富士フイルム、写真フィルムを20〜60%値上げ。4月1日から(デジカメWatch) ― 2022年04月03日 00時00分00秒
少し遅れてしまったが、富士フイルム、写真フィルムを20〜60%値上げ。4月1日から(デジカメWatch)とのことだ。めがねのパイロット様情報ありがとうございます。
富士フイルム写真関連製品 一部価格改定のお知らせ(富士フイルム イメージングシステムズ)
2022年3月25日
富士フイルム写真関連製品 一部価格改定のお知らせ
日ごろより富士フイルム製品をご愛用賜り、誠にありがとうございます。
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:松本 考司)は、写真関連製品につきまして、昨今の原材料の高騰、輸送コストなどが上昇していることに加え、需要の減少に対する生産効率の向上や経費節減などで、懸命なコスト吸収に努めて参りましたが、企業努力のみで吸収することが困難なため、下記内容で価格改定を実施いたします。
誠に勝手ではございますが、事情をご賢察の上、何卒ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
今後とも、富士フイルム製品に変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いし申し上げます。
価格改定日と改定内容(値上げ率)
・2022年4月1日:写真フィルム……20~60%
・2022年5月1日:カラー写真印画紙……10~20%
・2022年5月1日:カラー写真用処理薬品……約10%
・2022年6月1日:プロラボ製品、プリント製品・サービス……8~94%
*1 弊社出荷価格に対する改定率(値上げ率)です。
ここまでフィルムが高くなるともう言うことはないなぁ。ただ、節目節目には少しでもフィルムでも記録していきたいとは思う。昔の使い方みたいに正月からクリスマスまで1本のフィルムに記録することになるかもしれないが。
写真は記事とは関係ない。桜(神奈川県足柄上合同庁舎:神奈川県足柄上郡開成町):Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、70mm、プログラムAE(F6.3、1/640秒電子シャッター)、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、ワイドアエリアAF、AF-S、手ぶれ補正ON(ノーマル)、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、バヨネットフード HB-85
富士フイルムの南足柄の工場などから近い場所の桜。
ニコン Z 7IIやNIKKOR Zレンズ購入で最大2万円キャッシュバック ― 2022年04月10日 00時00分00秒
なかなか更新できずすまんです。バタバタしております(泣)。
タロウカジャ様から戴いた情報で、ニコンがZ 7IIやNIKKOR Zレンズ購入で最大2万円キャッシュバックを6月19日までするそうだ。タロウカジャ様、情報ありがとうございます。
ニコン、Z 7IIやNIKKOR Zレンズ購入で最大2万円キャッシュバック。6月19日まで(デジカメWatch)
Z 7II & NIKKOR Z キャッシュバックキャンペーン(ニコンイメージング)
キャンペーン名:Z 7II & NIKKOR Zキャッシュバックキャンペーン
実施期間:2022年4月8日(金)~6月19日(日)
応募締切:6月30日(木)当日消印有効
対象製品とキャッシュバック額
2万円
Z 7II(ボディ)
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S1万円
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S7,000円
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8(以下略)
個人的には、NIKKOR Z 14-30mm f/4 S、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR、NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sあたりがそそりますなぁ。
CONTAX G用のCarl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8がNikon Z6では球面凸レンズで補正しても周辺部のブルーグレーの色被りは残ってしまうのでなんかすっきりしない。それで、NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sがそそりますなぁ。いかん、いかん。
CONTAX G用のCarl Zeiss Biogon T* 21mm F2.8はフィルムでは非常に優秀なレンズで、歪曲収差もほとんどないし、解像力も高い。これが使いたくてニコンZ6を買ったようなものだ。しかし、こうしたフィルム時代の対称型広角・超広角レンズは、撮像素子前のカバーガラスの存在とその厚みによって像面湾曲を引き起こしたり、周辺部の色づきが出てしまう。球面凸レンズで逆向きに像面湾曲を引き起こして周辺の流れはかなり改善するのだが、周辺の色づきは射出瞳の位置が撮像素子に非常に近いので周辺の光線がかなり斜めに撮像素子に入ってしまうことから起こっているようで、これは改善の方法が簡単には見つからない。こういうBiogonタイプのレンズはミラーレスデジタルカメラではやはり無理があるのだろう。ただ、CONTAX G1で使っていたときは、 Biogon T* 21mm F2.8がここまで解像力の高いレンズだとは思わなかった。Z6で使って初めて解像力の高さに驚いた。
Nikon Z6作例1(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月13日
Nikon Z6作例4(CONTAX G Biogon T* 21mm F2.8) ― 2021年11月24日
Nikon Z6作例7(AI Nikkor 20mm f/2.8S) ― 2022年01月19日
というわけでマニュアルフォーカスでいいから、ニコンZ6でBiogonのような歪曲収差がなくてコンパクトなレンズないかなぁ。NIKKOR Z 20mm f/1.8 Sは大きいよね。あれぐらい長いレンズにしないとミラーレスデジタルカメラでは超広角レンズはうまく写らないのかなぁ。
めがねのパイロット様から戴いた情報によると C Biogon T* 4.5/21 ZMも、Z6で使っても四隅は流れがちで色づきも少しあるとのこと。うーん、うまくいかないなぁ。めがねのパイロット様、情報ありがとうございます。
【追記】Carl Zeiss C Biogon T* 4.5/21 ZMは、フォトヨドバシの作例([PY] フォトヨドバシ "RANGEFINDER" | Carl Zeiss C Biogon T* 4.5/21 ZM)を見ると、ライカM8だとそうでもないが、ライカM9とEPSON R-D1との相性は良くなく、周辺の色づきや翳りが顕著だ。名玉なのにデジタルカメラとの相性は難しいなぁ。
【追記ここまで】
写真は記事とは関係ない。ハニワニワのノゲシ:Nikon Z6、MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL、125mm、絞り優先AE(F5.6、1/160秒オート)、ISO-AUTO(ISO 360)、AWB、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Kenko L37 SuperPROフィルター、専用角形バヨネットフード、Nikon FTZマウントアダプター
ハニワニワも春になって草ボウボウなので草抜きをしないといけない。そのまえにマクロ撮影で作例を。
これはほぼ等倍に近い倍率だが、手持ち撮影でもニコンZ6は手ぶれ補正が効くので安心だ。ただ、春は風も強いので被写体ブレも起こす。何枚か撮ったうちで被写体ブレのないものを選んだ。
ロモグラフィー「DigitaLIZA+」がそそる ― 2022年04月12日 00時00分00秒
デジカメWatchにミニレポート ロモグラフィー「DigitaLIZA+」(2022年4月12日)という記事が挙がっている。
このたび発売となったロモグラフィーの「DigitaLIZA+」は、機能はシンプル、カメラバッグの隅に入れても持ち運べるくらい、コンパクトなフィルムスキャナーです。スキャン自体にはスマートフォンのカメラ、もしくはデジタルカメラを使用します。
パッケージングには「DigitaLIZA MAX」と「DigitaLIZA+」の2種類があり、「DigitaLIZA MAX」の方にはスマートフォンスタンドが付属し、三脚なしでも、フィルム面と水平にスマートフォンのカメラを固定できます。スマートフォンのカメラでスキャンを考えている人には「DigitaLIZA MAX」がおすすめです。
「DigitaLIZA+」は大きく分けて、バックライト部分と、水準器付きのフィルムホルダーの、2つの部品から構成されています。あと、135フィルムの24×36mmエリアのみをスキャンするための標準フィルムマスクと、127フィルムマスクも同梱されています。
バックライトも付いているのがよいですな。フィルム写真愛好家ならライトボックスぐらい持ってそうなものだが、ライトボックス出してきてこのDigitaLIZA+置いて、スマホやカメラをセットして…と結構面倒くさい。光源の色温度とか演色性能とか気になるが、まあそんな細かいことは…という場合にバックライト付きのこの製品は最適だと思う。
この手のフィルムを何かしらのデジタル撮影機器でデジタルデータ化するときに問題になるのは、ネガカラーフィルムの反転である。ソフトウェアでやることになるのだが、この手のデュープ機材にはソフトウェアは付属していないことがほとんどだ。
記事では、
DigitaLIZA+はあくまで簡易スキャナーのため、ネガのスキャン後には、自分で色を反転しなければなりません。本格的にやろうとすれば画像編集ソフトを扱う必要がありますが、お手軽な方法としては、iOS/Android用の「NEGAVIEW PRO」アプリで好みの色調に反転し、カメラロールに保存してから、iOSであれば「写真」アプリで台形補正やトリミングを行うのが簡単そうです。
とあって、スマホだと「NEGAVIEW PRO」アプリを勧めている。自分の使っているHUAWEI P20 liteはカメラの性能が気に入っているものの、SIMフリー版はROMが32GBしかないので、もうあんまりアプリケーションをインストールできないのだ。次に買い換えるときは128GBぐらいのにはしたい。
話をネガカラーフィルムの反転に戻すと、SilkypixがSILKYPIX Developer Studio Pro10やSILKYPIX Developer Studio 11(プロ・スタンダード版ともに)が「ネガカラー反転ツール」機能を持っているようだ。
https://silkypix.isl.co.jp/product/dsp11/
SILKYPIX Developer Studio Pro11は定価22,000円(税込)、SILKYPIX Developer Studio 11が定価13,200円(税込)(いずれもダウンロード版)なので、買ってもいいかなとも思う。
フリーのGIMPにも反転機能はあるのだが、フィルムベースを読み込んでそれを加味して反転する機能まではない。同じくフリーだとRawTherapeeがネガベース読み取り機能があるようなので、RawTherapeeは試しに使ってみたい。
ほかにはスキャナドライバのVuescanのお蔭でWindows10でNikon Super COOLSCAN 5000EDが動いているので、Vuescanにお布施して、VuescanをRAW現像ソフトとして使ってネガカラー反転をするのもよさそうだ。
こういうときに、Kadokとかニコンは、フィルムスキャンのソフトウェア技術の蓄積があったのだから、ネガカラー反転ソフトウェアの決定版みたいなのを出してもいいと思うんだよね。Kodakは企業相手で消費者向けにそういうのは扱ってなかったかもしれないし、ニコンはソフトウェアがあまり得意な感じはしないので、ちょっと期待薄かもしれないが、あえてこの2企業がやらなくてどうするといいたい。COOLSCAN用に大量のネガフィルムをスキャンして試したという記事が以前ニコンのサイトに載っていたので、いまこそその遺産を再び活かすときではないか。
ということで、「DigitaLIZA+」が価格も7,980円、「DigitaLIZA MAX」が9,980円で、構造からするとちょっと値段が高い気もするがそこはいつものロモグラフィーなので…。発想とそれを実現するところにお金を出すということで応援したい。
【関連追記】ロモグラフィー、35mm/120フィルム対応のスマホ用スキャンツール「DigitaLIZA Max」。9,980円(デジカメWatch 2022年3月10日)
写真は記事とは関係ない。ハニワニワのカラスノエンドウ:Nikon Z6、Ai Nikkor ED 180mm F2.8S、180mm、絞り優先AE(F2.8開放、1/200秒オート)、ISO-AUTO(ISO 320)、AWB、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、組み込み式フード、Nikon FTZマウントアダプター、PK-13リング
PK-13リングを使うとAi Nikkor ED 180mm F2.8Sでも30cmぐらいまで寄れるが、ピントリングでピント合わせは難しいので、最大に繰り出して身体を前後させてピントが合ったと思ったときにシャッターを切る感じ。
5群5枚のレンズ構成でヌケがよく、非常にすっきりとした写りが魅力のAi Nikkor ED 180mm F2.8Sだ。
ニッコール千夜一夜物語 第十夜 AI Nikkor ED 180mm F2.8S
ああはやくハニワニワの草抜きをしなければ(泣)。
ピンクムーン(おもしろレンズ工房どどっと400 + ニコンZ6) ― 2022年04月17日 00時00分00秒
昨晩のお月さんがきれいだったので、ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)とニコンZ6で撮ってみた。
最初はどどっと400で手持ち撮影していたのだが、400mmだとまだ月が小さいので、TC-201Sを付けて800mm F16相当にしてみた。さすがに800mm F16だと手ぶれしやすいので三脚を出してきた。
ピンクムーン:Nikon Z6、ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)、テレコンバーターTC-201S、FTZマウントアダプター、800mm F16相当、マニュアル露出(F16開放、1/1000秒)、ISO 800、WB:晴天、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、マニュアルフォーカス、手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、三脚撮影、Nikon L37Cフィルター、どどっと400専用フードTI.HN-1、トリミング
どどっと400専用フードTI.HN-1は、52mm径用のねじ込み式円筒型フード。ぎょぎょっと20用の花型かぶせ式フードTI.HK-1とセットで一時期だけ売られていた。持っている人は少ないと思う。なお、おもしろレンズ工房は2000年の再発売バージョンなので、どどっと400は初期型の2本をつなぎ合わせるタイプではなく、改良型の内筒を伸ばしきって回すと内部のねじが噛み合って伸ばした状態で固定されるタイプ(2本に別れないタイプ)。
【関連追記】
ニッコール千夜一夜物語第五十四夜 ニコンおもしろレンズ工房 Part2(ぎょぎょっと20/どどっと400)
ニコンおもしろレンズ工房どどっと400(400mm F8)(追記あり) ― 2010年05月17日
↑Nikon F100、フィルムのDNP Centuria 400の作例
【関連追記:2022年11月10日】
おもしろレンズ工房どどっと400とTC-201Sの組み合わせに満足できなくてTC-301Sを導入してしまった。結果はGood!
Nikon テレコンバーターTC-301S + おもしろレンズ工房どどっと400 ― 2022年11月09日
【追記:2022年11月27日】
おもしろレンズ工房用フード TI.HK-1 for 20mm/F8とTI.HN-1 for 400mm/F8 ― 2022年11月27日
最近のコメント