだが、NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sもこのズーム域で485gなので頑張っている。
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalの作例とかもう少し見たいぞ。あと、ネジ回しを使わないとフードを外せないのはなんとかならなかったのかなぁ。
コシナは、Biogon T* 21mm F2.8のデッドコピーでニコンZマウント用に調整したものも出して欲しいなぁ。名前はBiogonでなくてもいいので。
超広角と言えば、D300用に買ったAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDをFTZ経由でZ6で試してなかったなぁ、と持ち出してみた。
【写真】秋葉原・神田川(和泉橋から神田ふれあい橋方向を望む):Nikon Z6、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED、10mm(35mm版15mm相当)絞り優先AE(F5.6)、1/200秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB(5510K)、マルチパターン測光、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、HB-23フード、FTZマウントアダプター、Nikon NCフィルター、NX Stuidio Ver.1.2.0でRAW(NEF)ファイルから傾き補正のみしたものをリサイズ
APS-CサイズのDXレンズを装着すると自動的にトリミングされるので、6048×4024ピクセルが3936×2624ピクセルになる。これは傾き補正したので3895×2597ピクセルになったものをリサイズしている。
冬の乾燥した快晴の日に作例を撮りたかったのだが、この日は雨が上がったあとの薄曇りだった。また別の日にパリッとした作例を撮りたい。
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDだが、D300やD300Sで使っていたときはボディのピント合わせがもう一息で、レンズ自体もシャープな感じはしなかった。しかし、ミラーレスのZ6だとボディのピントの方はピシッと来ているようで、レンズ本来の実力がよく分かる。
AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDをZ6で使うと、自動的にゆがみ補正も入るし(このレンズはゆがみ補正をオフにもできる)、まあまあいける感じ。VRが内蔵されていないレンズだが、Z6のボディ側の手ぶれ補正が効くし、Z6の高感度に強いセンサーで暗いところも絞って撮れていいかもしれない。ものすごく細かい所まで解像している感じはないのだが、等倍にしてがっかりというほどでもない。DXのDSLR特にゆがみ補正のないDXボディで使うよりは、Z6で使った方がこのレンズのよさが引き出せるかもしれない。
難点は、Z6で使うとFTZアダプターの分だけ長くなってしまうので、比較的コンパクトなレンズが長くなってしまうことか。あとはトリミングされてしまうので、Z6のように2450万画素の機種に付けると、1032万画素になってしまうことか。D300やD300Sは1230万画素だったし、D70は610万画素だったので、まあよしとするしかない。Z7に付けるとDXレンズは1950万画素になる(FXだと4540万画素)。Z7が欲しくなってきてしまう。
Z6とAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDで満足してしまうと、SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 AsphericalやNIKKOR Z 14-30mm f/4 Sへの物欲が減衰してしまうので、各メディアはSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalを買わねばなるまいと思えるような作例をお願いしたい(笑)。
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