GIVI B47取り付けベースのZ126A ラバーストッパー交換 ― 2022年02月01日 00時00分00秒
もう2月になってしまった。皆様、お元気にお過ごしでしょうか。周囲の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性者の話がだんだんと近いところまで来ていてちょっと安心できない。
そんなこんなで最近全然バイクCRF250Lに乗れていない。2021年は500kmぐらいしか乗っていない。2回ほど少し遠くまで仕事で乗っていったのと、あとは散髪屋さんへの往復(とそのあと近所をぐるっと走る)ぐらいだ。一昨年にタイヤとか交換したのに乗らないうちに劣化しそうだ。
それで、先月その散髪屋さんに乗って行った際に、後ろのキャリアに付けているGIVI B47トップケースががたついているのに気づいた。きちんとロックしてあってもなんかがたつきがある。
これは、取り付けベースのラバーストッパーが減ったに違いないと、交換用のラバーストッパーを探したら、ヨドバシドットコムで扱っていた。こういう安価な交換部品は送料が高く付くので、ヨドバシドットコムの送料無料はありがたい。
DAYTONA デイトナ
90606 [GIVI Z126A ラバーストッパー 4個セット](ヨドバシドットコム)
それで、GIVI B47の交換用ラバーストッパーの型番はZ126なのだが、買ったのはZ126Aだ。Z126AはZ126よりも山が何mmか高くなっていて、遊びが多い場合用のオプションとなっている。私は、新品時に付いていたZ126をなくした際にZ126Aの方を買って、4個ともZ126Aに交換していた。Z126はボックスの底に密着してボックスを外した際にくっついて外れて無くしやすいのだ。Z126Aの方が若干返しの部分がきつめなので、なくしにくいが、私はZ126AにボンドG17を付けて装着するようにしている。これでなくしたことはない。
それで、到着したZ126Aとすり減ったZ126Aとを並べてみた。あきらかに減っている。こんなに減るものなんだ。
ということで、GIVI B47トップケースはがたつくことがなくなった。ただ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のオミクロン株の猛威が続いているので、しばらくバイクに乗る機会はなさそう。まあ仕事で都内をうろうろするよりはバイクに乗っている方がよっぽど感染リスクは低いのだが。
写真はすべてHUAWEI P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm、F2.2で撮影。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sゲット! ― 2022年02月04日 00時00分00秒
またレンズが増殖している(泣)。NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sだ。
Nikon Z 6を買って、最初はサードパーティ製のニコンFレンズ→ニコンZボディのアダプターを買ったのだが、三脚座がほしくて純正のFTZを買った。
そうしたら、FTZとNikon Z 6でオートフォーカスができるレンズが3本しか持ってなくてそのうち2本がDXレンズという使いにくい状況だった。AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDと、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRと、AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-EDだ。
APS-Cサイズ用のDXレンズでもNikon Z 6では自動でクロップされて普通に撮れるので問題ないのだが、Nikon Z 6は35mmフルサイズ(FX)では2400万画素だが、クロップしてAPS-Cサイズ(DX)だと1000万画素になってしまう。なんかちょっと物足りない感じ。DXレンズをクロップして使う目的ならばNikon Z 7の4575万画素(FX)ならDXクロップでも1950万画素の方が向いていることになる。
とはいえ、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G EDやAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、このレンズを使いたくて買ったというよりは、DXのD300やD300Sで広角側が辛くて仕方なく買ったレンズなので、これをZシリーズで使うためにNikon Z 7とかNikon Z 9を買うということは考えられない。
Nikon Z 6でなにか標準ズームがあった方がという物欲は、Z6購入時からあった。持っている標準ズームはAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF)しかなく、やはりNikon Z 6ではオートフォーカスが効かないからだ。
それで、NIKKOR Zの標準ズームを検討していたら、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sが発表されて選択肢に入った。NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは高倍率ながら開放F値がF4固定でかつ描写もNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sに劣らないという。そそるなぁ。
しかし、NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sは、予約開始日に予約した人以外にはなかなか届かないらしいし、いまから予約したらいつ届くか分からない状況だ。それに、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの中古は新品価格との差が大きく、中古ならNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sの新品の半額以下で買えてしまう。ということでポチりましたNIKKOR Z 24-70mm f/4 S。
今週はなんか天気も悪いようなのでNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの作例はお待ちください。
ほかに、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRも検討対象だった。高倍率ズームなのに描写がいいらしい。ただ、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは新品と中古との価格差が非常に小さいので買うのだったら新品でとなり、その価格ならNIKKOR Z 24-120mm f/4 S買うでしょうとなり、でもNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sはすぐには手に入らないとなって、結局お得なNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの中古となる。ただ、以前Nikon 1 V1で1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6を使っていてこの手の高倍率ズームの便利さは知っているので(※)、いずれ手に入れるかもしれない。バイクでZ6とNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRだけを持っていくとか便利そうなので。※1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6は、1 NIKKORの持病とも言われる絞りが開かなくなる故障で引退させた(泣)。
さて、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、素の状態では歪曲収差が大きいらしいのだが、Z6に装着するとメニューのゆがみ補正の欄がONのままグレーアウトして強制ゆがみ補正状態のようだ。だから室内でテスト撮影しても歪曲収差は画像補正されてピシッとしている。ただ、Biogonのような光学的に歪曲収差が小さい対称型広角レンズとはなんか写りの感じは違う。一眼レフのレンズ的な感じはする。画質低下などは等倍で見ても分からず、むしろFマウントレンズをZ6で使ったときよりも解像度は高い感じ。
歪曲収差が大きいが解像度は高いというと、自分の持っているレンズではAi AF Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sがそんな感じだった。Ai AF Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sの広角側は、樽型の歪曲収差が非常に大きいのだが、集合写真を撮っても耐えられるぐらいの解像度があった。Z6にAi AF Nikkor 35-70mm F3.3-4.5Sを付けて試し撮りしてみたが、広角側は等倍でも細部までピシッと解像していた。このように歪曲収差に目をつぶると解像度の高いレンズの設計は可能なんだろうなとは思っていた。このNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、その系譜に属するのかもしれない。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、後ろ玉が大きくてそそる。自分の持っているFマウントのAi Nikkor 50mm F1.2(※)と同じぐらい大きいのではないか。※私が持っているのは非Sタイプだが、リンク先はSタイプのAI Nikkor 50mm f/1.2Sのメーカーサイト。
【追記:2022年2月6日】NIKKOR Z 24-70mm f/4 SよりもAi Nikkor 50mm F1.2の方が後ろ玉が大きかった ― 2022年02月06日【追記ここまで】
【写真1】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、画像設定:スタンダード、マクロモード
【写真2】NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの後ろ玉:Ricoh GR、18.3mm(35mm版28mm相当)、F2.8開放、1/50秒、プログラムAE、ISO-AUTO(ISO 160)、AWB、画像設定:スタンダード、マクロモード
NIKKOR Z 24-70mm f/4 SよりもAi Nikkor 50mm F1.2の方が後ろ玉が大きかった ― 2022年02月06日 00時00分00秒
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sゲット! ― 2022年02月04日で、「NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは、後ろ玉が大きくてそそる。自分の持っているFマウントのAi Nikkor 50mm F1.2と同じぐらい大きいのではないか」と書いた。
記憶に頼っていたので実際に比べてみたら、Ai Nikkor 50mm F1.2の方があきらかに後ろ玉が大きかった。すまん。
現場からは以上です。
【写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの後ろ玉(左)とAi Nikkor 50mm F1.2の後ろ玉(右):Nikon Z6、AI Micro-Nikkor 55mm f/2.8S、F5.6、1/60秒、ISO-AUTO(ISO 1100)、AWB、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、NikonマウントアダプターFTZ、フィルターなし
Ricoh GRがマクロモードで光学群がガガガとなる(泣) ― 2022年02月14日 00時00分00秒
荒野の故障ブログへようこそ(泣)。絞り環のないレンズを買うと何かしらカメラが故障するHaniwaです(泣)。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを買って喜んでいたら、なんとRicoh GRがマクロモード時にレンズの光学群が前後する際にガガガというようになってしまった。マクロモード時には、光学群がより前にせり出してかつコントラストAFになるために前後に動いてピント合わせをするのだが、その前後に動くときに何か滑って動かない感じだ。ガガガといってしばらく前か後ろの可動域端っこで動かなくなる。
祟りじゃ、落ち武者様の祟りじゃー(違)。
マクロモードでない通常のAF時にはガガガは起こらない。また、マクロモード時でも一旦シャッターボタン半押しをやめて押し直したり、しばらくガガガといった後に通常に動き出す。だましだましは使える感じだが、再現率は高い(泣)。しかもリコーGRはもう修理可能機種一覧からは外れている。
はぁ…。完全に壊れたらGR IIの中古を買うことにするか(泣)。現行のGR IIIは内蔵フラッシュが廃止されてしまったので、内蔵フラッシュのあるGRかGR IIがいいんだよねぇ。はぁ…。やはり絞り環のないレンズを買うとなにかが起こる(泣)。
NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sゲット! ― 2022年02月04日の記事でGRでNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを撮ったときはなんともなかったんだけどなぁ。
マクロモードでガガガとなるリコーGR:Nikon Z6、NIKKOR Z 24-70mm f/4 S、F4開放、1/50秒、ISO-AUTO(ISO 100)、AWB、ピクチャーコントロール:AUTO、マルチパターン測光、 手ぶれ補正ON、高感度ノイズ低減:標準、手持ち撮影、Nikon NCフィルター、トリミング
“ニコンとのライセンス契約で開発・製造” のコシナNOKTON D35mm F1.2が発売 ― 2022年02月16日 00時00分00秒
コシナ、オールドニッコール風のZマウントAPS-Cレンズ「NOKTON D35mm F1.2」(デジカメWatch)を発売するのだそうだ。コシナがニコンのマウントのレンズを発売するのはそう珍しいことではないが、今回は初めて「マウント形状およびカメラとの通信について、ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造している」ことを明らかにしている点が今までと違う。
しかも、ニコン公式のニコンちゃん(@nikon_chan)がこのコシナNOKTON D35mm F1.2についてツイートしている。これは異例のことだ。
https://twitter.com/nikon_chan/status/1493469408769232899参照。
このライセンス契約をもっともっと色んな会社としてもらって、楽しいニコンZマウントにしてほしい。個人的には、ニコンFマウントのニコンFマウントのボディ内モーター用AFレンズ(Ai AFレンズなど)でAF(オートフォーカス)の効くアダプター(Ai AFレンズなど)でAF(オートフォーカス)の効くアダプターをどこかの会社が作って欲しい。あれだけたくさんあるニコンFマウントのボディ内モーター用AFレンズがニコンZマウントでAFできないのは大きな損失だと思う。ニコンの柔軟な決断をお願いしたい。
【追記】
製品名の“D”は、APS-Cフォーマット用であることを示す。APS-Cフォーマットは面積比で35mmフルサイズの約半分であることから、Demi(半分の意味)のDを取ったという。
とあるのだが、DemiはこじつけでDXフォーマット用のDの意味があるのだろうと邪推しておく。マクロアポランター125mm F2.5 SLのように末尾に付かず焦点距離の数値の前に付いている点でも”DX”と似た役割だと思う。
【追記ここまで】
Nikon D300SにもCHAエラーが… ― 2022年02月17日 00時00分00秒
荒野の故障ブログへようこそ(泣)。絞り環のないNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを買って喜んでいたら、Ricoh GRが故障したのに引き続き(Ricoh GRがマクロモードで光学群がガガガとなる(泣) ― 2022年02月14日参照)、こんどはニコンD300SにCHAエラーが出て、シャッターボタン押してもシャッターが切れず写せない状態に(泣)。
祟りじゃ、八つ墓村の祟りじゃー(違)。
前回のGRの故障記事で書いた「祟りじゃ、落ち武者様の祟りじゃ」というのは、2002年放送のTRICK2(第2シリーズ)episode 1 六つ墓村の中で、1977年の松竹映画「八つ墓村」(野村芳太郎監督、原作横溝正史)のオマージュないしパロディで、今回の「祟りじゃ、八つ墓村の祟りじゃ」の方はもとになった1977年の松竹映画「八つ墓村」の予告編で有名になったフレーズだ。
いや、そんなことを書いて気を逸らしても目の前のD300Sはシャッターが切れないわけで…。
それで、D300SはCFカードとSDカードのダブルスロットなので、CFカードスロットにはSanDisk Extreme CF 32GBを入れて、SDカードスロットにはToshiba(現キオクシア)FlashAir W-04 32GBを入れて、「順次記録」で主をCF、副をSDにしている。これは、FlashAirはWi-Fiでスマホなどに転送する目的で入れているだけで、撮影はCFカードのみで済ませている。スポーツ撮影などで速報的に仲間に数枚の写真を送るときにSDカードにその画像だけを送ってそこからスマホなどで仲間に送るというような使い方をしていた。
CFカードはD300Sの前にD300を買ったときにはお金がなくて、同じSanDisk Extreme CF 8GBの方をとりあえず買って使っていた。あとで余裕ができたときにSanDisk Extreme CF 32GBを買って、それからはずっとSanDisk Extreme CF 32GBを使っていて、D300がシャッターユニット交換後にも数十万回撮ってAFがずれるようになって、D300Sを買ってからもこのCF 32GBを使っていた。きっとこのCFカードが寿命なんだな、と、CFカードを抜いて、パソコンで画像を見てみた。特に問題なくCHAエラーが出る前の画像が入っている。復元ソフトでちょっと見てみたが、壊れている画像はなく、見つかったのは自分で削除した古い画像だけだった。
SDカードスロットにFlashAir W-04 32GBだけが入ったD300Sのシャッターボタンを押してみたが、やはりCHAエラーのままでシャッターが切れない。えーもしかしてカメラが壊れてるのか(泣)。
そこで、FlashAir W-04 32GBを抜き差ししてみたら、なんとシャッターが切れるようになった。CHAエラーも消えた。CFカードスロットにSanDisk Extreme CF 32GBを装着してもCHAエラーは再現しなかった。その後はCHAエラーは出ていない。
CHAエラーが何を表わしているのかよく分からないが、とりあえずSDカードの抜き差しでなおったのでよかった。
ちなみに、CHAエラーの対処方法としてSanDiskのサポートページに書かれていることを転載させていただく。
CFカードをNikonデジタルカメラにて容量一杯まで使用時「CHA」、「このカードは使えません」とエラーメッセージが出る(SanDisk)参照。
CFカードをNikonデジタルカメラにて容量一杯まで使用時「CHA」、「このカードは使えません」とエラーメッセージが出る
Nikon DSLRの液晶画面に「CHA」または「このカードは使用できません」というエラーメッセージが出るのはなぜですか?
コンパクトフラッシュカード をNikon DSLRにて容量一杯まで使用したとき、エラーメッセージ「CHA」と表示される事があります。
「CHA」エラーメッセージ表示中、再生ボタンを押すと「このカードは使用できません」というエラーメッセージが表示されます。
改善方法として以下の3つの方法があります。
解決方法1 - まず カメラの電源を切り、カードを装着しなおしてください。
注意: BUSYランプ点灯中はカメラの電源を切らないでください。解決方法2 - 「CHA」メッセージ点滅が止まるのを待ち(約30秒)再生ボタンを押します。
解決方法3 - データをバックアップ後パソコンにてフォーマットします。
自分は、解決方法1をやったことになるんだね。ちょっと細かいことをいうと、この文章は「Nikon DSLRの液晶画面に『CHA』または『このカードは使用できません』というエラーメッセージが出るのはなぜですか?」と書いているのに、なぜCHAエラーが出るのかには答えずに、CHAエラーが出なくなる方法だけを書いている。なぜCHAエラーが出るのかには答えず仕舞いだ。うう、気になって気になって眠気に襲われるじゃないか(違)。【追記】一応「コンパクトフラッシュカード をNikon DSLRにて容量一杯まで使用したとき、エラーメッセージ「CHA」と表示される事があります。 」とは書いてあるのだが、CFカードもSDカードも空きまくりで容量は一杯ではない。【追記ここまで】
まあ、ともかく以上のような解決方法があるらしいので、現場でCHAエラーが出てもびっくりせずに冷静に解決方法を試してほしい。
落ち武者様でも八つ墓村の祟りでもなかった。GRの故障はなおらないけどね(泣)。
CHAエラーを表示したNikon D300S:Huawei P20 lite(ANE-LX2J)、3.81mm(35mm版26mm相当)、F2.2開放、1/33.3秒、ISO250、プログラムAE、AWB
CMR採用8TB HDD「WD Blue WD80EAZZ」と玄人指向GW3.5AM-SU3P ― 2022年02月20日 00時00分00秒
うちのデスクトップPCは何度も書いているが老骨のDELL Vostro 430で、Cドライブに450GBのSSD(SANDISK ULTRA 3D SSD SDSSDH3-500G-J25)で、Dドライブに8TBのHDD(SEAGATE ST8000DM004)を積んでいる。
8TBのHDD(SEAGATE ST8000DM004)購入 ― 2019年08月20日参照
SANDISK ULTRA 3D SSD SDSSDH3-500G-J25を2個購入 ― 2019年11月11日参照
この8TBのHDDのバックアップは、もう1個8TBを買うのが高かったので、余ったもっと容量の小さいHDDに分割してコピーなどして凌いでいた。
ところが、昨年末ぐらいからCMR採用8TB HDDの新モデル「WD Blue WD80EAZZ」を買ってみた、コスパは最強?( AKIBA PC Hotline!)の記事などで、安価な8TBのHDDが売れていると知って、気になっていた。この8TBのHDDは安価なだけでなく、CMR方式という従来からある方式のものなのだ。
いまDドライブに入っているSEAGATE ST8000DM004はSMR方式という書き込み方式で、自分はSMRは好きになれないので避けたかったのだが、当時比較対象のCMR方式の8TBのHDD TOSHIBA MD05ACA800の取り付け穴が基盤面にないためにVostro 430には搭載できず見送った経緯がある。
今回発売となったWD Blue WD80EAZZは、CMRの8TBで格安となると、これはバックアップ用に買ってみるか、となった。
そして、新しい8TBのHDDをどのように接続するかちょっと悩んだ。
1.家庭内LANにつないでNASとする
2.Vostro 430内にSATAでつないで内蔵HDDとする
3.USB3でつないで外付けHDDにする
の、3通りが考えられる。
NASも内蔵HDDも、常時繋げていて即時に同期ができるが、そんなに即時のバックアップが必要なものではない。あと、常時つなげておくと、ランサムウェアとかウィルスにやられたときに、バックアップファイルも同時にやられる可能性がある。
ということで、3.のUSB3接続でかつバックアップするときだけつなぐという運用にすることにした。
あとは、WD Blue WD80EAZZを入れる外付けHDDケースだが、これは安い玄人指向GW3.5AM-SU3Pにした。ドスパラの通販でWD Blue WD80EAZZ (8TB)が13,800円(税込)、玄人志向 GW3.5AM-SU3Pが1,980円(税込)だった。合計15,780円(税込)だ。安い。
【追記】2019年に買ったSEAGATE ST8000DM004の値段を調べると、ヨドバシドットコムで20,160円(税込)だった。いまヨドバシドットコムでST8000DM004は、15,320円(税込)だ。【追記ここまで】
届いた玄人指向GW3.5AM-SU3Pに、WD Blue WD80EAZZを入れて、電源をつなぎ、USBケーブルでVostro 430につないだ。フォーマットをした。
Dドライブには6TBぐらいのデータが入っているので、これをコピーした。最初はWestern DigitalやSanDiskに附属しているAcronis True Image for Western Digitalを使ってコピーしたら3日ぐらい掛かった。これはいいのだが、Acronis True Image for Western Digitalはイメージで保存するので、差分コピーができない(※)。またバックアップを取るのに3日ぐらい掛かる。Acronis True Image for Western Digitalはやめにして、普通にファイルをコピーし直した。コピーにさらに3日ぐらい掛かった。
【追記】※調べるとAcronis True Image for Western Digitalは差分コピーや増分コピーもできるようだ。しかし、元の完全コピーのイメージを戻した後に、差分や増分を付け加えるもののようで、結局Acronis True Image for Western Digitalアプリがないと、その「イメージ」は使えない巨大ファイルになってしまうし、また完全コピーをするのに3日掛かる。Acronis True Image for Western Digitalはこのような巨大な倉庫をバックアップするというよりは、OSの入ったドライブをサクッとコピーするような使い方に向いているのだと思う。そういう意味ではうちのデスクトップPCの場合は、450GB(実際には200GBぐらいしか使っていない)のCドライブをバックアップするのに向いているのだと思う。【追記ここまで】
これであとは差分ファイルだけコピーする運用にすれば、そんなに書き換えていないはずだから、バックアップは毎回数分で済むはず。
差分を検出してコピーするには、フリーのFreeFileSyncを使った。以前から使っているフリーソフトで、信頼性も高い。
これで、夜寝る前に新しい方のHDD(WD Blue WD80EAZZ)をつないで、FreeFileSyncで差分ファイルを差し替える形で数分でバックアップが済んでいる。毎回一番ファイルが大きいのはThunderbirdのメールバックアップだ。ほかには撮影した静止画や動画もちょっと大きい。ほとんどのファイルは以前のままなので、コピーはし直さずに、FreeFileSyncは差分だけを差し替える。
CMRの8TB HDDが安くなってありがたい。
なお、WD Blue WD80EAZZの作動音がうるさいというネット情報も見るが、玄人指向GW3.5AM-SU3Pに入れて縦置きにしているが、全く気にならない。むかし使っていたSeagateのHDDはゴリゴリゴリとか中で石臼でもひいているのかという音がしていたが、WD Blue WD80EAZZは気にならない。WD Blue WD80EAZZのデータアクセスは、回転数は5,640rpmでキャッシュが128 MBなので、速くもなく遅くもないという感じ。バックアップ用なのでまあこれでいいのかな。
【追記:2023年5月11日】
SEAGATE ST8000DM004は、24000時間超えで、代替処理保留中のセクタ数や回復不可能セクタ数が20になったので、CMR採用8TB HDD「WD Blue WD80EAZZ」に交換した。
SEAGATE ST8000DM004がCrystalDiskInfoで「注意」に ― 2023年05月11日
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