CMR採用8TB HDD「WD Blue WD80EAZZ」と玄人指向GW3.5AM-SU3P ― 2022年02月20日 00時00分00秒
うちのデスクトップPCは何度も書いているが老骨のDELL Vostro 430で、Cドライブに450GBのSSD(SANDISK ULTRA 3D SSD SDSSDH3-500G-J25)で、Dドライブに8TBのHDD(SEAGATE ST8000DM004)を積んでいる。
8TBのHDD(SEAGATE ST8000DM004)購入 ― 2019年08月20日参照
SANDISK ULTRA 3D SSD SDSSDH3-500G-J25を2個購入 ― 2019年11月11日参照
この8TBのHDDのバックアップは、もう1個8TBを買うのが高かったので、余ったもっと容量の小さいHDDに分割してコピーなどして凌いでいた。
ところが、昨年末ぐらいからCMR採用8TB HDDの新モデル「WD Blue WD80EAZZ」を買ってみた、コスパは最強?( AKIBA PC Hotline!)の記事などで、安価な8TBのHDDが売れていると知って、気になっていた。この8TBのHDDは安価なだけでなく、CMR方式という従来からある方式のものなのだ。
いまDドライブに入っているSEAGATE ST8000DM004はSMR方式という書き込み方式で、自分はSMRは好きになれないので避けたかったのだが、当時比較対象のCMR方式の8TBのHDD TOSHIBA MD05ACA800の取り付け穴が基盤面にないためにVostro 430には搭載できず見送った経緯がある。
今回発売となったWD Blue WD80EAZZは、CMRの8TBで格安となると、これはバックアップ用に買ってみるか、となった。
そして、新しい8TBのHDDをどのように接続するかちょっと悩んだ。
1.家庭内LANにつないでNASとする
2.Vostro 430内にSATAでつないで内蔵HDDとする
3.USB3でつないで外付けHDDにする
の、3通りが考えられる。
NASも内蔵HDDも、常時繋げていて即時に同期ができるが、そんなに即時のバックアップが必要なものではない。あと、常時つなげておくと、ランサムウェアとかウィルスにやられたときに、バックアップファイルも同時にやられる可能性がある。
ということで、3.のUSB3接続でかつバックアップするときだけつなぐという運用にすることにした。
あとは、WD Blue WD80EAZZを入れる外付けHDDケースだが、これは安い玄人指向GW3.5AM-SU3Pにした。ドスパラの通販でWD Blue WD80EAZZ (8TB)が13,800円(税込)、玄人志向 GW3.5AM-SU3Pが1,980円(税込)だった。合計15,780円(税込)だ。安い。
【追記】2019年に買ったSEAGATE ST8000DM004の値段を調べると、ヨドバシドットコムで20,160円(税込)だった。いまヨドバシドットコムでST8000DM004は、15,320円(税込)だ。【追記ここまで】
届いた玄人指向GW3.5AM-SU3Pに、WD Blue WD80EAZZを入れて、電源をつなぎ、USBケーブルでVostro 430につないだ。フォーマットをした。
Dドライブには6TBぐらいのデータが入っているので、これをコピーした。最初はWestern DigitalやSanDiskに附属しているAcronis True Image for Western Digitalを使ってコピーしたら3日ぐらい掛かった。これはいいのだが、Acronis True Image for Western Digitalはイメージで保存するので、差分コピーができない(※)。またバックアップを取るのに3日ぐらい掛かる。Acronis True Image for Western Digitalはやめにして、普通にファイルをコピーし直した。コピーにさらに3日ぐらい掛かった。
【追記】※調べるとAcronis True Image for Western Digitalは差分コピーや増分コピーもできるようだ。しかし、元の完全コピーのイメージを戻した後に、差分や増分を付け加えるもののようで、結局Acronis True Image for Western Digitalアプリがないと、その「イメージ」は使えない巨大ファイルになってしまうし、また完全コピーをするのに3日掛かる。Acronis True Image for Western Digitalはこのような巨大な倉庫をバックアップするというよりは、OSの入ったドライブをサクッとコピーするような使い方に向いているのだと思う。そういう意味ではうちのデスクトップPCの場合は、450GB(実際には200GBぐらいしか使っていない)のCドライブをバックアップするのに向いているのだと思う。【追記ここまで】
これであとは差分ファイルだけコピーする運用にすれば、そんなに書き換えていないはずだから、バックアップは毎回数分で済むはず。
差分を検出してコピーするには、フリーのFreeFileSyncを使った。以前から使っているフリーソフトで、信頼性も高い。
これで、夜寝る前に新しい方のHDD(WD Blue WD80EAZZ)をつないで、FreeFileSyncで差分ファイルを差し替える形で数分でバックアップが済んでいる。毎回一番ファイルが大きいのはThunderbirdのメールバックアップだ。ほかには撮影した静止画や動画もちょっと大きい。ほとんどのファイルは以前のままなので、コピーはし直さずに、FreeFileSyncは差分だけを差し替える。
CMRの8TB HDDが安くなってありがたい。
なお、WD Blue WD80EAZZの作動音がうるさいというネット情報も見るが、玄人指向GW3.5AM-SU3Pに入れて縦置きにしているが、全く気にならない。むかし使っていたSeagateのHDDはゴリゴリゴリとか中で石臼でもひいているのかという音がしていたが、WD Blue WD80EAZZは気にならない。WD Blue WD80EAZZのデータアクセスは、回転数は5,640rpmでキャッシュが128 MBなので、速くもなく遅くもないという感じ。バックアップ用なのでまあこれでいいのかな。
【追記:2023年5月11日】
SEAGATE ST8000DM004は、24000時間超えで、代替処理保留中のセクタ数や回復不可能セクタ数が20になったので、CMR採用8TB HDD「WD Blue WD80EAZZ」に交換した。
SEAGATE ST8000DM004がCrystalDiskInfoで「注意」に ― 2023年05月11日
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